マスターシーン:敗北の宿命


GM:漆黒の夜闇に包まれた荒野に、無数の獣が蠢く。
GM:そこは初めから荒野であった訳ではない。
GM:建物の残骸が、人々の亡骸が散らばる荒野。ここは、人が営む一つの街だった。X町と呼ばれた街であった。
GM:かつて街だった荒野に蔓延るは、白骨が如き白面の獣の群れ。数えきれぬ程の――輪廻の獣。
GM:闇の中で不気味に浮かび上がる無数の白き仮面に取り囲まれた中心に、人影が二つ。
ラルーデファタル:「――お前達の負けだ。いや、初めから、お前達は負けていた」
GM:白髪に、異様なまでに白い肌。コントラストを成す漆黒の装束。ギラギラと見開かれた四白眼が特徴的な少年だった。
天喰大輝:「……」
GM:対するは、最低限セットした黒髪や、無難にまとめられた服装など、これといった特徴のない……あえて突出した部分を均したような「普通」の風貌の青年。
ラルーデファタル:「この街に、僕達に反抗するオーヴァードは、“異端審問(スーサイド)”。天喰大輝。――もう、お前しかいない」
ラルーデファタル:「UGNは最初に潰した」
ラルーデファタル:「生き残りの“パイロープ”。澄川新」
GM:白髪に、薄赤の目の少年の亡骸があった。
ラルーデファタル:「闖入者、“蓮の台”。野津敬一」
GM:無数の負傷を手当した形跡のある少年の亡骸があった。
ラルーデファタル:「紛れ込んでいた“不平等な切り札(シルバーバレット)”。金雀枝尊」
GM:長髪と、鋭い眼差しをキャスケット帽で隠した少女の亡骸があった。
ラルーデファタル:「――全員、殺した」
天喰大輝:「……ああ、初めから、既に」
ラルーデファタル:「そうだ。既にお前達は敗北していた。残されたお前にも、戦う力は残っていない」
GM:青年は、膝から崩れ落ちる。
GM:それを、四白眼の少年が見下ろす。
ラルーデファタル:「僕達の、勝ちだ」
GM:――あなた達は既に敗北している。


※『ダブルクロス The 3rd Edition』は有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です



メイン(今ここ)|雑談

PC1:田中(たなか)誠二郎(せいじろう)(リンク)/御影
PC2:"パイロープ"澄川(すみかわ)(あらた(リンク)/月見鳥
PC3:"(はす)(うてな)"野津(のづ)敬一(けいいち)(リンク)/中村
PC4:"不平等な切り札(シルバーバレット)"金雀枝(えにしだ)(みこと)(リンク)/赤いポスト

INDEX

マスターシーン:敗北の宿命
プリプレイ

オープニングフェイズ

オープニング:野津敬一/+03:12:48
オープニング:澄川新/-00:07:35
オープニング:金雀枝尊/-13:24:09
オープニング:田中誠二郎/-29:51:13

ミドルフェイズ

ミドル1:±00:00:00
ミドル2:"オーヴァード"
ミドル3:第二理論の魔
ミドル4:コーヒー
ミドル5:覚悟
澄川新RHO:遺志
野津敬一RHO:最後の手段
ミドル6:銀の弾丸
金雀枝尊RHO:強奪者
マスターシーン:そして勝者は逃げ帰る
ミドル7:普通を

クライマックスフェイズ

クライマックス1:打ち砕け輪廻
クライマックス2:輪廻する■■■■■

エンディングフェイズ

エンディング1:切り札は石棺の中に
エンディング2:蓮の台に座る者
エンディング3:紅く燃ゆる遺志
エンディング4:普通を歩む人


プリプレイ

GM:では、DX3rd『輪廻するファタリズム』始めて行きたいと思います。
GM:では、自己紹介から始めて行きたいと思います。
GM:まずはPC1、今回の覚醒枠、田中さんから!
田中誠二郎:はーい!
コードネーム名前シンドロームDロイス
無し田中(たなか)誠二郎(せいじろう)キュマイラ/ハヌマーン無し

(illustration:桐嶋式男子メーカー)
主要エフェクト
蹂躙する蹄
フルパワーアタック
一閃
竜麟
主要アイテム
コネ:噂好きの友人
HP/46
行動値/3
初期侵蝕/24(覚醒未定)

田中誠二郎:田中誠二郎/タナカセイジロウ/25歳/男性/フリーター(コンビニバイト)
田中誠二郎:コードネームは────無し
田中誠二郎:ごく一般的な家庭で生まれ育ちごく一般的な大学を出て普通に就職活動をし
田中誠二郎:失敗して25歳にもなるのにフリーターをしているフワフワした男です。
GM:ふわふわ……
田中誠二郎:真面目だよ。不良じゃないよ、まあ面白味がないってことで元カノにも捨てられましたが……
GM:悲しい
田中誠二郎:一方で兄は凄い人で、憧れる一方で劣等感を覚えていたりします
田中誠二郎:こいつ自身は普通としか言いようがない
GM:普通が一番
田中誠二郎:ただ、今回はどうも……新たなる力を手に入れるようですね
田中誠二郎:性能としてはキュマイラ/ハヌマーン、低行動値ボスアタッカー
田中誠二郎:完全獣化で変身して、一角鬼で武装したりガードしたりします。
GM:王道キュマイラ! 覚醒枠らしい
田中誠二郎:必殺技は腰を下ろして通り抜けざまに敵を蹴りぬく”SLASHER XX”!これが勝利の鍵だ!
GM:こいつで決まりだ!
田中誠二郎:エフェクト的にはフルパワー蹂躙する蹄マシラ一閃
田中誠二郎:そんな感じです!普通の男なのでDロイスもなし!よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします!
GM:では、そんな普通の覚醒枠な田中さんのハンドアウトはこちら!
シナリオロイス:天喰大輝 推奨感情:好意/不安
あなたはX町で暮らすごく普通の人間だ。
このX町では最近連続殺人事件が起きている。それに対して不安に思っているかもしれないし、特に気にしていないかもしれない。
そんなX町で、あなたは天喰大輝という旅行中の大学生と出会い、親交を深める。
だが、あなたはまだ知らない。彼との出会いが、どうしようもない運命の輪廻に抗うきっかけになるということを。

GM:「普通」の大学生に会ってもらいます。
田中誠二郎:ボーイミーツボーイ!普通同士が出会ったってなんにもならないぜ~
田中誠二郎:まあ化け物と出会うのはごめんだし、普通の大学生となら良いか……
田中誠二郎:よろしくな天喰くん
天喰大輝:よろしくお願いします。

GM:では、次はPC2、澄川くん! お願いします!
澄川 新:はーい
コードネーム名前シンドロームDロイス
"パイロープ"澄川(すみかわ)(あらたブラム=ストーカー/エンジェルハィロゥ/モルフェウス(オプショナル)業師(スペシャリスト
NOT IMAGE 主要エフェクト
赫き剣
破壊の血
光の手
マスヴィジョン
主要アイテム
ストレンジフェイズ
バディムーヴ
ガーディアンズサイン
コネ:UGN幹部
HP/24
行動値/14
初期侵蝕/31

澄川 新:「”パイロープ”…です。任務ならなんでも頑張ります…!」
澄川 新:澄川新(すみかわあらた)、15歳のUGNチルドレンです。
澄川 新:白髪に赤目という異質の外見の少年で、常に不安そうな表情してます。
澄川 新:学生服を常に着用してますが、その外見から色々ありほぼ不登校。
澄川 新:それでも学生服来てるのは…お察しください。
GM:不登校チルドレン……
GM:不安そうな表情がかわいいですね
澄川 新:臆病引っ込み思案ですが、頑固で意地っ張りという面倒くさい性格です。
澄川 新:仲良くしてください(懇願
GM:仲良くする相手が残ってればいいけど……
澄川 新:ひぃ~ん(泣
澄川 新:UGNはとても大切(オブラート)に思っており、どんな任務でも積極的。
澄川 新:能力は血液を結晶化させて散弾のように撃ちだす遠距離タイプです。
澄川 新:赫き剣をサンドシャードとデトネイトモードで爆散させます。
GM:爆散!
澄川 新:そこそこの火力とデフォルトの範囲攻撃でなんとか…役に立てればなと。
澄川 新:それ以外はてんでダメ…!不器用…!
澄川 新:それでも頑張りますのでよろしくお願いします…!
GM:よろしくお願いします!
GM:では、そんな引っ込み思案なチルドレンの澄川くんのハンドアウトはこちら!
シナリオロイス:輪廻の獣(アルマ・レグナム)  推奨感情:決意/憤懣
あなたはX町に暮らすオーヴァード、あるいはプライベートでX町に来ているオーヴァードだ。
あなたは、近頃起きている非オーヴァード連続殺人事件の任務に就いていた。いつも通り協力していたのかもしれないし、偶然手伝うことになったのかもしれない。どちらにせよ、そう珍しいことではない。――だが、平穏な日常はあっけなく打ち破られる。
突如として、X町の住民達が一斉に覚醒――しかも、覚醒した全員が輪廻の獣(アルマ・レグナム)となり、あなたを含めたオーヴァードに襲いかかる。X町のUGN支部は壊滅し、あなたは生き残った。
生き残った者として、この異常事態を何とかしなければならない。

GM:UGN支部が壊滅します。頑張ってね。
澄川 新:居場所が…!
澄川 新:唯一の居場所が…許せねえ…!(知ってた
椎木沼郁:同僚のチルドレンと
久澄十蔵:先輩エージェントと
功刀歩:支部長です
澄川 新:みんな死ぬんですか!?
GM:全員OPでやられます。
澄川 新:無慈悲…!
GM:ではお次! 今回の招待枠! PC3の野津くんお願いします!
野津敬一(故):はーい
GM:死んでる!
野津敬一(故):OPで死んでいたので故のような姿で失礼致します。
コードネーム名前シンドロームDロイス
"(はす)(うてな)"野津(のづ)敬一(けいいち)ウロボロス対抗種(カウンターレネゲイド)
NOT IMAGE
主要エフェクト
原初の赤:ブラッドボム
原初の赤:ウルトラボンバー
果てなき円環
原初の黄:先陣の火
主要アイテム
コネ:UGN幹部
オーバーカウンター
手配師
HP/28
行動値/8
初期侵蝕/36

野津敬一(故):"蓮の台"(はすのうてな)野津 敬一(のづ けいいち)です。
野津敬一(故):高校生しながらUGNエージェントをやっています。
野津敬一(故):割りと人当たりがよくいつも人懐っこい笑顔を浮かべてる子です。
GM:その笑顔も遺影みたいになっちゃてる……
野津敬一(故):西国の呪術師の家系の血を引いておりその血に刻まれた呪法でもって戦う感じの子です。
野津敬一(故):自殺すると相手にも死の感覚を強制的に伝えることが出来るという能力を持っているので
野津敬一(故):よく自殺するため、自分の命に対して恬淡としているところがあります。
GM:命大事に!
野津敬一(故):なのに対抗種+オーバーカウンターを持っていて傷の治りが遅いのでいつも包帯とか絆創膏とか貼ってる。困る。
野津敬一(故):能的には原初の赤でパチってきたウルトラボンバーと対抗種+オーバーカウンターで自分も死ぬけど相手も殺す!ブラッドボムでもっかい殺す!的なことをする子です。
GM:コワ~~……
GM:殺意の塊
野津敬一(故):300点になったので先陣の火で行動値を上げたりラストアクションで1回分の自殺でそれを2回やったり
野津敬一(故):世界を喰らうものと万軍撃破で2回シーン攻撃をやったりあと殴られたら復讐の刃したり
野津敬一(故):色々出来るようになりました。色々します。
GM:怖すぎる……
野津敬一(故):戦い方のせいで「お前、戦闘員はやめろよ」と言われがちなので
野津敬一(故):それ以外の面でもそれなりに使える人材であることを示すよう頑張っています。
野津敬一(故):そんな感じの子です。宜しくおねがいします。
GM:よろしくお願いします!
GM:では、そんな殺意マシマシな野津くんのハンドアウトはこちら!
シナリオロイス:X町 推奨感情:尽力/脅威
あなたは実績あるUGNエージェントだ。
関東圏X町。その町が一夜にして大量の輪廻の獣が跋扈する魔街(デモンズシティ)となった。
X町が魔街指定された原因を調査し、対処可能であれば対処するのがあなたの任務だ。
一万五千の輪廻の獣。それが外に溢れれば大変なことになる。これ以上被害を拡大させる訳にはいかない。
秩序を守る盾として、全力で任務を果たさなければならない。

GM:魔街指定された町の調査をしてもらいます。
野津敬一(故):任せろー。
野津敬一(故):最悪都市の閉鎖も考えないとね。
京堂勅子:今回の調査任務の責任者、本部エージェントです。
野津敬一(故):偉い人じゃん
GM:手足になって働いてね。期待しています。
野津敬一(故):がんばります
GM:では、PC4! 今回のFH枠にして紅一点、金雀枝さん!
金雀枝 尊:はい
コードネーム名前シンドロームDロイス
"不平等な切り札(シルバーバレット)"金雀枝(えにしだ)(みこと)ウロボロス/エグザイル遺産継承者(レガシー)
"イフリートの腕"

(illustration:らぬきの立ち絵保管庫)
主要エフェクト
紅蓮の憎悪
喰らわれし贄
骨の剣
原初の赤:風鳴りの爪
主要アイテム
怨念の呪石
殺戮機関
レストタイム
HP/30
行動値/6
初期侵蝕/44

金雀枝 尊:「私は善人じゃない。一人でも多く、誰かの怒りを守るために。怒りのままに、身勝手に、不平等に人を助ける。」
金雀枝 尊:エニシダ ミコト。18歳JDのFHエージェント。
GM:女子大生!
金雀枝 尊:気性そのものは穏やかですが、言葉や態度にやや棘があるタイプ。
金雀枝 尊:レネゲイド出力が0か100かしかない特異体質であり、背部に埋め込んだ遺産『イフリートの腕』と、FH製『殺戮器官』の合成品を用いて闘うぞ
GM:複腕女子!
金雀枝 尊:そう、戦闘時には四本腕になる。
金雀枝 尊:キャスケット帽は趣味です。遺産の代償で悲哀感情を失っているので、いつも怒ってるように思われがち。口癖は「腹立たしい」
GM:\金雀枝ちゃん/\怒って/
GM:\
金雀枝 尊:はい。
金雀枝 尊:なので自分の怒りを押し通し他人の怒りを代行する、という「憤怒」の欲望を持ったまっとうなFHエージェントです。UGN向きとか言わない。
金雀枝 尊:性能は《極限暴走》《紅蓮の憎悪》などの暴走起点で自バフを盛りまくり、《原初の紫:復讐の刃》や《原初の黒:ライトスピード》で単体をボコボコにする。以上!
GM:こっちも怖いんだよな……
金雀枝 尊:ダイスの調子がいいときは、1ラウンドで200点以上ダメージを叩き込むこともある。
金雀枝 尊:今回もメモリー持ってきてるのできっと帰れる。なんかマスターシーンで死んでるけど
金雀枝 尊:今回は所属セルからのお話だそうで……まぁ、やることはやるとも
金雀枝 尊:よろしくおねがいします
GM:よろしくお願いします!
GM:では、怒りの代行者、金雀枝ちゃんのハンドアウトはこちら。
シナリオロイス:〝マスターロバリー〟 推奨感情:連帯感/畏怖
あなたは遺産の収集を目的とするFHセル〝サルコファガス〟のメンバー、あるいは協力するマーセナリーだ。
あなたはセルリーダー、〝マスターロバリー〟からある遺産の回収を命じられる。
その遺産の詳細は不明だが、世界の理すら捻じ曲げる凄まじい力を持つという。どれだけの確度の情報かは不明だが、その遺産はX町に隠されているという。
あなたの任務はX町に隠された遺産を回収することだ。

GM:遺産を取ってきてね。
金雀枝 尊:ロバリー(強盗)らしい話だ……まぁやるけど
“マスターロバリー”:セルリーダーのマスターエージェントです。
GM:横暴な性格なので付いてくる人間が少なくて、マスターエージェントが率いてるのに零細セルになってます。
金雀枝 尊:あのアマは横暴で性悪で悪趣味だが外道ではない。手を切られない限りはやってやるよ
GM:では! トレーラーを貼って始めて行きたいと思います!
それは蘇るもの。――日常を喰らって。
それは繰り返すもの。――抗えぬ運命と共に。
そして、それは死せるもの。――そして再び蘇る。

関東圏X町。都心から近くも遠くもなく、栄えても廃れてもいない、ごく普通の町。
――その「普通」は一夜にして崩壊した。

非オーヴァード連続殺害事件の裏に隠された真なる意図。
魔街指定。
隠された遺産。
一万五千の輪廻の獣。
あなた達は既に敗北している。
絶望の輪廻を打ち砕け。

ダブルクロス The 3rd Edition 『輪廻するファタリズム』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。

GM:よろしくお願いします!
野津敬一(故):しゃーす!
澄川 新:よろしくお願いしまーす!
田中誠二郎:お願いします!
金雀枝 尊:よろしくおねがいします
GM:なお、今回は登場侵蝕は1d3+3システムを導入しようと思っています。

オープニング:野津敬一/+03:12:48

GM:オープニング1 シーンプレイヤー:野津敬一
GM:登場侵蝕を1d3+3でどうぞ!
野津敬一(故):野津敬一の侵蝕率を1D3+3(→ 4)増加 (36 → 40)
野津敬一(故):最低値!
野津敬一:生き返らなきゃ

GM:――時は遡る。
GM:+03:12:48
GM:某県X町。都心から近くも遠くもなく、栄えても廃れてもいない、ごく普通の町。
GM:ほんの三時間程前までは。
GM:X町と隣町を繋ぐ国道が、地盤沈下の工事という名目で封鎖されていた。
GM:しかし、X町との境に屯しているのは作業服を着た工事業者ではない。
GM:迷彩服を身に纏い、重火器で武装した集団。――防衛隊、ストレンジャーズ。
GM:それに並ぶ思い思いの服装をした集団。――UGNエージェント達だ。
GM:あなたもその一員であり、今はUGN側の責任者、本部エージェントの京堂勅子から説明を受けていた。
京堂勅子:「異変の発生からおよそ三時間。X町の魔街指定措置からおよそ一時間」
京堂勅子:「幸いというべきか、厄介なことにというべきか、こちらの封じ込めの必要もなく、異変は一切外に及んでいません」
野津敬一:「封じ込めの必要がないって」
野津敬一:「どういうことです?」
京堂勅子:「このX町には、現在出入り不能な状態です」
京堂勅子:X町と隣町とのちょうど境に手を伸ばすが、見えない壁があるかのようにそこから先には進まない。
野津敬一:「ああ、既に閉鎖がされているような状態であると」
野津敬一:「それは、怖いですねえ。」
京堂勅子:「視界情報も欺瞞され、レネゲイドを用いた観測手段がなければ内部の情報も分かりません」
野津敬一:「閉鎖がこっちの把握できてないやり方で為されてるなら、それがいつ解けるかもわからない。」
京堂勅子:「そういうことです」
野津敬一:傷だらけの少年が人懐っこい笑顔を浮かべながら応える
京堂勅子:「ましてや――こちらの観測では――中には『輪廻の獣(アルマ・レグナム)』が蔓延っています。ご存知です? 輪廻の獣」
野津敬一:「知識としては。」
野津敬一:「実際に遭遇したことはないので、経験からはわかりません。」
京堂勅子:「一体でも町一つを滅ぼす存在です。それが――およそ、一万五千体」
京堂勅子:「現在外に被害がないとはいえ、放置するには危険すぎます」
野津敬一:「ちょっとした軍隊じゃないですか。」
野津敬一:「街の中は大丈夫……じゃないだろうなあ。」
京堂勅子:「そこで、あなたに潜入していただいて、中の状況を確認していただきたいのです」
京堂勅子:「外からの観測では分かることも限界がありますから」
野津敬一:「了解です。」
京堂勅子:「ダリュージ護送任務、偽聖釘討伐、アガルタ事件、華原市防衛戦。これらの任務を達成してきたあなたの経歴を買っての抜擢です」
京堂勅子:「期待していますよ」
野津敬一:命を捨てろ、と言われるに等しい任務を命じられながら、動揺することもなくあっさりとそれを受諾する。
野津敬一:「あはは、今までやってきたことが評価されるのは嬉しいですね。」
野津敬一:「で、中にはいるのはいいんですけど。」
野津敬一:「そっからまた外に出ることは出来るんですか?」
京堂勅子:「あなたが無事なら、試みましょう」
京堂勅子:「先程言った通り、X町は封鎖されています」
京堂勅子:「ストレンジャーズとの合同で、火力を集中した総攻撃で、一人分送り出すだけの穴は作れる試算です」
野津敬一:「思ったより力技」
京堂勅子:「帰りも同じことをすれば帰れるでしょう。相手が対策していなければですが」
野津敬一:(いや、そうしなければ開けないほど、隙のない術式ってことか)
京堂勅子:「確実な帰還方法は、原因の排除なのですが……」
野津敬一:「そいつは、中に入らないとわからないんでしょうねえ」
京堂勅子:「そうなりますねえ」
野津敬一:「わかりました。微力を尽くします。」
京堂勅子:「ああ、そうそう、任務に際してもう一つ、重要な伝達事項があります」
野津敬一:「なんでしょう。」

GM:Rハンドアウトを渡します。
野津敬一:わお
野津敬一:理解しました。

京堂勅子:「よろしいですね?」
野津敬一:「………」
野津敬一:その笑顔に、思わず背筋に薄ら寒いものが走る
野津敬一:「了解です。」
京堂勅子:「では、突入と参りましょうか」
野津敬一:だけど、その必要性はUGNエージェントとして自分にも理解は出来る。だから、そう応えた
野津敬一:「あ、ちょっと待ってもらっていいです?」
京堂勅子:「はい?」
野津敬一:「ここの支部の人たちは、全員が避難できたってわけじゃないんですよね。」
野津敬一:「流石に1万5千の化け物なかで一人っきりは怖いんで、出来るならそっちと合流を試みたいなって思ったんですけど」
京堂勅子:「というより、全員閉じ込められていますね。異変発生から連絡も取れなくなっているので、生死も不明です」
京堂勅子:「生存の可能性は低いと思います」
野津敬一:(避難すら出来ないほどに突然の減少だったんだな)
野津敬一:「ま、俺もそう思いますけどね。でもまずは生存者の捜索からやっていきますよ。」
京堂勅子:「何か他に質問はありますか?」
野津敬一:「質問じゃなくて、お願いが」
京堂勅子:「何でしょうか。可能な限りはお応えしますよ」
野津敬一:「UGNのイリーガルに登録してる。笛橋燎火くんって子がいるんですけどね。」
野津敬一:「コードネームは、"オムニヴォア"で」
野津敬一:「俺が帰ってこなかったら、その子にそのことを報告してもらえませんか。」
京堂勅子:「かしこまりました。必ず伝えます」
野津敬一:「あと、俺の貯金とかも譲ってあげてほしいな。結構貯まってるし。」
京堂勅子:「ええ、構いません。その程度の手続きならば問題なく」
野津敬一:「あはは、助かります。」
野津敬一:(もっとちゃんとした関係だったら、遺族への補償もお願いしたかったけど)
野津敬一:(……それは、うん、俺が帰ってからでいい。)
野津敬一:「あとは、大丈夫です。いつでもいけます。」
京堂勅子:「はい。では……」
京堂勅子:他のエージェントやストレンジャーズ達に向き直り。
京堂勅子:「みなさん、お願いします」
エージェント達:「了解」
ストレンジャーズ:「撃ち方、用意」
京堂勅子:「では、野津さん。一斉攻撃の後、短い間ですが、『穴』が発生するはずです。タイミングを逃さないよう、飛び込んでくださいね」
野津敬一:「はい」
エージェント達:「――行け! 全力でぶちかませ!」
野津敬一:深く呼吸をし、それを吐き出すと同時に覚悟を決める
ストレンジャーズ:「撃て――ッ!」
GM:炎に雷、様々なエフェクトに、大量の重火器が、放たれる。
GM:しかし、それらは全て空中のある一点から先には進まない。
野津敬一:拳を強く握りながら、それを見ている。
GM:十秒に満たない斉射。その短い時間でも防御に特化したオーヴァードですら殺しきる火力。
野津敬一:全員が全力を尽くし、その上で生まれるチャンスは一瞬。自分が、それを逃すわけにはいかない
GM:それでもって、ようやく、それは現れた。
GM:空間に出現した歪み。人一人分は通れるかという『穴』のような揺らぎ。
京堂勅子:「野津さん」
野津敬一:京堂の言葉に一瞬だけ頷き
野津敬一:『穴』に向けて
野津敬一:或いはその先で待ち構えている『死』に向けて
野津敬一:いつものように、駆け出していく

GM:シーンカット ロイス取得のみ可能です。
野津敬一:X町/尽力○/恐怖

オープニング:澄川新/-00:07:35

GM:登場侵蝕1d3+3でどうぞ!
澄川 新:31+1d3+3
DoubleCross : (31+1D3+3) → 31+2[2]+3 → 36


GM:――時は遡る。
GM:-00:07:35
GM:某県X町。都心から近くも遠くもなく、栄えても廃れてもいない、ごく普通の町。
GM:今は、まだ。
GM:X町の一角に、功刀印刷という、小さな印刷会社がある。
GM:スーパーのチラシや町の広報誌、時には個人製作の本の印刷などを手がけている。
GM:というのは、表の顔であり、その本来の姿はこのX市におけるUGN支部である。
GM:あなたは、その一員のチルドレンとして、ブリーフィングルーム――と呼ぶには手狭な、スタッフルームとでも呼ぶべき部屋で待機していた。
支部長から任務の説明があるとのことだが、支部長はまだここにはいない。

GM:あなたの他に、二人が支部長を待っている。
椎木沼郁:「あー、だりっすねー」
椎木沼郁:頬杖を突いて、ぱらぱらと手元の漫画雑誌をめくりながら少女が言う。
椎木沼郁:X町支部チルドレン、椎木沼郁。あなたとは同年代で、不登校仲間でもある。
椎木沼郁:「任務とか、やる気まんまんの十蔵先輩と新くんがやればいいじゃないすかー」
久澄十蔵:「……二人で事足りる任務なら、お前は呼ばれない。今回はそうではないのだろう」
久澄十蔵:一見して長物が入っていると分かる袋を肩に掛け、着座せず壁際に立つ男。
久澄十蔵:X町支部エージェント、久澄十蔵。この道十年になろうかというベテランで、それ以前から武芸を身に付けていた生粋の戦士だ。
澄川 新:「そうだよ、そんなこと言わないで頑張ろうよ」
椎木沼郁:「二人とも相変わらず真面目っすねー。新くん、楽しい話しましょーよ」
椎木沼郁:「今週のジャンプ読みました?」
澄川 新:「た、楽しい話…?」
椎木沼郁:「やっぱ高校生家族いいっすよねー。状況はシュールなのにキャラはめっちゃ真剣でウケますよね。絶対一郎、ライバル校にもでかい感情向けられますよねこれ」
澄川 新:「高校生家族、人気出て来てくれて嬉しかったなー」
椎木沼郁:「ねー、いいっすよね。あたし、毎回アンケ一位で出してますよ」
澄川 新:「ボクはSAKAMOTODAYSが今週は一番面白かったな」
久澄十蔵:「……フン」鼻で笑う。
澄川 新:「ティラノサウルスの化石と戦闘、かっこよかったなー」
椎木沼郁:「サカモトもいいっすよねー。……って、十蔵先輩何すか」
椎木沼郁:「十蔵先輩は何が好きなんすか? 人の趣味を笑うってことは、さぞご立派な作品なんでしょーね」
久澄十蔵:「アイアンナイトだ」
澄川 新:「アイアンナイトって…あのアイアンナイトですか?」
椎木沼郁:「……え?」
椎木沼郁:「何すかそれ、知らん……」
久澄十蔵:「ヒーローとして大切なものが全て詰まっている」
椎木沼郁:「ヒロアカみたいな……?」
澄川 新:「えーっと…ゴニョニョ…」
澄川 新:聞こえないように椎木沼さんにバトル系の打ち切り作品だと耳打ちする
久澄十蔵:「ふむ、僕のヒーローアカデミアか。最近の展開は俺好みではあるな」
椎木沼郁:「打ち切りかよ!」
久澄十蔵:「……見る目のない人間が多すぎるんだ」
澄川 新:「ボクも好きでしたよ、アイアンナイト」
久澄十蔵:「フ、分かっているな、澄川」
椎木沼郁:「えー……全然分からん……」
GM:その時だ
功刀歩:「いやあ、待たせちゃったね、ごめんごめん」
功刀歩:スタッフルームの扉を開けて、中年のくたびれたスーツを着た男が入室する。
功刀歩:このX町支部の支部長、功刀歩だ。
澄川 新:「支部長…!」パッと顔が明るくなる
椎木沼郁:「あ! 支部長! 支部長はアイアンナイトって知ってるっすか!?」
功刀歩:「え……アイアン……何だって……?」
椎木沼郁:「ほら! 普通知らないっすよ!」
澄川 新:「支部長はジャンプ、お好きですか?」
久澄十蔵:「支部長」
功刀歩:「えっ、えっ、何……?」
久澄十蔵:「駄目ですね」
功刀歩:「駄目なの……? 僕……」
椎木沼郁:「そんなことないですよ! 時代は高校生家族っすから!」
功刀歩:「? 有名なご家族がいるのかい……? 芸能人?」
澄川 新:「ジャンプ、貸してあげますので一緒に読みましょう?」
椎木沼郁:「あ、駄目っすね」
功刀歩:「うう……よく分からないけど、優しいのは新くんだけだよ……」
澄川 新:「知らない人にはこれから布教すればいいんです」がっつぽーず
功刀歩:「って、そうじゃない! 任務だよ任務!」
椎木沼郁:「うえー」
久澄十蔵:「フン」
澄川 新:「あっはい」
功刀歩:「ここ最近、連続殺人事件が起きてるのは知ってるかな」
功刀歩:「被害者は全員非オーヴァードなんだけど、どうもオーヴァードの犯行の可能性が出てきた」
久澄十蔵:「非オーヴァード狙いの小物か。つまらなそうだ」
椎木沼郁:「そんなこと言っちゃってー、本当はやる気まんまんって知ってるんすよ」
椎木沼郁:「フン――ああ、そうだな。腕は鳴る。俺の槍は強弱に関わらず、邪悪を抉る」
澄川 新:「久澄さんですからね」
功刀歩:「ははは……みんなあんまり無茶しないようにね……」
功刀歩:「手がかりが少ないから、まずは地道な調査になるけど」
澄川 新:「ボクも頑張りますよ!……ちょっと怖いけど」
功刀歩:「うん……僕ら(UGN)を甘く見てるなら、少し痛い目を見てもらおうか」
椎木沼郁:「気合い入ってんなあ。正直うちは面倒っすけど……ま、なめられるのもだるいっすからね」
久澄十蔵:「相手が何であれ、俺のすることは変わらん」
澄川 新:「椎木沼さん、いっつもそう言って…」
澄川 新:「いつも一番頑張るんだから」と小声で
功刀歩:「よし、じゃあまずは事件の確認から――」
功刀歩:その時、功刀の持つ端末からけたたましい音が鳴る。――警報音だ。
澄川 新:「この音…警報…!?」
功刀歩:「……侵入者? 何だ、これ」
久澄十蔵:槍を手に取る。
椎木沼郁:「まただるいことになりそうな……」
功刀歩:「このレネゲイド濃度……数……まずい!」
澄川 新:「えっ…えっ…!?」表情が焦りと不安に変わる。
GM:突如、破壊音と共に、複数の影が現れる。
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:白い仮面の、獣達。
椎木沼郁:「なっ、何すかこいつら……!」
久澄十蔵:「……チッ」槍を構える。
澄川 新:「誰…FH…?違う、なんだコレ…!?」
功刀歩:「この姿……まさか、『輪廻の獣』……!?」
久澄十蔵:「制圧する」
澄川 新:『輪廻の獣』、それは知識にはない。だが相対して実感する。
澄川 新:これは、まずいモノだと。
久澄十蔵:久澄十蔵、コードネーム“抉邪槍”。
久澄十蔵:バロールの魔眼を愛用の槍と融合させ、伸縮自在、攻防一体の卓絶した槍を振るう、歴戦のエージェント。
久澄十蔵:その槍が振るわれ――
輪廻の獣:「――」
久澄十蔵:――折れた。
久澄十蔵:「何……!?」
椎木沼郁:「十蔵先輩……! どいてください!」
澄川 新:「嘘だ…!?」
椎木沼郁:椎木沼郁。コードネーム〝アニヒレーション・サイト〟。
椎木沼郁:この世と同位相に存在するレネゲイドで構築された異世界を視認する左目を有し、二つの世界を喰らい合わせ、部分的な対消滅を起こす。
椎木沼郁:それは、こちらの世界にはあらゆる物を破壊する嵐として現出する。
椎木沼郁:――はずだった。
椎木沼郁:「な……何で……何も……起きない……」
功刀歩:「……新くん、逃げるんだ」
澄川 新:「ば、馬鹿なこと言わないでください!」
澄川 新:「ボクも…!ボクも加勢します!」
功刀歩:「あれには、勝てない。三人でも足止めがやっとだろう」
澄川 新:「そんな…!」
澄川 新:「だったら支部長が…!」
澄川 新:自分よりも実力は上であろう、二人の攻撃が通じていない。
澄川 新:その時点で、自分が加勢しても現状を打開できないのは明白。
澄川 新:それでも。仲間を置いていくなどと。
功刀歩:「――新!」
功刀歩:初めてかもしれない。穏やかなこの男が声を荒げた。
澄川 新:「ッハイ!」
功刀歩:「……頼むよ。二度も、目の前で息子を失いたくない」
澄川 新:「……でも!……だって支部長!」
功刀歩:「支部長命令だ。……ごめんね、本当に」
澄川 新:頭ではわかる。
功刀歩:「絶対に生き残ってくれ」
功刀歩:「……そう思えるように、一つ伝えよう」

GM:Rハンドアウトを渡します。
澄川 新:はい…

功刀歩:「辛いことを頼んで、本当にごめんね」
澄川 新:「ウゥ…」自然と涙が溢れてくる。
澄川 新:「わかり…ました」
澄川 新:目元を乱暴に拭う。
澄川 新:「でも!必ず助けに戻りますから…!」
輪廻の獣:「――」
澄川 新:「絶対!絶対迎えに来ますから!」
功刀歩:「ああ――。さあ、行ってくれ」
功刀歩:「君には手出しさせないから」
功刀歩:功刀歩。コードネーム〝ゼット〟。
功刀歩:敵に最後を突き付け、そして……秩序の最後の砦足らんとする男だ。
功刀歩:「……二人とも、悪いね」
久澄十蔵:「フン……相手が誰であろうと、俺のやることは変わらないと、言ったはずです」
久澄十蔵:折れた槍の穂を持って構える。
椎木沼郁:「いやいや、本当やめてほしいっすよ。――ま、でも仕方ないっすね」
輪廻の獣:「――」  「――」     「――」
輪廻の獣:   「――」  「――」         「――」
輪廻の獣: 「――」   「――」      「――」
輪廻の獣:無数の獣が、三人を飲み込む。
澄川 新:「椎木沼さん!久澄さん!支部長!」
澄川 新:「必ず…必ず戻りますから…!」
澄川 新:「生きて…!」
GM:――それ以上、返事はなかった。
澄川 新:届いたかはわからない。
澄川 新:それでも託されたからには、自分は生きなければ。
澄川 新:目指すは、支部の緊急脱出路。
澄川 新:溢れる涙を拭いながら、警報鳴り響く支部を後にした。
GM:その日、UGNX町支部は壊滅した。
GM:そして、X町は一万五千体の輪廻の獣によって、魔街指定措置を受けた。

GM:シーンカット。ロイス取得が可能です。
澄川 新:輪廻の獣 決意/憤懣 でロイスを取得。

オープニング:金雀枝尊/-13:24:09

GM:1d3+3で登場侵蝕をどうぞ!
金雀枝 尊:金雀枝 尊の侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (44 → 49)

GM:――時は遡る。
GM:-13:24:09
GM:どことも知れぬ場所。部外者にはその位置を気取られぬよう配置された隠れ家。
GM:あなたが所属する“サルコファガス”セルのセーフハウスだ。
GM:あなたはセルリーダー、“マスターロバリー”に呼び出され、セル内の通路を連絡役のエージェントと共に歩いていた。
エージェント:「いやあ、金雀枝には頭上がんないよ。ちのセルでまともに戦えるのはマスターロバリーと金雀枝くらいだからな」
金雀枝 尊:「あのアマもそう思っていればいいんだがな」
エージェント:「あの人性格最悪だからさ、雇われてくれる奴もなかなかいないし……」
金雀枝 尊:一応にも上司であるマスターロバリーを『アマ』呼ばわりする、キャスケット帽の少女
???:たったったっ、と軽快な足音。
???:「だーれーがー」
???:「マスターロバリーだこらァ!」
金雀枝 尊:「そら来た」
???:エージェントに跳び蹴りを見舞う。
エージェント:「ゴベーッ!」
???:「アタシのことはマスターレガシーと呼べって、いっつも言ってんだろうが!」
金雀枝 尊:「お似合いじゃないか、強盗《ロバリー》」くすり、と笑いながら
“マスターロバリー”:「アタシは強盗じゃねえ、全部の遺産はアタシのもんだ!」
“マスターロバリー”:「金雀枝ァ、お前、ちゃんと部下として働いてるからお前に遺産預けてやってんだからなァ」
金雀枝 尊:「はいはい」
“マスターロバリー”:「あんまり敬意が足りてないとアタシの聖剣の王者の錆にするぞ」
エージェント:「……リーダー、適合してないからただの鉄の塊でしょうに……」
金雀枝 尊:「……で、何の用だ強とと……失礼。マスターレガシー」「背中のはやらんぞ」
“マスターロバリー”:「うるせー!」逆エビ固めにする。
エージェント:「ギエー!」
金雀枝 尊:遺産。せいかくには遺産と殺戮器官の合成品。それが彼女の背中には埋め込まれている。
“マスターロバリー”:“マスターロバリー”。あらゆる遺産に不適合でありながら、その不適合の遺産で、様々な遺産を奪い、それを狙うものを返り討ちにしてきたマスターエージェントだ。
“マスターロバリー”:「いつも通りの仕事だよ、金雀枝ァ」
“マスターロバリー”:「遺産を奪……回収してこい」
金雀枝 尊:「また押し入り強盗か……」
“マスターロバリー”:「今回のはすげえぞ。何たって、世界の……何だっけ」
エージェント:「世界の理を捻じ曲げる……でしょ」
“マスターロバリー”:「おう、それそれ。よく分かんねえけどすごそうだろ」
金雀枝 尊:「眉唾だな……」
エージェント:「実際情報の確度もよく分かってない。噂程度のものだよ」
“マスターロバリー”:「だとしても、だ。そこに遺産があるなら取りに行く。それがアタシ達だ」
金雀枝 尊:「一緒にするなアマ」
金雀枝 尊:「……で、場所は?」ため息まじりに
“マスターロバリー”:「X町。田舎……って程でもねえのか。まあ、普通の町だな」
金雀枝 尊:「なんでまたそんな場所に……いや、聞くだけ無駄か」
金雀枝 尊:「それで、見た目だとかの情報はないのか? 流石に今の話だけで探すのは無理があるぞ」
“マスターロバリー”:「しらねー。そんなとこにある遺産なら、行けば何かしら情報あるだろ」
金雀枝 尊:「おいクソアマ、いい加減私も怒るぞ」
“マスターロバリー”:「しょーがねーだろー。後藤の調べが甘いのが悪い」
エージェント改め、後藤誠:「いや……たったこれだけの情報で調べろってのが無茶なんですよ……」
金雀枝 尊:「そんなんだからまともな戦闘員がお前の他に私しかいないんだろうが」
“マスターロバリー”:「まあまあ、あたしだって無茶だってのは分かってる」
“マスターロバリー”:「だから……」
“マスターロバリー”:「……頼む!」手を合わせる。
金雀枝 尊:「だから?」
金雀枝 尊:「………………」
“マスターロバリー”:「ほら、マスターエージェントのお願いだぞ」
金雀枝 尊:「……はぁ」
“マスターロバリー”:「あとは、そうだな……これならどうだ」

GM:Rハンドアウトを渡します。

金雀枝 尊:「そこで“命令”とか言わないからクソアマなんだよ、お前は」
“マスターロバリー”:「頼んだぞ、金雀枝ァ」
金雀枝 尊:「……全く腹立たしい」
金雀枝 尊:「手段と結果は“いつも通り”でいいな?」
“マスターロバリー”:「おう、好きにやれ」
金雀枝 尊:「わかった。期待しないで待っていろ」
金雀枝 尊:マスターロバリー。強盗《ロバリー》と名が入っている通りの、横暴かつ性悪かつ悪趣味な女。
金雀枝 尊:だが外道ではない。いっそ露悪的、ないし挑発的な態度の自分を側に置いて重宝する上に
金雀枝 尊:命令ではなくお願いという言葉を使う。遺産と自分のコードネームが関わらなければ、いっそ性根は自分に親しいものもあるかもしれない。
金雀枝 尊:……だから気にかけてしまうのだろうな。我ながら、甘いものだ

GM:シーンカット ロイス取得ができます。
金雀枝 尊:上司_マスターロバリー_好意/○憤懣

オープニング:田中誠二郎/-29:51:13

GM:登場侵蝕は、覚醒前なのでなし!
田中誠二郎:ヤッタ―

GM:――時は遡る。
GM:-29:51:13
GM:昨日と同じ今日、今日と同じ明日。このままの日々が、ずっと続くと思っていた。
GM:――某県X町。都心から近くも遠くもなく、栄えても廃れてもいない、ごく普通の町。
GM:あなたは勤めているコンビニでの仕事を終え、帰路に就いていた。
田中誠二郎:イヤホンで音楽を聴きつつ、のんびりと歩いている。
GM:通勤路では、人通りの少ない道を通ることもある。近頃は殺人事件が起きているということで不安に思う人も多いだろうが、あなたはどうだろう。
田中誠二郎:殺人事件に関しては不安に思ってない、というか気にする余裕もない。
田中誠二郎:漠然と渦巻く将来への不安を、音楽と今日1日の仕事の満足感で払拭するのに必死だった。
田中誠二郎:昨日も、多分明日も。
GM:そんな、変わらない日常の中、小さな異変が起きる。
天喰大輝:「――あの、すみません」
田中誠二郎:「……ん?」 イヤホンを外して振り向く
天喰大輝:大学生くらいの青年。最低限セットされた髪に無難な服装。大きな特徴のない青年が、話しかけてきた。
天喰大輝:「ちょっと道をお聞きしたくて……郷土資料館ってどう行けばいいんでしょうか」
田中誠二郎:「ああ、道……」 その言葉を聞いて、頭を切り替える。
田中誠二郎:コンビニ店員だ。道を聞かれることも多い。

GM:そうだな……ここでちょっと知覚を振ってもらいましょう。
GM:難易度は5。
田中誠二郎:知覚は……無いな。感覚も1だ
田中誠二郎:1dx>=5
DoubleCross : (1DX10>=5) → 6[6] → 6 → 成功

田中誠二郎:ウオーッ

GM:お、成功。では、目の前の青年があなたの反応を観察しているような気がします。
天喰大輝:「……」
田中誠二郎:スマホからイヤホンを引き抜くと、自動で音楽が止まる。地図アプリを起動する。
田中誠二郎:「郷土資料館は……あの、何か?」
田中誠二郎:少し困ったような笑みを浮かべる
天喰大輝:「え、ああ、いや……この辺りって殺人事件が起きてるんですよね」
天喰大輝:「なのにこんな人通りの少ないところを普通に通ってるので、大丈夫かなって……」
田中誠二郎:「殺人事件?ああ、そういえばニュースでもやってましたね」
天喰大輝:「俺は道に迷ってここにいるんですけど……」
田中誠二郎:「ウチの後輩も、怯えてる奴が結構、じゃなくて」
田中誠二郎:「まあ、そうですね……こっちの方が家に近いので……」
天喰大輝:「……気を付けた方が、いいと思います」妙に真剣な表情で。
田中誠二郎:早く帰って休みたい、とか考えることが多いから、出来るだけ早く家に帰りたい、とか恥ずかしいことは言わないように
田中誠二郎:「え?ああ、わかりました、ありがとうございます」
田中誠二郎:ちょっと虚を突かれたように言ってから、スマホを差し出す。
田中誠二郎:「で、ええと、郷土資料館でしたよね……この辺り、マップには載ってないんですけど結構大きい看板が……」
天喰大輝:「ああ、こっちか。全然逆方向だったなあ……」
天喰大輝:頭をかく。すると、肩にかけた鞄が揺れて、そこに付いているキーホルダーが目に入るだろう。
田中誠二郎:「あー……そうですね」 苦笑する
田中誠二郎:「……あれ、そのキーホルダー」
天喰大輝:「ん、ああ……好きなんですよ。ちょっと前のやつなんですけど」
天喰大輝:十年ほど前の特撮ヒーローのストラップだ。
田中誠二郎:「珍しいですね、懐かしいなあ」
田中誠二郎:「俺も好きなんですよ」
天喰大輝:「えっ、そうなんですか?」
天喰大輝:どこか落ち着いた、壁のある印象
天喰大輝:それが消え、表情が明るくなる。
田中誠二郎:「はは、まあ、もう25にもなるのにって感じですけどね」 財布を開き、その中からカードを取り出す
田中誠二郎:天喰が持ってるものの、更に数年前のヒーローのブロマイド
田中誠二郎:「お守りみたいなものかなあ」 そのままブロマイドをしまう
天喰大輝:「あー! 懐かしいなあ。あ、すみません、何かテンション上がっちゃってますね」
田中誠二郎:「いや、大丈夫ですよ」
天喰大輝:「お守り……分かります。俺のもそんな感じなんで」
田中誠二郎:「せっかくですし、目的の場所まで案内しましょうか?」
天喰大輝:「……え、いいんですか?」
田中誠二郎:「その……話が合う人、久々で」 恥ずかしそうに笑う。ネットではもちろん話す相手はいるが、現実ではなかなか
田中誠二郎:「それにほら、『ヒーローは助け合いでしょ』……なんて……」
天喰大輝:「はは……じゃあ、お願いします」
田中誠二郎:「…………ははは」 自分の言葉に更に恥ずかしそうになって
田中誠二郎:「じゃ、じゃあ、こっちですね」
田中誠二郎:「あ、俺、田中って言います」
天喰大輝:「恥ずかしがることないですよ。男の子なら、ヒーローに憧れるのは「普通」ですから」
天喰大輝:「天喰大輝です」
田中誠二郎:「あ、下の名前は誠二郎」 と付け加えて
天喰大輝:「……いい名前ですね」
田中誠二郎:「よろしく、天喰さん」 手を差し出す
天喰大輝:「よろしくお願いします」その手を取る。
田中誠二郎:昨日と同じ今日、今日と同じ明日……正直、そんな日々がずっと続くとは思っていなかった。
田中誠二郎:不安定な生活で、不安と戦う日常、そんなものに脅かされ続けるのも嫌だった。
田中誠二郎:今日は珍しいことがあった日だ。気が合う青年と出会えて、ヒーローへの憧れを肯定してくれて
田中誠二郎:ちょっとした”人助け”も出来た。
田中誠二郎:すこしずつ、変わって良ければ良いな、と足を踏み出して。
田中誠二郎:この時の俺は、そんな楽観的な考えを持っていた。

GM:シーンカット ロイス取得ができます。
田中誠二郎:天喰大輝 〇好意/不安 で!

ミドル1:±00:00:00

GM:他登場不可 登場侵蝕は不要です
田中誠二郎:はーい

GM:――そして、時は正しく廻り始める。
GM:偶然趣味の合う大学生――天喰大輝と出会った翌日。
GM:いつも通り、しかし昨日よりも遅いシフトでバイトを終えたあなたは、昨日と同じように人通りの少ない道を帰っていた。
田中誠二郎:(そういえば、昨日忠告されたっけな、なんて)
田中誠二郎:思いつつも、いつもと同じ道を歩くのは、もしかしたら偶然の再会を期待していたのかもしれない
田中誠二郎:当然、案内をされた翌日に迷うはずもなく、結局忠告に従っておけば、と
田中誠二郎:後悔することになるのだ。
GM:その時、昨日と同じくあなたに声が掛けられる。
GM:ただし、その声の主は昨日とは違う。
“S.G.”:「――お。ちょうどいいのがいるじゃねえか」
田中誠二郎:「?」
“S.G.”:人相の悪い、あからさまに危険な匂いのする男。
“S.G.”:そして――
ラルーデファタル:「……」
ラルーデファタル:その傍らに、白髪に、異様なまでに白い肌。コントラストを成す漆黒の装束。ギラギラと見開かれた四白眼が特徴的な少年がいる。
田中誠二郎:「……」 思わず、後ずさる。
“S.G.”:「いるもんだな、ちょうどいいカモが。いやあ、お前みたいな警戒心の薄い現代人がいてくれて助かるぜ」
“S.G.”:「面倒でつまらない仕事だが、成果を出さなきゃ俺の評価が落ちるんでね」
田中誠二郎:その言葉に、ドッと冷や汗が噴き出す。
田中誠二郎:(あっ、えっ、と逃げなきゃ)
ラルーデファタル:「……“S.G.”。こいつをやればいいのか」
“S.G.”:「……それがてめえの仕事だろうが、“ラルーデファタル”」
田中誠二郎:(いや、警察?でもまだ何もされてないし)
田中誠二郎:ドクドクとなる心臓とぐるぐると回る思考に、身体が追い付かない。
“S.G.”:「けっ、何が悲しくて非オーヴァード相手に試運転するような小物の護衛なんざしなきゃなんねえんだろうな」
田中誠二郎:(……体が、動かない)
ラルーデファタル:「上からの仕事を全うするだけだ。僕も、お前も」
田中誠二郎:完全に竦んでしまっている。幸運なことに、これまで荒事に巻き込まれた経験はなかった。
ラルーデファタル:闇夜に紛れ、本来なら見えないはずの少年の影。
ラルーデファタル:その輪廓を目視できる。何故なら、闇夜よりも、深く、馴染むことすらない程に黒かったからだ。
“S.G.”:「あー、これで何人目だ? 何人殺せばいいんだか」
ラルーデファタル:「……五人目だ。終了条件は人数ではなく、期限だ」
ラルーデファタル:あなたなど眼中にないといった様子の二人とは関係なく、影は変化する。
田中誠二郎:期限……日によっては、例えば数日後だったら、こんなことにはなっていなかったのかもしれない。
ラルーデファタル:「ここだと……まあ、車が妥当なところか」
ラルーデファタル:影が立体化する。少年の形から、変化する。
ラルーデファタル:自動車――真っ黒な、直撃すれば当然のように人を殺す質量を持った、真っ黒なトラックの形に変わる。
田中誠二郎:「なっ、なんなんだよ!」 口からようやく、カチカチという歯を合わせる以外の音が出た。
“S.G.”:「過去視……とその再現。使いこなせば強力になるって話だが……最大出力がこれじゃあなあ」
田中誠二郎:「なんなんだよ!あっアンタら!」 この場に置いて最も意味のない発言
“S.G.”:「あ? 聞いて意味あるか、それ。ただでさえつまんねえ任務でつまんねえこと聞くなよ」
ラルーデファタル:「“アルコン”セル。と言っても通じないだろう」
ラルーデファタル:「――意味なく死ね」
ラルーデファタル:影のトラックが、あなたに迫る。
田中誠二郎:「────あっ」
ラルーデファタル:高速で迫る大質量。恐怖で震えるあなたに避ける術はない。
田中誠二郎:呆然と、その影のトラックを見ていた。やけにゆっくりとした動きで
田中誠二郎:(俺、死────) 死ぬんだ、というボヤキすら思考に残せず

田中誠二郎:田中誠二郎は、普通に、潰れて死んだ。

“S.G.”:「終わりだ終わり。今日は帰るぞ。ったく、張り合いねえ」
ラルーデファタル:「ああ。――いや」
ラルーデファタル:「まだ終わりじゃないようだ」
天喰大輝:「――くそ、だから忠告したのに」
天喰大輝:そこに現れたのは、昨日あなたが出会った大学生。天喰大輝。
“S.G.”:「あ? 何だてめえ――」
天喰大輝:「――黙れ。死ね」
天喰大輝:突如、その髪と目が白く染まったかと思うと、“S.G.”と呼ばれた男の体が白い炎に包まれる。
“S.G.”:「なッ――が、ァ、あ……!?」
“S.G.”:「何だ……これ、能力が使えな……は、ぁ、ああああああ――!?」
“S.G.”:そのまま、灰になるまで燃え尽きる。
ラルーデファタル:「……」自らの護衛役だった男が燃え尽きる様を見て。
ラルーデファタル:「なるほど」
ラルーデファタル:「――待っていたぞ、“異端審問スーサイド”」
天喰大輝:「……何?」
ラルーデファタル:「お前を待っていたんだ。非オーヴァードを殺し続けたのも、お前ならそれを看過しないと知っていたからだ」
天喰大輝:「――お前」
ラルーデファタル:「――今だ」
“S.G.”:死体が、蠢く。
“S.G.”:確実に死んでいる。だから、動いているのは死体ではなく――その、内側。
“S.G.”:燃え尽きた死体から、何かが飛び出して――
アレフ:「は、は、ハハハハハハハハ――!」
アレフ:まるで道化師の衣装だけが宙に浮いているような、異形が姿を現す。
アレフ:「ご苦労ラルーデファタル! よろしく天喰大輝!」
アレフ:「俺は“アルコン”セル、セルリーダーのアレフ! 以後お見知りおきを!」
天喰大輝:「セルリーダー……? まずその“アルコン”ってとこから知らないんだが――」
天喰大輝:「何にせよ、お前達は「普通」を脅かした。俺の、敵だ」
天喰大輝:再び、白い炎を繰り出す――その瞬間だった。
アレフ:「ああそうさお前の敵で――お前は俺達の敵だ! ならこっちが反撃するのも当然だよなあ!」

アレフ:エネミーエフェクト《能力強奪》を使用。
アレフ:本来、対象者の所持エフェクトを奪うエフェクトですが、対象がNPCであることもあり、特殊裁定を行います。
アレフ:対象は天喰大輝。奪うのは――輪廻の獣。

天喰大輝:「な――、ぁ」
天喰大輝:白く染まっていた少年が、黒く戻る。
天喰大輝:膝を付いて、大量に汗を流している。
アレフ:「とはいえ、こんなもの俺の手には余る。だから――ラルーデファタル!」
アレフ:「お前にやるよ」

アレフ:《異能の継承》使用。輪廻の獣をラルーデファタルに譲渡します。

ラルーデファタル:「ああ、受け取った」
GM:そして、その瞬間が来た。
±00:00:00
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:「――」「――」「――」「――」「――」「――」
輪廻の獣:突如として、X町の非オーヴァード達が、一斉に輪廻の獣と化した。
GM:その一部始終を、あなたは見ていた。
田中誠二郎:(なんだ……?バケモノ……天喰くん?……炎……影……) 纏まらない思考の渦の中で、鋭敏化した感覚から伝わる状況だけが脳裏に叩き込まれている。
GM:死に瀕しながら。いいや、死にながら。
GM:蘇りながら。
田中誠二郎:(なんだろう、わからない、死ぬ、死んだ?)
田中誠二郎:(怖い)

GM:1d3+3の登場侵蝕をお願いします。
田中誠二郎:24+18+1d3+3
DoubleCross : (24+18+1D3+3) → 24+18+1[1]+3 → 46

田中誠二郎:18は覚醒:死の分

GM:そして、同時にRハンドアウトを渡します。
田中誠二郎:はーい
田中誠二郎:へえ~~~
田中誠二郎:了解です。受け取りました。メモメモ

ラルーデファタル:「目的は果たした。アレフ。僕は次の地点に向かう」
アレフ:「へいへーい、了解。頑張れよー」
天喰大輝:「何を……した。何を……する気、だ」
ラルーデファタル:それには答えず、その場を離れる。《瞬間退場》
アレフ:「教えないよー! お前自分で敵だって言っただろ」
アレフ:「ハハハハハ――! 安心しろよ、ここでは殺さないでやる! 大事なピースをくれたお礼にね!」
アレフ:「ハハハハハ――!」
田中誠二郎:その言葉の直後、道化の服に突き刺すような衝撃が走る。真っ直ぐに。
田中誠二郎:音の速度で。
アレフ:「ハハハハハ――ご、べっ」
アレフ:為す術なく、吹き飛ぶ。
田中誠二郎:その先には、異形の鎧。
田中誠二郎:「…………」 ただ俯いてそこにいた。街灯が鈍色の体を妖しく照らし出していた。
田中誠二郎:そして
田中誠二郎:「aaaaaHHHHHH!!!!!」叫んだ。こわい!こわい!こわい!
アレフ:「……い、いってええええ! 何だお前! 酷いことするなあ!」
田中誠二郎:獣のような叫びが迸る。侵蝕率が高ければ、それは自らを鼓舞する雄たけびにもなっただろう。
アレフ:「覚醒した? このタイミングで? ったく、これだから人間は……」
田中誠二郎:ただ、恐怖から、”明らかにおかしい”宙に浮く道化の服に攻撃を仕掛ける。
田中誠二郎:じゃきん、と
田中誠二郎:腕の側面から甲殻の刃が伸びた。
田中誠二郎:そして再度、一直線。わかっていても避けられる速度ではない。
田中誠二郎:衝撃波がX状に走り、その衣を切り裂く!
アレフ:「おいおいおいおい、ちょっと待て待て待てって!」
アレフ:「ぐああああああああ――っ!」
アレフ:道化師の服が、地面に落ちる。苦しむようにのた打っている。
アレフ:「やめ……ろよ。俺は弱いんだぞ……」
田中誠二郎:ふらふらと、幽鬼のように、トドメを刺さんと近づく。
アレフ:「勝利宣言しようとして残ったのが失敗だった! 俺もラルーデファタルと一緒にさっさと離れればよかった!」
田中誠二郎:赤い瞳が、瞬いた。
田中誠二郎:(こわい、こわい、こわい)
田中誠二郎:(こわいものは、消さなきゃ)
田中誠二郎:ゆっくりと、深く深く腰を下げる、足から刃が飛び出す。
田中誠二郎:そして、地面を蹴る。
田中誠二郎:地面と水平に、音を置き去りにして────
田中誠二郎:────SLASHER(スラッシャー) XX(ダブルクロス)
田中誠二郎:二重の衝撃が”アレフ”を襲った。
アレフ:「が――は」
アレフ:その衝撃に、道化服は耐えられない。

アレフ:戦闘不能です。
アレフ:そして、その時、FHセルリーダーエンブレム《ルーザー》を使用します。
アレフ:戦闘不能になった時、タイタスを一つ昇華することでシーンから退場します。
アレフ:“S.G.”のタイタスを昇華し、シーンから退場します。

アレフ:「つ……強い……強いなあ……俺じゃ勝てない……」
アレフ:「だから……逃げる!」
アレフ:「ハ――ハハハハハ――! すごいよお前! 覚醒直後でこんなに強いなんて!」
アレフ:「だけど残念だったな! 俺は勝てなくても――俺達の勝ちは動かない!」
アレフ:「ハハハハハハハハ――!」
アレフ:そう言って、風に飛ばされるように、アレフはどこかへ飛び去ってゆく。
田中誠二郎:「…………」
天喰大輝:「……」
天喰大輝:「……田中、さん」
田中誠二郎:「……?」 言葉に、不思議そうに振り向き
田中誠二郎:我に返る
田中誠二郎:「天喰さん?」
田中誠二郎:「あれ、俺……なんだコレ……」
天喰大輝:「……ああ、そうか。くそ、俺が間に合わなかったから……」
天喰大輝:「――田中さん。落ち着いて聞いてください」
田中誠二郎:ボロボロと鎧が崩れ落ち、中から血塗れの青年が現れる。
田中誠二郎:「え……」
天喰大輝:「あなたは、もう、「普通」じゃない」
田中誠二郎:「それって、どういう……」
天喰大輝:「「普通」の人間じゃない――俺と同じ、化け物オーヴァードになったんです」
田中誠二郎:「化け……物……」 呆然と呟く。
天喰大輝:「……詳しい説明をしたいところですが、どうにもその時間はないらしい」
輪廻の獣:「――」「――」「――」「――」「――」「――」
田中誠二郎:「……ひっ」
輪廻の獣:気付けば、白い面を付けた獣達に囲まれている。
天喰大輝:「どうしてこんなことになってるのかは分からないけど――あれには、多分勝てない」
田中誠二郎:尻もちをつき、一瞬、自分の胸元を見て
田中誠二郎:「……あっ、は、はい」
天喰大輝:「逃げますよ」
田中誠二郎:「そりゃもう」
田中誠二郎:逃げたい。現実からも。

GM:シーンカット ロイス取得のみ可能です
田中誠二郎:天喰大輝 〇好意/不安→天喰大輝 好意/〇不安
田中誠二郎:うーん……以上で!

ミドル2:"オーヴァード"

野津敬一:野津敬一の侵蝕率を1D3+3(→ 4)増加 (40 → 44)
GM:全員登場可能。登場侵蝕を1d3+3でお願いします。
野津敬一:よしよし
田中誠二郎:46+1d3;3
田中誠二郎:46+1d3+3
DoubleCross : (46+1D3+3) → 46+2[2]+3 → 51

金雀枝 尊:金雀枝 尊の侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (49 → 54)
澄川 新:36+3+1d3
DoubleCross : (36+3+1D3) → 36+3+2[2] → 41

GM
GM:あまりにも異常な事態が連続し、再開した天喰も明らかに「普通」ではない。
GM:そんな異常過ぎる状況の中、あなたは天喰と共に逃げていた。
輪廻の獣:「――」「――」「――」「――」
輪廻の獣:あなた達を追うのは、白い仮面の獣達。
GM:時に隠れ、時に走り、どうにかやり過ごしているが、かれこれ約三時間。街のどこに逃げても獣がいる。
田中誠二郎:「まッ、まだ追ってきてる!?……追ってきてる!」 一瞬振り向いて悲鳴を上げた後目を瞑って前を向きなおす。
田中誠二郎:白い仮面がトラウマになりそうだ。オペラ座の怪人、一生見れないかもしれない。
天喰大輝:「……まずいな。ここまで多いなんて」
田中誠二郎:「これっ、どこに逃げれば!」
田中誠二郎:呼吸が荒い、身体能力の向上と共に持久力も上昇してはいるが、その上手な使い方は訓練していない。
天喰大輝:「……とりあえず、この街のUGN支部に向かってますが……全然近付けないな」
田中誠二郎:「そ、そこに行けば助けてもらえるんだよなっ!?」
田中誠二郎:大分不安そうだ。
天喰大輝:更に息が切れている。肉体的に強化される能力ではない上に、能力を奪われた今、ほとんど一般人と同じ状態だ。
天喰大輝:「……どうかな。一縷の望み……藁をも縋るって感じです
天喰大輝:「あれが本当に俺の能力を奪ったものなら――それがこれだけいるとなると、オーヴァードでも手に負えるかどうか……」
田中誠二郎:天喰の様子を見て、少し深呼吸をする。
田中誠二郎:見たとこ、彼の方が年は下だ。なら、自分が情けないところを見せていてはいけないだろう。
田中誠二郎:怖いけど
田中誠二郎:「UGN……の人も、もう対処に出てるってことはあるんじゃないか」
田中誠二郎:「もう3時間にもなる……あ、だいぶ絶望的な状況な気がしてきた」
天喰大輝:「そうか……ここまで大事になってるなら……一支部に手に負える範囲じゃない、か」
田中誠二郎:「ともかく、支部以外のところにも誰かいるかもしれない」
天喰大輝:「他の支部が応援を出してる可能性は十分にありますね。……ここはできるだけ希望的観測をしましょう」
天喰大輝:「これ以上絶望的な状況は、ちょっと思い付かない」
天喰大輝:「でも、何にせよ支部には向かった方がいいと思います」
田中誠二郎:(俺にとってはここで天喰さんに倒れられるのが一番怖い……)
田中誠二郎:「オッケー、あとどのくらいだ」
天喰大輝:「応援要員も、多分支部を目印にしてるだろうし――」
田中誠二郎:キョロキョロと周囲を見渡している。能力を使えば、聴覚から有力な情報を引き出せるが、使い方がよくわからない。
田中誠二郎:ガンガン煩いのでずっと抑えている。
天喰大輝:曲がり角にさしかかる。顔を出した瞬間に獣の集団と鉢合わせする可能性もある。
天喰大輝:慎重に、その先を伺う。
野津敬一:田中くんは曲がり角からなにか音がするのがわかる。
野津敬一:獣の足音ではない。人間のそれだ
田中誠二郎:「……あ、その先」
田中誠二郎:「……人?」 天喰に聞こえるくらいの音量で呟く
天喰大輝:「……生存者? いや、敵の可能性もある。慎重に――」
野津敬一:「おっと」
田中誠二郎:「ぎゃあっ」 小さな悲鳴
天喰大輝:「……」警戒の目。
野津敬一:「よかった。生きてる人がいたんだ。」
田中誠二郎:天喰の後ろに隠れる
野津敬一:「えっと、UGNの人じゃないよね?資料には君たちみたいな人居なかったもん」
天喰大輝:「……君は?」
野津敬一:曲がり角から現れたのは傷だらけの少年。
野津敬一:「俺?俺はUGNの増援」
天喰大輝:「一応、フリーランスになるのかな。こっちの人は覚醒したてだ」
野津敬一:人懐っこい笑顔を向け質問に答える
田中誠二郎:「よ、良かった、普通の人間だ……」 ほっと息を吐き、その傷に息をのむ
天喰大輝:「UGNか。……うん、それは安心できる」警戒レベルは下がったが心は許していない感じの目だ。
田中誠二郎:「こ、ここに来るまでに大分ケガしてるみたいですけど……大丈夫ですか……?」 不安そう
野津敬一:「大丈夫大丈夫。怪我は元からだから」
天喰大輝:「「普通」の人間、ね……」ぼそりと呟く。
野津敬一:自分の体に向けていたナイフを仕舞いながら笑う
天喰大輝:「増援ってことは、状況もある程度把握した上で来てるってことでいいのかな」
野津敬一:「いーや、状況がわかってないから派遣されたって感じかなあ。」
田中誠二郎:(DVでも受けてるのかな……) 能力という発想はない
野津敬一:「そっちはこの街の人?犯人グループじゃないよね?」
田中誠二郎:「おおぅ……じゃあもう少し粘らなきゃって感じですか……」
田中誠二郎:「あ、俺は街の人間です」
天喰大輝:「ある意味では元凶かな。意図的ではないにせよ」
天喰大輝:「こうなってるのは俺の能力が利用されたから、だと思う」
野津敬一:「ふーん、ま、その話は後で詳しく聞かせてよ。」
田中誠二郎:「なんか、殺されたと思ったらオーヴァード?っていうのになってて……」 そこまで言って天喰の説明に任せる
野津敬一:「3人でゆっくり喋ってる場合じゃなさそうだ。」
野津敬一:「こっちに向かってきたってことは、君たちも街の支部に……」
輪廻の獣:「――」
田中誠二郎:「……そうだった」 青ざめる
野津敬一:「行こうと、してたんだよね!!こいつらに囲まれる前にさあ!!」
天喰大輝:「くそっ、見付かった!」
野津敬一:慌てる素振りを見せながら、迎撃体制は取らない。この二人の出方を伺う。
野津敬一:自分の能力はリスクが大きい。もし、彼らが敵ならば能力使用後に致命的な隙を見せることになる。
澄川 新:その時、不意に街灯の灯りも届かない路地から声がする。
天喰大輝:逃げの姿勢を取りつつ、野津くんを観察している。
澄川 新:「…そこの3人。こっち」
野津敬一:「っと…!助け舟!」
田中誠二郎:「!」 声にいち早く反応する
野津敬一:「しかもあっちは資料で見た顔!」
澄川 新:暗がりによく目を凝らすと手招きしてる白髪の少年がいる。
野津敬一:ためらいなく彼の方の誘いに乗る
田中誠二郎:「あ、あっちか!急ごう!」
天喰大輝:「なら、ここのUGNか。ありがたい……!」
澄川 新:「急いで、塞いじゃうから」
澄川 新:手の平の上には赤黒く光る結晶が数個浮遊している。
田中誠二郎:「ええと、じゃあアレだ。試してみます……!」 足に力を籠めて、蹴りだす。
田中誠二郎:勢いよく体が前に跳び、腕に2人を抱え込んで少年の元に行こうとする。
天喰大輝:「っ……、すみません、お願いします」
野津敬一:「うお、痛い!もっと優しく!」
田中誠二郎:「力加減わかんない!」 急加速に自分も悲鳴をあげている
澄川 新:3人が勢いのまま転がりこんだのを見届けると、結晶ごと腕を振るう。
澄川 新:路地の両側のビルの壁面を、結晶で倒壊させ瓦礫で塞ぐ。
田中誠二郎:「お、おおお……すっげ」
澄川 新:「これでちょっとは時間稼げる…かも」
田中誠二郎:「こんなことできんだ……」
輪廻の獣:「――」外から気配を感じるが、見失ったのか、追ってこない。
天喰大輝:「っ、ぅ、ああ、助かった」頭を押さえている。
野津敬一:「ありがとう。"パイロープ”」
澄川 新:「無事な人がいて良かった…」
澄川 新:「コードネームを知ってるってことは…UGNの人だよね」
野津敬一:「そ、外部からの増援」
田中誠二郎:「パイ……外人?……ああ、コードネームってやつか」 見るからに素人
澄川 新:「……そっちの二人も?」
野津敬一:「いや、こっちは街の人?みたいな?」
天喰大輝:「俺はどこにも所属してない。彼はさっき覚醒した」
田中誠二郎:「さっき覚醒した街の人です……」
田中誠二郎:「さっきからめちゃくちゃ怖いからさっさと何とかしてほしいんだけど……」 見渡す
田中誠二郎:「む、無理そう……!」
澄川 新:「そっか、こんな…こんな時に…」
澄川 新:さっきより不安そうな眉がより一層下がる。
天喰大輝:「君はこの街のUGNでいいのか? 他のメンバーは?」
野津敬一:(パイロープが知らないってことは、この二人は、少なくともこの街のUGNが危険人物と睨んでる人たちってわけじゃなさそうかな)
澄川 新:「………。」数秒言葉を発しない。
澄川 新:「ここの…UGN支部は…」
澄川 新:「既に壊滅し、機能を停止…しています」
澄川 新:「現在、活動しているのは…ボクだけです」
田中誠二郎:ひっ、とひきつるような音が喉から漏れる。
野津敬一:「……マジかー」
天喰大輝:「……そうか。まあ、無理もないか……」予想通りとでも言うように、顔色を変えずに。
天喰大輝:「ちなみに、外部からの他の応援は?」
野津敬一:「ここに発生してるワーディング、或いは結界はかなり頑丈な上に精巧に出来ててね。」
澄川 新:「現在合流できたのは…アナタ方だけです」
野津敬一:「術式を解きほぐして中に入るって真似は出来なかったんだ。」
田中誠二郎:「こ、のままここに籠城してたら……何とかなったり……」 縋るような声
野津敬一:「だから、やったのはUGNやストレンジャーズが全力で火力をブッパして無理やりこじ開けるってやり方でね」
野津敬一:「俺一人ここに入れるのに、相当なむちゃをしたからしばらくは増援は来ないかな」
野津敬一:「そこの、えー、そこの?新人さん?には悪いけど」
野津敬一:「名前、なんでしたっけ?」
田中誠二郎:「あ」
田中誠二郎:忘れていた、というか、それどころではなかったのだが
田中誠二郎:「田中です。田中誠二郎」
天喰大輝:「マジか……UGNでもそれしか……」
天喰大輝:「ああ、そういえば自己紹介とかもできてなかったか……」
澄川 新:「そう言えば…。ボクは澄川新、コードネームは”パイロープ”です」
天喰大輝:「俺は天喰大輝」
野津敬一:「田中さんと天喰くんには言ったけど。」
野津敬一:「俺は"蓮の台"、野津敬一。よろしくね」
野津敬一:「って、天喰大輝?」
金雀枝 尊:──乾いた足音。
金雀枝 尊:ただの人間には、ただの足音。ただその手の人間が聞けば、警戒と戦闘態勢を維持した、人間のそれ。
田中誠二郎:「?知って……うわっ」
澄川 新:「誰ですか」
野津敬一:「田中さんと天喰くんは下がって」
田中誠二郎:「何だこの足音……凄い……静か……?」
金雀枝 尊:瓦礫で塞いだ道の反対側。少しづつ近づいてくる足音。
野津敬一:「澄川くんは、まだ余力はある?」
澄川 新:即座に警戒態勢、再び結晶を再構成する。
野津敬一:支部が壊滅するほどの戦いを経たばかりだ。限界がきていてもおかしはない。
澄川 新:「もちろん…です」
天喰大輝:「……」言われるまま下がるが、警戒は解かない。
野津敬一:「わお。そりゃ頼もしい」
金雀枝 尊:角からまず見えたのは……冷え固まった溶岩を、鎧としてまとったような。異形の巨腕。
金雀枝 尊:「──なんだ、人がいるのか」
田中誠二郎:「う、腕……?」 後ろから引いて見ている
天喰大輝:「……あ」
金雀枝 尊:次いで姿と声。キャスケット帽を被った少女。
野津敬一:「はいストップー、それ以上近寄らないでー、怖いからねー」
田中誠二郎:「女の子……!?」
野津敬一:「そちらの所属とお名前を教えてー」
金雀枝 尊:「……知らん顔が3。知ってる顔が1か」
天喰大輝:「ああ、彼女なら大丈夫だ」
野津敬一:「大丈夫なの?なんかゴーレムみたいな腕してるけど?」
金雀枝 尊:しかもその腕は、彼女の背中から生えている。
天喰大輝:「通常時なら敵になることもあるだろうけど、彼女がこの事態に噛んでるってことはまずない」
野津敬一:「……UGNにこんな町中であんな物騒な腕生やす人はいないもんなあ」
天喰大輝:「久しぶり。半年ぶりかな、金雀枝さん」
金雀枝 尊:「……随分な言い様だな、腹立たしい」
澄川 新:「支部でも見たことない顔です」
金雀枝 尊:「まだ普通マニアを続けているのか、天喰」
田中誠二郎:「えにしだ……」 呟く、それが彼女の名前
天喰大輝:「マニア……いや、まあ……うん」
天喰大輝:「まあ、とりあえず自己紹介したら?」
金雀枝 尊:「……“不平等な切り札(シルバーバレット)”金雀枝尊」やや不服そうな顔しながら名乗る
金雀枝 尊:「ほら名乗ったぞ。次はお前らだ」
野津敬一:「だよねえ。」
天喰大輝:「ちなみにFH」
田中誠二郎:「FH……え」
野津敬一:「まあ、俺たちよりもヤバイ奴らって思っておけばいいよ。」
野津敬一:「悪いかどうかは、そのセル次第かなあ。」
田中誠二郎:「”アルコン”セル?とかとも関りがあったり」 怯えている
田中誠二郎:「あ、簡単な事情は聞きました……」
天喰大輝:「彼女の人格と能力は信用できる。怒りっぽいけどね」
澄川 新:「そうですね、目的によりますけど」
野津敬一:「お、そりゃ助かる。じゃあアルコンってやつについても後で教えて……」
金雀枝 尊:「アルコン? 知らんな」
野津敬一:「あ、ごめん。自己紹介だったね。」
野津敬一:「俺は野津敬一。字は"蓮の台"。」
澄川 新:「…澄川新。”パイロープ”」
田中誠二郎:「ただの田中誠二郎」
天喰大輝:「俺はいらないよね」
天喰大輝:「状況が状況だ。UGNとかFHとか言ってられる状況じゃない」
金雀枝 尊:「野津。澄川。只野」「ひとまず今私から聞いておくことは2つだ」
野津敬一:「何?」
田中誠二郎:(あれっ?)
野津敬一:人懐っこい笑みを浮かべながら応える
田中誠二郎:(聞き間違いかな……)
金雀枝 尊:「私と事を構える気があるか。遺産を所持しているかだ」
野津敬一:「後者はNO」
野津敬一:「前者については、君の目的次第かな?」
天喰大輝:「手を、組まないか……って言おうとしたんだけど……」
野津敬一:「天喰くんの提案もいいと思うけど」
田中誠二郎:「俺は全然……戦うとか無理だし……遺産?についても知らない」
野津敬一:「もし金雀枝さんの目的がこの混乱乗じた略奪とかだったら流石にUGNとして止めないとだからね。」
澄川 新:「最初はあなたの目的次第、最後もあなたの目的次第で答えます」
金雀枝 尊:「私は“サルコファガス”の使いっぱしりでね。うちのアマ……上司が遺産に目がないものでな」
天喰大輝:(そういうことする子じゃないけど、まあ初対面だしなあ)見に回る。
田中誠二郎:(お金が大好きな人なのかな……)
金雀枝 尊:「世界のなんちゃらを捻じ曲げる遺産がこの町にある、ということで、押し入り強盗に来た」
野津敬一:「なんちゃらて、いちばん大事そうなところを。」
天喰大輝:(また露悪的な言い方を……)
澄川 新:「火事場泥棒ですか」
金雀枝 尊:「逆に私もあのアマも、遺産以外には興味がない。手を組むのならそこが落とし所だな」
田中誠二郎:方針に関してはUGNに任せたいので黙っている。
金雀枝 尊:ちなみに腕はまだ出したまま。脱力したように下げてはいるが
野津敬一:「世界のなんちゃらを捻じ曲げるなんて大仰な謳い文句の遺産をFHに渡すわけにはいかないかなあ。」
野津敬一:「まして、それが本当ならその遺産がこの惨状に関わっているかもしれないわけだしね。」
澄川 新:「ボクは遺産を持ってませんし、遺産の適合者もこの支部にはいません」
田中誠二郎:(い、胃が痛い……どうしてこんなことに……)
金雀枝 尊:「そっちの白髪は素直でいいな」
澄川 新:「それにFHの工作を見過ごす気もありません」
澄川 新:「目的は…答えてもらいましたから」
金雀枝 尊:「……さて、どうする? 私が言うのもなんだが、手は多いほうが良いとおもうがな」
金雀枝 尊:「あまり焦らすな。腹が立つ」
天喰大輝:「うーん、そうだなあ……金雀枝さん」
金雀枝 尊:「なんだ」
天喰大輝:「こちらの田中さん、ついさっき、多分この事態の首謀者に殺されて覚醒したんだけど」
天喰大輝:「田中さん、殺されてどう思いました? あいつらのことどう思ってます?」
田中誠二郎:「えっあ、うん」
田中誠二郎:「うん?」
田中誠二郎:「えーっと、ちょっと待って……」
田中誠二郎:(えっ何て言えば良いんだ。多分協力してくれる言い方を求めてるよな)
天喰大輝:「正直に言ってもらえればいいですよ」
田中誠二郎:(……)
田中誠二郎:「……怖い」
田中誠二郎:「多分俺、この中で最年長だし、自分でも情けねえって思うんだけど」
田中誠二郎:「めちゃくちゃ恐い」
田中誠二郎:「助けてほしい」
田中誠二郎:「……あとちょっとムカつく」
金雀枝 尊:「普通め」
天喰大輝:「いいじゃないか、「普通」」
金雀枝 尊:「お前が言うな、お前が」
野津敬一:(あ、なんか風向きが変わった)
金雀枝 尊:「だがまぁ……そうか。お前はそういう事をするのか」
金雀枝 尊:「癪だな。非常に癪だ。腹立たしい。腹が立つ」
天喰大輝:「ははは」
金雀枝 尊:「半年前に一度会っただけのくせに、『私の扱い方』をわかっているのが腹立たしい」
金雀枝 尊:「おい田中」
田中誠二郎:「はいっ」 ビクッと答える
金雀枝 尊:「気が変わった。協力させろ」
田中誠二郎:「あ、ありがとう……?」 不安そうにUGN組に振り向く
金雀枝 尊:「お前がムカついてる奴を殴りに行く」
澄川 新:「どう…します?」年上っぽい野津を見る。
野津敬一:「じゃ、遺産のことはとりあえず棚に上げて」
野津敬一:「この混乱を収めるまで、一時休戦ってことでいいのかな?」
金雀枝 尊:「そういうことだな」背中から下げていた腕が、解けるようにして消えていく
野津敬一:「その後遺産の処遇で揉めることになったら殴り合いで決めようか。負ける気はないけどね。」
田中誠二郎:ほっと息を吐く。収まったようだ
澄川 新:「FH同士、交戦するとおもいますけど、いいんですか」
澄川 新:まだ結晶は解除していない
金雀枝 尊:「腹立たしい。少しは素直に協力体制というものができんのか、狂犬」野津の態度に。腹立たしいとは言いつつもそういう顔ではない。口癖の一種だろう
天喰大輝:「素直じゃないとか、金雀枝さんには言われたくないと思うけど」
野津敬一:「かかってるものがかかってるものだからねえ。」
野津敬一:「ま、よろしく。金雀枝ちゃん」
金雀枝 尊:「なんださっきからお前は。終いには殴るぞ?」
金雀枝 尊:「そっちはちゃんをつけるな、腹立たしい」
天喰大輝:「今殴られるのは怖いなあ。ほとんど能力失ってるんだよ」
金雀枝 尊:「よかったじゃないか。大好きな普通に一歩近づいたぞ」
金雀枝 尊:「……あぁ、そうだ。澄川」
澄川 新:「…なんですか」
金雀枝 尊:「基本知識ではあるが、FHには縦はあっても横はほぼ存在しない」
金雀枝 尊:「ましてや私のとこは強盗の常習犯だ。今更いいも悪いもない」
金雀枝 尊:「これでいいか」
澄川 新:「なんか酷い理由ですけど…わかりました」
澄川 新:結晶を解除し、血液を体内に戻す。
田中誠二郎:「強盗の常習犯……」
澄川 新:「(正直なところ、FHでもみんなを助けるためには…人手が欲しかった)」
田中誠二郎:(……あれ?これ元凶叩きに行く感じ?)
田中誠二郎:(に、逃げたい……)
田中誠二郎:胸元を抑える。
金雀枝 尊:「さて、これで皆異存はないな」
田中誠二郎:(……でも、そうも言ってられないんだよな、多分)
田中誠二郎:「俺はない。助けてくれて嬉しい、金雀枝さん」
天喰大輝:「……田中さん」
金雀枝 尊:「構わん。そう思うならせいぜい怒れ。優男」
田中誠二郎:「?」 天喰の方を向く
天喰大輝:「あなたを巻き込んでしまった」
天喰大輝:「……今の俺には力がないから説得力も何もないけど」
天喰大輝:「あなたの「普通」は守ります。必ず。元の「普通」に戻れるようにします」
田中誠二郎:「ああ……ありがとう」
田中誠二郎:「でも、俺も忠告を聞かなかったからさ」
田中誠二郎:苦笑いしながら言う言葉には、昨日より若干の距離が感じられた。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得のみ可能です。購入は、まだできません。
GM:途中で条件を達成すると購入できるようになるイベントを用意しています。
田中誠二郎:ほえー……ロイスは……保留で
澄川 新:同じく保留かな~、合流したばかりだし
野津敬一:同行者/金雀枝 尊/誠意/警戒○
野津敬一:以上で
金雀枝 尊:同じく

ミドル3:第二理論の魔

GM:情報収集シーンです。全員登場可能。登場侵蝕を1d3+3でどうぞ。
野津敬一:野津敬一の侵蝕率を1D3+3(→ 4)増加 (44 → 48)
田中誠二郎:51+1d3+3
DoubleCross : (51+1D3+3) → 51+2[2]+3 → 56

澄川 新:41+3+1d3
DoubleCross : (41+3+1D3) → 41+3+3[3] → 47

金雀枝 尊:金雀枝 尊の侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (54 → 59)

GM:情報収集のシーンになりますが、三つほど、情報収集とは別に取れる選択肢があります。
野津敬一:ほほう
・地理把握〈知識:X町〉7
物資が残っている場所を見付け出せる。購入判定が可能になる。
・生存者の捜索〈情報:噂話〉7
この魔街と化したX町で隠れ潜み何とか生存している人々と接触でき、取引や情報交換ができる。財産点の使用が可能になる。
・遊撃 任意の技能で3dxと対決
こちらの行動を阻害する輪廻の獣を排除、撃退、誘導する。毎シーン判定可能。このシーンの全てのPCの情報収集、購入判定の達成値を+3する。財産点使用不可。

GM:つまり、地理把握をするまでは購入判定ができず、生存者の捜索をするまでは財産点が使えません。
田中誠二郎:なるほどね
GM:購入も財産点もいらないぜ! って場合はスルーして大丈夫です
野津敬一:購入はしたいかなー
GM:更にこの三つに加えて情報項目もあります。
・アレフについて〈情報:UGN〉〈情報:FH〉8
・ラルーデファタルについて〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:噂話〉8
・天喰大輝について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:噂話〉5
・輪廻の獣(アルマ・レグナム)について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈知識:レネゲイド〉9
・X町に隠された遺産について〈情報:UGN〉〈知識:遺産〉10

GM:更に隠された項目もあります。
GM:やることがいっぱいですが、頑張ってください!
GM:あ、あとNPCカードがあります。

コネ:天喰大輝 情報収集の判定前に使用を宣言。情報ダイス+1、情報:噂話なら更にダイス+2、達成値+1。

野津敬一:いえーい
澄川 新:けっこう強い
田中誠二郎:おお
金雀枝 尊:つよい

野津敬一:みんな購入が特別必要なさそうなら、とりあえず情報から埋めていきますか。
GM:あ、天喰のコネはラウンド1回、誰か一人が使用できます。
田中誠二郎:はーい
澄川 新:はーい
野津敬一:うす
金雀枝 尊:はーい

澄川 新:じゃあまずはボクから。遊撃を選択します
GM:はーい。3dxとの対決ですね。使用技能は何でしょう
澄川 新:使用技能はRCで!
GM:では先にこっちが振りましょう
GM:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 10[2,5,10]+2[2] → 12

澄川 新:げっ
GM:回ってしまった……
野津敬一:ぴえん…
澄川 新:3個で回すとは…やりおる
田中誠二郎:ウワ―ッ!
澄川 新:ではこちらは光の手を組み合わせて判定
澄川 新:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 7[1,6,7,7,7,7]+2 → 9

澄川 新:回んない…
野津敬一:しゃあない!!

GM:これは……残念! このシーンはボーナスなしです
澄川 新:しょんぼり

野津敬一:・X町に隠された遺産について〈情報:UGN〉〈知識:遺産〉10
金雀枝 尊:しょんぼりる
野津敬一:コネUGN幹部を使って判定します。
野津敬一:4dx+5>=10
DoubleCross : (4DX10+5>=10) → 8[4,5,6,8]+5 → 13 → 成功

GM:どうぞ!
野津敬一:よっしゃっしゃ
GM:お見事! 情報はまとめて出します
田中誠二郎:ウオーッ
金雀枝 尊:つよい

田中誠二郎:では私は安パイでラルーデファタルで!
田中誠二郎:情報:噂話で、コネ:噂好きの友人使用して、ベーシックリサーチを組み合わせて判定
GM:どうぞ!
田中誠二郎: 7dx+1>=
野津敬一:天才じゃったか…
田中誠二郎:7dx+1>=8
DoubleCross : (7DX10+1>=8) → 10[2,4,6,6,7,9,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

田中誠二郎:何でも知ってる
GM:めっちゃ知られてしまった
澄川 新:つよーい

金雀枝 尊:ダイスボーナス無いんで天喰くんにするかぁ。情報:FHで
GM:天喰のコネもありますよ
金雀枝 尊:さすがに固定値3あるし、ファンブルしない限りは成功するんで・・・
金雀枝 尊:いきます
野津敬一:やったー
金雀枝 尊:でもせっかくなので使ってダイス+1
GM:どうぞ!
金雀枝 尊:2dx+3>=5
DoubleCross : (2DX10+3>=5) → 5[3,5]+3 → 8 → 成功


GM:成功! では開示していきます
・X町に隠された遺産について〈情報:UGN〉〈知識:遺産〉10
 『第二理論の魔』と呼ばれる巨大な文字盤型の遺産。熱力学第二法則を司るラプラスの魔、ではなくタイムトラベル11理論の第二の理論、ブラックホール理論をレネゲイドの力で疑似的に実現し、事象の地平線の向こうに隠された特異点を限定的に再現し、テリトリーであるX町を時空的に物理法則を超越可能な空間にしている。このX町では時間に関連する能力は通常と異なる挙動を見せる可能性があり、場合によっては時空連続体を崩壊させ、世界を破滅に導く可能性すら秘めているとされている。
 その能力を調べることはできたが、隠されている場所については不明。

・ラルーデファタルについて〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:噂話〉8
 人造レネゲイドビーイングを兵器利用するFHセル、〝アルコン〟のレネゲイドビーイング。
 シンドロームはバロール/ウロボロス。非オーヴァード連続殺人事件の実行犯。〝S.G.〟にはラルーデファタルの稼働テストと伝えられており、非オーヴァードを相手にテストをする程度の性能である……というのは〝S.G.〟に対するカバーであり、実際は天喰大輝をおびき寄せる為の作戦であり、ラルーデファタルには十分な戦闘能力がある。
 過去視の能力があり、影を媒介に過去に起きた事象を再現することで様々な攻撃を行う。

・天喰大輝について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:噂話〉5
 フリーランスのオーヴァード。昨年末頃にオーヴァードに覚醒した、N市の大学に通う大学生。
 シンドロームはノイマン/ウロボロス。輪廻の獣の適合者。レネゲイドを否定する白い炎を使う。自死することで敵対者に「転生」し、内側から燃やし尽くす攻撃を切り札としている。
 「普通」――非オーヴァードの大多数の普遍的な人間の営みに強い執着を持ち、それを守る為に活動している。一般人を害するFHとは当然敵対しているが、異端であるオーヴァードと「普通」の人間は共にいるべきではないという思想を持ち、UGNとは協力こそするものの、人類とオーヴァードの共存という目的とは相容れず、イリーガル登録を拒否し、フリーランスとして活動している。その姿勢故、「普通」を脅かす存在には容赦がなく、UGNから要注意人物としてマークされている。
 X町にやってきたのも観光ではなく、非オーヴァード連続殺害事件を追ってのこと。
 現在は輪廻の獣を奪われ、能力の大半が使用不能になっている。しかし、その全てを奪われた訳ではない。使用こそできないものの、輪廻の獣の因子の一部はその体に残っている。


GM:追加項目はありません

京堂勅子:『――何分、先程依頼を受けて急いで情報を集めたものですから、最低限の情報になりますが』
野津敬一:「いえいえ、助かります。」
京堂勅子:通信機からの声。このX町内部からでも、外への通信は可能なようである。
野津敬一:「俺もこの街に眠ってる遺産なんて寝耳に水でしたから」
京堂勅子:『本部の方にX町支部から報告があった訳ではないんですよねえ。古い伝承などからの類推も混じっている情報なんですよね』
京堂勅子:『だから、どこにあるのかまでは分からなかったのですが』
京堂勅子:『それでも野津さんの助けになったのなら、何よりです』
野津敬一:「しかし、とんでもない代物ですね。」
野津敬一:「とんでもなさ過ぎて、こんな状況でもなきゃ、単なる与太話だと思っちゃいますよ」
京堂勅子:『詳細が分からないのはむしろよかったのかもしれませんね』
野津敬一:「だから、報告もされなかったんでしょうね。」
京堂勅子:『UGNですら把握できないということは、それだけ悪用する勢力からも秘匿されているということですから』
野津敬一:軽くため息を付きながら
野津敬一:「で、遺産とは関係ないんですが一ついいですか?」
京堂勅子:『はい?』
野津敬一:「次に結界に穴を開けれるのは、いつ頃になりそうですかね。」
野津敬一:「実は、この騒動に巻き込まれて覚醒した一般人とも合流してまして」
京堂勅子:『何と』
野津敬一:「出来ることなら、彼の退路は確保してあげたいなと、思ってるんですが」
京堂勅子:『そうですねえ……こちらも壁の解析と、突破を試みています』
野津敬一:「見込みはどうですか?」
京堂勅子:『ですが、今のところ分かったのは、結界が更に強固になっておりまして』
京堂勅子:『それこそ衛星兵器でも持ち込まなければ突破は難しそうですねえ』
野津敬一:「あはは、それは避けたいところですね。」
野津敬一:「んなもん使ったらいろんな方面から叩かれちゃう。」
京堂勅子:『あとは大陸間弾道ミサイルとか』
野津敬一:「怖い怖い」
京堂勅子:『そのレベルの……戦力ならぬ兵力が必要なレベルです』
野津敬一:口調だけは軽いが、表情は笑っていない。
野津敬一:本当に、それが必要になる可能性をひしひしと感じているからだ。
野津敬一:「ま、とりあえず撤退が難しい状況だということは理解しました。」
野津敬一:「新覚醒者(ニオファイト)についてはこちらでうまく保護できるよう立ち回ります。」
京堂勅子:『はい。よろしくお願いしますね。“蓮の台”の実力に期待しています』
野津敬一:「そちらこそ。」
野津敬一:「本部所属の手腕を頼りにしてますよ」

田中誠二郎:耳を塞いでいた手を離す。
田中誠二郎:「あ、終わった?救援とかどんな感じになりそうス?」
野津敬一:田中さんに人懐っこい笑みを向ける
田中誠二郎:覚醒してからは妙に感覚が鋭敏だ。勝手に聴くのもな、と耳を塞いでいた。
野津敬一:「残念だけど、厳しそうかなあ。」
田中誠二郎:「え、なに」
野津敬一:「俺が来たときよりも入るのも、出るのも難しくなってるみたい。」
田中誠二郎:「そ……っかぁー……」 深く息を吐く。つまり自分たちでどうにかしなくちゃいけないわけだ。
野津敬一:「だから、申し訳ないけど」
野津敬一:「田中さんを安全な場所に送るってことは、出来なさそう。」
野津敬一:「もう、この街はどこに居ても危険だからね。」
田中誠二郎:「……いや、逆に踏ん切りがついた」 冷や汗は流れているものの、案外スッキリした表情
野津敬一:「その中でも、俺たちと一緒にいるのが一番安全だよって言ったら」
野津敬一:「少しは安心してくれるかな?」
田中誠二郎:「俺も、やるべきことをやらなきゃいけない、か……」 誰にも聞こえないよう、口の中だけで呟く。
田中誠二郎:「……うん、大丈夫」
田中誠二郎:「野津さんも、金雀枝さんも、澄川さんも、天喰さんも、いてくれるし」
田中誠二郎:「正直めっちゃこえーケド……俺もやれるだけ頑張ってみる」
野津敬一:また人懐っこい笑みを浮かべ
野津敬一:「うん、正直助かるよ」
野津敬一:「見ての通り、めちゃくちゃ人手不足だからねー」
天喰大輝:「……正直、今の俺は足手まといだと思うけど」
野津敬一:と軽い口調で言葉を返す
田中誠二郎:「いやいやいや、天喰さんいなきゃ俺とっくに死んでるし」
田中誠二郎:正直、怖いのは輪廻の獣やFHだけではない。仲間の皆も、自分自身ですら、オーヴァ―ドそのものに忌避感を覚えている。信じられない。
田中誠二郎:だけど今はそれを押し隠して、勇気のある大人の振りをする理性はあった。
金雀枝 尊:「やれるだけ、では多少困るのだがな」
野津敬一:「そこはほら、俺たちが死ぬ気で頑張るから」
田中誠二郎:「う……あーそうだ」
金雀枝 尊:「表の獣を相手にするのは、一人頭10や20では下るまい」
天喰大輝:「……」田中さんを複雑そうな表情で見て。
田中誠二郎:「そろそろ、澄川さんが周りの奴ら蹴散らして戻ってきてくれるかもー、なんて……」
金雀枝 尊:「無茶をしろとは言わないが、大なり小なり無理はしてもらうぞ、優男」
田中誠二郎:「……ハイ」
天喰大輝:「……そうなっちゃうんだよなあ」
野津敬一:「自分の身を第一に考えてって言いたいけど」
野津敬一:「自分の身を守るためには無茶もしないといけない状況ではあるからなあ。」
野津敬一:困ったように笑ってから
野津敬一:「あ、そうだ金雀枝ちゃん」
野津敬一:「メアド教えて」
金雀枝 尊:「なんだ」
金雀枝 尊:「あとちゃんはやめろ」
金雀枝 尊:「……」
田中誠二郎:「おお」
田中誠二郎:(すげー……この状況で……)
金雀枝 尊:「私の聞き間違いか? 連絡先を聞かれた気がするのだが」
野津敬一:「間違ってないよ」
天喰大輝:「ああ! そういえば前回聞いてなかったな」
金雀枝 尊:「おい乗るな普通バカ」
野津敬一:「遺産に関しての情報を掴んだんだけど」
金雀枝 尊:「お前ら……」
野津敬一:「そいつがどうにも複雑で、俺の口からじゃ要領よく説明ができないからさ」
金雀枝 尊:「──ほう?」
野津敬一:「資料を直接送ったほうが早いと思ってね」
金雀枝 尊:「……紙なりなんなりあるとはおもうが、まぁ筋は通るな」端末を取り出して
野津敬一:「プリントアウト出来る機器が見当たらないんだもん。」
田中誠二郎:「ビックリした、急にナンパしたのかと……」
天喰大輝:「野津くんは柔軟だな。FH相手なのに」無所属なので他人ごとみたいな態度。
野津敬一:「一応共闘中だし、情報は共有しておいたほうがいいでしょ?」
田中誠二郎:「でもまあ、実際、分断されたときの為にお互いに知ってた方が良いかも」 スマホを取り出す
天喰大輝:「そうそう、俺も田中さんと同じ意見。この状況、はぐれたらかなり致命的だからね」
田中誠二郎:「今も、外の様子見てくれてる澄川君がどういう状況かもわからないし……」
金雀枝 尊:「一理ある」
野津敬一:「今の所、緊急連絡はないから大丈夫だと思うけど」
野津敬一:言いながら皆に遺産に関する資料を送ります。
澄川 新:そんな会話と同じタイミングで、とぼとぼと肩を落として戻ってくる。
野津敬一:「ほらね?」
田中誠二郎:「あっ噂をすれば」 スマホから顔をあげる
田中誠二郎:「大丈夫だった?」
澄川 新:「ちょっと追っかけられましたけど、大丈夫です」
金雀枝 尊:「で、首尾は?」
金雀枝 尊:戻ってきた澄川に視線を向けて
澄川 新:「やっぱりダメですね、背後とか足元から奇襲してみたんですけど」
澄川 新:「ぜんぜん効いてないみたいで…」
野津敬一:「なるほどね。」
野津敬一:「オーケーオーケー、無事に帰ってきてくれただけでも十分。」
天喰大輝:「“あれ”はレネゲイドを否定する。無理もない」
金雀枝 尊:「澄川の単純な力量不足、と雑に言い切るのも難しいか」
野津敬一:「さらに仕掛けてからしっかり追っ手を撒いて来てくれたんだもん、文句のつけようはないさ」
澄川 新:「視覚とか聴覚は反応するみたいなので」
澄川 新:「誘導をメインにしたほうがいいかも…」
田中誠二郎:「いざここを脱出して何かするにしても」
田中誠二郎:「しっかり作戦立ててった方が良さそうだな……」
天喰大輝:「俺の場合みたいにいちいち自分を燃やしたりもしてないし、数が数だしなあ……」
野津敬一:「ま、何にせよあいつらについても詳しく調べてみる必要がありそうだね。」
田中誠二郎:「で、えーとそうだ」
野津敬一:「どうしたの?」
田中誠二郎:「連絡先交換して、遺産?についての情報を共有してたんだった」
田中誠二郎:「澄川さんとも交換しないと」
金雀枝 尊:「ああ、それもそうだな」
澄川 新:「えっと…赤外線でいいですか?」
澄川 新:ポケットからかなり旧式のガラケーを出す。
野津敬一:「……き、厳しいかな…!」
田中誠二郎:「今時の子がガラケー!?」
金雀枝 尊:「……そこまでだとは思わなかったな」
天喰大輝:「……あんまり「普通」ではないかな」
金雀枝 尊:「怒る気も起きん」
天喰大輝:「まあ、メールはできるし……」
澄川 新:「すいません、個人のはこれしか持ってなくて…」
澄川 新:「UGNから支給されたのは支部に置いてきちゃって」
野津敬一:「ま、それじゃあ澄川くんは俺のスマホで資料読んでおいてよ」
野津敬一:資料を表示したまま澄川くんに自分の端末を渡します。
田中誠二郎:「あとはそれぞれがわかってる情報を整理して、もう一回外に出られないか試してみようか……で良いかな」 苦笑しつつ
澄川 新:「ありがとうございます…」
田中誠二郎:「俺はこれ書いてある内容全然わからないから後で誰か補足欲しいけど……」
金雀枝 尊:「あのアマ……とんでもないもん欲しがりやがって」
天喰大輝:「確かに小難しいこと書いてあるな……」
野津敬一:「それでも金雀枝ちゃんは持って帰りたい?」
金雀枝 尊:「雑にまとめるなら、『世界の理を捻じ曲げる遺産』そのままか。時間関係……バロール系の能力不全と、世界を滅ぼす可能性が追加されただけで」
田中誠二郎:「エッ」
天喰大輝:「はあ……覚醒してから何度目になるか分からないけど」
天喰大輝:「「普通」じゃないな……」
金雀枝 尊:「形のあるもの、無力化した上で回収できるものなら強盗しにいくだけだ」
田中誠二郎:「……時空連続体の崩壊、そうか」
澄川 新:「こんな危なそうなのでも欲しいんですね…」
田中誠二郎:「つまり時間の流れがめちゃくちゃになるってことか……」
金雀枝 尊:「まぁ、持ち帰れない遺産であるなら、それはそれでやりようはある」
野津敬一:「そ、しかも蜃気楼みたいにどっかの世界で起きた現象をこっちで起こしたりも出来るみたいだしね。」
野津敬一:「正直、UGNとしては破壊か封印措置を取りたい代物だけど。」
野津敬一:「金雀枝ちゃんの言う通り無力化出来たなら、現場の混乱に乗じてってことで見て見ぬ振りは出来るかな」
金雀枝 尊:「話がわかるやつは嫌いじゃないぞ」
田中誠二郎:意外と柔軟……いや、この状況でわざわざ敵を増やすことは言わないか。
天喰大輝:「……遺産も大変だけど」
天喰大輝:「解決した後のことより、今の脅威も考えた方がいいんじゃないか?」
野津敬一:「獣のことと」
田中誠二郎:「……”アルコン”セル、か」
澄川 新:「結界もありますね…」
田中誠二郎:「……多い!」
金雀枝 尊:「統治者アルコンか。腹立たしい」
田中誠二郎:「ああ、アルコンってそういう意味か」
天喰大輝:「田中さん、俺が着く前にあいつら何か漏らしてませんでした?」
田中誠二郎:「うん、ちょっと待って、今思い出す」
田中誠二郎:「……ええと、まず俺の前に柄が悪いのと、白髪のが出てきて」
田中誠二郎:「前者が”S.G”.」
田中誠二郎:「後者が”ラルーデファタル”って呼ばれてたんだよな……で、えーと、そうだ」
田中誠二郎:「”S.G.”は俺を殺すのが”ラルーデファタル”の性能実験だって言ってた」
田中誠二郎:「……けど、天喰さんが来て、そう、"S.G."が……死んだ」
田中誠二郎:「”ラルーデファタル”はここまでが天喰参をおびき出す作戦、って言ってたな」
天喰大輝:「まんまと嵌められたよ」
田中誠二郎:「あと……あ!」
金雀枝 尊:「なんだ」
田中誠二郎:「”ラルーデファタル”の能力、確か”S.G.”は過去視とその再現って言ってたっけ」
田中誠二郎:「”S.G.”は死ぬまであまり詳しい説明受けて無さそうだったから、正確かはわからないけど……」
田中誠二郎:「どうかな、この情報って、役に立つ?」
野津敬一:「…かなり、助かる。」
田中誠二郎:「そっか、良かった……」
野津敬一:「今、田中さんが言ったラルーデファタルの能力は」
野津敬一:「現時点で判明している『第二理論の魔』の齎す影響とすこぶる相性がいい。」
田中誠二郎:「あとは”S.G.”の死体から出てきた、”アレフ”ってやつなんだけど……その時は俺、朦朧としててよく覚えてないんだよな……ん?」
田中誠二郎:「えーと……?」 スマホのテキストをスクロールしている。
天喰大輝:「……ああ、過去視も時間系統の能力か」
金雀枝 尊:「その過去視の程度が本来どの程度かはわからんが……」
野津敬一:「それに、時間と空間的に離れた事象をその場に顕現させるって点でも似通ってる。」
田中誠二郎:「な、なるほど……」
澄川 新:「かなり特殊な能力だけに噛み合うと危険ですね…」
野津敬一:「確証はないけれど」
野津敬一:「オーヴァードの能力なんては本気で千差万別だ。同じ能力の持ち主なんてそうそう出会えるものじゃない。」
野津敬一:「それなのに、ここまでこの街に眠る遺産と近い能力を持っているというのは。」
野津敬一:「"アルコル"も、『第二理論の魔』に関連する目的を持っている。そう考えてもいい材料だと思う」
金雀枝 尊:「そういう風に舞台を整えたか、舞台に合わせて役者を用意したか」
野津敬一:「うん、金雀枝ちゃんの言う通り。」
金雀枝 尊:「……まぁ、何にしろ。こいつの大手柄だろうな」
金雀枝 尊:田中の背中を軽く叩いて
田中誠二郎:「ああ……良かった。”アレフ”についても思い出したらうわぎゃあっ」 大げさに飛び跳ねる
野津敬一:「女の子が苦手な人?」
天喰大輝:「ははは……うん、田中さん。ありがとうございます」
田中誠二郎:「いや女の子がっていうか……」 オーヴァ―ドが……は言わないが
金雀枝 尊:「なんだ、その目は。腹立たしい」
天喰大輝:「……」
田中誠二郎:「ごめん、ごめん」
天喰大輝:「……まあ、この状況なら神経が過敏にもなりますよ」
野津敬一:「早くなんとかしてあげないとね。」
田中誠二郎:「ありがとう、天喰さん……ええとそれで」
田中誠二郎:「天喰さんは足手纏いなんて言ってたけど」
田中誠二郎:「実際のところはどれくらい……?」
天喰大輝:「能力は殆ど使用不能。ワーディングと、うーん、リザレクトくらいは使えるのかな……」
金雀枝 尊:「つまるところ、戦闘能力のない普通のオーヴァードレベルか」
澄川 新:「厳しいですね…」
野津敬一:「天喰くんはエージェントでもないからさ」
天喰大輝:「まあ、できるとしたらせいぜい肉盾になって時間を稼ぐくらいかな」
田中誠二郎:「じゃあとりあえずは俺達だけで頑張らないとね……」 金雀枝さんの協力が得られて本当に良かった
田中誠二郎:「そ、それはダメでしょ!」
金雀枝 尊:「なに、普通の人間は後ろで丸くなっておけ」
野津敬一:「こっちから無理に協力してくれとは言えないんだけど」
天喰大輝:「必要なら俺はやりますよ」
野津敬一:「天喰くんとしてはどうなの?力、取り戻したい?」
金雀枝 尊:「足手まといとまで言わねばわからんか?」
澄川 新:「戦闘はボクたちUGNとFHでなんとか…」
天喰大輝:「……正直、この力は嫌いだけど。本ッ当に、死ぬほど嫌いだけど」
天喰大輝:「これがないと「普通」が守れない。俺には必要な力だよ」
金雀枝 尊:「……『普通』と『無力』は同義ではないが限りなく近い」
金雀枝 尊:「この間聞けなかったことを聞くぞ」
金雀枝 尊:「お前は普通になりたいのか、普通を守りたいのか。どっちだ」
天喰大輝:「守りたい」即答
天喰大輝:「「普通」になるのは、覚醒した時にもう諦めてる」
田中誠二郎:「……」
金雀枝 尊:「……なら、肉盾なんぞと口にするな」
天喰大輝:「必要なら、って言っただろ。そんな必要をなくしてくれ」
金雀枝 尊:「腹立たしい。だがまぁ、そういう話は嫌いじゃない」
野津敬一:「そこらへんはUGNの仕事だしね。」
天喰大輝:「……ああ、でも」
澄川 新:「金雀枝さんも協力してくれますし」
天喰大輝:「能力は使えないけど、輪廻の獣の一部は残ってる感じはする」
天喰大輝:「それがどうしたって感じだけど」
金雀枝 尊:「なに、絞りカスでも場合によっては使いようが出てくることもある」
野津敬一:「無理はさせられないことには変わらないけどね」
野津敬一:「うん、それじゃあ天喰くんの能力を取り戻すことも目標の一つに加えようか」
田中誠二郎:(金雀枝さん、口は悪いけど根はやさしい子みたいだな……口は悪いけど……)
金雀枝 尊:「天喰の能力を取り戻す。そのアルコンとやらをぶん殴る。『第二理論の魔』の回収」
金雀枝 尊:「当面の目的はこんなところか。結界云々は情報が無いから今はパスだ」
田中誠二郎:「うん、頑張ろう。出来ることから」
澄川 新:「そう…ですね」
田中誠二郎:(それにしても、『普通』になるのは諦めた、か)
田中誠二郎:自分も、諦めなくてはいけないのだろうか、諦めたとして、かつて憧れたヒーローのようになれるのであろうか。
田中誠二郎:優秀な兄とは違う、自分が。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得のみ可能です。
野津敬一:同行者/田中誠二郎/庇護○/罪悪感
田中誠二郎:金雀枝尊 〇信頼/恐怖 で取得します。今のところはこれで
野津敬一:以上で
金雀枝 尊:うーむ。まだ保留かなぁ。あとでばっといこ
澄川 新:野津敬一 〇信頼/不安 でロイス取得します

ミドル4:コーヒー

GM:引き続き情報収集です。全員登場可能。登場侵蝕を1d3+3でどうぞ。
金雀枝 尊:金雀枝 尊の侵蝕率を1d3+3(→ 6)増加 (59 → 65)
澄川 新:49+3+1d3
DoubleCross : (49+3+1D3) → 49+3+2[2] → 54

野津敬一:野津敬一の侵蝕率を1D3+3(→ 6)増加 (48 → 54)
田中誠二郎:56+1d3+3
DoubleCross : (56+1D3+3) → 56+3[3]+3 → 62


GM:このシーンでできること!
・地理把握〈知識:X町〉7
物資が残っている場所を見付け出せる。購入判定が可能になる。
・生存者の捜索〈情報:噂話〉7
この魔街と化したX町で隠れ潜み何とか生存している人々と接触でき、取引や情報交換ができる。財産点の使用が可能になる。
・遊撃 任意の技能で3dxと対決
こちらの行動を阻害する輪廻の獣を排除、撃退、誘導する。毎シーン判定可能。このシーンの全てのPCの情報収集、購入判定の達成値を+3する。財産点使用不可。

GM:これと
・アレフについて〈情報:UGN〉〈情報:FH〉8
・輪廻の獣(アルマ・レグナム)について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈知識:レネゲイド〉9

GM:これ!

金雀枝 尊:白兵技能で遊撃チャレンジ
GM:了解! ではこちらの3dxから
GM:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 9[2,4,9] → 9

GM:割とつよめ
金雀枝 尊:3dx+3
DoubleCross : (3DX10+3) → 9[4,4,9]+3 → 12


田中誠二郎:ウオーッ
金雀枝 尊:まぁこんなもんよ
GM:成功! このシーン、全員の情報収集、購入判定の達成値が+3されます
澄川 新:すごい
野津敬一:たすかりー
田中誠二郎:やった―!強い!

田中誠二郎:じゃあ私はアレフについて、ベーシックリサーチを使用して情報:UGNで判定します。
田中誠二郎:さっき上げ忘れてたので2上げますね 62→64
GM:どうぞ!
野津敬一:天才じゃったか…
田中誠二郎:6dx+3>=8
DoubleCross : (6DX10+3>=8) → 10[2,5,6,7,8,10]+2[2]+3 → 15 → 成功

田中誠二郎:ウム
GM:成功! お見事!

澄川 新:ボクは輪廻の獣について、コネを使って情報:UGNで判定します。
GM:どうぞ!
澄川 新:3dx+1+3
DoubleCross : (3DX10+4) → 8[6,7,8]+4 → 12

野津敬一:やったね
田中誠二郎:ヒューッ!
GM:成功!
澄川 新:良かった・・・

GM:現在調べられる情報が抜けたので、一回開示します。

・アレフについて〈情報:UGN〉〈情報:FH〉8
 人造レネゲイドビーイングを兵器利用するFHセル、〝アルコン〟のレネゲイドビーイング。
 シンドロームはピュアウロボロス。所持エフェクト:《能力強奪》《異能の継承》。他者から奪った能力をより有効活用できる他のレネゲイドビーイングに継承させる。奪った能力を自分では十全に活用できず、本体の戦闘能力は低いが、生存能力は高い。
 〝アルコン〟のエージェント〝S.G.〟に寄生し、その行動を裏から操り、使い捨てにしていた。これにはおかしな点がある。〝アルコン〟は人造レネゲイドビーイングを兵器利用するセルだ。しかし、アレフは逆に人間を利用していた。
 →・〝アルコン〟の真実〈情報:UGN〉〈情報:FH〉12が調査可能に。

・輪廻の獣(アルマ・レグナム)について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈知識:レネゲイド〉9
 世界にごく少数のみ確認されている、絶大なレネゲイドの力と引き換えに際限ない破壊衝動と凶暴性を発露させたジャームと化すとされている特異存在。その最も特異な点は死とともに自らの分身を他者に憑依させることだ。本来、その分身は輪廻の獣の力のみを継承するが、天喰大輝の輪廻の獣は――輪廻の獣自体の特性か天喰の能力が加わった結果かは不明だが――本体の記憶や意識すら伴い、転生後に肉体の再構成すら可能とする。
 そして、今現在X町に溢れている輪廻の獣は、全て天喰大輝のものと完全に同一のレネゲイド反応を有している。一つの輪廻の獣が生み出す分身は同時に一つ。それは天喰大輝の能力も変わりない。ならば、そこに何らかの理由が存在するはずだ。
 また、輪廻の獣に憑依された者は、一部の適合者の他はジャームとなるはずだが、X町の住民は意志を奪われ操られているものの、ジャーム化していない。これはアレフ、ラルーデファタルどちらかの能力によるものであると推測される。


輪廻の獣とラルーデファタル、遺産について調べた為、・輪廻の獣が増えた理由〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:噂話〉10が調査可能に


野津敬一:じゃあ、〝アルコン〟の真実を狙います。
野津敬一:コネUGN幹部を使用します。
野津敬一:4dx+5+3>=12
DoubleCross : (4DX10+8>=12) → 7[2,3,4,7]+8 → 15 → 成功

野津敬一:イエス
GM:お見事!

・〝アルコン〟の真実〈情報:UGN〉〈情報:FH〉12
 〝アルコン〟が人造レネゲイドビーイングを兵器利用する為に作られたセルというのは事実だ。しかし、それは数ヶ月前までのことだ。
 〝アルコン〟は元々、性能にこだわらず質よりも量を重視して兵器としてのレネゲイドビーイングを開発していた。それは強力なレネゲイドビーイングを生み出す技術がなかった故だが、同時に安定した品質で生産する能力がないことを示す。
 不安定な量産技術によって、ムラが生まれ、時には不良品の落胤を押される個体も存在した。しかし、稚拙な技術とはいえ、ことはレネゲイドが関わる。制御されていないレネゲイドは時に奇跡を――あるいは災いをもたらす。
 アレフも低い戦闘能力故に不良品の一体だったが、能力を奪う能力、他者に能力を継承する能力、人間に寄生する能力を駆使して〝アルコン〟中枢を掌握、下層セルメンバーに悟られることなく〝アルコン〟のセルリーダーとなった。
 以降、〝アルコン〟は外部から優れたエージェントを引き入れるなどして、より高品質のレネゲイドビーイングの作成を進めている。そこには確実にアレフの思惑が関わっており、今回の事件とも無関係ではないはずだ。

更に、ラルーデファタルと〝アルコン〟の真実について調べたので、・アレフの思惑について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:噂話〉12が調査可能になりました。


輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:あなたたちは、姿を隠し、X町を進んでいたが、群れから離れた一体の輪廻の獣に気付かれ、追われていた。
輪廻の獣:このままでは追い付かれる。そうでなくとも、仲間を呼ばれれば大変なことになる。
田中誠二郎:「っひ」 思わず大声をあげそうになる
野津敬一:「きっついなもー!」
野津敬一:「澄川くん!シェルターはまだ遠いの!?」
澄川 新:「しつこいし速い…!」
金雀枝 尊:「チッ……一体ならどうにかやってやるか……!」
野津敬一:「遠いな、もう!」
澄川 新:「もう2つ先の区画…です!」
天喰大輝:「そこまで逃げ切れるか!?」
金雀枝 尊:「少し先に行っていろ!」走っていたところを急停止。獣の方を向いて
輪廻の獣:「――」
野津敬一:「無理だと思ったらすぐ逃げてね!詳しい場所は連絡する!」
田中誠二郎:「金雀枝さんッ!?」 思わず振り向く。足は止めない、怖いので
天喰大輝:「っ、任せる!」自分が無力だと分かっている。
金雀枝 尊:「──起きろ」その言葉とともに、彼女の背中が盛り上がる。突き抜けて出てきたのは、骨の巨腕。
野津敬一:「澄川くんは」
野津敬一:「出来れば、よく見てて」
金雀枝 尊:それに肉付けをするように、溢れ出した溶岩が腕を覆い、表面が冷え固まり鎧のような異形の腕を作り上げる。
野津敬一:「効くにせよ効かないにせよ、君が戦ったときとの違いがあれば教えてほしい」
澄川 新:「……はい!」
金雀枝 尊:遺産『イフリートの腕』とFH製『殺戮器官』の合成品である一対の腕。元の腕とあわせて4本。
金雀枝 尊:「ふんッ!!」四本腕の膂力で、突進してくる獣を、受け止める。
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:一瞬、その動きが止まる。しかし――
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:遺産と殺戮器官――レネゲイドの産物の力が、『喰われる』。
輪廻の獣:その力を保てない。
田中誠二郎:「腕が消えたっ!?金雀枝さ────」
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:腕を振り上げ――武装を失った少女へと振り下ろす――!
金雀枝 尊:「何をバカな事を言っている」
金雀枝 尊:「私の腕は、もう2本」背中の複腕は、たしかに彼女の出力を効率的に膂力に変換する器官の1つ。
金雀枝 尊:「あるんだよッ!!」だが、そもそも。人間にはもとから付いている腕がある。
金雀枝 尊:振り上げた腕の内側。複腕が消えるのも構わずに潜り込み
金雀枝 尊:「オラァッ!!」踏み込んで、殴る。
輪廻の獣:「――ッ」
輪廻の獣:驚異的な威力の殴打。如何に輪廻の獣といえど、喰らうレネゲイドを見誤れば、無敵ではない。
輪廻の獣:後方に吹き飛び、テナントビルの壁を突き破る。
輪廻の獣:ゆっくりともがいているが、暫くは動けそうにない。
田中誠二郎:「ひゅ、ヒュウ……」 思わず足が止まる。引いている。 金雀枝尊へのN感情を畏怖に変更します。
金雀枝 尊:「そら、行くぞ。優男」
天喰大輝:「相変わらず馬鹿力だ」
田中誠二郎:「あっハイ、ありがとうございます」
澄川 新:「スゴ…」
金雀枝 尊:背中の腕──の残骸が解けるように消える。踵を返して
天喰大輝:「最初にあったのが金雀枝さんと柘植さんだから、ベテランのオーヴァードはみんなそうなのかと思ってたよ」
田中誠二郎:「……あ、でも動いてるな……あれでも死なないのか……」
野津敬一:「けど、時間を稼ぐには十分だ。」
野津敬一:「分析解析はシェルターについてからやろう。」
金雀枝 尊:「ただ頑丈っていう風ではないな、ともかく、今は先を急ぐぞ」
澄川 新:「あっ、もうすぐです。先導します」
田中誠二郎:(そういえば、あの”アレフ”ってやつも倒された後に出てきたな)

GM:ひとまず危機を脱し、あなた達はX町支部が用意していたシェルターの一つに避難していた。一まずの安全地帯だ。
澄川 新:「しばらく使ってなかったので、ちょっと埃っぽいですけど」
天喰大輝:「いや、身を守れれば十分だ」
野津敬一:「やー、十分十分」
金雀枝 尊:「今更構わんよ」
田中誠二郎:「そうだね、腰を落ち着けられるってだけでだいぶ」
野津敬一:「で、金雀枝ちゃん」
金雀枝 尊:「なんだ」
野津敬一:「あいつを殴ってみて、どうだった?」
金雀枝 尊:「あとちゃんはやめろ」
金雀枝 尊:「……さっきも言ったが、ただ頑丈というだけではないな」
野津敬一:「金雀枝ちゃんが狂犬呼びをやめてくれたらね」
金雀枝 尊:「かといって、理由のない無敵という話でもなさそうだ」
野津敬一:「ふむ」
金雀枝 尊:「往々にして存在してしまうのが、レネゲイドの腹立たしいところだが……ジャーム化は必至であろうな」
野津敬一:「澄川くんと田中さんはどう?」
澄川 新:「そこなんですけど」
田中誠二郎:「えっ!?えーと……」 と考えてから、澄川に視線を向ける
澄川 新:「見た目こそアレですけど、たぶんまだジャームじゃないです」
田中誠二郎:「ジャームじゃない……それって」
野津敬一:「……マジで?」
田中誠二郎:「もとに戻れるかもしれない……?」 少し希望を込めた声
澄川 新:「一瞬一瞬で爆発的に上昇してる感じで…」
金雀枝 尊:「……ふむ」
天喰大輝:「……今でこそあれだけど、元は非オーヴァードだ」
天喰大輝:「それは朗報だな」
澄川 新:「それと、さっき金雀枝さんが殴ったやつ」
澄川 新:「ボクが手を出したのとはサイズ的に別個体なんですが」
澄川 新:「レネゲイドの特徴というか波長というか、そういうのが丸っきり同じです」
天喰大輝:「輪廻の獣だから、って訳じゃなく?」
澄川 新:「能力の大元が同じなんじゃないかと…」
野津敬一:「その大本からコピーして量産した、ッて感じ?」
天喰大輝:「……それって、もしかして俺も同じだったりはしないか?」
澄川 新:「その…えっと…はい」気まずそうに目線を逸らす。
金雀枝 尊:「……大元が同じとはいえ、人間に憑依して量産したのならば、『完全に同一』というのはな」
天喰大輝:「……俺の能力を奪って、増やしたってことか」
天喰大輝:「でも輪廻の獣なんて、そう簡単に増やせるとは思えないけど……」
田中誠二郎:「そこらへんの”おかしさ”が調査の鍵ってことか……」 分からないなりに口に出す
澄川 新:「過去の再現…とか関係してるのかも」
金雀枝 尊:「……一応、仮説は立てられないでもない」
野津敬一:「だねー。ありえないからって否定するより何故それが起こってしまうのかってことを考えたほうが有益だ。」
野津敬一:「聞かせてもらっていい?」
田中誠二郎:頷き、金雀枝の方を見る。
金雀枝 尊:「簡単な話だ。あれはコピーしたんじゃない」
金雀枝 尊:「全く同じものを、別の場所にも置いてるだけだ」
金雀枝 尊:「過去から物を持ってくる。そういうやつがいるだろ。この町には」
田中誠二郎:「”ラルーデファタル”……」
澄川 新:「あれ全部ひとりで…ですか」
金雀枝 尊:「穴の多い仮説だとはわかっているさ」
金雀枝 尊:「ついでに、そいつが獣共を増やしてるなら、あの頑丈さにもある程度納得がいく」
田中誠二郎:「……でももし本当にそれが”ラルーデファタル”一人で行われてるなら」
田中誠二郎:「例えばアイツらが第二理論の……魔?とかを手に入れたりしたら……」
田中誠二郎:例えば、この町だけでなく、世界中が
金雀枝 尊:「『時間的閉曲線』。タイムトラベル第二理論の代表的な1つだ」
野津敬一:「難しい話になりそう?」
金雀枝 尊:「誤解を恐れずに要約すれば、『必ず過去の一点に戻ってくるループ』を引き起こす物、か?」
田中誠二郎:「頑丈さの理由っていうのはつまり、無傷な状態に常にループしてるって事?」
金雀枝 尊:「大雑把に言えばな。消し飛ばそうが潰そうが、奴らは死なんよ」
天喰大輝:「そもそも、輪廻の獣はそういうものでもある」
天喰大輝:「たとえ殺せたとしても、次の輪廻の獣を生み出すだけだ」
田中誠二郎:「無敵ってことか……」
金雀枝 尊:「水面に石を投げるようなものだ。そいつを殺すには、水ごと引き上げるか」
金雀枝 尊:「大元を殺すか、だ」
天喰大輝:「輪廻の獣を殺すには、輪廻の獣で殺すしかない」
田中誠二郎:「……」
澄川 新:「なら現状、獣本体との交戦は避けるべき…ですね」
田中誠二郎:「確かに……天喰さんも今は戦えないし……」
田中誠二郎:「あ、でももし次に戦わないといけない状況になったら俺がやってみようと思う」
野津敬一:「自信があるの?」
田中誠二郎:「自分がいざと言う時何が出来るかくらいは把握しておきたい……」
金雀枝 尊:「あー……ただまぁ、私の話には一個重大な欠陥があってだな……」
田中誠二郎:「危なくなったら助けてほしいけど……ん?」
金雀枝 尊:「……本当に過去視で投影しているのなら、非オーヴァードの住民を獣にする必要があるのか、というところだ」
天喰大輝:「憑依する前の獣じゃなくて、憑依した状態の獣を連れてくればいいってことか」
田中誠二郎:「そっか、そっちの方が強い……よな?」
野津敬一:「影に実体を持たせるため、とかかもしれないけれど。」
金雀枝 尊:「正直全くの的外れの可能性もある。だがまぁ」
金雀枝 尊:「獣との交戦を避ける。切り札である天喰の復帰を優先する。この結論に間違いはあるまいて」
野津敬一:「うん、そこは同意。」
澄川 新:「そうですね」
野津敬一:「で、獣との交戦を避けるなら」
野津敬一:「それ以外の敵のことをしっかり調べないとね。」
田中誠二郎:「あ、そうだ」
野津敬一:「はい、田中さん
天喰大輝:「最悪、とどめだけ俺がやれば、輪廻の獣の残り滓でもとどめは刺せると思う」
田中誠二郎:「さっき金雀枝さんが”輪廻の獣”を吹き飛ばしたとき、”アレフ”の事を思い出したんだった」
金雀枝 尊:「アレフ?」
田中誠二郎:「”S.G.”が天喰さんに殺……された時、その中からそいつが出てきた。”アルコン”セルのリーダー」
田中誠二郎:「……って本人は言ってたけど」
天喰大輝:「輪廻の獣を奪った奴だよ」
澄川 新:「セルリーダー…って中から?」
田中誠二郎:「そう、天喰さんから力を奪って”ラルーデファタル”に渡してたと思う」
野津敬一:「気持ち悪いな。エグザイルシンドロームとかはそういうこと出来る人がいるらしいけど」
田中誠二郎:「道化の服の、透明人間みたいなやつで、滅茶苦茶テンションが高かった」
田中誠二郎:「えーと……多分逃げたと思うから、また誰かの体の中に潜んでいるかもしれない」
田中誠二郎:「……のか?」
野津敬一:「……こわ…」
澄川 新:「エグイなあ…」
田中誠二郎:「実際、”アルコン”セルっていうのについては他にわからないか?」
田中誠二郎:「もしかしたら、何かおかしなところがあるかもしれないし……」
金雀枝 尊:「腹の立つやつだな……」
金雀枝 尊:「言っておくが私は知らんぞ」
野津敬一:「うん、ちょっと待って」
野津敬一:「ちょっと待って?コーヒーでも飲んでて?」
田中誠二郎:「えっあっ、うん?」 不思議そうな顔
金雀枝 尊:「……なんだ野津、急に」
澄川 新:「コーヒー…あったかな…」棚を探す。
天喰大輝:「思い当たることでも?」
野津敬一:言いながら端末を操作し、田中さん達からの情報と京堂さんらの調査結果を整理する
野津敬一:「うん、やっぱりだ。」
野津敬一:全員(澄川くんを除く)の端末に資料を送る。
金雀枝 尊:「ふむ……?」
野津敬一:「数ヶ月前から、〝アルコン〟の連中の行動指針が変わっている。」
天喰大輝:「質より量から、量より質に……か」
田中誠二郎:「……なるほど?組織の行動指針が変わるってなると……」
野津敬一:「うん、普通の組織ならそれはおかしいことじゃない。」
野津敬一:「経営状態や社会情勢を鑑みて経営方針を変えたり、なんてのは会社だったらあたり前のことだからね。」
野津敬一:「でも、FHのセルはそうじゃない。」
金雀枝 尊:「FHのセルは、そうそう指針が変わるというのはありえん」
金雀枝 尊:「それこそ、頭ごとすげ替えねば……」
野津敬一:「連中はまず自分の欲求や願望があるからね。周りのためにそれを曲げることはまずない。というか、それをしたらセルの存在価値がなくなる」
野津敬一:「金雀枝の言う通り」
野津敬一:「そして誰にも気づかれずに頭の中身をすげ替えれるのが」
田中誠二郎:「”アレフ”ってことか……」
野津敬一:「〝アルコン〟によって作られたレネゲイドビーイング、〝アレフ〟だ」
野津敬一:田中くんと同時に言葉を言い終え、こくりと頷く
天喰大輝:「戦闘能力はないけど、確かに搦め手に特化した感じの奴だった」
澄川 新:「聞いた能力なら納得です…」
金雀枝 尊:「問題は、わざわざ頭を乗っ取ってなにをしたいか、だ。ただ創造者への反発ということではなさそうだが」
田中誠二郎:「実際、この町まで来て、天喰さんをおびき出して能力を奪っている……」
野津敬一:「高品質なレネゲイドビーイングを作るために、輪廻の獣を大量発生させるってのもよくわからないしね。」
澄川 新:「輪廻の獣自体はレネゲイドビーイングじゃ…ないですよね」
天喰大輝:「俺は人間だよ」
野津敬一:「難しいねえ。学者先生ならうまく説明できると思うんだけど。」
金雀枝 尊:「そういう力を持ったウロボロスオーヴァードの一種、というような解釈だな、私は」
澄川 新:「やっぱり…本人に聞くのが速い…ですか」
金雀枝 尊:「特筆性ディスクリプト、というやつだ」
野津敬一:「だね、それがダメならもっと情報を集めて推理を詰めよう。」
田中誠二郎:「この状況で、わからないこと考えている余裕はないからな……」 外の様子をうかがう
野津敬一:「また集まってきた?」
金雀枝 尊:「……現状、謎ばかりが増える。対処法は無く、道筋も見えん」
輪廻の獣:「――」  「――」 「――」何体かうろついている。
田中誠二郎:「集まってきてはいる、けど見つかってるわけじゃないかな……」
金雀枝 尊:「せめてラルーデファタルか、『第二理論の魔』の場所がわかれば、早いんだろうがなぁ……」
澄川 新:「ココも頑丈ですけど、襲われたら長続きはしない…とおもいます」
野津敬一:「『第二理論の魔』は、まだ見つからなくていいかな。そうなると揉めちゃいそうだし」
田中誠二郎:「FHに見つかるくらいなら確保しておきたい気持ちもあるけど……」
田中誠二郎:「あ、違う”アルコン”セルに」
田中誠二郎:金雀枝もFHだったと言い直す。
金雀枝 尊:「私と揉めるならともかく、現状どう考えてもアレは奴らの要。みつかれば行動は起こす」
金雀枝 尊:「そうなればここで探偵ごっこをするよりも状況は動くだろう」
金雀枝 尊:気にしていない、と田中にかるく返してから
野津敬一:「そうだねえ。パンドラの箱でも開けざるを得ないか。」
田中誠二郎:ちらりと澄川さんの様子を見る。
澄川 新:「まずはラルデーファタルを探しましょう」
澄川 新:「それと引き続き情報収集…ですね」
澄川 新:不安そうな表情は相変わらず。
野津敬一:「あんまり無理しないでね。」
金雀枝 尊:「……あまりそういう顔をするな、澄川」
田中誠二郎:「うん、多分俺が最年長だし、出来るだけ頑張るからさ」 あまり説得力はないかもしれない。自分も不安そうな顔をしている。
金雀枝 尊:「野津を見習え。未だに私に半分喧嘩を売ってきている。このくらいの度胸を持てとは言わんが」
澄川 新:「……すいません、支部のほうが…ずっと気になってしまって」
澄川 新:「ボク一人で逃げてきたから…」
野津敬一:「えー、俺は金雀枝と仲良くしようとしてのになー」と人懐っこく笑って
天喰大輝:「……まあ、この状況、不安なのは「普通」だよ」
天喰大輝:「不安に思えるうちは大丈夫だ。まだ「普通」の思考力はあるってことだからね」
天喰大輝:「状況に飲まれて「普通」じゃなくなる方が怖い」
金雀枝 尊:「なに。いざとなれば4人担いで走るくらいはできる」
澄川 新:「そう…ですかね…」
天喰大輝:「4人担ぐのは「普通」じゃないな……」
田中誠二郎:「俺も……2人くらいなら抱えて逃げられるかな……多分」
田中誠二郎:「澄川さんと合流した時みたいに……」
金雀枝 尊:「腕は4本ある。一本一人までならできる」
田中誠二郎:「流石……」 それしか言えない。
野津敬一:「じゃあ、俺ぶっ倒れやすい方だから二人に任せるねー」
澄川 新:「金雀枝さん…。…ふふ、ありがとうございます」
野津敬一:人懐っこく笑う
澄川 新:合流した時から初めてほんの少し笑う。
田中誠二郎:「じゃあ野津さんも温存戦力か……」
天喰大輝:「結局は体の強さがモノを言うのか……?」
金雀枝 尊:「まぁ、何だ。時間と機会と余裕があれば、そっちも見に行こう」ふ、と笑って
野津敬一:「そりゃそうでしょ。体力仕事だもん。これ」
田中誠二郎:「お、笑った。うん、2人ともそっちの方が良い」 スッと言葉が出た。
天喰大輝:「それもそうか。俺の体力は「普通」だから、肉体派の二人に頼らせてもらうよ」
金雀枝 尊:「優男め、腹立たしい」スパァンと背中を叩く
田中誠二郎:「うわっ」 さっきよりは悲鳴は小さい
天喰大輝:「金雀枝さんはすぐ照れるなあ」
田中誠二郎:「えっ照れてんの!?」
金雀枝 尊:「お前は増やした方の腕で叩いてやろうか? 天喰」
澄川 新:「あわわ…」
金雀枝 尊:「一度死ねばその減らず口もマシになるかもしれん」
野津敬一:「俺より天喰くんのがいい度胸してるよねえ。
天喰大輝:「死ぬのには慣れてるけど……うん、それはちょっと御免かな」
天喰大輝:「……すみませんでした」
田中誠二郎:「ははは……」
金雀枝 尊:「全く……」
田中誠二郎:(……「ボクは遺産を持ってませんし、遺産の適合者もこの支部にはいません」)
田中誠二郎:(「僕は」、「適合者も」か)
田中誠二郎:(遺産については、知ってはいたのか?)
田中誠二郎:(それは、支部にあるのか?)
田中誠二郎:ほんの少しの不信感だけ胸に秘めて、ひと時の平穏に笑った。

GM:シーンカット ロイス取得のみ可能です
野津敬一:ロイス保留
野津敬一:以上で
田中誠二郎:澄川新 〇好意/不信感 で取得
金雀枝 尊:優男_田中誠二郎_○連帯感/憤懣
澄川 新:金雀枝 尊 〇いい人…っぽい/怖そう で ロイス取得
田中誠二郎:あと天喰さんのロイスを〇信頼/不安 に変更しておこう
天喰大輝:やったー
金雀枝 尊:減らず口_野津敬一_○信頼/憤懣

ミドル5:覚悟

GM:引き続き情報収集です。全員登場可能。登場侵蝕を1d3+3でどうぞ
田中誠二郎:64+1d3+3
DoubleCross : (64+1D3+3) → 64+2[2]+3 → 69

澄川 新:54+3+1d3
DoubleCross : (54+3+1D3) → 54+3+2[2] → 59

野津敬一:野津敬一の侵蝕率を1D3+3(→ 4)増加 (54 → 58)
金雀枝 尊:金雀枝 尊の侵蝕率を1d3+3(→ 6)増加 (65 → 71)

GM:このシーンにできること
・地理把握〈知識:X町〉7
物資が残っている場所を見付け出せる。購入判定が可能になる。
・生存者の捜索〈情報:噂話〉7
この魔街と化したX町で隠れ潜み何とか生存している人々と接触でき、取引や情報交換ができる。財産点の使用が可能になる。
・遊撃 任意の技能で3dxと対決
こちらの行動を阻害する輪廻の獣を排除、撃退、誘導する。毎シーン判定可能。このシーンの全てのPCの情報収集、購入判定の達成値を+3する。 財産点使用不可。

情報項目
・輪廻の獣が増えた理由〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:噂話〉10
・アレフの思惑について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:噂話〉12

GM:以上!
GM:もし情報項目を開けたあと、追加で行動したい場合、登場侵蝕を払って二回目の行動をしてもいいです。

田中誠二郎:では白兵技能で遊撃判定を行いたいです
GM:ではこちらから判定します
GM:3dx
DoubleCross : (3DX10) → 8[4,5,8] → 8

GM:まあまあ
田中誠二郎:6dx+6>=8
DoubleCross : (6DX10+6>=8) → 8[2,5,5,5,6,8]+6 → 14 → 成功

田中誠二郎:回らなかった
野津敬一:つよ
GM:十分つよい……
GM:これでこのシーン全員の情報収集、購入判定の達成値が+3されます
田中誠二郎:よーし、じゃあ皆情報収集頑張ってくれ……!

澄川 新:じゃあボクから、輪廻の獣が増えた理由を、コネを使って情報:UGNで。
野津敬一:やったぜ
澄川 新:3dx+1+3>=10
DoubleCross : (3DX10+4>=10) → 10[2,4,10]+1[1]+4 → 15 → 成功

GM:お見事!
澄川 新:よしよし
田中誠二郎:ウオーッ

金雀枝 尊:思惑について。天喰のコネ込で情報:FH
天喰大輝:手伝うよー
天喰大輝:ダイス+1個!
金雀枝 尊:3dx+2>=12
DoubleCross : (3DX10+2>=12) → 10[5,6,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

GM:成功!
澄川 新:優秀~
田中誠二郎:スゲー
野津敬一:やったね

野津敬一:では・地理把握〈知識:X町〉7を
野津敬一:4dx>=7
DoubleCross : (4DX10>=7) → 7[1,6,6,7] → 7 → 成功

野津敬一:あぶね
GM:成功! これで購入判定が可能になりました。
田中誠二郎:やった~

GM:では情報項目を開示します
・輪廻の獣が増えた理由〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:噂話〉13→10(推測がいい感じだったため)
 天喰大輝の持つ輪廻の獣の特性、ラルーデファタルの能力、『第二理論の魔』の及ぼす影響。この三つが揃った時、輪廻の獣は無制限に増殖することが可能となる。
 ラルーデファタルの能力は過去を視て、それを現在に再現する能力であり、過去に直接干渉することは不可能だが、『第二理論の魔』によって特異点化したX町であれば、輪廻の獣の転生先を、過去視で認識した先から選ぶことが可能になる。すなわち、現在で死ねば過去に蘇るのだ。
 過去に蘇れば、当然死んでいない転生元が存在し、同一の輪廻の獣が同時に存在することになる。過去に戻ることを繰り返せば、その分だけ輪廻の獣が増殖する。それら全てがラルーデファタルの意識と記憶によって行動を制御されており、本人の人格は封印されている(Eロイス:《ファイトクラブ》が使用されている。一万五千人分存在するが、戦闘に参加したもののみを適用する)。過去に遡り他者に「転生」した場合、その行動を操る力はあるものの、ラルーデファタルの人格もかなり摩耗する。その為、物言わぬ輪廻の獣となり、統率の取れた行動を取る代わりに、住民達がジャーム化することはなかった。オーヴァードを操ろうとした場合、抵抗を受ける危険性がある為、輪廻の獣になっているのは非オーヴァードのみと考えられる。X町にはおよそ一万五千もの輪廻の獣が存在している。これはラルーデファタルが一万五千もの時間を繰り返したということだ。
 ラルーデファタルがX町で輪廻の獣を手に入れた時点でループする未来が確定し、同時に一万五千の輪廻の獣が発生した。
 この事態を止める為に必要なことは二つ。
 一つ、『第二理論の魔』の破壊。この遺産が存在する限り、ラルーデファタルは無限に輪廻の獣を増やすことができる。
 二つ、現在時間軸のラルーデファタルの撃破。この時間軸のラルーデファタル、仮に本体と呼称するが、本体を完全に撃破すれば、未来において過去に「転生」するという因果が成立しなくなり、街に溢れる輪廻の獣は全て消滅すると推測される。ただし、輪廻の獣をただ殺しても、ただ「転生」するだけだ。輪廻の獣を完全に滅ぼす方法は、輪廻の獣の因子を用いて殺す他に存在しない。

GM:アレフの思惑についてですが、これは共有ロール中にイベントを起こして、そこで開示したいと思います。

田中誠二郎:ホー、なるほど
澄川 新:なるほど
金雀枝 尊:なるほどなぁ
GM:えー、輪廻の獣が増えた理由を要約すると、輪廻の獣が未来から転生してきて、それをループして増やしまくってるってことです。
野津敬一:理解したぜ!!

野津敬一:「物資の保管庫は、このあたりでいいんだよね。澄川くん。」
澄川 新:「はい、そこのテナントビルの地下倉庫に」
野津敬一:「助かるよ。ナイフ一本じゃ流石に心許なくてさあ。」
田中誠二郎:「武器もあるんだよな……」 少しワクワクしている
野津敬一:獣の気配を探りながら、軽口を叩く
澄川 新:「うちもあまり大きい支部じゃないので、どれだけあるか…」
野津敬一:「お、田中さんもやっぱそういうのわくわくしちゃう人?」
田中誠二郎:「まあ、心の支えになるだけありがたいよ……
田中誠二郎:「え?まあ多少は……」 少し恥ずかしそうに
金雀枝 尊:「そういうものか?」
野津敬一:「そういうものだよ。徹底的に無駄を削ぎ落とし機能を追求した姿は野生動物に近い美しさがあるからね。」
野津敬一:「金雀枝だって、自分の腕かっこいいとか思ったりしない?」
金雀枝 尊:「……いや、別に」
天喰大輝:「武器にロマンを感じるのは分かるけど、「普通」の世界には必要ないものだよなあ、武器」
田中誠二郎:「女の子には伝わらないかなあ……あ、ヤバいかも」 獣の足音が聞こえた気がする。
澄川 新:「ボクはあの腕…かっこいいとおもいます」
天喰大輝:「資料とか、創作の中なら……」
金雀枝 尊:「そうか? っと……静かに」
野津敬一:息を殺し、五感を巡らせ獣の気配を探る
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:確かに足音が聞こえる。
田中誠二郎:「1体だけか……?」
野津敬一:「やれそう?」
輪廻の獣:少し離れたところに群れがあるようだが、その内一体が近付いてきている。まだこちらには気付いていないようだ。
金雀枝 尊:「また私がいくか?」
田中誠二郎:「……群れが近くにいるっぽい、バレないくらいこっちに来たら、俺がちょっとやってみる」
田中誠二郎:「ダメそうだったらカバー入ってほしい……」
野津敬一:「勿論。」
天喰大輝:「気付かれてないなら金雀枝さんより田中さんの方がいい」
天喰大輝:「金雀枝さんのは、ほら、派手だから」
金雀枝 尊:「まぁ、否定はしない」
金雀枝 尊:「体質的に隠密戦闘は向いてなくてな。無茶はするなよ」
澄川 新:「気を付けて…ください」
田中誠二郎:「ありがとう、金雀枝さん」
田中誠二郎:「澄川さんも……」 ふう、と腹に力を籠める。
田中誠二郎:(怖くない、怖くない、いざとなったら皆助けてくれる)
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:足音が近付いてきている。明確にこちらを目指しているというよりは、哨戒していると言った方が近い感じだ。
田中誠二郎:「ふう────変身……!」 ヒーローのように、ポーズを取って、そう大きくない声で言う。
田中誠二郎:全身が鎧のようなもので覆われ、その拳に、刃のようなものが生えている。
田中誠二郎:「……よし、ちょっと行ってく、る!」 地面を蹴る。
田中誠二郎:衝撃が反応の余地なく獣を襲う。
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:死角からの攻撃ではレネゲイドを喰らう暇もない。
輪廻の獣:敵手の姿を確認する余地すらなく吹き飛ばされた。
輪廻の獣:不意討ちのダメージで、暫くは動けないだろう。
田中誠二郎:「ハァッハァッ、ヨシ!?」 鎧が剥がれる
田中誠二郎:「あ!今の音でバレるか!?」 ちょっとパにくっている
天喰大輝:「田中さん、落ち着いて」
野津敬一:(昆虫や甲殻類じみた外骨格を纏った上の超スピードでの攻撃)
天喰大輝:「まず群れの様子を確認しましょう」
野津敬一:(なるほど、キュマイラとハヌマーンあたりかな。)
田中誠二郎:耳を澄ませる。群れに気が付かれた様子は……
輪廻の獣:「――」 「――」 「――」足音などに特に変化は見られない。
田中誠二郎:「ありがとう、天喰さん。大丈夫そうだ……」
野津敬一:「オーケーオーケー、やっぱり同一個体と言っても意識の共有までは出来てないみたいだね。」
金雀枝 尊:「よくやった。覚醒してすぐでこれだけできれば上等だ」
野津敬一:「今のうちに離れよう。澄川くん、悪いけどちょっと急いでもらっていいかな?」
澄川 新:「暴走もしてないですし…たった数時間ですごいですね」
田中誠二郎:「心臓バクバクする……急ごう」
田中誠二郎:「ありがとう」 覚醒直後は暴走していた気がするが……まあ今制御できていたから大丈夫だろう。
澄川 新:「そうですね、次のシェルターまでそんなに離れてませんから」
天喰大輝:「しかし、こんなにシェルターが用意されてるなんて、UGNってやっぱり用意いいよな」
澄川 新:「はやめに回収して離れましょう」
天喰大輝:「それともここの支部が特別だったりするのか?」
金雀枝 尊:「こういうところで幅を利かせやすいのは、なんだかんだいってUGNのほうだ」
金雀枝 尊:「なにしろ政府がバックにいる」
澄川 新:「他の支部に行ったことがないので…特別かはわかりません」
澄川 新:「人数も少なかったですし」
野津敬一:「どっかの市が支部じゃ13もあったりするらしいしねー」
田中誠二郎:「そりゃまた……凄いな」
天喰大輝:「……あそこが「普通」じゃないっていうのは俺でも分かる」
野津敬一:「笑えるよね」
金雀枝 尊:「……なんだそれは」
澄川 新:「どれだけ事件が多いんでしょうか…」

GM:UGNX支部所有の物資倉庫。
GM:あなた達はそこで物資と束の間の休息を得ていた。
田中誠二郎:「ふう、少し落ち着いた……」 水を飲んで、適当な場所に腰を下ろしている。
澄川 新:「武器も…衛生用品も大丈夫そうです」
野津敬一:「うん、状態もいい。よく整理されてるね。」
野津敬一:「澄川くんのとこだと誰がこういう仕事してるの?」
金雀枝 尊:「思っていたよりも綺麗なものだな」
澄川 新:「普段は持ち回りでやってましたけど、この丁寧さはたぶん支部長です」
田中誠二郎:「丁寧じゃないこともあるんだ」
野津敬一:「あー」
野津敬一:「上がこう細かいことしっかりしてると下は逆に大変そう。」
澄川 新:「あ、えーっと。椎木沼さんっていう人は…割と…大雑把で…」
金雀枝 尊:「うちのアマに比べればマシなものだろう」
野津敬一:「支部長に怒られたりしない?大雑把だと」
澄川 新:「いつも仕方ないなあって…」
金雀枝 尊:「甘いな」
田中誠二郎:「優しい人なんだね」
澄川 新:「優しくて…あったかい…人でした」
澄川 新:「もう一人、久澄さんっていつも冷静でカッコいい人がいて」
澄川 新:「その人は…もっとキッチリカッチリ…って感じで」
田中誠二郎:「そっか……」 個人的に気になるところはあるが、そこを追求する気は起きなかった。
野津敬一:「ああ、ごめん。」
野津敬一:「辛いなら、無理に喋らなくても大丈夫だよ。」
天喰大輝:「……」UGNという「普通」の外の組織であっても、それがこの少年の「普通」だったのだろう。
澄川 新:「みんな…優しくて…家族みたいで…」
澄川 新:言葉を紡ぐたびに、みんなの顔を思い出してしまう。
澄川 新:椎木沼さん、憎まれ口が多いけど、頑張り屋で一番親しくしてくれた。
澄川 新:久澄さん、いつも冷静だけど、一番熱くて漫画のヒーローみたいだった。
澄川 新:功刀支部長、捨てられた自分を拾ってくれて、大切にしてくれた。
澄川 新:「大好きでした…それなのに…自分だけ…」
金雀枝 尊:「それ以上はよせ」
天喰大輝:「……きっとまだ生きてる、なんて無責任なことは言えないけど」
天喰大輝:「どちらにせよ、君の「普通」を……君の家族を奪った相手には報いを受けさせる」
金雀枝 尊:「生き残ったか、生き残らされたかは知らんが、どっちにしろだ」
金雀枝 尊:「お前がそれを否定したら、そいつらはただの死人に成り下がるぞ」
金雀枝 尊:「腹立たしい。命の恩人にするか、ただの死人にするかはお前が選べ。私は知らん」
田中誠二郎:「ま、まあまだ死んだとも限らないわけだし……」 曖昧な笑みを浮かべる
野津敬一:「確かにそうだけどね。」
野津敬一:「澄川くん、一つ聞いていい?」
野津敬一:「あ、勿論辛いなら応えなくても大丈夫なんだけど。」
澄川 新:「はい…大丈夫です…」
野津敬一:「今、金雀枝が生き残ったか、生き残らされたかって言ってたけど。」
野津敬一:「澄川くんの視点では、どっちだった?」
澄川 新:「支部長が…逃げて…生き残れって…」
澄川 新:「だから…戻りたいけど…助けたいけど…生きなきゃいけないから…」
野津敬一:「…そっか」
野津敬一:「これは俺の考えなんだけどさ。」
澄川 新:「はい…」言葉が上手く纏まらない。
野津敬一:「イリーガルや一般人が相手だった場合なら、俺たちUGNの職員は、場合によっては命に変えても彼らの安全を守る義務があると思う。」
野津敬一:「でも、それが支部長とチルドレンだったなら、支部長は組織の長として部下の命を盾にしても生き残る責任があると思うんだ。」
野津敬一:「頭がなくなった組織なんて脆いものだし、この街の事情に一番詳しいのも支部長だろうしね。」
天喰大輝:「野津くん、それは……」
澄川 新:「そう…ですね、支部長がやっぱり生き延びるべきだった…」
野津敬一:「でもね。」
野津敬一:「そういう「普通」の選択肢を捨てた上で、君の上官は君を生き延びさせることを選んだ。」
野津敬一:「それには、きっと「特別」な意味と、価値があるはずだ。」
澄川 新:「意味と…価値…」
野津敬一:人懐っこい笑みを浮かべる
天喰大輝:「……。……俺はそうは思わないな」
野津敬一:「お、どうぞ?」
天喰大輝:「大切な人に生きてほしいっていうのは、「普通」だと思う」
天喰大輝:「そして、「普通」なことは「特別」なんかより、ずっと価値があることだ」
野津敬一:「そこは意見の相違だね。」
天喰大輝:「自分を犠牲にしてでも……っていうのは、個人的にはもう少し残された人のことを考えて欲しいけどね」
野津敬一:「でも、価値があるってことに関しては一致してるわけだ。」
野津敬一:「ま、要するにその価値を守るために、頑張って生き延びてほしいってことだよ。うん」
天喰大輝:「それはそうだ。澄川くんが生き残ったことに価値がないなんて奴がいたら、そんな奴こそ「普通」じゃない」
野津敬一:それが一番辛いかもしれないけどね、と。心中で懺悔するように呟く
田中誠二郎:「あー……ともかく」
田中誠二郎:「生き延びるためにはこの状況を何とかしなきゃいけないし」
田中誠二郎:「そろそろ集めた情報についても共有していこう」 話題を変えるように言う。
澄川 新:「そうですね…野津さんも天喰さんも…。ありがとうございました」
田中誠二郎:ほっ、と息を吐く。どうも苦手だ、こういうの雰囲気は。
金雀枝 尊:「話は終わりか?」
金雀枝 尊:「どうもこういうお涙頂戴的な雰囲気は好かん。私には理解出来ん世界だ」
澄川 新:「すみません、変な話をしてしまって」
澄川 新:「もう、大丈夫ですから」
天喰大輝:「金雀枝さんは乱暴だけど、二人の言ってることはもっともだ」
天喰大輝:「前向きに考えよう」
田中誠二郎:「そうそう、何か新しい情報がわかったり……」
野津敬一:「こっちは申し訳ないけど収穫ないねー」
澄川 新:「あ、天喰さん」
天喰大輝:「ん?」
金雀枝 尊:「こちらもボウズだ」
澄川 新:「輪廻の獣って死んだら分身を生み出す…んでしたっけ」
天喰大輝:「ああ、寄生先が死んだら、分身が次の相手に寄生するはずだ」
天喰大輝:「俺の場合は自殺をトリガーにして本体……つまり俺も一緒に転生できるけど」
澄川 新:「例えばの話…で考えてほしいんですけれど」
澄川 新:「今、天喰さんの輪廻の獣は”ラルデーファタル”に憑いていて」
澄川 新:「その状態で”ラルデーファタル”が死んだら、”ラルデーファタル”も転生しますか?」
天喰大輝:「……あり得る、かな。アレフの能力がどれだけのものかは分からないけど」
天喰大輝:「今の俺はワーディングとリザレクトしか使えない。自分が転生する力も一緒に奪われたとも考えられる」
澄川 新:「えっと…そうなると仮定して…」
澄川 新:「さっきの、金雀枝さんがいってた…『必ず過去の一点に戻ってくるループ』の話ですけど」
金雀枝 尊:「あぁ、あれか」
澄川 新:「過去視と再現の能力で、今の時間で死んで、過去で転生…って」
澄川 新:「ループしたら…増えますか?」
天喰大輝:「それは……過去を視れるだけでそんなことができるとは……いや」
天喰大輝:「そこで『第二理論の魔』か……!」
田中誠二郎:「そうか、時間の連続性がめちゃくちゃになっているなら」
天喰大輝:「過去に転生できるとすれば、死んだ後と死ぬ前のラルーデファタルが同時に存在することになる」
天喰大輝:「それを繰り返せば、理論上、無限に増える」
澄川 新:「別の人間に憑りついていけば、別個体の同じ能力って矛盾も説明できる気がして…」
金雀枝 尊:「お手柄だな、澄川」
田中誠二郎:「……もし、それが『第二理論の魔』の力を利用してるとしたら……」
田中誠二郎:「遺産は既に、”アルコン”セルの手に渡っているのか……?」
野津敬一:「その可能性が高いねえ。」
金雀枝 尊:「あるいは、誰も利用しようとしなかっただけで、最初から『第二理論の魔』がX町で起動していたか」
金雀枝 尊:「まぁ、大した違いはあるまい。」
天喰大輝:「……どちらにせよ、『第二理論の魔』の破壊も必須になってきたな」
金雀枝 尊:「自分の意識を保ったまま転生できる、ということはだ」
天喰大輝:「ラルーデファタルを追い詰めたとしても、『第二理論の魔』があれば、自殺するだけで過去に逃げられる」
金雀枝 尊:「そういうことだな。全く……」
澄川 新:「それを防ぐには…過去に戻れなくするしか…ない」
金雀枝 尊:「回収は無理だな。あのアマの癇癪を起こした顔が浮かぶようだ」
田中誠二郎:「……澄川さん、遺産の場所に、心当たりはない」 緊張した様子で尋ねる。
金雀枝 尊:「……いや、そうか」
澄川 新:「………。」
金雀枝 尊:「仮に、だ。仮に私の言ったほうが正しかったとして」
金雀枝 尊:「──UGNが、それを把握していないとは、思えんな?」
澄川 新:「どうして…そう思うんですか」田中さんの方を見る。
田中誠二郎:「まず単純に、この町のUGNだからっていうのが一つ」
田中誠二郎:「俺は一般人だし、外部から来た天喰さんや金雀枝さん、野津さんは存在は知ってても、場所までは知らないかなって」
田中誠二郎:「あと……金雀枝さんに遺産について聞かれたときの答え方が、少し引っかかった……かな」
金雀枝 尊:「なんだったか……たしか」
田中誠二郎:「勘違いで気を悪くしたならゴメン。でも、一応聞いておきたかった」
金雀枝 尊:「自分は遺産を持っていない。適合者も支部にはいない、だったか?」
野津敬一:じっと会話の成り行きを見守っている
田中誠二郎:「た、多分そんな感じだったハズ……」 不安そう
澄川 新:「そう…ですね…。そう答えました」
野津敬一:「ま、情報っていうのは切り札だからね。」
野津敬一:「澄川くんが現時点では秘密にしてるほうが価値があると判断するなら、何も言わなくてもいいと思うよ」
天喰大輝:「澄川くん。一応、言っておく」
天喰大輝:「的外れなことを言っていたら謝る」
天喰大輝:「君がもし、何かを隠しているとして、それは君を守ってくれた人達が守るこの街よりも大切なものなのか?」
金雀枝 尊:「私も基本的には野津と同意見だ。無理強いはせん」
金雀枝 尊:「だがその上で聞く」
金雀枝 尊:「『第二理論の魔』。その場所に心当たりはあるか」資材箱の上に乱雑に腰掛け、文庫本を開きながら
澄川 新:「………。」10秒ほどの沈黙。
澄川 新:「……最後の言葉だったんです」
澄川 新:「それまで…ずっと、知らなくて」
澄川 新:「UGNにも…秘密だって…」
澄川 新:「特に…遺産が欲しい金雀枝さんには絶対明かさないと…思ってた」
野津敬一:「わかるわかる」
澄川 新:「でも…今は、黙って持ち逃げしたりする人じゃないと…思うから」
田中誠二郎:「……難しい決断をさせてごめん」 ふうー、と息を吐き、緊張を解す。
金雀枝 尊:「……聞こう」
田中誠二郎:「ともかく、澄川君が”第二理論の魔”について、知っているなら、次の方針がハッキリ纏まる」 金雀枝に頷く。
澄川 新:「今は…秘密にするよりも、この町とみんなを助けるほうが大切だから…」
澄川 新:Rハンドアウト公開したいです。
GM:はい。では、開示します。

Rハンドアウト:澄川新
シナリオロイス:『第二理論の魔』 推奨感情:使命感/重責
あなたは、X町支部長功刀歩に遺言を託された。
X町支部の地下には地下空洞が存在しており、そこには『第二理論の魔』と呼ばれる遺産が存在する。その遺産はこの世の理を歪める程に強力な遺産だという。
X町支部は、単なるUGN支部ではない。その遺産を管理し、悪用されないように、UGN内部にすら隠蔽することを目的とした秘匿性の高い特殊部隊としての役割も帯びている。
だが、その部隊も輪廻の獣によって壊滅した。だから、君がその役割を状況が収束するまで引き継がねばならない。
他の組織の人間はもちろん、UGNの人間にもこのことは漏らしてはならない。
このRハンドアウトを公開することで、あなたは他のキャラクターに『第二理論の魔』が隠された場所を伝えることができるようになる。
このRハンドアウトはあなたが『第二理論の魔』の隠蔽が不要、あるいは隠蔽している場合ではないと判断した時点から公開することができるようになる。

澄川 新:「……これがボクの知ってる全てです」
澄川 新:「黙ってて…ごめんなさい」
天喰大輝:「最後の言葉……遺言ってのは厄介なものだよな」
田中誠二郎:「そっ……かー……」
天喰大輝:「教えてくれてありがとう。君を尊敬する」
田中誠二郎:「いや……コレはそう簡単には伝えられないよな……」
金雀枝 尊:「なるほどな……全く腹立たしい」
金雀枝 尊:「……いや、澄川に怒っているわけではないぞ?」
澄川 新:「よ、よかった…」ホッとしている
野津敬一:「じゃあ誰に怒ってるの?」
金雀枝 尊:「支部を壊滅させた上で、この遺産を勝手に利用したアイツラだ」
金雀枝 尊:「あとついでにうちのアマにも」
田中誠二郎:「……」 この町のUGNもごく一部しか知らなかった秘密。ならば外部で知っていた“サルコファガス”は?”アルコン”は?
田中誠二郎:「難しい話だなあ……」 頭を抱えている
野津敬一:「わあ、真っ当」
金雀枝 尊:「どつくぞ」
天喰大輝:「結構「普通」なところあるんだよ、金雀枝さん」
金雀枝 尊:「なんだお前らさっきから!」
天喰大輝:「褒めてるんだけど……」
野津敬一:「で、金雀枝はどうする?機能を持ったまま回収ってのはできなさそうだけど」
野津敬一:「それだと共闘も意味がなくなるよね。」
金雀枝 尊:「無論、破壊する」疲れたようなため息をついて、視線を文庫本に落としながら
金雀枝 尊:「なに、手はあるさ」
野津敬一:「お、じゃあまだ頼りにしてもいいわけ?」
金雀枝 尊:「好きに受け取れ」
田中誠二郎:「それ、自分の能力と掛けた洒落か……?」
田中誠二郎:「いやでもマジで、頼りにはさせていただきます」
澄川 新:「じゃあ、頼りにしますね」
澄川 新:「壊しに行くなら…案内しますので」
野津敬一:「けどさー」
金雀枝 尊:「なんだ?」
金雀枝 尊:文庫本から視線を野津に
野津敬一:「ぶっ壊して済む話なら、X町支部なんて必要なかったんじゃない?」
田中誠二郎:「……あ、そうか」
野津敬一:「やたら頑丈であるとか、壊すことで危険があるとか、壊せない理由があったんじゃないかな。」
天喰大輝:「それは……確かに」
田中誠二郎:「発覚した時点でぶっこわしてれば、わざわざ隠す必要もないもんな」
澄川 新:「…そこまでは聞けなかった」
金雀枝 尊:「UGN側にも用途があったか、そもそも壊せないか」
田中誠二郎:「それか……あれか、UGNも隠しつつ何かに使おうとしていた」
田中誠二郎:「まあでも、頑丈さは実際に見て見ないとわからないんじゃないか……?」
天喰大輝:「できれば調べてから行きたいところだけど、現状調べる手段もない……行動するしかないんじゃないか?」
野津敬一:「だね、調達も一通り済んだことだし。」
金雀枝 尊:「だろうな」文庫本を閉じて、懐にしまう
野津敬一:「それに俺たちが遺産に近づくとなれば、アルコンの連中を誘い出せるかもしれないし。」
野津敬一:「出たとこ勝負で行ってみよっか?」
澄川 新:「今のところ、アレフとラルデーファタルの二人ですね」
田中誠二郎:「出たとこ勝負か……わかった」 不安そう
野津敬一:「今のところはね」
野津敬一:(『第二理論の魔』の秘密を、外部に漏らしたやつがいなければ、だけど)
澄川 新:「伏兵にも気をつけて…案内します、行きましょう」
GM:では、あなたたちは物資倉庫を出て、X支部へと向かうことになる。
GM:だが、物資倉庫を出たところで、その人影と邂逅することになる。
???:「あっれー? うっわ、すげえ偶然」
???:それは、獣ではなく、人間だった。
???:あなた達のうち一人はよく知っている顔。
野津敬一:「どちら様?所属とお名前をお願いします」
金雀枝 尊:「誰だ」
功刀歩?:「こんなところで会えるなんて、こりゃあ幸運だなあ! ハハハハハハ――ッ!」
金雀枝 尊:「……何だこのテンションの高いおっさんは」
澄川 新:「支部…長…?」
田中誠二郎:「……いや。このテンション……」 天喰の方を見る
功刀歩?:「ん……? ああ、この体だから分かんないか?」
野津敬一:「えー、聞いてたイメージとぜんぜん違う」
天喰大輝:「お、前……!」
野津敬一:軽口を叩きながら腰をわずかに低くする。
澄川 新:「無事…でも…何…?」
功刀歩?:「アレフだよ、その二人から聞いてない? ハハハハハ――ッ!」
田中誠二郎:「……やっぱりか!」
功刀歩?:「ちょっと死体を借りてるんだ」
田中誠二郎:「死っ」 言葉が跳ねる
功刀歩?:「生きてる人間の体だとただ中に隠れるだけだけど、死体なら好きに動かせるからさ
澄川 新:「アレフ…?死体…支部長の…?」
金雀枝 尊:「……それで、何の用だ?」
田中誠二郎:「こ、こいつ……!」 恐怖と、怒りとがぐちゃぐちゃに混ざる
澄川 新:言葉はわかる。だが意味が全く頭に入ってこない。
金雀枝 尊:「あいにく私はその面とは初対面でな。殴るに困ることはないぞ」
野津敬一:「澄川くん、田中さん、深呼吸してー」
アレフ:「別に用なんてないよ。適当にぶらついてたら偶然会っただけなんだから。……なんつって」
野津敬一:「相手のペースに乗せられることはないよ。」
野津敬一:「落ち着かなきゃ足元すくわれるぜ。こういうタイプは」
アレフ:「一応、お前達に会えたらいいなあとは思ってたよ。ハハハハハハ――ッ!」
田中誠二郎:「……そ、うだな……」
澄川 新:「……野津さん」
金雀枝 尊:「……いくぞ。他人の皮被っただけのピエロだ。まともに相手するだけ時間の無駄だろう」
アレフ:「連れないなあ。宣戦布告くらい聞いてくれたっていいだろ?」
金雀枝 尊:「既に受けているようなものだ。これ以上私を怒らせるな」
アレフ:「いいや? いいや、いやいやいやいや、まだまだ俺の意思を表明してない。このままじゃ、ただの一方的な虐殺だ」
アレフ:「俺が何の為にこんなことをするのか! 気にならない? もしかしてどうせ倒すから関係ないとか言っちゃう感じ?」
野津敬一:「へえ、虐殺が目的じゃないんだ。」
アレフ:「俺は勝負したいんだよ」
金雀枝 尊:「……勝負だと?」
アレフ:「UGNがバックにいるんだ、俺のことくらい調べは付いてるんだろ?」
アレフ:「俺は人間に、欠陥品の落胤を押されたレネゲイドビーイングだ」
アレフ:「そんな奴が、俺達を下に見てる人間に勝ったら、すっきりすると思わないか?」
野津敬一:「ジャイアントキリングはエンターテイメントの王道だからねえ。」
アレフ:「お、分かる?」
金雀枝 尊:「……つまり、あれか?」
野津敬一:「勿論。俺、戦記物とか好きだし。」
金雀枝 尊:「こんな大仰な準備と、道化のような衣装まで用意してやることが」
金雀枝 尊:「『自分は欠陥品じゃない』と認めさせること、か?」
アレフ:「違う違う。俺が欠陥品っていうのは間違いじゃないからな。俺弱いし」
アレフ:「『お前らはこんな欠陥品にも劣るカスなんだよ』って、教えてやりたいんだ。ハハハハハハ――ッ!」
澄川 新:「そんなくだらないことで…この町を…みんなを」
田中誠二郎:「……」 げんなりした顔をしている
金雀枝 尊:「……どうも私はお前を過大評価していたらしいな」
アレフ:「そりゃありがたい。俺みたいな欠陥品相手にご苦労様」
金雀枝 尊:「わざわざ頭をすげ替えて方針転換させて、やることがマウント取りか」
アレフ:「そうそう、下らないちっぽけなプライドの為さ」
アレフ:「そのちっぽけなプライドに踊らされる気分はどうだ? 聞かせてくれよ」
アレフ:「それが聞きたくて、わざわざ歩き回ってたんだからさ」
金雀枝 尊:「話は済んだか、道化」
アレフ:「ん? いや、まだ色々――」
金雀枝 尊:背中に骨の腕。溶岩の肉。黒岩の鎧をまとった巨腕。
アレフ:「げっ」
金雀枝 尊:絶大な膂力をもって地面を蹴り、接近し
金雀枝 尊:「オラァッ!!」複腕を振りかぶって、殴り飛ばす。
金雀枝 尊:「今の私は、すこしばかり機嫌が悪くてな」
金雀枝 尊:「終いには手が出るぞ」
アレフ:「ゴッバ……ァ……!」為す術なく吹っ飛ぶ。
アレフ:「もう出てんじゃん……」
田中誠二郎:「……お前、ただ煽りたかっただけだろ、目的は聞けた。充分だ」
金雀枝 尊:「まだ拳(おひねり)が欲しいか?」
アレフ:「……まだ、宣戦布告は終わってない」
田中誠二郎:「……っと」 一応澄川君の視線を塞ぐように前に出る。怯えの様子はない。
アレフ:がくがくと、立ち上がることもできず震えながら。
澄川 新:「なんでもいいですけどその体、置いていってください」
アレフ:「どうすれば俺達レネゲイドビーイングが勝ったことになるのか」
アレフ:「俺達の為の世界を作り上げる……。人間を支配して、レネゲイドビーイングの下に置く」
アレフ:「この街は、その手始めだ」
アレフ:「ハ――ハハハハハハ――ッ!」
野津敬一:「お前に勝手にレネゲイドビーイングの代表ヅラさせられたら他のRBも迷惑だろ」
野津敬一:手に持ったナイフを投げる。
アレフ:「がっ……ぶ」
アレフ:戦闘不能。
アレフ:エンブレム《ルーザー》使用。功刀歩のタイタスを昇華してシーンから退場します。
野津敬一:(避ける気すらない。やっぱり乗っ取った体を守るっていう発想自体がないのかな)
アレフ:「ハハハハ――ッ!」死体から飛び出す。
田中誠二郎:「……逃がすか!」 その姿が変わり、音速の跳躍で逃げる道化に蹴りを放とうとするが……
アレフ:「お前らは勝てないよ! 『第二理論の魔』は確保した! 大量の輪廻の獣を突破して壊せるものなら壊してみな!」
アレフ:ヒラリと、空中で躱して。
アレフ:「ハハハハハハ――ッ! ああ、そうだ!」
アレフ:「お前、あの死体の知り合い?」
アレフ:澄川くんに
野津敬一:(けど、本体の方は回避行動をした。ただ布切れが浮かんでるように見えるが、実体はあるということか?)
野津敬一:(或いは、田中さんの攻撃が特別?)
澄川 新:「だったらなんだよ」
アレフ:「――あいつ、強かったよ」
アレフ:「それだけだ! じゃあな! ハハハハハハハ――ッ!」
アレフ:そのまま宙を舞うように姿を消す。
田中誠二郎:着地の衝撃で地面に小さなクレーターが出来る。宙を振り向いた先にはなにもいない。
澄川 新:「ふざけんな…!当たり前だ…!」
田中誠二郎:「クソ……なんだアイツ……」 鎧が剥がれる。
金雀枝 尊:「……澄川」
金雀枝 尊:「今、どういう気分だ」
澄川 新:「金雀枝さん…」支部長の体の元まで駆け寄る。
功刀歩:その体に生気はなく、もう動かない。
澄川 新:「支部長…。」
功刀歩:生きてはいない。完全に死んでいる。だが、余計なものはなにもない。
澄川 新:「難しい…難しいです。」
澄川 新:「悲しくて、辛くて、憎くて、苦しくて、少しだけ安心して…」
澄川 新:「でも、一言だけで言うなら」
澄川 新:「……我慢できないぐらい…腹立たしい」
澄川 新:支部長の物言わぬ体を抱きかかえ、金雀枝さんを真っすぐ見る。
金雀枝 尊:「……そうか」澄川に歩み寄り、かるくその頭に手を置く
金雀枝 尊:「生憎、私は善人ではない。その顔を殴り飛ばしたときに躊躇なんぞ一切なかった」
金雀枝 尊:「一人でも多く、誰かの怒りを守るために。怒りのままに、身勝手に、理不尽に、不平等に人を助ける」
金雀枝 尊:「そういう人間だ。だからな」
金雀枝 尊:「もっと、怒れ。そいつを私が守る。代行する。銀の弾丸を打ち出す弾薬は、怒りだけだ」
澄川 新:「金雀枝さん…ありがとうございます」
澄川 新:「やっぱり…良い人ですね」
金雀枝 尊:「構わん。私が勝手にやってることだ」かるくその手で頭を撫でてやってから、手を離し、文庫本を取り出して
金雀枝 尊:「あと、いい人ではない」その角で、澄川の頭を小突く
澄川 新:「いたっ…。へへ…」
天喰大輝:「……邪魔になりそうだから下がってたけど」
天喰大輝:「改めて頼みたい」
天喰大輝:「俺の力を取り戻すのを手伝ってほしい」
天喰大輝:「――あいつは「普通」の敵だ。俺も、あいつは許せない」
金雀枝 尊:「今更何を寝言を言っている。腹立たしい」
田中誠二郎:「それは、もちろん」
澄川 新:「もちろんです、天喰さんも頼りにしています」
野津敬一:「で、どうする?」
野津敬一:「アレフは遺産を確保したって言ってたけど」
田中誠二郎:「ブラフの可能性は、あるよな」
野津敬一:「澄川くんが聞いた場所、向かってみる?」
天喰大輝:「……その言葉が本当だとして」
天喰大輝:「相手にとって要になる場所だ。行くとなれば、どうしても輪廻の獣との戦闘は避けられないだろう」
天喰大輝:「純粋な戦力としても厄介だし――あいつらはレネゲイドを喰らう」
天喰大輝:「せめてその力を何とかしないことにはどうしようもないんじゃないか?」
野津敬一:「…だよねえ」
澄川 新:「…どうにか出来るんでしょうか」
野津敬一:「X支部が隠蔽しか出来なかった分をそう簡単にどっかに運べるとも思えないし」
天喰大輝:「しかし、手立てはない……何とか身を隠して、出たとこ勝負で行くしかない、のか……?」
田中誠二郎:「……」 空を見上げる。欠陥品か、と思う。あの話を聞いて、自分が兄に抱いているコンプレックスを思い出して。それと一緒にした自分に腹が立った。
野津敬一:なんとなく、釣られて空を見上げる
田中誠二郎:「輪廻の獣を倒す方法は……ある、と思う」 苦々しい表情で
金雀枝 尊:「一匹だけでも、腕二本犠牲に吹き飛ばすまでが限度だ。1体2体ならともかく、10や20ともなれば……?」
野津敬一:「さっきの交戦でなにか掴んだ?」
田中誠二郎:「……まあ、そんなところかな」
田中誠二郎:「ただ、賭けではあるから」
田中誠二郎:ちらりと天喰の方を見る。
天喰大輝:「……?」
田中誠二郎:「うーん……判断は……任せる……!」 あまり自身は無さそうだ。
金雀枝 尊:「なんだ、歯切れの悪い」
田中誠二郎:「マジで自身は無いんだよ……!多分、できなくは無いかなあとは思うんだけど……」
澄川 新:「まだ覚醒したばかりですしね…」
野津敬一:「相談してくれれば、アドバイスは出来ると思うよ?」
野津敬一:「案を出すこと自体にデメリットはないんだし、一先ず教えてほしいかな」
金雀枝 尊:「なんでもいいから言ってみろ。焦らすな腹立たしい」
田中誠二郎:「ちょっと相談しにくいことなんだよなあ」 頭を掻いている。
田中誠二郎:「……コレに関してはゴメン、やっぱり保留にさせて欲しい」 胸元を抑えて胃が痛そうな顔をしている。
金雀枝 尊:「……わかった。無理強いはせん」
田中誠二郎:「ちなみに、他の人には案があったりする……?」
澄川 新:「ボクにはないです…」
野津敬一:「現状使える手はないかなー」
金雀枝 尊:「輪廻の獣に対する案はない」
野津敬一:「え、マジで困ったな。詰んでない?これ」
野津敬一:「しだにゃんマジでなんもないの?」
田中誠二郎:(……マジで、どうすればいいんだ?なんとか言ってくれよ……) 沈痛な面持ち
澄川 新:「しだにゃん…」
田中誠二郎:「しだにゃん」 思わず耳に入った情報を復唱する
天喰大輝:「随分パニクってるな……無理もないが……」
金雀枝 尊:「しだにゃん」
金雀枝 尊:「……おい、まさか私か? こんな非常時に喧嘩を売るとはいい度胸をしているな?」
野津敬一:「えー、可愛いと思ったのに」
天喰大輝:「……むしろ何か余裕ないか?」
金雀枝 尊:「……はぁ」
野津敬一:金雀枝ちゃんに同調するように、諦めたようなため息を付きます。
野津敬一:「田中さんはさあ。この街の人だよね。」
田中誠二郎:「え、うん」
野津敬一:「で、さ」
野津敬一:「色んな不幸があって、今この街で起こってる危機は」
野津敬一:「やがて世界にも広がりかねないって状況もわかっちゃってるよね。いやがおうにも」
田中誠二郎:「……俺が隠してることを明かすべきっていうなら、それは必要な状況でする」 少し険のある声で
野津敬一:「いや、そうじゃない。」
田中誠二郎:「?」 虚を突かれた表情。責められたのかと思った。
野津敬一:「さっき言った通り俺には使える手はないんだけどさ。」
野津敬一:「使っちゃいけない手なら、一つだけあるんだよ。」
野津敬一:RHOを公開します。
GM:はい。では、開示します。
Rハンドアウト:野津敬一
シナリオロイス:京堂勅子 推奨感情:連帯感/畏怖
X町は一万五千もの輪廻の獣が跋扈する危険極まりない魔街だ。単なる封鎖では対処として足りない可能性も十分に考えられる。
そこで、作戦指揮官である本部エージェント、京堂勅子からあなたに一つの端末が渡された。
その端末は静止衛星軌道上で待機している対地決戦レーザー兵器『天の火』57基の発射スイッチだ。
もし、X町に起きている事態の収集および封鎖が困難だと判断した場合は、そのスイッチを押すことを許可されている。
だが、X町には一万五千もの輪廻の獣が存在する。試算では100体分前後出力が足りず無効化されるだろうとのことだ。もし、使用する決断をしたのなら、輪廻の獣の数をその分削っておく必要があるだろう。
この任務は中枢評議員アッシュ・レドリック直属の本部エージェントからの指令であり、秘匿任務だ。『その時』まではUGNの人間相手であろうと、隠し通さなければならない。
このRハンドアウトを公開することで、57基の『天の火』をX町の任意の地点に対して使用できるようになる。
このRハンドアウトはあなたが『天の火』の使用が必要だと感じた時点から公開することができるようになる。

野津敬一:「俺たちは、世界を守るためなら街一つは切り捨てる。」
田中誠二郎:絶対に明かしてはいけない秘密の場所を明かしたように。絶対に明かしてはいけない秘密の武器を明かした。
田中誠二郎:「……」
野津敬一:「ここの街で「普通」に過ごしてた田中さんには悪いんだけどさ」
野津敬一:「こいつを使えば、輪廻の獣のほとんどを殲滅することは出来る。」
野津敬一:「X町の犠牲の代わりにね。」
野津敬一:犠牲にするという判断と責任は、全て自分が負えるように気をつけて言葉を選ぶ。
田中誠二郎:「……」 深く息を吐く。
金雀枝 尊:「……ハッ。なんだ、いいものがあるじゃないか」
田中誠二郎:「それは、使うべきだ」 そして言う。
野津敬一:「やめろ」
野津敬一:「君がその言葉を使うな。」
田中誠二郎:「違う」
野津敬一:「これは俺たちUGNが負うべき責任だ。」
田中誠二郎:「犠牲にすることを許容するわけじゃない」
田中誠二郎:「単純に、順番の問題だ。その攻撃で、『第二理論の魔』までの道が開けるなら」
田中誠二郎:「無限ループで輪廻の獣は何度でも復活する。その後に、ループを封じればいい」
野津敬一:「それでも、だよ。」
野津敬一:「非人道的な兵器を、自分の町にむけて使うべきだなんて。」
野津敬一:「言っちゃいけない。」
野津敬一:「それは君の心に影を落とす。」
野津敬一:「これは、俺が押す。だから田中さんは俺を恨んでよ。そっちの方が、まだ健全だ」
田中誠二郎:「……っ」
田中誠二郎:「キミ、何歳だ」
田中誠二郎:どこか据わった眼で言う
野津敬一:「え?17だけど?」
田中誠二郎:「俺は25だ。なっさけなくて、オーヴァードとしてもこの中では一番の新人だけど」
田中誠二郎:「俺の方が大人だ。そういう責任は、俺が負う」
田中誠二郎:「それに、俺の街だ」
田中誠二郎:「俺が決める」 別に町長ではない。
野津敬一:「……」
天喰大輝:「……責任の所在を争ってるところ悪いけど」
野津敬一:「なに?」
天喰大輝:「多分、街を滅ぼす責任を負う必要はないと思う」
天喰大輝:「敵は輪廻の獣が一万五千。……その『天の火』、だったっけ」
天喰大輝:「聞いた出力じゃ、多分殲滅は無理だ」
野津敬一:「輪廻の獣が生き残っても結構余波は出ると思うけど。」
田中誠二郎:「まあ建物は吹っ飛ぶよな」
天喰大輝:「無力化される」
田中誠二郎:「……」
野津敬一:「わお。」
田中誠二郎:「えっ」
天喰大輝:「命中する前に消されるだろうね」
田中誠二郎:「ダメじゃん!」 野津君に叫ぶ
天喰大輝:「――ただ、流石にそれで撃ち止めだ」
野津敬一:「能力を使い切らせて、ほとんどはただのでかい獣に出来るって感じかな。」
天喰大輝:「そんな莫大なエネルギーを喰らったら、殆どの個体は暫く能力を使えなくなる筈だ」
田中誠二郎:「な、なるほどね」
澄川 新:「こちらの能力が通るようになる訳ですか…」
金雀枝 尊:「ハッ。御大層かつ悲壮な覚悟を決めていたところ悪いが、そういう話らしい。いや」
野津敬一:「だねー、だったらさっさと押しちゃえばよかったかな。」
金雀枝 尊:「お前にそのスイッチを渡した上役は、最初からその予定だったのかもな」
天喰大輝:「相手がこの街を滅ぼす為に自分たちを滅ぼしてもいいっていうなら、責任も発生するけどね」
田中誠二郎:「なんだよもー……!」
野津敬一:人懐っこい顔で笑う
野津敬一:「お互い恥ずかしいねえ。」
天喰大輝:「まあ、非人道的な兵器には違いない。使わずに済むなら、その方がよかったのは確かだろう」
田中誠二郎:「ああ」
田中誠二郎:「でもまあ、もう迷いも無いだろ」
田中誠二郎:「頑張ろう。野津君、恥ずかしい者同士」 拳を差し出す。
野津敬一:「ん」
野津敬一:「宜しく、田中さん」
野津敬一:人懐っこい笑みを浮かべ拳をコツンと当てる
金雀枝 尊:「さて。手札は揃った。ワイルドカードは手元にある。あとは相手に奪われたジョーカーに対して」
金雀枝 尊:「押し入り強盗と行こうじゃないか」

GM:シーンカット ロイスと購入ができます
田中誠二郎:野津敬一 〇信頼/不安 これで最後だぜー
田中誠二郎:応急手当キット買います
田中誠二郎:3dx+2>=8 コイツ調達2もあんの
DoubleCross : (3DX10+2>=8) → 9[8,9,9]+2 → 11 → 成功

野津敬一:京堂勅子/連帯感○/畏怖
野津敬一:ショットガン狙いで
野津敬一:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 6[6,6]+1 → 7 → 失敗

野津敬一:ダメダメ、異常
澄川 新:田中誠二郎 〇共感/不安 でロイス取得
金雀枝 尊:ロイス保留の、ボデマチャレンジかな
金雀枝 尊:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 3[1,3]+1 → 4 → 失敗

金雀枝 尊:失敗。以上
澄川 新:応急手当セット狙いで
澄川 新:1dx>=8
DoubleCross : (1DX10>=8) → 1[1] → 0 (ファンブル) → 失敗

澄川 新:あらぁ

澄川新RHO:遺志

GM:登場侵蝕は不要です

GM:X町支部。白面の獣に囲まれ、支部長である功刀歩はあなただけは逃げるように告げた。
功刀歩:「絶対に生き残ってくれ」
功刀歩:「……そう思えるように、一つ伝えよう」
功刀歩:「新くん、君に重要な任務を伝える」
澄川 新:「重要な…任務?」
功刀歩:「この街……いや、世界の命運すらかかった、重要な任務だ」
功刀歩:「僕達X町支部はただのUGN支部じゃない。ある遺産を守り、隠す為に結成された特殊部隊でもあるんだ」
功刀歩:「……今まで黙っていて、ごめんね」
澄川 新:「遺産…特殊部隊…」
澄川 新:突然の告白に認識が追い付かない。
功刀歩:「遺産の名前は『第二理論の魔』。この支部の地下に隠されている」
功刀歩:「詳細を語っている時間はないけど、この世の理を歪めるような、強力で危険な遺産だ」
澄川 新:「どうしてそんな危険なものが…このX町に…」
功刀歩:「それは分からない。少なくとも、この街に支部ができる以前からあった遺産だ」
功刀歩:「多分、僕達はここで死ぬ。でも、この任務は誰かが引き継がなくちゃいけない」
功刀歩:「秘匿性の高い任務だ。FHや外部の人間はもちろん、UGN内部にすら隠さなければならない程に」
澄川 新:「UGNにまで…?」
功刀歩:「これだけ秘匿していても、噂や古い伝承から、情報の断片は漏れている」
功刀歩:「遺産の場所まではまだ漏れていないようだけど、もしそれまで漏れたら取り返しが付かない」
功刀歩:「だから、万全を期して、そういうことになっているんだ」
澄川 新:「そんなに重要な任務があったなんて…」
功刀歩:(……僕は酷いことを言っている)
功刀歩:(この輪廻の獣達の目的が『第二理論の魔』だとしたら……場所までは分かっていなかったとしても)
功刀歩:(支部を壊滅した上で隅々まで調べれば、地下への道は見付かるだろう)
功刀歩:(それが分かっていながら、こんな任務を押し付けようとしている)
功刀歩:(……そうでもしないと、きっと彼は逃げてくれない)
功刀歩:「きっと、大変な任務になるだろう。誰にも相談できない」
功刀歩:「できるかい?」
澄川 新:(そんな重要な任務、受けたこともない。実力も見合ってるとは思えない。)
澄川 新:(…それでも支部長からの…最後の…任務になるかもしれない。)
澄川 新:(ボクが…ボクがやるべきなのは…)
澄川 新:「やります、絶対…やり遂げます」
功刀歩:「……ありがとう。君は、僕の自慢の息子だ」
功刀歩:目線を合わせ、抱きしめる。
澄川 新:「……!」目をギュッと閉じ、抱きしめ返す。
功刀歩:「……っ、生きてくれ……」
功刀歩:君が生きてさえくれたなら、それだけでいい。そんな本音を飲み込んで。
功刀歩:「生きて、必ず、任務を果たすんだ」
功刀歩:そして、あなたから離れ、
功刀歩:「辛いことを頼んで、本当にごめんね」
GM:そこからは、既に語られた通りだ。
GM:X町支部は輪廻の獣によって壊滅し、あなただけが生き残った。

GM:シーンカット

野津敬一RHO:最後の手段

GM:登場侵蝕は不要です

GM:X町を囲む結界の前。あなたは本部エージェントである京堂勅子から任務を受けていた。
京堂勅子:「ああ、そうそう、任務に際してもう一つ、重要な伝達事項があります」
野津敬一:「なんでしょう。」
京堂勅子:「こちらの端末を預けます」
京堂勅子:座標を入力する画面と、赤いボタンが付いている端末だ。
野津敬一:「ええ……」
野津敬一:「あまりにも押したくない感じのボタン…」
京堂勅子:「『天の火』はご存知ですか?」
野津敬一:「……そりゃ知ってますよ。」
野津敬一:「UGN所有の衛星レーザー兵器」
京堂勅子:「それが57基、静止衛星軌道上に待機しています」
野津敬一:「うへえ」
京堂勅子:「もうお分かりかと思いますが、それはその発射スイッチです」
京堂勅子:「座標を指定して、そのボタンを押せば、その地点に57基の『天の火』からレーザーが射出されます」
京堂勅子:「まあ、街一つは軽く消し飛ぶでしょう」
野津敬一:「あまり想像したくない光景ですね。」
京堂勅子:「ええ、ですので最後の手段ではあります」
野津敬一:「政府とかの調整は取れてるんですか?」
京堂勅子:「野津さんが気にする必要はありません。街が一つ消える。その直接的な被害以外には、何一つ問題ないと思っていただいてかまいません」
野津敬一:「その直接的な被害がデカすぎるんだよなあ」
野津敬一:と困ったように笑う
京堂勅子:「敵は一万五千の輪廻の獣。放っておいた場合、直接的な被害がこの街だけで済む保証はありません」
野津敬一:「了解です。出来るだけ使わずに済むように立ち回ります、が」
野津敬一:「覚悟だけは、しておきます。」
野津敬一:「命令責任があるんだから押しちゃっても俺のこと守ってくれますよね?」
京堂勅子:「それはもちろん」
京堂勅子:「ですが、もう一つ覚悟していただく必要があります」
野津敬一:「なんですか?」
京堂勅子:「何せ、一万五千もの輪廻の獣が相手です。恐らくただ使っただけでは撃ち漏らしがあるでしょう」
京堂勅子:「ある程度戦力を事前に減らすか、残党を狩る必要があります」
京堂勅子:「つまりですね、輪廻の獣と直接戦う覚悟も決めておいてください」
野津敬一:「ただでさえ結界で守られてますからねえ。」
野津敬一:「まあ、でもほらそのへんは。」
野津敬一:「元々使わないつもりなら1万5千を相手にするつもりでいけばいいわけですし。」
京堂勅子:「ふふ、頼もしいですね」
野津敬一:「俺の指先一つで町一つ吹っ飛ぶなんてごめんですからね。」
野津敬一:(だけど、判断ミスで被害が広がる方が、もっとごめんだ)
京堂勅子:「期待しています。……ああ、もちろん、中でX町支部の方と合流出来た場合も、できる限り内密にお願いします」
野津敬一:(だから、押せる。)
野津敬一:「下手にハッキングとかされたら大惨事ですもんね。了解です。」
京堂勅子:「もちろん、責任はこちらで取りますが、あなたの手には街一つと世界を両端に置いた天秤があることをお忘れなく」
京堂勅子:「よろしいですね?」
GM:そこからは、既に語られた通りだ。
GM:そして、あなたは任務を受けて、X町へと突入する。

GM:シーンカット

ミドル6:銀の弾丸

GM:FS判定とミドル戦闘があります。全員登場可能。登場侵蝕を1d3+3でどうぞ。
田中誠二郎:69+1d3+3
DoubleCross : (69+1D3+3) → 69+2[2]+3 → 74

金雀枝 尊:金雀枝 尊の侵蝕率を1d3+3(→ 6)増加 (71 → 77)
澄川 新:59+3+1d3
DoubleCross : (59+3+1D3) → 59+3+2[2] → 64

野津敬一:野津敬一の侵蝕率を1D3+3(→ 6)増加 (58 → 64)

GM:X町支部に向かうまでの道で、安全に潜んでいられる最後の地点。
GM:あなた達は敵の重要拠点……本丸へと乗り込もうとしていた。
野津敬一:「やばいねー」
野津敬一:「じわじわと獣の数も増えてるよ。」
田中誠二郎:「奥の方はもっとヤバいな、音が重なりすぎて何も聴こえないのとおなじだ」
野津敬一:「やっぱ澄川くんの言う場所を守ろうとしてるみたいだね。」
野津敬一:「うわー、想像したくない。」
澄川 新:「今は見つかってないですけど…これから先は難しそうですね」
天喰大輝:「ぶっつけ本番で何の策もなしで行くのは無謀だったな……」
野津敬一:「これも策って言っていいのかわからないけどね、力技だし。」
野津敬一:件の端末を左手で持ちながら
野津敬一:既に座標の調整は終わっている。あとはこの赤いボタンを押すだけで
野津敬一:天の火は落とされる
野津敬一:「みんな、準備はいい?」
田中誠二郎:「あー……一応、皆、俺の後ろに」 姿が変わる
田中誠二郎:「万が一くらいで余波が来るかもしれないし……」
金雀枝 尊:「まぁ、なるというならやろう」
金雀枝 尊:一応田中の後ろに
天喰大輝:「今の俺は何もできないからね、みんなに合わせるよ」
野津敬一:「助かる」
天喰大輝:「田中さん、ありがとう」
野津敬一:「さ、これを押したら本格的に戦闘開始だ」
田中誠二郎:「おう……」 怖い、が
田中誠二郎:「頑張ろう」
野津敬一:「頼りにしてるよ。田中さん、天喰くん、澄川くん、しだにゃん」
澄川 新:「頑張ります…!」
野津敬一:人懐っこく笑って
天喰大輝:「こっちこそ、君達が頼りだよ」
田中誠二郎:「あ、̪しだにゃんは固定なの」
金雀枝 尊:「おいまてその呼び方はせめてやめろ」
野津敬一:これもダメかー、と困ったように笑ってから
野津敬一:10からカウントを始める
野津敬一:9,8,7,淀みなくカウントが下がっていき
野津敬一:それが0になった時
野津敬一:天の火がX町に降り注がれた
GM:宙から、光が落ちる。
GM:光が。光が。光が。光の雨が。一点へ向けて落ちてゆく。
GM:獣達が宙を仰ぐ。
GM:その破滅的な光に向けて、
輪廻の獣:「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」
輪廻の獣:一斉に、その力を解放する
輪廻の獣:その光を食らい尽くす。
輪廻の獣:しかし――その代償が皆無であるはずもなく、獣達から感じる圧力が、目に見えて減じている。
天喰大輝:「……余波もなし。どうやら成功のようだ」
金雀枝 尊:「重畳」
野津敬一:「……あれだけのレーザー攻撃を無効化とか、半端ないな輪廻の獣…!」
田中誠二郎:「……よし、じゃあ回復されない内に……!」
野津敬一:「正直光が降ってきた時死んだと思ったのに」
野津敬一:「っと、そうだね。行こうか!」
天喰大輝:「ああ、急ごう。力を使い果たしても、強敵に変わりはない。まずは、身を隠して近付こう」

GM:それでは、ここからはFS判定を使って行きます。
名称:『第二理論の魔』まで辿り着け! 終了条件:7ラウンド経過 難易度:7 最大達成値:30 進行値:25 判定:任意の〈情報:〉 支援判定:〈RC〉

GM:まず、X町支部まで敵の少ないルートを任意の情報を使用して探す判定です。
GM:更にNPCカード!
GM:天喰は支援判定のみ参加できます。ただし、能力を失っている為、RCの判定ダイスと技能は本来の半分の3dx+3になります。待機させることも可能です。
GM:ハプニングチャートはインフィニティコードのp32にあるものを使用します。
田中誠二郎:基地内から脱出せよ!か
GM:今回は基地内に潜入なので逆ですが

GM:ではまずセットアップ!
GM:GMはハプニングチャートを振ります。
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 88

GM:研ぎ澄まされた感覚。このラウンド中、判定の達成値+3。
GM:セットアップにエフェクトなどを使う人がいなければ進行していきます
GM:(多分ないと思います)
野津敬一:なっしん!
田中誠二郎:なしです
澄川 新:なしです!
金雀枝 尊:なし
GM:では行動値14、澄川くんから
澄川 新:情報:UGNで判定していきます。
澄川 新:コネ…は使えます?
GM:使えます!
澄川 新:やった、ではUGN幹部のコネを使って判定!
澄川 新:4dx+1+3
DoubleCross : (4DX10+4) → 9[4,5,7,9]+4 → 13

GM:成功! 進行値+2!
GM:現在の進行値は2です。進行イベントは発生しません。
GM:では次、行動値8の野津くん。同値の天喰に支援判定させてもいいです。
野津敬一:では僕から
野津敬一:コネ:UGN幹部を使って
野津敬一:5dx+5
DoubleCross : (5DX10+5) → 7[2,4,5,6,7]+5 → 12

野津敬一:く、回らん!
GM:進行値+2!
GM:進行値は4、進行イベントが発生します
田中誠二郎:おお
GM:近付くにつれ敵は増える。なので敵のいる場所を見付からないように進む必要がある。判定を〈知覚〉に変更。
GM:それとすみません。支援判定のやり方を勘違いしていました。
GM:未行動のキャラクターなら行動値に関わらず、イニシアチブで任意のキャラクターが次に行う判定に対して支援を飛ばせるようです。
田中誠二郎:うむうむ
GM:なので、天喰の支援判定は1ラウンド1回、好きな時に使えます。
GM:なので次は行動値6の金雀枝さん!
GM:天喰の支援も使えます
金雀枝 尊:知覚かー
GM:ハプニングチャートでこのラウンドは達成値+3されているのもお忘れなく
金雀枝 尊:3dx+3
DoubleCross : (3DX10+3) → 7[1,7,7]+3 → 10

野津敬一:やったぜ
GM:お、進行値はこれで6! まだイベントは発生しません
田中誠二郎:そんなー、じゃあ天喰くん俺に支援をおくれ
天喰大輝:分かりました
天喰大輝:3dx+3+3
DoubleCross : (3DX10+6) → 7[1,7,7]+6 → 13

天喰大輝:成功したので、次の田中さんの達成値+3です。
田中誠二郎:いくぞー
天喰大輝:つまり合計+6!
田中誠二郎:2dx+3+3>=7
DoubleCross : (2DX10+6>=7) → 6[1,6]+6 → 12 → 成功

田中誠二郎:よしよし
GM:みんなサクサクいくなー。これで進行値8! イベント発生します
GM:X町支部の目前まで迫るが、敵が更に増えてきた。難易度を9に変更。
GM:1ラウンド目終了。
GM:2ラウンド目、セットアップ!
GM:ハプニングチャート振ります
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 21

GM:これは……
GM:強烈な衝動。そのラウンド中、進行判定に失敗したキャラクターは暴走を受ける。
GM:このラウンドの進行判定の前に演出行きます。
GM

野津敬一:「どんどん増えてる。」
澄川 新:「やっぱり警戒されてる…のかな」
野津敬一:幸いにしてまだ敵に見つかっては居ない。
野津敬一:だが、進むに連れ息苦しさが増していく。力を失くしても、それでもあの獣には侮れない力がある
野津敬一:「だね。だけどそれは警戒するだけの何かがあるってわけだ。」
田中誠二郎:「『第二理論の魔』、か……」
野津敬一:「うん、無理をする価値はある。」
野津敬一:「それに、レネゲイドの瘴気も濃くなってきた。」
野津敬一:「しっかり近づいてるとは思うけど、あてられて暴走しないよう気をつけてね」

GM:では、行動値14の澄川くん!
澄川 新:はーい!知覚判定!
澄川 新:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 4[2,2,2,2,3,4,4] → 4

田中誠二郎:ウワ―ッ!?
澄川 新:は?
GM:これは……残念! 失敗です。
GM:暴走してください
野津敬一:うせやろ!?
澄川 新:マジか…なんだこの出目…
GM:では次は野津くんです
野津敬一:いくで!!
野津敬一:3dx+1>=9
DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 5[2,4,5]+1 → 6 → 失敗

野津敬一:バディムをくれませんか!!
澄川 新:入れます!バディムーヴ!
GM:あっ、澄川くんにはそれがあった!
澄川 新:達成値+3です!
野津敬一:ありがとう!ギリ成功!
GM:では進行値9。まだイベントは置きません
GM:では次は金雀枝さん
金雀枝 尊:知覚判定!
金雀枝 尊:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[1,10,10]+10[9,10]+6[6] → 26 → 成功

田中誠二郎:!?
金雀枝 尊:?????
GM:? ……? …………!?
澄川 新:すご…
GM:進行値+3……進行値12です。進行イベントが発生します。
野津敬一:天才じゃったか…
GM:X町支部に侵入成功するも、敵から隠れるのも限界になってきた。判定を〈回避〉に変更。更に3体のエネミーが出現する。
田中誠二郎:うわっエネミー出てきた!
GM:輪廻の獣・プレーン[8]✕3
       │
      PC

GM:こんな感じ。
GM:更に、ハプニングチャートに変化が起きます。
GM:1~5と46~55の効果を以下に変更する。
輪廻の獣の力を使い果たしていない個体がいた。このラウンド中、エネミーが輪廻の獣の効果を使用できるようになる。

田中誠二郎:嘘でしょ……!
澄川 新:つんよい…
金雀枝 尊:うっそでしょ
GM:これはエネミーを倒せば何の効果もなくなります
野津敬一:や、やべー
GM:このラウンドは行動済みの状態で出現します。
田中誠二郎:良かった~
金雀枝 尊:やったー
澄川 新:せふせふ
田中誠二郎:次は私か。あ、天喰くん支援お願い~(甘える年長)
天喰大輝:お任せを
天喰大輝:支援判定!
天喰大輝:3dx+3
DoubleCross : (3DX10+3) → 5[4,4,5]+3 → 8

天喰大輝:失敗しました……すみません……
田中誠二郎:ゲッ支援判定も難易度9になってるか
田中誠二郎:仕方ない、行くぞお
田中誠二郎:7dx>=9
DoubleCross : (7DX10>=9) → 10[2,3,4,6,7,10,10]+4[2,4] → 14 → 成功

田中誠二郎:よっし
田中誠二郎:あ
田中誠二郎:まだ6dだ!
田中誠二郎:振り直しますね……
GM:あ、お願いします
田中誠二郎:6dx>=9
DoubleCross : (6DX10>=9) → 8[2,3,5,5,7,8] → 8 → 失敗

田中誠二郎:ウワ―ッ!?
GM:ウワーッ残念!
野津敬一:だ、旦那ァ!!
澄川 新:ナニィ!?
GM:では演出に行きましょう

GM:身を隠し、X町支部内部への侵入に成功したあなた達だったが……
輪廻の獣:「――」「――」「――」
輪廻の獣:敵に見付かってしまった!
野津敬一:「……流石にこれだけ数がいればなあ!!」
田中誠二郎:「……ダメだ!良い道が見つからない、ここは強行突破しよう……!」
澄川 新:「3体…!多いですけど…なんとかします!」
金雀枝 尊:「全く、仕方ないな……!」

GM:では3ラウンド目、セットアップ!
GM:ハプニングチャート
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 63

GM:ネガティヴなイメージ。そのラウンド中に進行判定を行ったキャラクターは、判定の直後に重圧を受ける。
野津敬一:な…!バカ…!いじわる!
金雀枝 尊:ゲーッ
GM:ダイスなので……
GM:更に
澄川 新:更に…?
輪廻の獣・プレーンABC:螺旋の悪魔 極限暴走 背徳の理 ラウンド間攻撃力+6 シーン間ウロボロスのエフェクトを使用した判定ダイス+12
田中誠二郎:おいこら!
野津敬一:バカ!輪廻!!
澄川 新:ウワー!
金雀枝 尊:うわーっ!
田中誠二郎:蹂躙する蹄3 一角鬼を使用し、移動した場合、攻撃力+9 一応使っておこう 74→76
澄川 新:鮮血の奏者を使用、HPを2点消費して攻撃力+6!
野津敬一:セットアップなっしんぐ
金雀枝 尊:なし
GM:では行動値14、澄川くん!
澄川 新:はーい!
澄川 新:マイナーで《赫き剣》《破壊の血》《リミテッドイモータル》を使用。
澄川 新:HPを合計10点消費して、攻撃力+28の武器を作成。HPを10点回復。
澄川 新:メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《サンドシャード》を組み合わせて攻撃。
澄川 新:対象は範囲(選択)、輪廻の獣ABCを対象に。
GM:どうぞ!
澄川 新:10dx7+2
DoubleCross : (10DX7+2) → 10[2,3,3,3,4,5,6,9,9,10]+10[2,6,10]+10[8]+10[9]+10[9]+4[4]+2 → 56

輪廻の獣・プレーンABC:暴走中です
輪廻の獣・プレーンABC:ダメージどうぞ
澄川 新:6d10+28+6
DoubleCross : (6D10+28+6) → 23[5,4,1,2,3,8]+28+6 → 57

澄川 新:DDがイマイチ…
輪廻の獣・プレーンABC:全滅です……
澄川 新:よっしゃ!
GM:攻撃したことですし演出しましょうか

澄川 新:立ちはだかるのは輪廻の獣、それも3体。
澄川 新:能力も未知数の今、攻撃の機会を与える訳にはいかない。
澄川 新:先手必勝。即座に腕を引っ掻き、流血。
澄川 新:流れ出る血液を結晶化させ、散弾のように発射。
澄川 新:狭い通路の中で逃げ道はなく、その体を打ち抜いていく。
輪廻の獣:「――」「――」「――」
輪廻の獣:避けることはできない。防御も……レネゲイドを喰らう能力を失った今、血の散弾に耐え得る程の耐久力は有していない。
輪廻の獣:声も上げず、崩れ落ちる。
田中誠二郎:「ヒュー……凄いな……」
澄川 新:「…ふーっ。」動かなくなったのを確認し、息を吐く。
澄川 新:「どうにかなって良かった…。急ぎましょう」
野津敬一:「能力は削いでるとはいえ、こうもあっさり倒してくれるとはね。頼もしいよ」
天喰大輝:「一撃か……。ああ、新手が来る前に行こう」
澄川 新:「これぐらいしか取り柄がないですから…へへ」
金雀枝 尊:「さぁ、先へ行くか」

GM:では行動値8の野津くん!
野津敬一:回避かー
GM:あ、澄川くんは侵蝕を上げておいてくださいね
野津敬一:いくぞい!!
野津敬一:3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[6,7,10]+7[7] → 17 → 成功

野津敬一:バディムでちょうど20になる…!!
野津敬一:もらってもいいですか?
GM:お見事! そしてこの端数は……
澄川 新:入れましょう!達成値+3!
田中誠二郎:ウオーッ
野津敬一:サンキュー!20!
GM:進行値+3! 進行値は15になります。まだイベントは発生しません
GM:では次は金雀枝さん!
GM:あ、あと野津くんは重圧をうけてください
野津敬一:うす!
GM:バッドステータスは、現状澄川くんが暴走、野津くんが重圧、田中さんが暴走ですね
金雀枝 尊:はい
澄川 新:大分ひどいことに
金雀枝 尊:回避か
金雀枝 尊:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[5,7,8,10,10]+5[1,5]+1 → 16

GM:安定して強いな……
GM:進行値+2! これで進行値は17! イベントが発生します。
GM:隠された地下への入り口を探す判定。判定を〈情報:UGN〉に変更。
GM:では次は田中さん!
田中誠二郎:はーい
田中誠二郎:まずマイナーで暴走解除
田中誠二郎:メジャーでベーシックリサーチ+コンセントレイト:ハヌマーンで情報:UGN判定! 76→79
GM:来たな……!
田中誠二郎:あ、最後なので天喰くんの支援も貰っておこう
田中誠二郎:貰っていいですか
天喰大輝:はーい
天喰大輝:3dx+3>=9
DoubleCross : (3DX10+3>=9) → 3[1,1,3]+3 → 6 → 失敗

天喰大輝:駄目です……
田中誠二郎:おう……
田中誠二郎:6dx7>=9
DoubleCross : (6DX7>=9) → 10[1,2,3,4,5,10]+5[5] → 15 → 成功

野津敬一:あまちゃん…
田中誠二郎:よしよし
GM:進行値+2! これで進行値は19! イベントは発生しません
GM:では演出!

野津敬一:「澄川くんが倒してくれた獣の隙間を抜けるよ!こっち!」
田中誠二郎:「わかった!……あともう少し進んだら、こっちで音拾って比較的安全な道を案内できると思う」
野津敬一:「助かる」
野津敬一:「ついでに、それで今まで聞いたことない異質な音を拾うことも出来るかな。」
野津敬一:「もしそんなものがあったら、俺たちの目当てのブツかもしれない。」
田中誠二郎:「……ちょっと集中する!」
田中誠二郎:今この場の警戒は任せる、という意味
野津敬一:「だってさ、頼むよ。不平等な切り札シルバーバレット
金雀枝 尊:「わかった。あまり待たせるなよ」
田中誠二郎:「……」 耳を澄ませる。
澄川 新:「ボクもまだやれますから…任せてください!」
田中誠二郎:「……多分、こっちだ!」 進み始める。

GM:3ラウンド目終了
GM:あ、田中さんは重圧を受けてください
田中誠二郎:そうだった
GM:セットアップ! ハプニングチャートを振ります
GM:1d100
DoubleCross : (1D100) → 17

GM:破滅的不運。このラウンド中に行う進行値判定はすべてクリティカル値+1される。
野津敬一:きゃいん…
澄川 新:キッツ!
金雀枝 尊:きっつぃ
田中誠二郎:タスケテー……
GM:ダイスの言うことなので……
GM:では澄川くんから
澄川 新:情報:UGNですね、判定します。
澄川 新:4dx11+1>=9
DoubleCross : (4DX11+1>=9) → 10[1,4,5,10]+1 → 11 → 成功

野津敬一:もったいないよー!
澄川 新:普通なら…!
田中誠二郎:ひぃん……
田中誠二郎:でも2は確保した……!
GM:最高の出目! 進行値+2! 進行値は21になります。進行イベントが発生します
GM:地下に降りて一気に遺産まで駆け抜ける。判定を任意の技能に変更し、難易度を12に変更する。
野津敬一:難易度たけえな!?
田中誠二郎:ウワ―ッ
金雀枝 尊:たっっかい
田中誠二郎:で、でも任意だ!行ける行ける!
GM:では次は野津くん!
野津敬一:いくぞー、情報:UGNでコネも使う
野津敬一:5dx+5>=12
DoubleCross : (5DX10+5>=12) → 7[2,3,6,6,7]+5 → 12 → 成功

GM:あ、重圧の解除はどうしますか?
野津敬一:あ、そうだ!します!
野津敬一:マイナーで重圧解除!
GM:成功! 進行値+2! これで進行値は23! もうイベントは起きません
GM:残り2!
GM:では金雀枝さんどうぞ
金雀枝 尊:任意だったら白兵で
金雀枝 尊:5dx11+3>=12
DoubleCross : (5DX11+3>=12) → 8[3,5,8,8,8]+3 → 11 → 失敗

金雀枝 尊:1足りない!!
田中誠二郎:バディム!
澄川 新:バディムーヴ!達成値+3!
GM:やっぱ強いなバデム……
GM:これで成功……進行値+2……進行値が完了値の25に達したので……
GM:FS判定終了です!
野津敬一:やったぜ!
田中誠二郎:ウオーッ!
澄川 新:やった!
金雀枝 尊:うおー
GM:では、演出して『第二理論の魔』の前まで来てもらいましょう

GM:あなた達は数多の輪廻の獣を突破して、その空間までやって来た。
GM:薄暗い……しかし、とてもX町支部の地下にあるとは思えない程に広大な空間。
GM:そこには、見上げる程に巨大な時計の文字盤があった。
田中誠二郎:「……うお……これ、か?」
野津敬一:「はあ…はあ…」
野津敬一:肩で息を切らしている
金雀枝 尊:「ふむ……思っていたよりずっとデカいな」
澄川 新:「時計…でしょうか」
野津敬一:(最後の方、ありえんぐらいついてなかったけどなんとか辿り着けてよかった)
天喰大輝:「時間に関する遺産だからな……直球過ぎる気もするけど」
金雀枝 尊:「さて、破壊は確定事項になったわけだが」
ラルーデファタル:「――来たか」
田中誠二郎:「ともかく、こいつを壊せば……」
田中誠二郎:「”ラルーデファタル”!」
田中誠二郎:恐怖の混じった叫び
ラルーデファタル:文字盤が巨大すぎて、その下に控えていた存在に気付くのが遅れる。
ラルーデファタル:そこにいるのはラルーデファタルと……
輪廻の獣:「――」「――」「――」「――」「――」「――」
輪廻の獣:複数体の輪廻の獣
野津敬一:「だよねー、コマは確保しとくよなあ」
ラルーデファタル:「そう簡単に壊させる訳にはいかないな」
金雀枝 尊:「……あぁ、お前がそうなのか」
ラルーデファタル:「とはいえ、僕がいるのは念の為だ。お前達では……いや、誰にもこれは壊せない」
ラルーデファタル:「この遺産はとうにジャーム化している」
ラルーデファタル:「例え、この街にいる輪廻の獣が総出でかかっても破壊は不可能だろう」
金雀枝 尊:「ほう?」
野津敬一:「…そんなことあるの?」
澄川 新:「そんな…」
田中誠二郎:「なん……」
GM:『第二理論の魔』はEロイス:《究極存在》を所有しています
田中誠二郎:「で、出まかせだろ!」
GM:解除方法は……ありません。如何なる方法でも『第二理論の魔』にダメージを与えることは不可能です。
GM:特筆しておくべきことがあるとすれば、『第二理論の魔』は、キャラクターであると同時に、ラルーデファタルが所持しているアイテムでもあります。
ラルーデファタル:「出まかせと思うのなら、試してみるといい」
金雀枝 尊:「……ハッ」
金雀枝 尊:「……あぁ、そういえば」
金雀枝 尊:「お前らにも、簡易的にしか自己紹介はしてなかったな」
金雀枝 尊:「──“マスターロバリー”麾下、サルコファガスセル所属」
天喰大輝:「金雀枝さん……?」
金雀枝 尊:「“不平等な切り札
シルバーバレット
”金雀枝尊」「生憎、手はもうもらってるもんでな?」

金雀枝 尊:RHO公開します
GM:はい、開示します。
Rハンドアウト:金雀枝尊
シナリオロイス:〝マスターロバリー〟 推奨感情:連帯感/畏怖
〝マスターロバリー〟の目的はより多くの遺産を手に入れることだが、それは単なる収集欲や何らかの計画に使用する為のものではない。言うなれば、独占欲。自らの手に入らない遺産は破壊してしまえばいいとすら考える過激な思想を持っている。
そして、彼女はそれを実現するだけの力を持っている。たとえ破壊不能とされている遺産であろうと破壊する力を持っており、更にその力を自らの配下に貸し出すことすら可能だ。
あなたに与えられた真の任務はX町に隠された遺産の回収、不可能であれば破壊することだ。
もちろん、そんな力を持っていることは余程のことがなければUGNに明かすことはできない。
このRハンドアウトを公開することで、あなたはエネミーエフェクト《結合解除》(EA153ページ)を1レベルで取得し、使用可能になる。使用する場合、メインプロセスを消費せずに使用できる。
このRハンドアウトはあなたが遺産を破壊しなければならないと判断した時点から公開することができるようになる。

GM:今なら、妨害を受けずにリアクションさせずに使用できます。
金雀枝 尊:エネミーエフェクト《結合解除》を使用します。対象は『第二理論の魔』
GM:究極存在によって、『第二理論の魔』は一切ダメージを受けませんが……
GM:その効果によって、破壊されます。

金雀枝 尊:「まぁ、そういうことだ」背中に生えた、異形の腕。手で銃を作るように人差し指と中指を、文字盤に向ける
ラルーデファタル:「無意味な行為だ」
金雀枝 尊:バキバキと異様な音を立て、複腕がうごめく。銃口に作られた『銀色の弾丸』が
金雀枝 尊:腕ごと弾き飛ばしながら、飛翔する。
野津敬一:(ラルーデファタルの言う通り、あの時計はもう物理法則を超越した不条理の権化のような存在だ)
野津敬一:(レネゲイド後からだろうが天の火だろうが、アレはきっと届かない。)
金雀枝 尊:「不条理をねじ伏せるのは、いつだって人間の欲望だ」
GM:それは、マスターロバリーの能力が結晶化した弾丸。あらゆる遺産を破壊する為に存在する、不条理にぶつける不条理な切り札。
金雀枝 尊:「……あのアマの激情欲望は、ちぃと効くぞ?」
野津敬一:(だけど、これは…!)金雀枝の弾丸を見て、冷や汗を流す。
GM:着弾した地点から、バキバキと音を立て、『第二理論の魔』に罅が広がっていく。
ラルーデファタル:「何だと……?」
GM:バキバキ、バキバキと。それは全体に広がっていく。
GM:その罅が広がりきった時。
金雀枝 尊:「すべての遺産を手に入れる。手に入れられないなら壊してしまえ」
GM:『第二理論の魔』は。世界の理を捻じ曲げる遺産は。
野津敬一:「よかった。」
金雀枝 尊:「そんなバカみたいな物欲でマスターエージェントになった力だ。不条理風情が敵うと思うな」
GM:その欲望に、粉砕された。
天喰大輝:「は……はは。これを笑って言うことになるとは思わなかった」
天喰大輝:「――「普通」じゃない」
田中誠二郎:「……やっぱり出まかせだったじゃねーか!」 何もわかっていない。ただ、ほっとしたように息を吐く。
野津敬一:「これで"アルコル"を退治してから金雀枝ちゃんと揉めずに済む」
澄川 新:「すごい…あれを一撃で…!」
田中誠二郎:「なんだかんだで、お前らも追い詰められてるんだろ」 挑発するように、恐怖と戦いながら。
ラルーデファタル:「……驚いた。ああ、確かに驚異的だ」
野津敬一:(いや、でまかせではなかったんだけど、そう思ってもらったほうがいいかな?)
金雀枝 尊:「優男め」
田中誠二郎:「えっ」
ラルーデファタル:「ああ……ああ、あああああああ……!」
ラルーデファタル:「これで、もう、アレフの期待に応えられない……!」
ラルーデファタル:「無限に増える僕で世界を埋め尽くし、アレフの理想を、僕が叶えるはずだったのに……!」
野津敬一:「じゃあ、投降すれば?」
ラルーデファタル:「……」
野津敬一:「今なら一生臭い飯食べるぐらいで勘弁してあげられるかもよ?」
ラルーデファタル:「……いいや、まだだ。まだ、完全に潰えた訳じゃない」
ラルーデファタル:「一万五千あれば、世界の全てを相手にするには不足でも」
ラルーデファタル:「人間に打撃を与え、アレフの理想の礎になることはできる」
ラルーデファタル:「……それに、お前達は既に敗北している。――それはもう動かない事実だ」
野津敬一:「そりゃね、町にこれだけの被害を出した時点でUGNとしては負けてるさ。」
金雀枝 尊:「知るか。そんなもの」
野津敬一:「だから、こっから君を叩き潰して痛み分けに持ってかせてもらうよ」
澄川 新:「一度負けても…勝てない道理はないとおもいますけど」
田中誠二郎:「『第二理論の魔』を破壊した以上、ここでお前を倒せば、俺の勝ちだ」
田中誠二郎:(……よな?)
野津敬一:「お前を倒せば俺たちの?じゃなくて?」
金雀枝 尊:「優男め……」
田中誠二郎:「俺達の!」
野津敬一:緊張をほぐすように、笑みを浮かべながら声をかける
天喰大輝:「……はは、輪廻の獣の転生する特性のことを言ってるのなら、俺がいる」
天喰大輝:「――お前に、次の命はない」
ラルーデファタル:「……ふん、分かっていない。お前達は何も分かっていない」
ラルーデファタル:「分からないまま――死ね、人間共」
GM:ミドル戦闘を開始します。
田中誠二郎 "パイロープ"澄川 新 "(はす)(うてな)"野津敬一  "不平等な切り札
シルバーバレット
"金雀枝 尊
 VS  "ラルーデファタル"

              ラルーデファタル[9]、輪廻の獣・アタッカー[8]、輪廻の獣・ディフェンダーC[8]
                          │
                          5m
                          │
  輪廻の獣・プレーンA[8]、輪廻の獣・プレーンB[8]、輪廻の獣・ディフェンダーA[8]、輪廻の獣・ディフェンダーB[8]
                          │
                          5m
                          │
             田中誠二郎[3]、澄川新[14]、野津敬一[8]、金雀枝尊[6]


GM:セットアップ
輪廻の獣・プレーンA、B:螺旋の悪魔 極限暴走 背徳の理 ラウンド間攻撃力+6 シーン間ウロボロスのエフェクトを使用した判定ダイス+12
田中誠二郎:蹂躙する蹄3 一角鬼を使用し、移動を行った場合攻撃力+9 侵蝕+2 79→81
金雀枝 尊:怨念の呪石を使用。暴走付与、侵食+3、ダメロ+2 77→80
輪廻の獣・アタッカー:螺旋の悪魔 原初の黄:加速装置 極限暴走 背徳の理 ラウンド間行動値+24 攻撃力+24 判定ダイス+12
澄川 新:《鮮血の奏者》を使用、HPを2点消費して攻撃力+6! 82→85
ラルーデファタル:螺旋の悪魔 極限暴走 背徳の理 円環螺旋 攻撃力+18 ダイス+8 装甲値+12
野津敬一:原初の黄:先陣の火 行動値+25 侵蝕が66に
金雀枝 尊:暴走したので《極限暴走》《紅蓮の憎悪》を適用し、《背徳の理》《喰らわれし贄》《巨人の影》使用。
《紅蓮の憎悪》のレベル+2 シーン間ウロボロスのエフェクトを使用した判定ダイス+6 攻撃力+21

金雀枝 尊:80→87

GM:ではイニシアチブ! 本来なら行動値33の野津くんの手番ですが
ラルーデファタル:加速する刻
ラルーデファタル:メインプロセスを行います
野津敬一:ミドルだぞ!
澄川 新:張り切りすぎ!
ラルーデファタル:ミドルでも容赦はしない
ラルーデファタル:マイナーなし
ラルーデファタル:メジャー:コンセントレイト:ウロボロス 飢えし影 黒の鉄槌 因果歪曲
ラルーデファタル:対象はPC全員
ラルーデファタル:妨害などはなかったはず。判定します
田中誠二郎:来な!
ラルーデファタル:17dx7
DoubleCross : (17DX7) → 10[1,2,2,5,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7,9,9,10]+10[1,2,4,7,8]+10[4,7]+6[6] → 36

ラルーデファタル:リアクションどうぞ
野津敬一:ドッジ
野津敬一:3dx>=36
DoubleCross : (3DX10>=36) → 8[2,7,8] → 8 → 失敗

金雀枝 尊:ドッジ
野津敬一:ダメダメのダメ
金雀枝 尊:6dx+1>=36
DoubleCross : (6DX10+1>=36) → 9[2,3,4,7,9,9]+1 → 10 → 失敗

金雀枝 尊:無理
澄川 新:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 2[2,2]+1 → 3

田中誠二郎:竜麟 装甲+30 81→84
澄川 新:むーりー!
田中誠二郎:オートで軍神の守り使って野津君カバーリングします 84→86
ラルーデファタル:ではダメージ!
ラルーデファタル:4d10+36
DoubleCross : (4D10+36) → 15[3,5,1,6]+36 → 51

野津敬一:ありがとう誠ちゃん!
田中誠二郎:アッ痛い! 衝撃相殺適応して-15、装甲合わせて45点軽減 6*2で12点ダメージかな
田中誠二郎:46→34
澄川 新:おお、やるぅ
GM:衝撃相殺のダメージ軽減は、二倍の後じゃないかな……?
田中誠二郎:あっそうか
金雀枝 尊:ダメージ軽減は範囲二倍の後ですね
GM:21の二倍の42から15減って、27
野津敬一:生存!!タフガイ!!
田中誠二郎:イテ―イテー! 46→19ですね!
澄川 新:生きてる!
ラルーデファタル:か、硬い……
金雀枝 尊:それはそれとしてリザレクトする
澄川 新:同じく耐えられず!リザレクト!
金雀枝 尊:金雀枝 尊の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (87 → 94)
金雀枝 尊:HP7
澄川 新:85+1d10
DoubleCross : (85+1D10) → 85+1[1] → 86

澄川 新:HP1w
GM:では演出!
野津敬一:リザレクトがうまい

ラルーデファタル:「――お前達の敗北は決定している。僕はただ、それをなぞるだけでいい」
ラルーデファタル:ラルーデファタルの影が形を取る。
ラルーデファタル:その能力は過去視と、影によるその再現。
ラルーデファタル:この場所の過去において、最も強い者、それは――
ラルーデファタル:「――行け」
ラルーデファタル:無数の影の獣。――このX支部を占拠した際の輪廻の獣の群れ。
輪廻の獣の影:「――」「――」「――」「――」
輪廻の獣の影:それらが一斉に襲いかかる!
野津敬一:「マジかよバカ!!」
田中誠二郎:怖い、怖い。怖いからこそ、視覚から、聴覚から、行動の起こりは読めている。
田中誠二郎:もちろん、反撃なんて、ましてやカウンターだとか、そんなことはできないけれど
田中誠二郎:誰か一人の前に飛び出して、守るくらいは出来る。
田中誠二郎:「野津君、1人でここに寄こされるくらい有能なエージェントなんだろ!?」
田中誠二郎:「ドカーンと、決めてくれ!……いて――――!!」
野津敬一:いつの間にか、守るべき対象だと思ってた人が自分の前に躍り出ている
野津敬一:分厚い甲冑を着込んでいるのに、その膝がすくんでいるのがよくわかる
野津敬一:それなのに、輪廻の獣を猛攻を一身に受け止めている。
野津敬一:「うん、任せてよ」
野津敬一:彼も自分のために無理をしてくれている。ならば、自分もそれに応えなければ
澄川 新:無数の爪や牙がその華奢な体を無惨に引き裂く。鮮血が舞う。
澄川 新:だがこんなものでは倒れない。倒れる訳にはいかない。
澄川 新:「この程度…!支部のみんなの頑張りに比べたら…!」
金雀枝 尊:「ああ、クソッ、腹立たしい……!」
金雀枝 尊:一頭目をいなし、二頭目の爪を複腕でもって防ぐ。三頭目を主腕で受け止めたところで、限界が来る。
金雀枝 尊:最初の一頭目の爪が均衡を引き裂き、体を牙が抉る。
金雀枝 尊:「ぐっ……あぁ……完全に頭に来たぞ、ケダモノ共……!」

GM:イニシアチブ!
GM:今度こそ行動値33の野津くんの手番ですが割り込みはありますか?
田中誠二郎:私は無し
野津敬一:じゃあいくぞー
金雀枝 尊:《異形の転身》プレーン・ディフェンダーたちに戦闘移動してエンゲージ 94→99
野津敬一:金雀枝ちゃんが行った!
野津敬一:あ、待って!
野津敬一:申し訳ないけど、よかったら俺の手番の後にしてくれませんかね。
野津敬一:味方がいると混色の氾濫を入れなきゃいけなくなるから微妙に侵蝕が重くなっちゃう
野津敬一:演出上このタイミングでやりたいなら全然だいじょうぶです。
金雀枝 尊:おっとそうか
金雀枝 尊:じゃあ野津の手番の後で転身!
野津敬一:すまねえ!
野津敬一:では僕の手番で
GM:こちら妨害などはないので判定まで行って大丈夫です
野津敬一:マイナーでプレーンたちのとこまで移動
野津敬一:《原初の赤:ウルトラボンバー》+《原初の赤:ブラッドボム》
野津敬一:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 3[2,3,3]+2 → 5

野津敬一:リア不です。
輪廻の獣・ディフェンダーA:では、行動放棄してプレーンAをカバー!
輪廻の獣・ディフェンダーB:同じくBをカバー!
野津敬一:行動放棄てお前!
輪廻の獣・ディフェンダー:ガードエフェクトが使えねえ!
野津敬一:ではダメージ
野津敬一:1d10+40+2+2d10+2d10
DoubleCross : (1D10+40+2+2D10+2D10) → 2[2]+40+2+6[4,2]+12[2,10] → 62

野津敬一:腐った!!
輪廻の獣・ディフェンダーA:《雲散霧消》! ダメージを20
輪廻の獣・ディフェンダーA:軽減!(範囲)
野津敬一:ぐむう!
野津敬一:ではブラッドボム分追加ダメージ
輪廻の獣・ディフェンダーA:装甲10、ダメージが二倍の104、20軽減しても84……死にます……。
輪廻の獣・ディフェンダーB:同じく……
野津敬一:4D10
DoubleCross : (4D10) → 25[4,3,10,8] → 25

輪廻の獣・ディフェンダーB:死体蹴りだ!
野津敬一:殺します。
GM:では演出!
GM
野津敬一:ウルボンでHPが0に、対抗種の副作用でHP-3、オーバーカウンターの反動でHP-12、ブラッドボム分でHP-23、死にます。リザレクト
野津敬一:野津敬一の侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (73 → 82)
野津敬一:うげ、上がりすぎ
野津敬一:演出!
GM:そうだった。改めて演出

野津敬一:影の軍勢の攻撃が止むと同時に駆け出す。
野津敬一:その手に持つのは何の変哲もない、刃渡り9cmほどのナイフ
野津敬一:達人であればそれで獣を斬り裂くことは出来るだろう。
野津敬一:剛力の持ち主であればその膂力でもって無理やり貫くことも出来るだろう。
野津敬一:だが、野津にはいずれもない
野津敬一:野津が持ち合わせているのは二つ
野津敬一:己の死を強制的に他者に共有させる能力と
野津敬一:自死を厭わぬ異形な精神構造。
野津敬一:故に、達人の技も不条理なる剛力も必要ない。
野津敬一:ただ皮を裂き、骨を避け、心の臓に届き得る、三寸の刃だけがあればいい。
野津敬一:「一蓮托生」
野津敬一:黒い蓮華が咲く。
野津敬一:幾層にも重なる影の花脣が野津と輪廻の獣達を飲み込んでいく
野津敬一:「さあ、一緒に死のうか」
野津敬一:トス
野津敬一:ナイフが野津の心臓を貫き、生体活動が停止する
野津敬一:その痛みが、恐怖が、無が
野津敬一:黒い蓮華が散ると同時に
野津敬一:既に異形と化した獣達に伝播する
田中誠二郎:「えっ」 起こったことを正確に認識するよりも早く、呆然と声が漏れ出た。
田中誠二郎:「の、野津君……!?」
田中誠二郎:任せたのに、任せて、と言ったのに
天喰大輝:「いや……田中さん、あれは多分大丈夫だ」
田中誠二郎:「それって……!」 そして、気が付く
金雀枝 尊:「なんだ……つまるところ、お前の同類か。天喰」
天喰大輝:「操られたり、気が狂った訳じゃない」
天喰大輝:「ああ……まさかこんなところでお目にかかるとはね」
天喰大輝:「――俺と同じ、自殺がトリガーの能力者」
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:黒い蓮畑に飲まれる寸前。
輪廻の獣:一部の輪廻の獣が、既に使い果たしたはずのレネゲイド喰らいの力を、自らの身を酷使して使用する。
輪廻の獣:その蓮華は思惑通りには広がらず、獣の一部を道連れにするに留まった。
澄川 新:「味方を…庇った…!?」
野津敬一:「っと……撃ち漏らしたか、やっぱ厄介だねえ。」
野津敬一:傷口を抑えながら、人懐っこい笑顔でそう呟く
田中誠二郎:「……マズい!”速い”のが」
田中誠二郎:「────来るぞ!」

GM:ではこのイニシアチブで異形の転身でいいですか?
金雀枝 尊:です
金雀枝 尊:《異形の転身》プレーン・ディフェンダーたちに戦闘移動してエンゲージ 94→99
GM:では、行動値32のアタッカーの手番!
輪廻の獣・アタッカー:マイナーなし
輪廻の獣・アタッカー:コンセントレイト:ウロボロス 飢えし影
輪廻の獣・アタッカー:対象は
輪廻の獣・アタッカー:choice[a,b,c,d]
DoubleCross : (CHOICE[A,B,C,D]) → B

輪廻の獣・アタッカー:澄川くん!
澄川 新:なんで!?
輪廻の獣・アタッカー:判定行きます
輪廻の獣・アタッカー:19dx7
DoubleCross : (19DX7) → 10[1,1,1,2,3,4,4,4,5,5,5,6,6,7,8,9,9,9,10]+10[1,2,4,5,5,10]+3[3] → 23

輪廻の獣・アタッカー:あんま回らん
澄川 新:い、一応…ドッジで
GM:どうぞ!
澄川 新:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 3[1,3]+1 → 4

澄川 新:ですよね!
田中誠二郎:じゃあ軍神の守りでカバーしますよ 86→88
輪廻の獣・アタッカー:ではダメージ!
輪廻の獣・アタッカー:3d10+28
DoubleCross : (3D10+28) → 16[3,3,10]+28 → 44

田中誠二郎:竜麟出来てたら生きてたな。リザレクト~
田中誠二郎:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3

田中誠二郎:HP19→0→3 侵蝕88→90
GM:なかなかリザレクトが上手いな……
田中誠二郎:ふふん
澄川 新:申し訳ねえ…
GM:では演出!

輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:速いのが来る。その言葉通りに。
輪廻の獣:影に潜み、高速で接近したその獣は、気付けばあなた達を攻撃範囲に捉えていた。
輪廻の獣:輪廻の獣に尋常な理性は残されていない。恐らくはただ偶然に、その凶腕は澄川新を狙う。
田中誠二郎:「や、山勘当たり!」
田中誠二郎:横合いから激突し諸共に吹き飛ぶ
輪廻の獣:「――」
澄川 新:「た、田中さん!?」
輪廻の獣:横からの衝撃に、攻撃の矛先が変わる。
輪廻の獣:腕は、覚醒したばかりの青年に振り下ろされる。
田中誠二郎:「ぎゃ!は、速く何とかしてくれ!」
田中誠二郎:悲鳴をあげながら、鎧のようなその隙間から血を吹きだす。
澄川 新:「む…無茶ばっかりして…!」
野津敬一:「なら無茶に応えてやろうぜ。」
田中誠二郎:(こ、これがリザレクトか……気持ちわりい感覚!)
野津敬一:「大丈夫、今なら、届く」
澄川 新:「もちろんです…!野津さんと田中さんが作った穴…!」
澄川 新:「無駄にはしません…!」

GM:では行動値14、澄川くん!
澄川 新:はーい!
澄川 新:マイナーで《リミテッドイモータル》《赫き剣》《破壊の血》を使用。
澄川 新:HPを10回復して、10消費して攻撃力+28の武器を作成。
澄川 新:メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《サンドシャード》を組み合わせて攻撃。
澄川 新:対象は範囲(選択)、輪廻の獣プレーンABを対象に。
輪廻の獣・プレーン:来い!
澄川 新:11dx7+1
DoubleCross : (11DX7+1) → 10[2,4,4,5,5,8,8,9,10,10,10]+10[1,3,6,7,7,9]+10[1,3,9]+10[7]+10[8]+10[8]+10[8]+10[8]+4[4]+1 → 85

野津敬一:本気出してきた!!
澄川 新:んん?
輪廻の獣・プレーンAB:暴走リア不! って高え!
金雀枝 尊:???
田中誠二郎:ヒュー!
澄川 新:ダメージ行きます
澄川 新:9d10+28+6
DoubleCross : (9D10+28+6) → 48[10,3,1,4,4,3,9,7,7]+28+6 → 82

輪廻の獣・プレーンAB:為す術なく死にます……
GM:侵蝕を上げて演出!

澄川 新:野津さんが頭数を減らし、田中さんが時間を作ってくれた。
澄川 新:今自分がやることは。確実に敵を討ち取ること。
澄川 新:狙うのは”ラルデーファタル”ではなく、逃げた2体!
澄川 新:全身の無数の傷が、流れ出る血液が自分の力を強くする。
澄川 新:「お前達はここから逃がさない…!」
澄川 新:血液操作と結晶化能力。オーヴァードとしては平凡だ。
澄川 新:だが、傷つけば傷つくほど流れる血と共に、振るえる力は増していく。
澄川 新:「食らえ!!!」
澄川 新:先程の散弾とは違う。例えるならマシンガンのように。
澄川 新:結晶の弾丸は獣たちを蹂躙する。
輪廻の獣・プレーンAB:「――」「――」
輪廻の獣・プレーンAB:文字通りの血の雨。絶え間なく降り注ぐそれを前に、回避も防御も意味を成さない。
輪廻の獣・プレーンAB:先程の攻撃からは束の間生き残った。だが、それだけだ。
輪廻の獣・プレーンAB:獣は倒れ、それ以上立ち上がらない。

GM:ではイニシアチブ! 行動値9のラルーデファタルの手番ですが、割り込みありますか?
金雀枝 尊:《異形の転身》戦闘移動してラルーデファタルにエンゲージ 99→104
GM:了解! 近付いてくる~
ラルーデファタル:マイナーはなし
ラルーデファタル:メジャーで狙う相手によってコンボも変わる……
ラルーデファタル:近寄られると黒の鉄槌が乗らず火力が下がるので、他のエンゲージから選択しよう
ラルーデファタル:choice[a,b] こっちに近い方がa
DoubleCross : (CHOICE[A,B]) → A

ラルーデファタル:野津くんを狙うぞ
ラルーデファタル:コンセントレイト:ウロボロス 飢えし影 黒の鉄槌
野津敬一:来い
ラルーデファタル:17dx7
DoubleCross : (17DX7) → 10[1,2,3,3,5,6,6,6,7,7,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,1,3,3,4,5,6,10,10]+10[7,7]+10[10,10]+10[9,10]+10[6,7]+10[7]+10[9]+1[1] → 81

野津敬一:こいつも本気出してくる
ラルーデファタル:負けてられん
野津敬一:ドッジ
野津敬一:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 5[2,3,3,5] → 5

野津敬一:ダメ
ラルーデファタル:ではダメージ
ラルーデファタル:7d10+36
DoubleCross : (7D10+36) → 45[8,7,3,10,5,8,4]+36 → 81

ラルーデファタル:あ、違う
野津敬一:81&81!!!
ラルーデファタル:2d10足りなかった
ラルーデファタル:2d10+81
DoubleCross : (2D10+81) → 11[10,1]+81 → 92

野津敬一:オーケー、リザレクト
野津敬一:野津敬一の侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (82 → 89)
野津敬一:ぐうー、リザレクトが下手くそ
GM:では演出!

ラルーデファタル:「……厄介だな。お前達は負けていると言っても、これ以上獣を減らされるのも困るんだがな」
ラルーデファタル:「――では、こちらも減らそう」
ラルーデファタル:最も弱っている者から。一度、死んで、リザレクトも緩やかに行われている男。
ラルーデファタル:過去視。認識。――再現。
ラルーデファタル:野津の前に黒い人影。その影が影の刃で自らの心臓を一突きにする。
ラルーデファタル:そして、影の蓮が広がる。
ラルーデファタル:「――一蓮托生、だったか」
野津敬一:「……ぐ…ぎゃ!」
ラルーデファタル:その感覚が。何度も体験してきた「死」が再び襲いかかる。
野津敬一:不意に心臓に痛みが走る。
野津敬一:何にも触れられていないはずなのに胸元が血が流れ、意識が遠のく
野津敬一:ふらり、と倒れそうになるところをかろうじて踏ん張ることが出来た。
野津敬一:「あははは、なるほどね。」
野津敬一:「いやあ、我ながら酷い術式だねこれ。」
野津敬一:心臓が再生を始める。同時に焼かれるような痛みが全身に走る。それでも、何事もないかのようにラルーデファタルに声をかける
野津敬一:わずかにでも意識をこちらに向けさせる。混戦に乗じて息を潜めながら敵陣に近づいていく少女のために
野津敬一:(UGNがFHの露払いになってるみたいで少し微妙な気分だけど、共闘って約束だからね)
野津敬一:(頼むぜ、不平等な切り札
シルバーバレット


GM:行動値8,
GM:ディフェンダーの手番ですが
輪廻の獣・ディフェンダーC:待機します。

GM:なので行動値6、金雀枝さん!
金雀枝 尊:攻撃してくれば返り討ちにできたものを……
金雀枝 尊:マイナーで《骨の剣》。武器作成 104→107
金雀枝 尊:メジャー 《コンセ:ウロボロス》+《原初の赤:風鳴りの爪》 対象ラルーデファタル
GM:どうぞ!
金雀枝 尊:16dx+2@7
DoubleCross : (16DX7+2) → 10[1,1,2,3,3,4,4,4,5,7,7,7,9,9,9,10]+10[3,5,6,8,8,9,9]+10[1,4,6,9]+5[5]+2 → 37

金雀枝 尊:あんまり振るわないな
ラルーデファタル:暴走リア不
輪廻の獣・ディフェンダーC:行動放棄カバーします
GM:ダメージどうぞ
輪廻の獣・ディフェンダーC:あ、
輪廻の獣・ディフェンダーC:影の守り手 使用 ガード値+9
GM:ダメージどうぞ
金雀枝 尊:4d10+40+4d10 装甲有効 ダイス4つ振り直し
DoubleCross : (4D10+40+4D10) → 24[3,8,7,6]+40+28[10,10,5,3] → 92

金雀枝 尊:3.6.5.3を振り直し
金雀枝 尊:75+4d10
DoubleCross : (75+4D10) → 75+20[10,1,2,7] → 95

金雀枝 尊:侵食104→109
輪廻の獣・ディフェンダーC:雲散霧消! ダメージ20軽減!
輪廻の獣・ディフェンダーC:装甲10、ガード値9、軽減20、計39を95から引いて56
輪廻の獣・ディフェンダーC:戦闘不能です
GM:演出どうぞ!

金雀枝 尊:「やるぞ」野津に意識を割いているその一瞬。その一瞬あれば、接近するには十分。
金雀枝 尊:背中から生えた複腕を後ろに向ける。ギチリと音を立てる複腕が……弾ける。
金雀枝 尊:運動エネルギーの蓄積と解放。岩の鎧から飛び出た骨が、地面を強く蹴飛ばして。一瞬でその距離を詰め、拳の間合いに持ち込んだ。
ラルーデファタル:「……!」
ラルーデファタル:過去を視る時間はない。野津に対して能力を使用してしまっている。
金雀枝 尊:「歯ぁ食いしばれ」再び溶岩が肉として溢れ、冷え固まって鎧を為す。大きく振りかぶる。
ラルーデファタル:「……本当に厄介な連中だ。先がないというのに性懲りもなく」
ラルーデファタル:「また、使い潰さなきゃいけなくなるだろうが」苦々しい顔。
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:一体の獣が、その拳の先に、ラルーデファタルを庇うように踏み出す。
金雀枝 尊:「邪魔──だァ!!」重砲に例えられる……否、着弾時に爆裂と衝撃を伴う重砲そのものの拳が、踏み出した獣を捉え
金雀枝 尊:爆音と共に、叩き潰す。
輪廻の獣:「――」
輪廻の獣:跡形もなく潰される。ただし、その身は滅ぼうと衝撃の余波だけは、喰らい尽くした。
野津敬一:「滅茶苦茶するなあ…!!」
田中誠二郎:「さっすが……!」
ラルーデファタル:「ちっ……どこまでも悪あがきを……!」
野津敬一:「隠密任務じゃ絶対組みたくないけどこういう場なら頼りになるね「
金雀枝 尊:「悪いが、今の私はすこぶる機嫌が悪くてな」
金雀枝 尊:「もう2,3発は覚悟してもらうぞ」

GM:では行動値3、田中さん!
田中誠二郎:いくぞー
田中誠二郎:マイナーで完全獣化3+一角鬼1 シーン間肉体ダイス+5、素手の能力値攻撃力+6、G+2 射程5mに変更
田中誠二郎:侵蝕+9……9⁉燃費わるっ! 90→99
田中誠二郎:メジャーは……一閃1+コンセントレイト:ハヌマーン 全力移動でラルーデファタルエンゲージの5m手前
田中誠二郎:……野津君と同じエンゲージだな!に移動して攻撃
GM:どうぞ!
田中誠二郎:12dx7+6 攻撃力+6+9
DoubleCross : (12DX7+6) → 10[1,1,2,3,3,4,5,5,6,6,7,8]+10[6,9]+3[3]+6 → 29

田中誠二郎:バディム欲しい!
澄川 新:入れます!達成値+3で!
GM:そういえばあったな!
田中誠二郎:やった―DD増えた!達成値32です
GM:あ、対象は?
田中誠二郎:あ、宣言してなかった、うーん
田中誠二郎:対象はアタッカーで
輪廻の獣・アタッカー:暴走リア不です。ダメージどうぞ
田中誠二郎:4d10+15
DoubleCross : (4D10+15) → 10[6,1,2,1]+15 → 25

田中誠二郎:……?
田中誠二郎:間違えたかな……?25……?
輪廻の獣・アタッカー:これは……微妙に残ります
田中誠二郎:クソ―っ!
GM:演出!
田中誠二郎:99→103

田中誠二郎:「……とりあえず狙うのは……お前だ!」
田中誠二郎:澄川に向けて襲い掛かってきた獣に狙いを定める。あの速度は厄介だ。
田中誠二郎:ぎち、と足に力を溜めつつ、腕の側面に長い角のような刃を形成。
田中誠二郎:「い、く、ぞっ!」 腕を前に構え、ど、ど、どんっと3歩蹴り出す。
田中誠二郎:一歩ごとに飛躍的に速度が上昇し、最後の瞬間には誰の眼にも負えない速度……
田中誠二郎:悲しいかな、田中誠二郎は素人だった。その速度で確実な急所を狙える技能を有してはいない。
輪廻の獣・アタッカー:「――」
野津敬一:(速い…!いや、速すぎる!!)
輪廻の獣・アタッカー:その刃は、確かに突き刺さる。
輪廻の獣・アタッカー:しかし、獣はよろめいたものの、辛うじて踏みとどまる。
田中誠二郎:「……くっそ!」 速度だけでも、人間なら数度は死ねるだろう。
田中誠二郎:だが相手は、異能を有した異形だった。
ラルーデファタル:「勝利の確認作業でも、厄介な相手ばかりだと辟易していたが」
ラルーデファタル:「素人が混じっていたな」
田中誠二郎:「良いんだよ俺は自衛できる程度の力があれば!」
田中誠二郎:「あと足止め!」
田中誠二郎:周囲にはまだ仲間がいる。誰も死んではいない。
天喰大輝:「ああ、派手なことだけが勝ちに繋がる訳じゃない」
天喰大輝:「それが分からないんじゃ、確認も満足にできないんじゃないのか?」

GM:クリンナップ
輪廻の獣・アタッカー:行動値が戻ります
GM:野津くんも戻るくらいかな

GM:セットアップ
野津敬一:なし
澄川 新:なし!
金雀枝 尊:なし
輪廻の獣・アタッカー:螺旋の悪魔 原初の黄:加速装置 ラウンド間行動値+24 攻撃力+24
輪廻の獣・アタッカー:また行動値32に
田中誠二郎:蹂躙する蹄4 攻撃力+12 侵蝕でレベル上がったこれだけ。103→105
ラルーデファタル:螺旋の悪魔 攻撃力+18
GM:ではアタッカーの手番
輪廻の獣・アタッカー:コンセントレイト:ウロボロス 飢えし影
輪廻の獣・アタッカー:誰を狙おうかな~
輪廻の獣・アタッカー:まだリザレクトできる野津くんにしよう
野津敬一:金雀枝ちゃんが復讐の刃したがってるよ!!
輪廻の獣・アタッカー:じゃあチョイスにしようかな
輪廻の獣・アタッカー:野津くんがa
輪廻の獣・アタッカー:choice[a,b]
DoubleCross : (CHOICE[A,B]) → B

輪廻の獣・アタッカー:金雀枝ちゃん!
金雀枝 尊:よ う こ そ
野津敬一:すまねえ……!!
輪廻の獣・アタッカー:19dx7
DoubleCross : (19DX7) → 10[1,1,1,1,1,3,3,4,4,4,4,6,6,6,6,7,7,8,10]+10[2,3,4,10]+10[10]+3[3] → 33

輪廻の獣・アタッカー:リアクションどうぞ!
金雀枝 尊:リアクション放棄して《原初の紫:復讐の刃》使用
金雀枝 尊:侵食109→117
金雀枝 尊:失礼116
輪廻の獣・アタッカー:妨害はなし!
金雀枝 尊:16dx+2@7 復讐の刃
DoubleCross : (16DX7+2) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,7,7,7,8,10,10,10,10]+10[1,2,3,4,4,7,8,10]+10[2,8,10]+2[1,2]+2 → 34

金雀枝 尊:カウンターだったら勝ってた
輪廻の獣・アタッカー:ではダメージバトルだ!
輪廻の獣・アタッカー:4d10+28
DoubleCross : (4D10+28) → 19[8,2,7,2]+28 → 47

金雀枝 尊:4d10+40+4d10
DoubleCross : (4D10+40+4D10) → 17[1,5,6,5]+40+24[4,8,6,6] → 81

輪廻の獣・アタッカー:し に ま す
輪廻の獣・アタッカー:お前も死ねぇ!
金雀枝 尊:優男のロイスをタイタス昇華で復活します
GM:演出!

輪廻の獣・アタッカー:「――」
輪廻の獣・アタッカー:生き残ったその獣は、自らを傷付けた相手よりも、目の前に迫ってきた存在に狙いを付ける。
輪廻の獣・アタッカー:高速の一撃。避けることは叶わない。
金雀枝 尊:回避不能の一撃。されど。
金雀枝 尊:「ッハ……わざわざ私を狙うか……!」頑強な複腕ではなく、骨白の手甲をまとった主腕で受けとめる。
金雀枝 尊:速度と膂力の乗った一撃に装甲は砕かれ、肉は裂ける。だが、動きは止まった
金雀枝 尊:「お前で、取り巻きは、最後だァ!!」その一瞬。頭上から重砲と化した拳が振り下ろされる。
輪廻の獣・アタッカー:高速の獣。万全であれば、再び動き、回避を試みることもできたかもしれない。
輪廻の獣・アタッカー:だが、先程の傷。田中誠二郎が付けた傷が、確かにその動きを鈍らせていた。
輪廻の獣・アタッカー:「――」
輪廻の獣・アタッカー:回避態勢への移行に失敗し、そのまま潰される。
金雀枝 尊:爆裂。粉砕。盾に使い、使い物にならない主腕をぶら下げながら
金雀枝 尊:「さて……残るはお前だ」
ラルーデファタル:「もう終わった負け犬共が……!」

GM:では行動値14、澄川くん!
澄川 新:回ってきた!
澄川 新:マイナーで《リミテッドイモータル》《赫き剣》《破壊の血》を使用。
澄川 新:レベルが上がったので、HPを合計12点消費して、攻撃力+33の武器を作成。
澄川 新:メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《サンドシャード》《マスヴィジョン》を組み合わせて攻撃。
澄川 新:対象はラルデーファタル、お前だよ!
ラルーデファタル:来い
澄川 新:12dx7+1
DoubleCross : (12DX7+1) → 10[2,2,3,3,4,6,7,8,8,8,9,10]+10[2,3,3,4,6,10]+3[3]+1 → 24

澄川 新:うわ
ラルーデファタル:暴走リア不
澄川 新:回んねええ
ラルーデファタル:ダメージをどうぞ
澄川 新:3d10+33+20
DoubleCross : (3D10+33+20) → 11[1,1,9]+33+20 → 64

澄川 新:ちょ、マジ?
ラルーデファタル:装甲で12軽減、52ダメージ。まだ生きてます
澄川 新:硬い!
GM:では演出!

澄川 新:「残りは…お前だけ…!」
澄川 新:先程と同じように、血液を結晶化させる。
澄川 新:この相手は輪廻の獣より格上。散弾では効果が薄いかもしれない。
澄川 新:だったら、一点突破なら。
澄川 新:ギギギと音を響かせ、血液を一か所に纏めて圧縮、結晶化。
澄川 新:「大人しく…やられろっ…!!」
澄川 新:圧倒的速度で砲弾のように結晶を射出する!
ラルーデファタル:「……ッ、この、くたばり損ないが……!」
ラルーデファタル:血の砲弾に体を貫かれながらも、悪態は止まない。
澄川 新:「まだ…足りない…っ!?」
ラルーデファタル:「どこまでもどこまでも……アレフの野望の邪魔をするな……!」
澄川 新:出血多量かつかなりの消耗に眩暈がする。
野津敬一:「呑まれるな。あれは輪廻の獣じゃない。俺たちの攻撃は届いてるよ。」
野津敬一:「足りないなら、もっと喰らわせてやればいいだけだ」
澄川 新:「……ハイッ!!」
澄川 新:そうだ、まだ倒れる訳にはいかない。それにまだ。
澄川 新:頼れる仲間が…いる!

GM:では行動値9、ラルーデファタルの手番
ラルーデファタル:マイナーなし
ラルーデファタル:メジャー コンセントレイト:ウロボロス 飢えし影 黒の鉄槌 因果歪曲
ラルーデファタル:対象は田中さんと野津くん!
ラルーデファタル:17dx7
DoubleCross : (17DX7) → 10[1,1,1,1,3,3,3,4,5,5,6,6,7,8,8,9,9]+10[4,5,5,6,8]+6[6] → 26

野津敬一:ファック!!
野津敬一:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[1,1,3,10]+2[2] → 12

野津敬一:ダメ
田中誠二郎:どうせ死ぬからドッジ
田中誠二郎:13dx>=26
DoubleCross : (13DX10>=26) → 9[1,1,2,2,3,4,4,4,5,5,5,6,9] → 9 → 失敗

田中誠二郎:にゃんにゃん
GM:カバーなどはありますか?
野津敬一:ほしいけど無理はさせられねえ
田中誠二郎:どうせ2人死ぬなら庇っちゃお~
野津敬一:すまねえ…!
田中誠二郎:軍神の守りでカバー 105→107
ラルーデファタル:ではダメージ!
ラルーデファタル:3d10+36
DoubleCross : (3D10+36) → 17[1,9,7]+36 → 53

田中誠二郎:死にました。田中勇一郎(兄)のロイスをタイタス化、昇華して復活します。HP15
GM:では演出!

ラルーデファタル:ラルーデファタルの影が、新たに形を取る。
ラルーデファタル:巨大な溶岩の腕。
ラルーデファタル:血の結晶の弾丸。
ラルーデファタル:一角獣の角が如き刃。
ラルーデファタル:「本当に……いい加減にしてくれ」心底うんざりした顔で言い放つ。
野津敬一:「…なるほど!戦いが長引くほどあっちの手数が増えるわけね!」
ラルーデファタル:影で再現された暴威が、固まっている二人を狙って降り注ぐ!
田中誠二郎:「性格悪いんだよ!」 言いつつ、少年の腰のあたりを掴む
田中誠二郎:「あっちに投げるぞ!」
野津敬一:「…!お願い!」
野津敬一:瞬時にその意図を理解する。
田中誠二郎:返事を待たずに、敵の攻撃が届かない高さまで緩く放り投げる。
田中誠二郎:攻撃が通り過ぎれば、そのまま弧を描いて”ラルーデファタル”まで届くはずだ。
田中誠二郎:────直後、影の暴力に呑まれ、その姿が見えなくなる。
田中誠二郎:「ぐあああああっ!!」
田中誠二郎:「……おいっ……”ラルーデファタル”……」
田中誠二郎:「俺は怖がりで……今も……ぐっ……死ぬのは怖くてたまらないけどよ……」
田中誠二郎:「……お前は全然怖くねえっ!」
田中誠二郎:それを最後に、言葉も途絶える。
ラルーデファタル:「……怖いかどうかの話なんてしていないだろう」
ラルーデファタル:「お前達は、もう負けてるんだよ……!」

GM:では行動値8、野津くん!
野津敬一:マイナーで5M移動、接敵
野津敬一:メジャーで素殴り
野津敬一:4dx+2
DoubleCross : (4DX10+2) → 9[1,4,5,9]+2 → 11

野津敬一:やったー
ラルーデファタル:ふん、素殴りなどおそるるに足らず。暴走リア不だけど、この装甲を抜けるとは思えんなあ!
ラルーデファタル:ダメージどうぞ
野津敬一:2d10+2+2d10+2d10
DoubleCross : (2D10+2+2D10+2D10) → 11[5,6]+2+12[5,7]+13[8,5] → 38

野津敬一:悪くない
ラルーデファタル:え、ええ~! 何だこの火力……素殴り……?
ラルーデファタル:装甲で12軽減して26……まだ生きてるぞ
野津敬一:そして対抗種のバックファイアが3、オーバーカウンターで13、死にます!!
野津敬一:リザレクトは…!しない!最低でも澄川くんまででなんとかなるでしょ!
GM:では演出!

野津敬一:巨大な溶岩の腕が服をかすめる
野津敬一:血の結晶の弾丸の起こす風が頬を斬る
野津敬一:一角獣の角が如き刃が紙一重で横切っていく
野津敬一:「ああ、そうだね。」
野津敬一:「俺は、お前に勝てないよ。」
野津敬一:剣林弾雨を切り抜けラルーデファタルに接敵する。
野津敬一:「俺には、痛み分けしか狙えないからね。」
野津敬一:人懐っこい笑顔を浮かべながら
野津敬一:ナイフを自分の首筋に食い込ませる。
野津敬一:既に、その足元には黒い蓮華が咲いている
野津敬一:なまくらな刃が、まるで鋸で首を咲くように鈍い痛みを伝えてくる
野津敬一:それが消えた瞬間
野津敬一:野津とラルーデファタルから同時に鮮血が吹き出す
ラルーデファタル:「が……ッ、ぁ……」
野津敬一:「でも、俺がいる限り。」
野津敬一:「俺の負けは、お前の負けだ」
野津敬一:人懐っこい笑みを浮かべ、そのまま倒れる
野津敬一:既に再生の限界を超えている。あとは、自分の負けを仲間が拭ってくれることを信じるしか出来ない

GM:では、行動値6、金雀枝さん!
金雀枝 尊:マイナーなし。メジャー《コンセ:ウロボロス》+《原初の赤:風鳴りの爪》
金雀枝 尊:対象ラルーデファタル
ラルーデファタル:来い!
金雀枝 尊:16dx7+2
DoubleCross : (16DX7+2) → 10[2,2,2,2,2,3,3,4,4,5,7,7,8,10,10,10]+10[1,1,4,4,7,7]+10[6,9]+3[3]+2 → 35

ラルーデファタル:暴走リア不!
金雀枝 尊:4d10+40+4d10 装甲有効 ダイス4つまで振り直し
DoubleCross : (4D10+40+4D10) → 16[7,2,1,6]+40+23[3,9,1,10] → 79

金雀枝 尊:2,1,3,1振り直し
金雀枝 尊:72+4d10
DoubleCross : (72+4D10) → 72+15[4,4,4,3] → 87

ラルーデファタル:装甲12、ダメージは75……総HP117、戦闘不能です。
金雀枝 尊:116→121
GM:戦闘終了です
GM:最後の演出!

金雀枝 尊:「どいつもこいつも無茶ばかり。腹立たしい」先ほどと同じ、破裂音を伴う急接近。既に間合いの内。
金雀枝 尊:かばう獣は既に居ない。
ラルーデファタル:「何だ……お前達は……自分を犠牲にしてまで……」
ラルーデファタル:「人間のくせに……!」
金雀枝 尊:「前半部分は、まったくもって同意見だ。だがな」
金雀枝 尊:「人間を。人間の怒りを舐めるなよ。アメーバ共」
金雀枝 尊:「歯ぁ食いしばれ。過去を見てばかりではなく」
金雀枝 尊:「現実を見て思い知れ──オラァ!!」大きく振りかぶり、顔面。拳ごと彼の頭を地面に叩きつけるように。
金雀枝 尊:次いで、爆裂。空気を震わせる衝撃とともに怒りが振るわれる。
ラルーデファタル:怒りの鉄槌。それ以上反応できず、叩き潰される。
ラルーデファタル:大の字に倒れ、地面にめり込む。
天喰大輝:「相変わらず「普通」じゃない威力だ。殺してないだろうね」
天喰大輝:「とどめは俺じゃないと、また転生するんだから」
ラルーデファタル:「ぁ……く、ぉ……」辛うじて息はある。
金雀枝 尊:「わかっている。本気なら両手で落とす」
金雀枝 尊:「さぁ、とっとと仕上げろ」
天喰大輝:「ああ。これで終わりだ」
天喰大輝:この時の為に物資倉庫でナイフを一本調達しておいた。
天喰大輝:それをラルーデファタルへ突き立て――
ラルーデファタル:「か、ぁ……まさか……自分を犠牲にしてまで……ここまで……するとは……」
ラルーデファタル:「人間のくせに」
ラルーデファタル:「人間のくせに――僕と同じことを」
天喰大輝:「ああ、何度も自殺してまでここまでやったお前は確かに「普通」じゃない」
天喰大輝:「だけど、あいにく、こっちも「普通」じゃないのが揃ってるんだ」
天喰大輝:「これ以上、「普通」を穢すな」
天喰大輝:ナイフを突き立てる。
ラルーデファタル:「ぁ……ぁ、あ…………」
ラルーデファタル:「……」
ラルーデファタル:息の根が止まる。
ラルーデファタル:ラルーデファタルはこれで死亡した。
天喰大輝:「……」
澄川 新:「これで…終わりですか」
天喰大輝:「……俺の能力が戻らない。奪ったのはアレフだからか……?」
金雀枝 尊:「……何を腑抜けた事を。ド本命が残ってるだろうが」
天喰大輝:「まあ、だけど、これで輪廻の獣はいなくなった」
天喰大輝:「地上に出て、アレフを探そう」
野津敬一:「ちょ……」
野津敬一:「ちょっと…待って……」
天喰大輝:「肩貸すよ」
金雀枝 尊:「なんだ」
澄川 新:「野津さん…!無理に動かないほうが…」
野津敬一:死人じみた青い顔で君たちを見上げている
田中誠二郎:「……」 起き上がる。装甲は完全に剥がれ、血塗れの服を纏っている。
野津敬一:「う、うん…無理したくないから、ちょっと休ませて…!」
金雀枝 尊:「……全く。そらどいたどいた。」
田中誠二郎:「しんど……」 さっきから、胸がバクバクと鳴っている。
金雀枝 尊:「休むならせめて、こんな辛気臭い場所はやめておけ」複腕でぐい、と二人を担ぎ上げて。
野津敬一:「ぐえ」
野津敬一:「しだにゃん、もっと優しくして」
金雀枝 尊:「置いてくぞ」
澄川 新:「え、金雀枝さん…。もう少し丁寧に…」
田中誠二郎:「あ、俺も?ありがとしだ……金雀枝」
田中誠二郎:於いて彼そうだったので途中で止めた。
金雀枝 尊:「こいつらは無茶しすぎだ。腹立たしい。このくらいの扱いで十分だ」
野津敬一:「ごめん、シルバーバレット」
天喰大輝:「まあ確かに無茶しすぎだ。基本戦法で慣れてるだろう野津くんはともかく、田中さんは慣れてないんだから」
田中誠二郎:「……まあ今だけだと思えば……」
田中誠二郎:生き延びても、UGNだとかFHだとかでドンパチする予定はない。
澄川 新:「ほんとに、無茶しすぎですよ…」
金雀枝 尊:「金雀枝でいい。ほら、行くぞ。変な場所に触ったら投げ捨てていくからなー?」
田中誠二郎:平和が一番だとこの数時間で嫌という程味わった。
野津敬一:「気をつけます。ちなみに複腕でなんか弱い場所とかある?
田中誠二郎:「触る元気もねー……」
野津敬一:複腕にぶら下がりながら聞く
天喰大輝:(どさくさに紛れて弱点聞き出そうとしてる)
金雀枝 尊:「付け根に触らなきゃどこも変わらん」
天喰大輝:(付け根か……今度殴られそうになった時の為に一応覚えておこう)
金雀枝 尊:気づいているのかいないのか。戦闘の疲労もあってか適当に返事をする
野津敬一:「よかったー。じゃあこの態勢なら安心だね」
天喰大輝:「さあ、じゃあ行こうか。今なら休める場所も戻ってるはずだ」
澄川 新:「じゃあボクは先に様子見てくるので、ゆっくり来てください」
金雀枝 尊:「あぁ、頼む。澄川」
田中誠二郎:「あ、いや……」
野津敬一:「いや、この状況だからこそ単独行動は…天喰くんついてってあげてくれない?」
田中誠二郎:「出来るだけ……皆で行こう」 胸がバクバクと鳴っている。
天喰大輝:「澄川くんも疲れてるだろ。気を遣わなくていいよ」
金雀枝 尊:「……キツいならお前も担いでいけるぞ。どっちが楽かはわからんが」
澄川 新:「でも…。わかりました、じゃあみんなで」
GM:そうして、あなた達は地下空洞を登り、再び地上に上がる。
野津敬一:(戸愚呂兄になった気分だなこれ…)
GM:そして、そこで見たのは――
輪廻の獣:「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」「――」
輪廻の獣:いるはずのない、獣の群れだった。
田中誠二郎:胸がバクバクと鳴っている。胸がバクバクと鳴っている。鳴っている。鳴っている。
田中誠二郎:知っている。知っていた。わかっていた。胸のどこかで。
田中誠二郎:”ラルーデファタル”は怖くなかった。この戦いは怖くなかった。
田中誠二郎:この後の方が、ずっと怖かったから。

GM:シーンカット
GM:ロイスと購入が可能です。
野津敬一:応急手当ー
澄川 新:応急手当セット!HP1!
野津敬一:3dx+1>=8
DoubleCross : (3DX10+1>=8) → 9[2,8,9]+1 → 10 → 成功

野津敬一:あぶね
金雀枝 尊:応急手当!
野津敬一:2d10+1
DoubleCross : (2D10+1) → 5[3,2]+1 → 6

野津敬一:腐ってやがる…!!
澄川 新:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 9[1,2,7,9] → 9

金雀枝 尊:4dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 7[4,6,6,7]+1 → 8 → 成功

澄川 新:よし!
金雀枝 尊:危ない
金雀枝 尊:2d10+14
DoubleCross : (2D10+14) → 14[4,10]+14 → 28

澄川 新:2d10+1
DoubleCross : (2D10+1) → 7[4,3]+1 → 8

田中誠二郎:ロイスはナシ。
田中誠二郎:応急手当キット使います
野津敬一:世界を喰らうもののために20は確保しなければならないのに
田中誠二郎:15+2d10
DoubleCross : (15+2D10) → 15+15[9,6] → 30

金雀枝 尊:ロイスは1枠あけておこう
田中誠二郎:応急手当キット購入します
田中誠二郎:5dx+2>=8
DoubleCross : (5DX10+2>=8) → 6[3,4,4,4,6]+2 → 8 → 成功

田中誠二郎:ええ……即座に使用
田中誠二郎:30+2d10 上限46
DoubleCross : (30+2D10) → 30+11[6,5] → 41

田中誠二郎:以上で
GM:一応、最後にもう一回購入のチャンスはあります。次がクライマックス前最後のシーンです。

金雀枝尊RHO:強奪者

GM:ハンドアウトシーン 金雀枝尊
GM:登場侵蝕は不要です。

GM:FHセル“サルコファガス”アジト内。あなたは“マスターロバリー”から指令を受け取った。
“マスターロバリー”:「あとは、そうだな……これならどうだ」
“マスターロバリー”:「っと、どこにしまったっけな……」
“マスターロバリー”:「お、あったあった」
“マスターロバリー”:胸元から銀色の弾丸を取り出す。
金雀枝 尊:「どこにしまってんだ……」
後藤誠:「どこしまってんですか……」
“マスターロバリー”:「うるせえな、どこでもいいだろ」
“マスターロバリー”:「いざとなったらこいつを使え。アタシの能力を込めといた」
金雀枝 尊:「能力……あぁ、あれか」
“マスターロバリー”:「遺産は全部アタシのもんだ」
“マスターロバリー”:「つまり、アタシの手に入らない遺産はない」
“マスターロバリー”:「即ち、アタシのものにならない遺産はぶっ壊していい!」
金雀枝 尊:「……クソアマが。相変わらずお前の理論はわからん」
“マスターロバリー”:「もうちょっと敬意を払えって言ってんだろ、金雀枝ァ」
“マスターロバリー”:「むしろお前にはこういう任務の方があってんだろ」
“マスターロバリー”:「前の時も遺産ぶっ壊してくれたしな。ツィゴイ……何だっけ」
金雀枝 尊:「……否定はしないが、どうにも癪だな」
“マスターロバリー”:「お前何言ったって癪じゃねえか」
“マスターロバリー”:「だったらアタシのお願い聞いても聞かなくても変わんねえだろ。なら、アタシが喜ぶ方がいいじゃねえか」
金雀枝 尊:「ツィゴイネルワイゼンか。アレは私を怒らせた。だから殴った」
金雀枝 尊:「殴ったら壊れた。おかしいところはない」
金雀枝 尊:「……まぁいい。とにかくだ」
金雀枝 尊:「ツィゴイなんたらの時のように、戻ってから癇癪起こすなよ」
“マスターロバリー”:「癇癪なんか起こしてねえよ。ただ腹いせに後藤ぶん殴ってお前の分のお菓子食べただけだろ」
金雀枝 尊:「待て。後藤が殴られたのは聞いているが、後半は聞いていないぞ」
“マスターロバリー”:「もう半年前だから時効だ時効」
金雀枝 尊:「……チッ」
“マスターロバリー”:「とにかく! 頼んだぞ金雀枝ァ! 持って返んのも、ぶっ壊すのもできなかったら、またお前のお菓子食うからな! あと多分後藤が死ぬ」
金雀枝 尊:背中から伸びた骨の手が、銀の弾丸をひったくるように受け取る。
後藤誠:「本当やめてくださいよ……!」
金雀枝 尊:「あまり苛めてやるな。戻ったら背中触らせてやるから」ためいきを1つ。骨の手が銀の弾丸を飲み込むように解け、そのまま吸い込まれるように消える。
“マスターロバリー”:「へへ、お前のそういうところは好きだぜ金雀枝ァ」
金雀枝 尊:「はいはい……全く」
“マスターロバリー”:遺産には目がないのだ。背中から生えている金雀枝の遺産に触ると機嫌がよくなる。ちょろい。
“マスターロバリー”:「んじゃ、頼んだぜ」
GM:そこからは、既に語られた通りだ。
GM:あなたは『お願い』通り、遺産を回収、あるいは破壊する為にX町に潜入する。

マスターシーン:そして勝者(ルーザー)は逃げ帰る

X町内某所。

アレフ:「あーあ、ラルーデファタルの奴死んじゃったよ」
GM:道化師の服だけが宙に浮かんでいるような異形。“アルコン”のセルリーダー、アレフ。
アレフ:「遺産も壊されちゃったしなあ、輪廻の獣をもう増やせないのはもったいないなあ」
アレフ:「――ま、いいか。俺達の勝ちは揺らがない」
アレフ:「これ以上俺がここにいる意味もない……ハハハハッ、むしろ俺が見付かって倒されたら足引っ張っちまう!」
アレフ:「きっかけさえ作れば今回の作戦に俺はいてもいなくても変わりない。それで死んだら馬鹿みたいだもんなあ」
アレフ:「最初から負けていたって分かったあいつらの吠え面は見たいが、俺の出番はもうない。とんずらこいて、次の手を考えるとしよう!」
アレフ:「ハハハハハハハ――ッ! あとは頼んだぜ!       ! ハハハハハハ――ッ!」
GM:アレフは、後を託す者の名を叫び、高笑いと共に飛び去っていく。
GM:そして、アレフはこのX町からいなくなった。

ミドル7:普通を

GM:全員登場可能。登場侵蝕を1d3+3でどうぞ!
田中誠二郎:105+1d3+3
DoubleCross : (105+1D3+3) → 105+2[2]+3 → 110

澄川 新:122+1d3+3
DoubleCross : (122+1D3+3) → 122+2[2]+3 → 127

野津敬一:野津敬一の侵蝕率を1D3+3(→ 5)増加 (89 → 94)
金雀枝 尊:澄川 新の侵蝕率を1d3+3(→ 5)増加 (127 → 132)

GM:では情報項目から
・住民が戻らない理由〈情報:UGN〉〈情報:FH〉5
┗・???
 ┗・???
  ┗・???(田中誠二郎のみ調査可能)


金雀枝 尊:初手参る 情報:FHで
GM:どうぞ!
金雀枝 尊:4dx+2>=5
DoubleCross : (4DX10+2>=5) → 9[1,2,4,9]+2 → 11 → 成功

金雀枝 尊:どやしだ
GM:よく分かる
GM:すごしだ
GM:開示!

:・住民が戻らない理由〈情報:UGN〉〈情報:FH〉5
 可能性があるとすれば一つ。あなた達が打倒したラルーデファタルは本体ではなかったということだ。本体は別にいる。
 →・ラルーデファタルの本体の居場所〈情報:UGN〉〈情報:FH〉6

澄川 新:次鋒!行きます!情報:UGNで!
GM:どうぞ!
澄川 新:コネも使って判定!
澄川 新:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 10[1,3,5,5,9,10]+3[3]+1 → 14

GM:えら川新
澄川 新:いえーい!
GM:開示!

:・ラルーデファタルの本体の居場所〈情報:UGN〉〈情報:FH〉6
 ラルーデファタルの立場で考えた時、最も安全な場所とは一体どこか。
 輪廻の獣は輪廻の獣でしか殺せない。今、ラルーデファタルの制御下にない輪廻の獣の力を持つ者――天喰大輝の中が最も安全だ。
 現在のラルーデファタルの肉体に、以前のループのラルーデファタルが転生し、代わりに現在のラルーデファタルは天喰大輝の肉体に憑依した。ラルーデファタルの本体は、天喰大輝の中にいる。
 →・天喰を殺さずラルーデファタルのみを殺す方法〈情報:UGN〉〈情報:FH〉7

野津敬一:副将、行きます
野津敬一:コネUGN幹部を使って
GM:どうぞ!
野津敬一:6dx+5>=7
DoubleCross : (6DX10+5>=7) → 10[1,3,3,7,8,10]+6[6]+5 → 21 → 成功

野津敬一:天才じゃったか…
GM:野津てんさ一
GM:では開示!

:・天喰を殺さずラルーデファタルのみを殺す方法〈情報:UGN〉〈情報:FH〉7
 存在しない。
 現在、天喰とラルーデファタルの本体は、いわば鍵を掛けた扉の中に、たった一つしかない鍵があるような状態。ラルーデファタルを殺すことができるのは天喰だけ。天喰を殺さなければラルーデファタルは表に現れない。輪廻の獣としての力を失った天喰に、自分自身を蘇らせる力はない。

GM:追加情報は田中さんにのみ秘話で提示します。
田中誠二郎:来な!
秘匿会話
田中誠二郎:4dx+4 うおー
DoubleCross : (4DX10+4) → 8[2,3,6,8]+4 → 12

田中誠二郎:ヨシ
GM:これは……成功! 田中やば次郎
GM:秘話で開示します。
田中誠二郎:ヤバ次郎!?

田中誠二郎:ははーんなるほどね
田中誠二郎:そっかー
GM:では共有ロールに行きましょう

GM:消えたはずの輪廻の獣……しかし、それらは変わらずあなた達に牙を剥いてきた。
GM:あなた達は命からがら逃げ出して、再び束の間の安全地帯まで戻って来た。
野津敬一:「いやー」
野津敬一:「ふざけんなって感じだね?」
澄川 新:「どうして…消えるはずなのに…!?」
野津敬一:「あの遺産がぶっ壊れてないとか?」
野津敬一:「物理的にぶっ壊すだけじゃ能力まで失わないタイプとか、たまにあるじゃん?」
金雀枝 尊:「いや、あの女の弾丸をたしかに撃ち込んだ」
野津敬一:金雀枝ちゃんに確認を取るように視線を送ります
田中誠二郎:「そういうのもあるのか」 素直に感心している
澄川 新:「でもあの残骸からは力を感じなかった…」
田中誠二郎:「遺産は壊れていた、”ラルーデファタル”は天喰君がとどめを刺した」
金雀枝 尊:「あれは物を破壊する奴ではない。『遺産』を破壊する能力でつくった弾丸だ。当たりさえすれば聖剣だろうが文字盤だろうが砕ける」
天喰大輝:「ラルーデファタルにも、確実にとどめを刺した……だとすると、他に考えられる可能性は……」
野津敬一:「わお、自信マンマンだ。」
野津敬一:「じゃあ、遺産は確実にぶっ壊したって前提で仮説を立てていくのがいいかもね。」
田中誠二郎:「というのを前提にしたら……」
金雀枝 尊:「まぁ、あまり可能性は多くないだろうな」
田中誠二郎:「……わかったのか?」 おお、と目を向ける。
野津敬一:「俺たちの仮説が全部間違ってて、この現象は何をしても収束しようのないものだった、とかだ詰みだね。」
澄川 新:「偽物…はこれだけ分裂できるんだから必要ないですよね…」
野津敬一:「魔街指定して封印措置とるしかなくなるよ、この町を」
金雀枝 尊:「消去法だ。遺産は破壊した。ラルーデファタルにも止めを差した。だが輪廻の獣はいる」
野津敬一:「うん、だから困ってるし混乱してる。」
金雀枝 尊:「ならば、アレフが予め「バックアップ」でも取っていたか……」
金雀枝 尊:「あるいは、私達が倒したものも人形だったか、だな」
野津敬一:「過去視、かあ」
澄川 新:「本体じゃなかった…ってことですか?」
野津敬一:「あいつの能力と遺産の力を使えば。」
野津敬一:「確かに違う時間軸の自分を呼び出すことも、出来るかもね。」
田中誠二郎:「……そういや、”ラルーデファタル”を倒すのにも」
田中誠二郎:「”現在の時間軸の”って前提が付いていたっけか」
天喰大輝:「となると、その本体……現在の時間軸のラルーデファタルはどこにいる?」
野津敬一:「外に出ててくれてれば。」
野津敬一:「UGNの調査能力を活用できる。時間はかかるけど、いつかは確実に捉えられるよ」
天喰大輝:「そもそも本体がああやって分かりやすく目の前に現れるのがおかしかったと考えると、安全な場所に隠れてる……のか?」
澄川 新:「遺産を守っていたのが別の時間軸のだとすれば…」
澄川 新:「遺産より優先されるのは…なんでしょう」
田中誠二郎:「よく考えたらアイツは倒されてちゃダメなヤツだ」
野津敬一:「え、なんだろう。アレフかな。」
天喰大輝:「自分自身の安全だろうな。遺産が壊れたらそれ以上輪廻の獣を増やせないだけだが、自分が殺されたら全ての輪廻の獣が消える」
野津敬一:「あいつ、めっちゃアレフに執着してたし。」
田中誠二郎:「俺達が遺産を破壊しに来ると予想が付く以上、あそこで”ラルーデファタル”自身が戦っていたこと自身がおかしい、ってなるよな」
野津敬一:「あ、そっちかもしれない。」
澄川 新:「”ラルデーファタル”が死なないことが最優先…」
金雀枝 尊:「案外あの道化は、遺産が壊されるとみるや逃げていたりしてな」
田中誠二郎:「となると天喰くんの力を無駄撃ちさせた上で絶対見つからない場所に……」
田中誠二郎:「それはありそうだな……」 記憶を思い返す。アイツはいつもすぐ逃げていた。
澄川 新:「”ラルデーファタル”を殺せるのが、今は天喰さんだけ」
天喰大輝:「ああ……俺にだけは絶対に見付かりたくないはずだ」
金雀枝 尊:「しかし、見つからないといってもだ」
金雀枝 尊:「野津の言うように、普通の隠れ方ではUGNからは逃れられん」
澄川 新:「天喰さんが、絶対見つけられず、手を出せないところに隠れてる…とか?」
澄川 新:「…って当たり前のことか…」
野津敬一:「手を出せない…」
金雀枝 尊:「そういう場所が理想だろうな……あればの話だが」ふあ、とあくび。少々先の戦闘が祟っているようだ
野津敬一:「アレフみたいに誰かの体に入り込めるとしたら」
野津敬一:「例えば親しい人の体を取られたら手を出しづらいよねえ。」
田中誠二郎:「天喰くんの力、転生だっけ」
田中誠二郎:「”ラルーデファタル”はその力を与えられている」
野津敬一:X町の支部長の姿を思い出しながらそう呟く
澄川 新:「転生…」
田中誠二郎:「となると……」 自分の胸に手をやり、澄川に目を向ける
澄川 新:「転生って…オーヴァードの体にもできます?」
天喰大輝:「できるよ。というか、俺はオーヴァード相手にしか能力は使ってない」
澄川 新:「天喰さんが…攻撃できない、しようと思わず」
天喰大輝:「手を出しづらいと言えば、「普通」の人を盾にされたらやりづらいけど……流石に絶対の安心とは言えないはずだ」
天喰大輝:「向こうの立場からすればね」
澄川 新:「ぼくらも今は、絶対に攻撃できない相手って…」
澄川 新:「その相手を…転生先に選んでたら」
野津敬一:天喰くんに視線を移す
野津敬一:「詰んでるねえ…」
天喰大輝:「野津くん? まだ諦めるには……」
澄川 新:「……やっぱり…そう思いますか」
澄川 新:ゆっくりと、視線を移動させる。
金雀枝 尊:「……なるほど、意地の悪いことを考える」
野津敬一:「いや、諦めるつもりはないけどさ。」
田中誠二郎:「…………」 黙って聞いている
野津敬一:「まあ、でも澄川くんの推測通り、”ラルーデファタル”が君の内側に潜んでるとしたら」
野津敬一:「君を殺しても”ラルーデファタル”が出てくるだけ。”ラルーデファタル”が出てきても君が居なきゃ殺しきれない。」
野津敬一:「そして今の君には死んでから蘇生する力はない。」
野津敬一:「つまり、俺たちには”ラルーデファタル”を殺しきれない。そういうことじゃない?」
天喰大輝:「俺の……中……そうか、なるほど……そういうことか……」
澄川 新:「そういうこと…です。天喰さん」
天喰大輝:「…………」
田中誠二郎:魔街指定。その言葉がよぎる。
野津敬一:「”ラルーデファタル”を殺して自体を収束させるルートは詰んでる。だから、別の方法を探さないといけない。」
天喰大輝:「……いや、まだ諦めるのは早い」
金雀枝 尊:「とは言うがな」
野津敬一:努めて冷静に言葉を吐いてから、天喰の言葉に反応する
野津敬一:「意見を聞こうか。」
天喰大輝:「このまま、ラルーデファタルを放置すれば、このX町に「普通」に生きてた人達の「普通」が戻らない」
天喰大輝:「他の方法を探す時間は、ない」
天喰大輝:田中さんを見る。
田中誠二郎:ガリ、と手首を掻く。”ラルーデファタル”を殺す手段は、ある。
天喰大輝:「何だろうな。根拠はないはずなのに、信じている俺がいる」
天喰大輝:「その根拠に気付いてはいけない、とまで思っている」
田中誠二郎:「期待しすぎだよ、俺は……」
天喰大輝:「野津くん。多分君は反対するだろう」
天喰大輝:「俺は、これから根拠のない希望に賭ける」
野津敬一:「反対するかどうかは詳細を聞いてからかな。」
野津敬一:口調は柔らかいが、人懐っこい笑みは消えている。
天喰大輝:「……金雀枝さん。多分君は怒るんだろうな」
天喰大輝:「君のそういうところは「普通」で、うん、いいと思う」
金雀枝 尊:「……そういう事を言う、ということは」
金雀枝 尊:「尋常な手段ではないのだろうな」
天喰大輝:「澄川くん。……君には本当に悪いと思う」
天喰大輝:「遺された人の気持ちは、俺にはよく分かるんだけどな」
澄川 新:「……嫌です!聞きたくない!」
澄川 新:「支部の…支部のみんなとおんなじ…!」
天喰大輝:「――田中さん。後は頼みます」
天喰大輝:「俺にはあなたの「普通」は守れなかった。だから、勝手なお願いです」
天喰大輝:「どうか、「普通」を守ってください」
田中誠二郎:「待っ────」
田中誠二郎:田中誠二郎は、普通の人間だ。
田中誠二郎:X市の人間か、ここにいる友人か、どちらかを選べない。
田中誠二郎:流れに身を任せるしか。
天喰大輝:懐からナイフを取り出す。ラルーデファタルにとどめを刺す為に用意していたナイフ。
金雀枝 尊:「……優男」
金雀枝 尊:気怠げに文庫本を取り出しながら、田中の方を見る
田中誠二郎:天喰に手を伸ばそうとしているところだった。止めようとしているのか、なんなのか、自分でもよく分かっていない。
田中誠二郎:聴覚だけは過敏に働き、金雀枝の声を聞き届ける。
金雀枝 尊:「……お前、あの地下での威勢はどうした?」
田中誠二郎:「え?」
金雀枝 尊:「生憎私は善人でもなければ普通でもない。ましてや悲哀などとうにわからん身だ」
金雀枝 尊:「だが、この状況を見て、黙って突っ立ったままにするほど外道でもないつもりだ」
金雀枝 尊:「……何という話でもない。この場に外道しかいないというのであれば、お前も黙っているがいい」
金雀枝 尊:「ただ、なにかをためらっているように見えてしまっただけだ」
金雀枝 尊:それきり黙って、取り出した文庫本を手持ち無沙汰にまた懐にしまった
田中誠二郎:「……!」 その言葉を聞き、手を伸ばす。その自殺を止めるために、決意する。
田中誠二郎:(今、この瞬間だけは、きっと他に手はあるはずだ!)
田中誠二郎:ただし、無駄にした数瞬は無慈悲だ。
天喰大輝:「ありがとう、田中さん。あなたのその「普通」さに、心底救われた」
天喰大輝:最後に、笑みを浮かべて。
天喰大輝:ナイフを自らの心臓に、躊躇うことなく突き刺した。
天喰大輝:そのまま体の力が抜け、倒れ臥す。赤い血が地面に流れ出す。
天喰大輝:完全に動きを止めていた。
天喰大輝:――自傷衝動の究極、自殺(スーサイド)
天喰大輝:だが、もう、天喰大輝は蘇らない。
天喰大輝:初めて、本当の意味で――天喰大輝は死亡した。
GM:そして、同時に『それ』は蘇る。
-:「ああ――まさか、だ」
-:その体は、間違いようもなく、天喰大輝のもの。
野津敬一:「………ああ、最悪の予想が当たっちゃったねえ。」
-:彼が能力を発動した時と同様に、髪と目が白く染まっている。
野津敬一:心の乱れを抑えるように、努めて平坦に言葉を刻む
金雀枝 尊:「さて」
-:「ここまで愚かな手を打つとは」
田中誠二郎:その姿は一度、見たことがある。よりによって、酷似している。
-:『それ』は、ゆっくりと、立ち上がる。
-:「『僕』が、何度も言った筈だ」
野津敬一:「俺たちは『負けてる』んだっけ」
ラルーデファタル:「――お前達は、既に敗北している」
ラルーデファタル:「勝ち目はないと」
金雀枝 尊:「はっ」
澄川 新:「勝ち目なんて無くたって…!」
田中誠二郎:「……任されたからには勝たなきゃならない」
金雀枝 尊:「悪いな。今更お前の言葉なぞ聞くつもりはない」
金雀枝 尊:「今の私は、自分でも引くほど、機嫌が悪い」
田中誠二郎:大きく、息を吐く。”ラルーデファタル”を殺して、”天喰大輝”を蘇生する。
田中誠二郎:やることはハッキリしている。あとは”普通”にやるだけだ。
田中誠二郎:たとえ、完全無欠のハッピーエンドとは言えなくても、最善を目指して。
田中誠二郎:怖くても、やらなくちゃいけない。任されたから。

GM:シーンカット
GM:ロイスと最後の購入ができます
野津敬一:手配師を使って応急手当
田中誠二郎:あ、天喰大輝のロイスをSロイスに指定しておこう。感情は 〇感謝/罪悪感
野津敬一:8dx+1>=8
DoubleCross : (8DX10+1>=8) → 10[1,1,3,3,3,6,7,10]+2[2]+1 → 13 → 成功

野津敬一:よし
野津敬一:2D10+6
DoubleCross : (2D10+6) → 15[8,7]+6 → 21

田中誠二郎:応急手当キット買うよ~
澄川 新:応急手当セット!
野津敬一:いよっしゃー!
金雀枝 尊:応急手当
野津敬一:ぴったし!!
金雀枝 尊:4dx+1>=8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 7[2,4,4,7]+1 → 8 → 成功

田中誠二郎:5dx+2>=8
DoubleCross : (5DX10+2>=8) → 10[6,6,8,9,10]+10[10]+3[3]+2 → 25 → 成功

澄川 新:4dx>=8
DoubleCross : (4DX10>=8) → 10[3,7,8,10]+1[1] → 11 → 成功

田中誠二郎:うわっ
澄川 新:回すねー
野津敬一:やるじゃん
田中誠二郎:必要だったら野津君にあげますが要らなかったら自分で使いますー
金雀枝 尊:こっちはほぼ全快だから失敗した人が居たら渡そうかとおもったが
GM:すごい応急キットが手に入った
澄川 新:とりあえず自分のを使う
澄川 新:8+2d10
DoubleCross : (8+2D10) → 8+7[1,6] → 15

澄川 新:余ってたらください…!
田中誠二郎:じゃああげよかな
澄川 新:全快しない…
澄川 新:やったー!
澄川 新:いやでも盾役も兼ねる田中君のほうが…
野津敬一:僕は21あれば世界を喰らうものが使えるの大丈夫です
野津敬一:いい応急手当をひいた
金雀枝 尊:とりあえず私はほぼ全快なので私のをあげよう
田中誠二郎:じゃあ私の分は澄川くんの様子見てからにしよ
澄川 新:じゃあ金雀枝さんのを貰って…
澄川 新:15+2d10
DoubleCross : (15+2D10) → 15+18[8,10] → 33

澄川 新:めちゃイイやつだ!
澄川 新:全快!
田中誠二郎:じゃあ自前の使っちゃおうかな、残り5だけど
田中誠二郎:41+2d10 
DoubleCross : (41+2D10) → 41+14[8,6] → 55

田中誠二郎:全快
GM:ヨシ!

クライマックス1:打ち砕け輪廻

GM:全員登場! 1d3+3で登場侵蝕お願いします!
田中誠二郎:110+1d3+3
DoubleCross : (110+1D3+3) → 110+3[3]+3 → 116

野津敬一:澄川 新の侵蝕率を1D3+3(→ 5)増加 (127 → 132)
野津敬一:野津敬一の侵蝕率を1D3+3(→ 6)増加 (94 → 100)
野津敬一:ごめん!澄川くんのと間違えた!
金雀枝 尊:金雀枝 尊の侵蝕率を1d3+3(→ 6)増加 (126 → 132)
澄川 新:127+1d3+3
DoubleCross : (127+1D3+3) → 127+1[1]+3 → 131

澄川 新:ダイジョブです!
GM:ちょっと下がった
澄川 新:もはや誤差

ラルーデファタル:「諦めの悪い奴らだ……。この体の中から見て分かっていたことではあるが」
ラルーデファタル:「分かりやすく言おうか。僕にとどめを刺す手段がないというだけの話じゃない」
ラルーデファタル:「お前達が相手にするのは輪廻の獣だ」
ラルーデファタル:「既にジャーム化している僕では扱い切れない種類の力ではあるが……」
ラルーデファタル:「この体なら、十全に使うことができる」
ラルーデファタル:「そして、時間が経てば他の獣もここへやってくる。純粋な一万五千の物量だ」
ラルーデファタル:「もう一度言う。お前達に勝ち目はない」
野津敬一:「そうみたいだね」
野津敬一:「俺の認識でも完全に詰んでる。」
野津敬一:「俺はあんたを殺すルートじゃなくて、時間はかかってももっと別の方法で自体を収束する方法がないか思案してたぐらいなんだから。」
野津敬一:「それを相談もなく自殺されて、いきなりあんたと真正面から戦うハメになって結構困惑はしてるんだけど。」
野津敬一:「けど、それは俺の視点の場合だ。」
野津敬一:「短い付き合いだったけど、天喰くんはどうしようもない窮地に俺たちを陥れるほど薄情でもなければバカでもない。」
野津敬一:「と、俺は信じたいんだけど!どうかなあ!田中さん!!」
ラルーデファタル:「……奴の行動が不可解なのは確かだ」
野津敬一:「なんか意味深な会話してたよねえ!」
ラルーデファタル:「だが、同じ体で同じものを見聞きしていた僕の視点でも、ここから先はないぞ」
田中誠二郎:「あっうんそうだね!?」 ヤケクソじみた叫びに申し訳なさそうな声が飛び出す。
田中誠二郎:「んんっ、そうだな。ともかく短期決戦で決めれば問題はないよ」 しかし、落ち着いてはいる。
田中誠二郎:「1万と5千。その物量自体はどうしようもないけれど」 自分の胸に宿る力(絆)を信じて
田中誠二郎:「”ラルーデファタル”を殺す力を、俺は持っている」
ラルーデファタル:「何を馬鹿な」
田中誠二郎:「天喰くんと結んだ────絆を!」

田中誠二郎:RHOを公開したいです
GM:了解です。
GM:では、開示します。

Rハンドアウト:田中誠二郎
シナリオロイス:輪廻の獣(アルマ・レグナム) 推奨感情:好奇心/不信感
あなたは、オーヴァードに覚醒すると同時に、自身の中に異物が存在することを知る。物理的な物ではない。自分の中に自分でない魂がある、とでも言おうか。
あなたの中の異物が教えてくれる。『それ』は輪廻の獣(アルマ・レグナム)と呼ばれる存在だ。あなたはその適合者になったのだと。
あなたはこのシナリオの間、8枠目のロイスとしてDロイス『輪廻の獣(アルマ・レグナム)』を取得する。これはシンドロームの制限を無視して取得できる。
そして、その異物は、このことは何としても隠し通さねばならないと言う。討つべき敵に対する切り札になる。本当に必要な時まで、敵に悟られる訳にはいかない、と。
それ以降、異物は沈黙している。
このRハンドアウトを公開することで、あなたの中に輪廻の獣が存在していることを知っているキャラクターがいない場合、そのシーン中、あなた以外のキャラクターは『輪廻の獣(アルマ・レグナム)』の効果を使用不能になる。
このRハンドアウトはあなたが、あなたでなければ討つことのできない、真に討つべき敵を見定めた時点から公開することができる。


田中誠二郎:ずっと自分の胸にいた、その力を解放する。
田中誠二郎:討つべき敵は、目の前の────この時間軸の”ラルーデファタル”だ
ラルーデファタル:「何を……そんな……馬鹿な……」
ラルーデファタル:「そんな筈はない……この街にいる獣は全て僕の支配下にある筈だ……そもそも、僕の存在なら、感じられる筈……」
田中誠二郎:「言っただろ。天喰くんとの絆だ。お前じゃないんだよ」
ラルーデファタル:「あり得ない……奴の力はアレフが奪った……あり得ない……!」
ラルーデファタル:「何故、天喰大輝がそこにいる……!」

田中誠二郎RHO 輪廻するファタリズム


GM:――+??:??:??
GM:漆黒の夜闇に包まれた荒野に、無数の獣が蠢く。
GM:そこは初めから荒野であった訳ではない。
GM:建物の残骸が、人々の亡骸が散らばる荒野。ここは、人が営む一つの街だった。X町と呼ばれた街であった。
ラルーデファタル:「生き残りの“パイロープ”。澄川新」
GM:白髪に、薄赤の目の少年の亡骸があった。
ラルーデファタル:「闖入者、“蓮の台”。野津敬一」
GM:無数の負傷を手当した形跡のある少年の亡骸があった。
ラルーデファタル:「紛れ込んでいた“不平等な切り札(シルバーバレット)”。金雀枝尊」
GM:長髪と、鋭い眼差しをキャスケット帽で隠した少女の亡骸があった。
ラルーデファタル:「――全員、殺した」
天喰大輝:「……ああ、初めから、既に」
ラルーデファタル:「そうだ。既にお前達は敗北していた。残されたお前にも、戦う力は残っていない」
GM:青年は、膝から崩れ落ちる。
GM:それを、四白眼の少年が見下ろす。
ラルーデファタル:「僕達の、勝ちだ」
ラルーデファタル:「僕を殺し得るのは、お前だけだ。だが、僕はお前の中にいる」
ラルーデファタル:「お前が死ななければ、僕は殺せない。お前が死ねば僕を殺せる者はいなくなる」
ラルーデファタル:「お前達に勝ちの目なんて、初めからなかったんだ」
ラルーデファタル:「……とはいえ、思った以上の悪あがきだった。あと一人でも戦力が増えていれば『第二理論の魔』も破壊されていたかもしれない」
ラルーデファタル:「輪廻の獣の数も予想以上に削られた。――この周回では、人間全てを相手するのは厳しいか」
天喰大輝:「……過去に戻ってやり直す気か」
ラルーデファタル:「やり直す……というのも少し違うな。流石に輪廻の獣と言えど、時間移動すると記憶までは殆ど持ち越せないらしい」
ラルーデファタル:「だから、戻ってもお前達の戦術に先手を打つことはできない。輪廻の獣が一体増えるだけだ。――まあ、僕はそれを無限に繰り返せるんだがな」
天喰大輝:「……いつか、必ず後悔するぞ」
天喰大輝:「――「普通」を壊した報いは、必ず受けさせる」
ラルーデファタル:「後悔だと? そんなもの、後からいくらでもやり直せる」
ラルーデファタル:「また、過去で会おう、天喰大輝。お前には感謝しているよ」
GM:影の刃が、ラルーデファタルを貫く。
GM:――時は遡る。
GM:――――――――
GM:――――――
GM:――――
GM:――
GM:+00:00:05
ラルーデファタル:(さて……次は誰に憑依するか。誰でも構わないが……)
GM:+00:00:04
ラルーデファタル:(流石に一万五千もいると、次の憑依先を選ぶのも、ただ目に付いた相手という訳にはいかないからな)
GM:+00:00:03
ラルーデファタル:(いや、そうだな……確か、直前に僕が殺した奴がいたな)
GM:+00:00:02
ラルーデファタル:(天喰大輝と顔見知りのようだった……そいつを使うのもいいか)
GM:+00:00:01
ラルーデファタル:(まあ、こんなことも転生すればすぐに忘れる些事だがな……)
GM:――そして、その瞬間が来た。
GM:±00:00:00
GM:ラルーデファタルは――輪廻の獣は田中誠二郎に憑依した。
-:(――忘れる?)
ラルーデファタル:(……? 何だ……?)
天喰大輝:(忘れるだと?)
-:(忘れるだと?)
ラルーデファタル:(何だ、この声は……? 僕は転生に成功した。あとはこの人間を支配して輪廻の獣にするだけなのに……)
-:(忘れるものか)
ラルーデファタル:(何なんだ、この声は――!)
GM:天喰大輝と田中誠二郎。この二人はこの時より以前に絆を結んでいた。
GM:共通の趣味の話で盛り上がったという、とても小さな絆。
GM:ラルーデファタルは知らなかった。
GM:そんな小さな絆でも、天喰大輝にとって「普通」の世界との繋がりは何よりも尊く重いものであり――。
GM:――絆の力は、何よりも強いということを。
-:(忘れないぞ、俺は)
-:(お前のしたことを。お前が壊した「普通」を)
ラルーデファタル:(お前は……まさか――!)
ラルーデファタル:(奪った力に……意識が、魂の欠片が残っていたのか……! 天喰大輝――!)
天喰大輝:(消えろ、ラルーデファタル。お前にその人の「普通」は穢させない)
ラルーデファタル:(ああ……消える……僕が、消える……!)
ラルーデファタル:(伝えなくては……この世界の僕に……僕を殺し得る輪廻の獣はここにもいる……)
ラルーデファタル:(天敵は、天喰大輝じゃない)
ラルーデファタル:(ああ……駄目、だ……消、え)
ラルーデファタル:田中誠二郎に憑依したラルーデファタルの意識はそこで消滅した。
天喰大輝:(早く伝えないと……田中さん、あなたが切り札だ。俺を殺して、ラルーデファタルを……)
天喰大輝:(駄目だ……くそ、意識が保てない)
天喰大輝:(こうしている間にも、何を伝えればいいのか、少しずつ忘れている……)
天喰■輝:(俺自身のことも……)
■喰■輝:(でも、これだけは伝えないと……)
■喰■■:(あなたは最後の切り札だ。俺のことは、絶対に最後まで隠し通すんだ。本当に倒すべき敵を見定めるまで……)
■■■■:(俺が守れなかった「普通」を、守ってくれ)
GM:あなたの中の異物からの声は、それ以降聞こえない。
GM:そこからは、既に語られた通りだ。
GM:あなたはオーヴァードとして覚醒し、このX町で戦うことになる。

それは敗北を繰り返す物語。
それは完全なる勝利まで無限に連なる物語。
どこまでも輪廻する敗北の宿命(ファタリズム)

そしてここからは、その宿命を乗り越える物語だ。
流した血肉で、深く昏い死の感覚で、殺戮する4本の腕で
"普通"を守る力で以て
"正義"にも"悪"にもなれない、"普通(ダブルクロス)"の力で以て
絶望の輪廻を、打ち砕け。

ダブルクロス The 3rd Edition 『輪廻するファタリズム』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。

ラルーデファタル:「……偶然巻き込まれた、取るに足らない素人だと思っていたが」
ラルーデファタル:「何よりも、お前を殺すべきだった」
ラルーデファタル:「田中誠二郎――!」
田中誠二郎:「怖いなあ……!」 震える体を押しとどめて笑う。
ラルーデファタル:輪廻の獣の持つ、全てを喰らうレネゲイドが周囲に放たれる。
ラルーデファタル:だが、それは隠され続けた同種(いぶつ)によって、逆に喰らわれる。
ラルーデファタル:同じ力ならば、不意を討った側が勝つ。
野津敬一:「はは、悪いけど、もう少し頑張ってね!」
田中誠二郎:「────という訳で、短期決戦!得意だろ、皆!」
野津敬一:「大得意!」
澄川 新:「もちろんです!」
金雀枝 尊:「無論だ」
ラルーデファタル:故に、あなた達の元に届いたのは、ラルーデファタルの持つ邪悪なレネゲイドの余波のみ。

GM:衝動判定! 難易度は9
野津敬一:7dx>=9
DoubleCross : (7DX10>=9) → 9[3,3,5,5,7,8,9] → 9 → 成功

田中誠二郎:思い出の一品で+1、
澄川 新:6dx+1
DoubleCross : (6DX10+1) → 10[2,4,8,9,9,10]+7[7]+1 → 18

野津敬一:よっしゃ
野津敬一:野津敬一の侵蝕率を2d10(→ 5)増加 (100 → 105)
澄川 新:よし!
野津敬一:余裕がある
田中誠二郎:4dx+5>=9
DoubleCross : (4DX10+5>=9) → 8[2,3,8,8]+5 → 13 → 成功

金雀枝 尊:殺戮器官の効果で衝動判定に自動失敗
田中誠二郎:116+2d10
DoubleCross : (116+2D10) → 116+16[10,6] → 132

田中誠二郎:びゃっ
金雀枝 尊:暴走します。
澄川 新:131+2d10
DoubleCross : (131+2D10) → 131+19[9,10] → 150

澄川 新:は???
田中誠二郎:澄川新ーーーっ!!
澄川 新:ちょっと!!!
GM:澄川くん――っ!
金雀枝 尊:暴走したので極限暴走背徳贄影が起動してダイスと攻撃力が増えます 132→139
金雀枝 尊:金雀枝 尊の侵蝕率を2D10(→ 16)増加 (139 → 155)

GM:ではエンゲージはこちら
 ラルーデファタル(体)[8]、ラルーデファタル(魂)[9]
            │
            10m
            │
田中誠二郎[3]、澄川新[14]、野津敬一[8]、金雀枝尊[6]

GM:勝利条件はラルーデファタル(魂)の撃破
GM:ラルーデファタル(体)は《ファイトクラブ》《不滅の妄執》によって、ラルーデファタル(魂)がいる限り戦闘不能になりません
野津敬一:二人しかおらん…!
田中誠二郎:更なる絶望とか戦力増員もってそう
澄川 新:魂だけ狙う撃ちできます…?
GM:ラルーデファタル(魂)も《不滅の妄執》を所持しています。解除条件は、Dロイス《輪廻の獣》を持つキャラクターによって戦闘不能にされることです。
GM:魂と体は別キャラとして扱います
金雀枝 尊:よーし
澄川 新:ほう
田中誠二郎:よかったー
GM:ラルーデファタル(体)は天喰大輝と同一のエフェクトを所持しています。
GM:天喰のキャラシはこちら
GM:ただし、衝動は殺戮に変更されている為、アージエフェクトは使用不可です。
野津敬一:理解しました
金雀枝 尊:完璧に理解した
田中誠二郎:やるぞー

GM:また、4ラウンド目からセットアップに輪廻の獣・プレーン✕50、アタッカー✕25、ディフェンダー✕25がシーンに登場します。
田中誠二郎:?????
澄川 新:ばかなの?
GM:毎ラウンドのセットアップで登場します
野津敬一:3Rで決着をつけろということね
GM:つまり、3ラウンド目までに決めないと、毎ラウンド100体のエネミーが追加されます。

GM:特殊な点はこれくらいかな
GM:よろしければクライマックス戦闘を開始します。
野津敬一:こいや!
田中誠二郎:ウオーッ!
澄川 新:やったろうじゃん!
金雀枝 尊:うおー

GM:ではセットアップ!
ラルーデファタル(魂):原初の虚:融合 対象はラルーデファタル(体)
田中誠二郎:セットアップ:フルパワーアタック4+蹂躙する蹄4 侵蝕+6 行動値0に、攻撃力(12)+20
田中誠二郎:132→138
澄川 新:鮮血の奏者を使用、HPを3点消費して攻撃力+9!
野津敬一:原初の黄:先陣の火 行動値+30 侵蝕+2
ラルーデファタル(体):螺旋の悪魔 極限暴走 背徳の理 暴走し、攻撃力+18 ダイス+8
金雀枝 尊:怨念の呪石を使用 侵食+3
野津敬一:以上かな
田中誠二郎:ですね
金雀枝 尊:以上
澄川 新:おわり!
GM:では、イニシアチブ、本来なら野津くんの手番ですが……
ラルーデファタル(魂):《さらなる絶望》✕2
田中誠二郎:こいつ~~~~!
金雀枝 尊:なんと
澄川 新:うわ~!
GM:これはちょっと演出入れます

ラルーデファタル:「……切り札を隠していたのが、お前だけだと思うなよ」
ラルーデファタル:「オーヴァードへの憑依は支配が万全にならないリスクがあったが……、備えておいて正解だった」
ラルーデファタル:虚空に、穴が開く。
ラルーデファタル:「一人は、殺さずに捕らえることはできなかったが」
ラルーデファタル:「こちらには、まだ手札が二枚ある」
椎木沼郁:「――いやあ、これはだるいことになってますねえ」
久澄十蔵:「――何にせよ、俺のやることは変わりない」
澄川 新:「椎木沼さん…久澄さん…!」
野津敬一:(一人は、捕らえることは出来なかった)
椎木沼郁:「どうしちゃったんすか、新くん。何でそっち側にいるんです?」
金雀枝 尊:「あぁ、彼らが、澄川の話していた奴らか」
久澄十蔵:「そいつらは、この街を焼き払おうと企て、FHと結託した邪悪の徒だ」
金雀枝 尊:「だ、そうだが?」新他UGNを見て
椎木沼郁:「あたし達と一緒に戦いましょうよ。だるいっすけど、あたしと、十蔵先輩と、新くんと――」
久澄十蔵:「ラルーデファタルと共に、正義を執行する。いつものことだ」
野津敬一:「まあ、FHと組んでることは否定できないけれど」
田中誠二郎:「……コレは、なんだ?洗脳できるやつでもいたのか?」
田中誠二郎:或いは、他の住人達も、喋れないだけでこんな感じなんだろうか。
澄川 新:「……そこに居るのは、二人の隣にいるのは!」
ラルーデファタル:「言っておくが、憑依した時点で認識を改竄している」
ラルーデファタル:「説得は無駄だ」
澄川 新:「ずっと隣に居たのは!功刀支部長です!」
澄川 新:「ラルデーファタルじゃありません!」
椎木沼郁:「そうっすよ。だから――」
久澄十蔵:「共に、支部長の仇を討つぞ。澄川」
椎木沼郁:「あたし達と、ラルーデファタルと一緒に」
久澄十蔵:「俺達と、ラルーデファタルと共に」
田中誠二郎:「澄川くん」 小さく呼びかける。生きているのであれば、他の住人たちと同じだ。”ラルーデファタル”さえ倒せば、元に戻る。
金雀枝 尊:「新」
金雀枝 尊:「気分はどうだ」「いや、答えなくていい」
金雀枝 尊:「……殴りにいくぞ」
金雀枝 尊:自分は善人ではないし、言葉を上手に選べる方ではない。だから、選ぶ言葉はシンプルでいい
澄川 新:「…はい。大丈夫です。わかってます」
澄川 新:「椎木沼さん、久澄さん」
澄川 新:「二人と一緒には行けません。ボクが今動いているのは、敵討ちのためじゃないから。」
澄川 新:「支部長からの、最後の任務を全うするために」
澄川 新:「ボクは、みんなと一緒にこの街を、救います」
澄川 新:「だから今は!」
澄川 新:「今は、二人とも戦います!」
椎木沼郁:「……はあ、やっぱだるいっすね」
椎木沼郁:「新くんは、殺したくなかったんですけど」
野津敬一:「殺させないようにこっちも全力で頑張るから安心してよ」
久澄十蔵:「相手が何であれ、相手が誰であれ、俺のすることは変わらん」
澄川 新:「野津さん…頼りにしてます!」
久澄十蔵:「澄川。お前が相手だろうと、俺の槍は邪悪を抉る」
澄川 新:「だったら、久澄さんの正義の槍が間違えないよう」
澄川 新:「ここで貴方を止めてみせます」

GM:と言うわけで、椎木沼郁[8]、久澄十蔵[6]がPC達とラルーデファタル達の間、双方から5m離れた位置に出現します。

GM:引き続きイニシアチブ
田中誠二郎:他になければ イニシアチブ:恐れる獣の咆哮2 R中対象の判定+4d
ラルーデファタル(体):いや、あります
田中誠二郎:あったかー
野津敬一:あるんかい
ラルーデファタル(体):《加速する刻》
野津敬一:来やがった
澄川 新:ずるい!
田中誠二郎:ぎにゃ~
ラルーデファタル(体):メインプロセスを行います
ラルーデファタル(体):マイナーなし
ラルーデファタル(体):コンセントレイト:ウロボロス 飢えし影 黒の鉄槌 因果歪曲
ラルーデファタル(体):対象はPCのエンゲージ
ラルーデファタル(体):18dx7+7
DoubleCross : (18DX7+7) → 10[1,1,1,3,3,3,3,4,4,5,5,5,5,6,7,9,10,10]+10[4,6,9,9]+5[4,5]+7 → 32

野津敬一:ドッジ
澄川 新:ドッジ
田中誠二郎:一応ドッジ
野津敬一:5dx>=32
DoubleCross : (5DX10>=32) → 10[1,7,7,10,10]+8[1,8] → 18 → 失敗

野津敬一:くそう
澄川 新:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[2,3,5,6,10]+10[10]+7[7]+1 → 28

田中誠二郎:5dx>=32
DoubleCross : (5DX10>=32) → 9[4,4,5,6,9] → 9 → 失敗

澄川 新:惜しい
金雀枝 尊:一応ドッジ
田中誠二郎:じゃあ軍神の守りで野津君をカバーリング! 138→140
野津敬一:すまねえ
金雀枝 尊:8dx+1>=32
DoubleCross : (8DX10+1>=32) → 8[2,2,3,3,3,6,8,8]+1 → 9 → 失敗

ラルーデファタル(体):ではダメージ
ラルーデファタル(体):4d10+36
DoubleCross : (4D10+36) → 13[3,6,1,3]+36 → 49

田中誠二郎:無理!死ぬ!
澄川 新:同じく死!輪廻の獣のロイスを昇華して復活!
田中誠二郎:野津君のロイスをタイタス化して復活 HP15
金雀枝 尊:うーん死ぬ。野津のロイスを切って復活 HP14

GM:では引き続きイニシアチブ
田中誠二郎:何もなければ(祈り) イニシアチブ:恐れる獣の咆哮2 R中対象の判定+4d
GM:対象は!
田中誠二郎:同一エンゲージののPC全員!
野津敬一:たすかるー
金雀枝 尊:あっとその前に
金雀枝 尊:あーいや、このイニシアチブはなしでいいや
金雀枝 尊:バフ助かる

GM:では、ようやく通常の手番!
GM:野津くんどうぞ!
野津敬一:はーい。
野津敬一:マイナーで5M移動久澄さんたちに接敵
野津敬一:メジャーで《原初の赤:ウルトラボンバー》+《原初の赤:ブラッドボム》+《混色の氾濫》+《世界を喰らうもの》
野津敬一:シーン攻撃、対象は敵全員
GM:き、来たなシーン攻撃……!
久澄十蔵:ならばそれには
久澄十蔵:《守護者の巨壁》 対象を俺一人に変更する
田中誠二郎:こいつ~~~~
野津敬一:にゃろう
野津敬一:9dx+2
DoubleCross : (9DX10+2) → 10[2,2,3,4,4,5,6,7,10]+3[3]+2 → 15

野津敬一:リア不
久澄十蔵:ダメージをどうぞ
野津敬一:2d10+45+2+2d10+2d10
DoubleCross : (2D10+45+2+2D10+2D10) → 12[8,4]+45+2+17[10,7]+12[9,3] → 88

野津敬一:いい感じ
野津敬一:《世界を喰らうもの》の効果でHPが21から20引いて1になっています。
久澄十蔵:《デモンズウェブ》ダメージを7d10軽減
久澄十蔵:88-7d10
DoubleCross : (88-7D10) → 88-35[4,4,8,3,9,4,3] → 53

久澄十蔵:装甲15、38受ける。まだ立っているぞ
野津敬一:器用に期待値を…!ダメージが通ったならブラッドボムのダメージを
野津敬一:5D10
DoubleCross : (5D10) → 36[2,8,9,9,8] → 36

野津敬一:よっしゃ
久澄十蔵:それはHPを失うなので、そのまま受ける! まだ立っている!
野津敬一:相手にダメージが通ったので《悪食の蛇》で《原初の赤:ウルトラボンバー》の使用回数を復活させます。
野津敬一:で、諸々の効果で自分も死にます。《原初の黒:ラストアクション》
GM:ヒエエエエエ
野津敬一:マイナーなし
野津敬一:メジャーで《原初の赤:ウルトラボンバー》+《原初の赤:ブラッドボム》+《原初の灰:万軍撃破》
野津敬一:シーン攻撃、対象は敵全員
GM:今度は妨害はなし! 判定どうぞ!
野津敬一:9dx+2
DoubleCross : (9DX10+2) → 10[1,2,2,3,3,5,9,9,10]+6[6]+2 → 18

久澄十蔵:《崩れずの群れ》! 椎木沼をかばう!
野津敬一:せっかくだからバデムもらっていいですか!?
澄川 新:入れましょうか!
澄川 新:バディムーヴ!達成値+3!
野津敬一:しゃす!21!
野津敬一:ではダメージ
野津敬一:3d10+45+2+2d10+2d10
DoubleCross : (3D10+45+2+2D10+2D10) → 20[9,5,6]+45+2+10[8,2]+9[4,5] → 86

野津敬一:よし、いい感じ
野津敬一:ブラッドボムの追加ダメージ
野津敬一:5d10
DoubleCross : (5D10) → 27[3,9,9,4,2] → 27

久澄十蔵:装甲15、71の二倍、142受ける。
久澄十蔵:戦闘不能、《リヴァイヴセル》。蘇生後27受ける。まだ生きてる……!
野津敬一:く、殺しきれなかったか!
ラルーデファタル(体):戦闘不能。《不滅の妄執》で復活。
ラルーデファタル(魂):合計113受ける。まだ生きてる。
野津敬一:田中くんのロイスを切って復活。
ラルーデファタル(魂):更に、ダメージを受けたので
野津敬一:c(107+14+7+14)
DoubleCross : 計算結果 → 142

野津敬一:侵蝕が142に
ラルーデファタル(魂):レネゲイドアブソーブ 円環螺旋 装甲値+12
野津敬一:以上です
ラルーデファタル(体):こっちもあった。原初の紫:バーニングハート 攻撃力+12
GM:では行動値14、澄川くんの手番
澄川 新:はーい

GM:あ、イニシアチブで何かありますか?
田中誠二郎:私はもう無い!
澄川 新:自分もなし!
金雀枝 尊:うーんとりあえず先に移動しておこう。《異形の転身》で十蔵らにエンゲージ
金雀枝 尊:158→163

GM:では改めて澄川くんの手番!
澄川 新:うっす!マイナーで《リミテッドイモータル》《赫き剣》《破壊の血》を使用。
澄川 新:HPを合計12点消費して、攻撃力+33の武器を作成。
澄川 新:メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《サンドシャード》《マスヴィジョン》を組み合わせて攻撃。
澄川 新:対象は…久澄さんと椎木沼さん。
GM:判定どうぞ!
澄川 新:18dx7+1
DoubleCross : (18DX7+1) → 10[1,2,2,2,2,2,3,4,4,4,4,6,7,8,8,10,10,10]+10[6,7,7,8,8,10]+10[3,6,7,8,9]+10[5,6,10]+5[5]+1 → 46

椎木沼郁:ドッジ
椎木沼郁:4dx+1>=46
DoubleCross : (4DX10+1>=46) → 8[5,6,7,8]+1 → 9 → 失敗

久澄十蔵:ガード 《グラヴィティガード》
久澄十蔵:さらに《崩れずの群れ》で椎木沼をカバーリング
GM:ダメージをどうぞ!
澄川 新:5d10+33+25+9
DoubleCross : (5D10+33+25+9) → 14[1,2,6,3,2]+33+25+9 → 81

久澄十蔵:オルフェウスリングと器物使いの効果適用、混沌なる者の槍のガード値とグラヴィティガードの効果合わせて、5d10+4+3 UGN戦闘服Ⅱの装甲15なので……
久澄十蔵:81-5d10-4-3-15
DoubleCross : (81-5D10-4-3-15) → 81-28[3,7,7,10,1]-4-3-15 → 31

久澄十蔵:その二倍、62受けると……流石に落ちる!
久澄十蔵:《蘇生復活》!
澄川 新:ちょっとまて!!!
澄川 新:何回起きるんだ!?
澄川 新:メインプロセス終了時、《夜魔の領域》を使用。
澄川 新:行動値を0にして未行動になります。
澄川 新:c(154+21+20)
DoubleCross : 計算結果 → 195


GM:では、行動値9の魂は融合により行動済みなので、行動値8の体と椎木沼のターン
椎木沼郁:あたしからいくっすよ~
椎木沼郁:マイナーなし
椎木沼郁:メジャー:サイレンの魔女 原初の赤:紅蓮の衣 幻想の色彩 混沌なる主 プレディクション シーン(視界)攻撃、ドッジ不可、ガードするとダメージ+25
野津敬一:バカ!
田中誠二郎:こいつ~~~
澄川 新:お前お前!
金雀枝 尊:バカ!
椎木沼郁:判定いきます
椎木沼郁:9dx+12
DoubleCross : (9DX10+12) → 10[1,2,5,5,8,9,9,10,10]+9[9,9]+12 → 31

椎木沼郁:対象はPC全員
野津敬一:《原初の紫:復讐の刃》
田中誠二郎:えーと、シーン攻撃か、軍神の守りで澄川君庇います。 144→146
金雀枝 尊:だが同一エンゲージなのでリアクション放棄して《原初の紫:復讐の刃》
澄川 新:ありがたい…
椎木沼郁:ではダメージ
椎木沼郁:4d10+15
DoubleCross : (4D10+15) → 24[5,5,4,10]+15 → 39

椎木沼郁:装甲無視、田中さんは更に+25なので61です
GM:復讐の刃どうぞ
野津敬一:6dx8-1
DoubleCross : (6DX8-1) → 10[2,3,3,6,6,9]+5[5]-1 → 14

金雀枝 尊:19dx+2@7
DoubleCross : (19DX7+2) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,3,4,4,5,6,6,7,8,8,9,9]+10[3,4,7,9,10]+10[4,5,8]+3[3]+2 → 35

野津敬一:2d10+2+2d10+2d10
DoubleCross : (2D10+2+2D10+2D10) → 7[2,5]+2+14[5,9]+11[10,1] → 34

野津敬一:まあまあ!34ダメ!装甲有効
久澄十蔵:復讐の刃はリア不だが、カバーはできる! 崩れずの群れ!
野津敬一:侵蝕が147に
金雀枝 尊:4d10+43+4d10
DoubleCross : (4D10+43+4D10) → 25[9,8,4,4]+43+25[8,6,8,3] → 93

久澄十蔵:金雀枝さんの方復讐を代わりに受ける
金雀枝 尊:装甲有効93点だ
野津敬一:うそ、149に
金雀枝 尊:侵食163→170
久澄十蔵:今度こそ、本当の本当に戦闘不能!
椎木沼郁:34点そのまま通る! まだ生きてます
田中誠二郎:死にま~す 澄川君のロイスをタイタス化、昇華して復活 HPは15 残ロイス4
野津敬一:金雀枝さんのロイスをタイタス化して復活します。
GM:では、次、ラルーデファタル(体)の通常手番
金雀枝 尊:そして澄川に ○誠意/憤懣で取得してタイタス昇華 HP14で復活
金雀枝 尊:残ロイス3

ラルーデファタル(体):マイナーなし
ラルーデファタル(体):コンセントレイト:ウロボロス 飢えし影 黒の鉄槌 因果歪曲
ラルーデファタル(体):殺すべきは田中誠二郎……お前のいるエンゲージだ
田中誠二郎:オゲ~
澄川 新:こっちくんな!
ラルーデファタル(体):18dx7+7
DoubleCross : (18DX7+7) → 10[1,1,2,3,3,4,6,6,7,7,8,8,8,8,9,10,10,10]+10[1,2,3,3,5,6,6,7,7,9]+10[3,4,7]+10[7]+3[3]+7 → 50

田中誠二郎:無理無理、ガード。あと軍神の守りで澄川君カバーしようか 146→148
ラルーデファタル(体):ではダメージ
澄川 新:重ね重ねすまない…
ラルーデファタル(体):6d10+48
DoubleCross : (6D10+48) → 34[4,3,4,8,7,8]+48 → 82

田中誠二郎:にゃあ~ さあや(元カノ)のロイスをタイタス化、昇華して復活 HP15 残ロイス3

GM:では、行動値6の金雀枝さん!
金雀枝 尊:マイナーで《骨の剣》 武器作成 170→173
金雀枝 尊:メジャー 《コンセ:ウロボロス》+《原初の赤:風鳴りの爪》 対象椎木沼
金雀枝 尊:23dx+2@7 今度はバフも忘れない
DoubleCross : (23DX7+2) → 10[1,2,3,3,3,3,4,4,4,5,5,6,7,7,7,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[2,4,4,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[5,5,7,7,9,10,10,10]+10[5,6,6,8,8,8]+6[1,2,6]+2 → 48

椎木沼郁:ドッジ!
椎木沼郁:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 4[2,2,3,4]+1 → 5

椎木沼郁:ダメージどうぞ
金雀枝 尊:5d10+44+4d10 装甲有効 ダイス目5つまで振り直し
DoubleCross : (5D10+44+4D10) → 24[2,8,1,6,7]+44+26[4,4,8,10] → 94

金雀枝 尊:2,1,4,4の4つを振り直し
金雀枝 尊:83+4d10
DoubleCross : (83+4D10) → 83+23[6,6,7,4] → 106

椎木沼郁:ヒエー! このダメージは……耐えられない! 戦闘不能! 復活もありません
金雀枝 尊:侵食173→178

GM:ではお次! 行動値0のお二人
澄川 新:じゃあボクから!
澄川 新:マイナーで《リミテッドイモータル》《赫き剣》《破壊の血》を使用。
澄川 新:HPを合計14点消費して、攻撃力+38の武器を作成。
澄川 新:メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《サンドシャード》《マスヴィジョン》を組み合わせて攻撃。
澄川 新:対象はラルデーファタル(魂)。
澄川 新:攻撃の直前にオート:デトネイトモードを宣言。
GM:判定どうぞ!
澄川 新:(6+3+4+6)dx7+1
DoubleCross : (19DX7+1) → 10[1,2,2,4,4,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,8,8,8,8]+10[5,6,7,7,8,10,10,10]+10[3,4,5,6,9,9]+10[2,7]+3[3]+1 → 44

ラルーデファタル(魂):ドッジ!
ラルーデファタル(魂):5dx>=44
DoubleCross : (5DX10>=44) → 8[2,4,6,8,8] → 8 → 失敗

ラルーデファタル(魂):ダメージどうぞ
澄川 新:5d10+38+38+9+25
DoubleCross : (5D10+38+38+9+25) → 16[2,1,6,6,1]+38+38+9+25 → 126

澄川 新:DDがひっどい…
ラルーデファタル(魂):ぐわーっ 残りのHPの半分以上持ってかれた!
澄川 新:あとは田中君、君に任せたー!

田中誠二郎:半分も残ってんの!?
田中誠二郎:やるっきゃねー!
田中誠二郎:というわけで問題がなければ私の手番に移行しますね……!
GM:どうぞ! 妨害もないので判定まで行って大丈夫です
田中誠二郎:マイナー:完全獣化4+一角鬼2 肉体判定+6d、攻撃力+7 射程5m 侵蝕+9 148→157
田中誠二郎:メジャー:PANISHER XX 一閃2+コンセントレイト:ハヌマーン4+マシラのごとく4 5+4+6+4-5dx7+6 攻撃力+7+12+20+40 侵蝕+9
田中誠二郎:前方に6m戦闘移動して、ラルーデファタルにエンゲージします。
田中誠二郎:10mだった
田中誠二郎:攻撃対象はラルーデファタル(魂)!
田中誠二郎:14dx7+6 攻撃力+79
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[1,1,2,3,3,4,5,5,5,5,6,7,8,9]+10[5,6,9]+10[9]+10[8]+5[5]+6 → 51

ラルーデファタル(魂):ドッジ!
ラルーデファタル(魂):5dx>=51
DoubleCross : (5DX10>=51) → 10[1,3,5,9,10]+7[7] → 17 → 失敗

田中誠二郎:ちょっと頑張ってんじゃねえ!
ラルーデファタル(魂):ダメージどうぞ!
田中誠二郎:6d10+79 死ねーっ!
DoubleCross : (6D10+79) → 35[8,7,4,7,7,2]+79 → 114

田中誠二郎:なかなかいいダイス目
ラルーデファタル(魂):うわああああ! 死ぬ……が! これでは終わらん!
田中誠二郎:まだ復活すんのかよ!
ラルーデファタル(魂):《不滅の妄執》……は今解除されたので……
ラルーデファタル(魂):《蘇生復活》! これが本当に最後だ!
田中誠二郎:侵蝕157→166

GM:では、クリンナップ
GM:もろもろのエフェクトの効果が切れるくらいだと思うので

GM:セットアップ!
澄川 新:こっちはなし!温存!
田中誠二郎:セットアップはなしでよかろうもん
ラルーデファタル(魂):原初の虚:融合 対象はラルーデファタル(体)
野津敬一:なし
ラルーデファタル(体):螺旋の悪魔 攻撃力+18
金雀枝 尊:なし

GM:イニシアチブ 行動値14の澄川くんの手番ですが……
ラルーデファタル(体):《加速する刻》! 最後のあがきだ
澄川 新:おいいいいいい
田中誠二郎:おまえ~~~
野津敬一:おばか!
ラルーデファタル(体):そして切り札を使う
金雀枝 尊:なん・・だと・・・
ラルーデファタル(体):コンセントレイト:ウロボロス 飢えし影 原初の黒:インフェルノ 崩壊のヘリックス 原初の灰:鮮血の修羅
ラルーデファタル(魂):そしてこれはグレーゾーンなのだが……インフェルノの対象単体から変えられないのはエフェクトの組み合わせによるものに限られると公式Q&Aにある
田中誠二郎:そうとは
ラルーデファタル(魂):あっ
澄川 新:なる…ほど?
ラルーデファタル(魂):しまった
ラルーデファタル(魂):拡散する世界を使うHPが無い!
野津敬一:ワロス
澄川 新:あっ
田中誠二郎:wwww
澄川 新:おひとり様限定となります?
ラルーデファタル(魂):失礼。マイナーで使用するエフェクトを忘れていました。
ラルーデファタル(魂):原初の青:メタルフュージョン
ラルーデファタル(魂):HPを8D+2回復します
ラルーデファタル(魂):1+8d10+2
DoubleCross : (1+8D10+2) → 1+50[9,4,9,9,3,1,10,5]+2 → 53

ラルーデファタル(魂):よし!
ラルーデファタル(体):あ、手番的に使用したのはこちらです
ラルーデファタル(体):そして拡散する世界を使用するのもこちら!
ラルーデファタル(魂):こちらはHP1のまま!
ラルーデファタル(体):という訳でPC全員に対して使用! ダメージを与えたら行動済みにして、クリンナップに40ダメージを与えます
野津敬一:ファック!!
田中誠二郎:クソが~
ラルーデファタル(体):18dx7+7
DoubleCross : (18DX7+7) → 10[2,3,4,5,5,6,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,9,10]+10[1,1,1,4,4,5,6,7,8,9]+4[1,2,4]+7 → 31

ラルーデファタル(体):ふはははは!

田中誠二郎:>あなたはこのシナリオの間、8枠目のロイスとしてDロイス『輪廻の獣(アルマ・レグナム)』を取得する。
田中誠二郎:俺のRHOにはこんな記載がある。この効果を使うぜ
ラルーデファタル(体):!?
田中誠二郎:X町へのロイスをタイタス化、昇華してこの判定を失敗させる!
ラルーデファタル(体):なんだとおおおおお――!
ラルーデファタル(体):判定は失敗……行動済みも、ダメージも……なし……

GM:では、次、行動値14、澄川くん
澄川 新:た、待機で…。

GM:では、行動値9の魂は融合により行動済みなので、野津くん!
野津敬一:任せろ!
野津敬一:マイナーで5M移動、ラルに接敵
野津敬一:メジャーで《原初の赤:ウルトラボンバー》+《原初の赤:ブラッドボム》+《混色の氾濫》
野津敬一:6dx+2
DoubleCross : (6DX10+2) → 10[3,4,5,7,8,10]+2[2]+2 → 14

ラルーデファタル(体):妨害はなし……リア不……ダメージをどうぞ!
野津敬一:3d10+45+2+2d10+2d10
DoubleCross : (3D10+45+2+2D10+2D10) → 10[2,5,3]+45+2+9[1,8]+14[9,5] → 80

野津敬一:追い打ち!ブラッドボム!
野津敬一:5d10
DoubleCross : (5D10) → 31[7,7,3,10,4] → 31

ラルーデファタル(魂):戦闘不能……完全に倒れました。
野津敬一:諸々の効果で野津も倒れますが
野津敬一:ここは復活しない…!
GM:おめでとうございます、あなた達の勝利です!
野津敬一:やったぜ!!
田中誠二郎:やったー!!
澄川 新:やった!
野津敬一:あ、侵蝕が156に上昇します。
GM:では、演出に参りましょう
野津敬一:おす
野津敬一:あ、待って!!
野津敬一:肝心のエフェクトの宣言を忘れてた。《原初の虚:ハイブリーディング》で《原初の赤:ウルトラボンバー》の回数を復活させます。侵蝕+8
野津敬一:以上で
GM:了解! 今度こそ演出!


ラルーデファタル:「初めから、全力でお前達を殺すべきだった」
野津敬一:「別にさっきまでだって手加減はしてなかっただろうに。」
ラルーデファタル:「時間稼ぎに徹すれば、数で押し潰せるだろうが……お前達相手にそんな悠長な手を取るべきではないと学んだ」
ラルーデファタル:「認識を変えるということだ」
野津敬一:軽口を叩きながら攻撃に備える
ラルーデファタル:「優位な位置から踏み潰すのでは、僕達を見下した人間と変わらない」
ラルーデファタル:「ラルーデファタルは、人間と戦うと言った」
ラルーデファタル:「僕の名は運命の輪(ラルーデファタル)愚者(アレフ)が始めたレネゲイドビーイングの為の世界創世の礎の一つ」
ラルーデファタル:「自ら終わらぬ輪廻となることを覚悟した故に与えられた名だ」
ラルーデファタル:「たとえ僕の身が滅んだとしても、お前達は殺さねばならないと確信した」
ラルーデファタル:影が形を取る。形取るのは、知る限り最強の形。
ラルーデファタル:影で出来た人型が四つ。
ラルーデファタル:「澄川新。野津敬一。金雀枝尊。……田中誠二郎」
ラルーデファタル:「僕の知る最強を以て、最強の敵を打ち砕く」
野津敬一:「……えげつないなあ!もう!」
ラルーデファタル:影の四人が、同じ形の人間へと襲いかかる。
野津敬一:「みんな、ごめん!」
野津敬一:「皆のが限界に近いのわかってるけど、それでも今だけ俺を守って!」
野津敬一:「守ってくれたら、お礼に派手な花火打ち上げてみせるからさ!」
田中誠二郎:「わかった!」 言葉より早く、前に出る。
田中誠二郎:野津敬一の能力は、肉体的な死を必要とする以上、負担も大きい。そのことは先の戦闘でも聞いている。
田中誠二郎:迫りくる4つの影を前に、出来るだけ心を落ち着かせる。
田中誠二郎:「変……身!」 叫び。その身に鎧を纏い、出来るだけ多くの影を吹き飛ばさんとする。
野津敬一:(ったく、守ってもらってばかりで情けない)
野津敬一:(あの子に、こんなところ見られたら怒られちゃう…いや、心配してくれるだけかな)
澄川 新:「頼りにしてますから…ね!」
澄川 新:結晶を攻撃ではなく、牽制のためにばら撒く。
澄川 新:少しでもこちらに影の攻撃を向けさせ、野津さんと…彼を真っ先に庇った田中さんへの負担を減らすために。
金雀枝 尊:「はっ。全く腹立たしい……精々派手に、なっ!」
金雀枝 尊:火砲の如き拳を、地面に。爆音と爆裂が無数の瓦礫を飛ばす。
野津敬一:「……全く、孤立無援でこんな戦場に送られた時は、正直鉄砲玉にされたかなあと思ったけど。」
野津敬一:「君たちに会えて、ほんとよかったよ。」
野津敬一:人懐っこい笑みを浮かべながら、戦友たちに向けてそう呟いた
野津敬一:「一連託生」
野津敬一:そして、呪言を放つ。
野津敬一:野津の足元から黒い蓮華が咲き誇る。
野津敬一:だが、その華は小さく、ラルーデファタルたちを飲み込みうるものではない。
野津敬一:故に
野津敬一:その呪いの華に、自らの血を捧げた。
野津敬一:ナイフによって絶たれた手首からポタリポタリと血が流れる
野津敬一:その血を吸い込む度に、影の華は狂ったように咲き、乱れていく
野津敬一:「そっちが全力なら、こっちも全力だ。」
野津敬一:「全員、蓮の華に乗せて」
野津敬一:「俺と一緒に殺してやる」
野津敬一:影の華が散り、街全体に死が舞い踊る
久澄十蔵:「――悪いな。いや、邪悪はお前だが」
久澄十蔵:魔眼が久澄の肉体を起点に展開する。
久澄十蔵:「道連れは、俺一人で定員だ」
久澄十蔵:展開した魔眼が次々に槍と融合し……その質量が際限なく増加する。
久澄十蔵:それはさながらブラックホール。街を飲み込んだ黒い蓮が久澄一人に吸い込まれてゆく。
野津敬一:茫洋とする意識の中で久澄と視線を合わせる。
久澄十蔵:「が……ぐ、ぶ……、街を、お前達の好きには、させん……!」
野津敬一:「聞いてましたよ。貴方が、そういう人だってことは。」
野津敬一:自分の細胞が死に向かっているのがわかる。
野津敬一:俺に巣食っているレネゲイドを俺を殺し、苦しませることに特化したレネゲイド。
野津敬一:だから、僅かな痛みでも、俺の体は俺を苦しませるためにそれに過剰に反応する。
野津敬一:だから、痛覚を共有するだけで他者の脅威とすることができる。
野津敬一:「自分たちを守ってくれる頼りになる先輩だって、澄川くんが言ってましたからね。」
野津敬一:死に向かおうとしている細胞を、全力で引き止める。わずかでも体が動くように、一瞬でいいから動くように
野津敬一:「だから」
野津敬一:「それが貴方の切り札だってことも知っている。」
野津敬一:再び、影の蓮華が咲き誇る。
久澄十蔵:「何、だと……!?」
野津敬一:それは野津の死を歓喜するように、先程も更に、更に、凶悪に華開いていく
野津敬一:「今度は、全部は防げないでしょう「
久澄十蔵:槍を持つ手が震える。魔眼を取り込んで光を歪め、コラージュのように空間に黒く浮いたような槍から、蓮が溢れ出る。
久澄十蔵:「抑え切れない……だと……!?」
ラルーデファタル:「が……ッ、ぁ」
ラルーデファタル:溢れ出た蓮に触れ、血を吐き出す。
ラルーデファタル:「……やはり、侮れないな」
野津敬一:倒れそうになる体を必死で引き止める。まだ、戦いは終わらない。彼らに助けてもらった分、自分もまだ動かなければ
久澄十蔵:「ち、ィィッ!」
野津敬一:「どう。約束通り派手な花火だったでしょ?」
久澄十蔵:既に死に体の体を無理矢理に動かして、傍らの仲間だけは守り切る。
椎木沼郁:「先輩!」
野津敬一:人懐っこい笑みを浮かべながら、そう呟いた
久澄十蔵:「ああ……驚異的だ……だが」
久澄十蔵:「秩序を守る盾として、邪悪を抉る槍として、俺はまだ倒れる訳にはいかん」
久澄十蔵:笑み一つ浮かべず、そう返した。
野津敬一:「だってさ。残念ながら、君の先輩の槍に翳りはないみたいだよ。」
澄川 新:「そうです、どんな時だって。久澄さんは憧れるぐらい真っすぐで」
澄川 新:「椎木沼さんも素直じゃないけど笑っちゃうぐらいお人よしで」
澄川 新:先程のラルデーファタルの攻撃で流れた血が宙で渦を巻く。
澄川 新:「そんなあなた達が、ぼくたちの支部の誇りが、これ以上いい様に使われるのは我慢できません」
椎木沼郁:「新くん、何でなんすか……あたし達を、支部を大事に思ってるならどうして……!」
澄川 新:両手にふたつの結晶が生まれ、宝石のように輝きを増す。
久澄十蔵:椎木沼を手で制す。
久澄十蔵:「無駄だ。『ああなった』澄川に説得は意味がない。あいつの頑固さは俺達がよく知っている」
久澄十蔵:「だから――抉るぞ」
椎木沼郁:「っ、ぅ、ぁ――はいっ!」
澄川 新:「…ッ!手加減はできません、全力でぶつかって!」
澄川 新:それは燃える炎の赤色の如き輝き。
澄川 新:「お二人の正義を、ボクが守ります!」
澄川 新:銃の形にした両手を、二人に向ける。
澄川 新:一閃。
澄川 新:深紅の軌跡が走り抜けた。
澄川 新:超高速で撃ちだされた弾丸は二人を貫く…はずだった。
野津敬一:(感情を昂ぶらせながらも、決してそれに呑まれてはいない。理想的な一撃だ)
野津敬一:「だってのに」
久澄十蔵:凄まじい精度と速度の一撃。過たず二人を貫く軌道。
野津敬一:「はは!澄川くんの先輩はマジで凄いな!」
久澄十蔵:それに対するは、純然たる訓練の賜物。卓絶の槍捌き。
久澄十蔵:音速を優に超える弾丸に反応し、その軌道をわずかに変えた。
久澄十蔵:「……っ、ぶ」ずらす軌道を選ぶ余裕はなく、急所を貫かれ、吐血。
久澄十蔵:「敵になると……こうも手強いか」
久澄十蔵:「……だとしても!」
金雀枝 尊:「腹立たしい……バカみたいな生命力だな」
久澄十蔵:貫かれた急所から流れる血を、魔眼の重力制御で体内に送り戻す。
野津敬一:「澄川くん。」
久澄十蔵:「俺のすることは、どんな状況であろうと変わりはしない」
野津敬一:「あの人も、倒れることはあるんだよね。」
澄川 新:「それはもう…!尊敬する先輩ですけど…!」
野津敬一:(これ以上体に負担を掛ける前に倒さないと、マジでヤバイことになるかもな)
澄川 新:「根性と強がりも一流ですけど!…倒せます!」
澄川 新:再び結晶を生成し始める、しかし度重なる消耗でかなり遅い。
野津敬一:「だってさ、頼むぜしだにゃん」
澄川 新:(もう一発…!もう一発だけ…頑張れよボク!)
椎木沼郁:「……もう、嫌っす」
金雀枝 尊:「……しだにゃんと呼ぶな」
椎木沼郁:「新くんが敵なのも」
椎木沼郁:「新くんが十蔵先輩を傷付けるのも」
椎木沼郁:「十蔵先輩があたしを庇って傷付くのも」
椎木沼郁:「嫌……嫌だ……もう……やめてよ……」
椎木沼郁:嗚咽を漏らし、涙がこぼれ落ちる。
椎木沼郁:「っ、う、ぁ……でも……っ、もう、止まらないんすよね……新くん」
椎木沼郁:「――だから、あたしが! 終わらせてあげるっす!」
澄川 新:「椎木沼さん…ッ!」目を逸らしちゃいけない。
椎木沼郁:左右で異なる色の目が、世界を覗く。
椎木沼郁:それが見るのは、一つの視界ではない。一つの世界ではない。
椎木沼郁:右目に映るのは自らが住まうこの世界。
椎木沼郁:左目には、ここにあってこことは異なる世界。
椎木沼郁:その二つを両の眼で観測し、力を解放することで、その視界は、世界は一つに重なる。
椎木沼郁:同一でありながら、全く異なる世界の接近が齎すのは、互いの世界の対消滅。
椎木沼郁:現象としては、視界全てを巻き込んだ破壊の嵐が、あらゆるものを破壊する。
椎木沼郁:「これで……終わって――!」
野津敬一:黒い蓮の華が咲く
野津敬一:それは野津と椎木沼を呑み込み
野津敬一:椎木沼が野津に与えた痛みを彼女にも伝えていく
椎木沼郁:「かっ……ぁ、っ」
久澄十蔵:「椎木沼!」後輩を庇うべく動き出そうとするが――
金雀枝 尊:「どこを見ている」
久澄十蔵:「ファルス、ハーツ……!」
金雀枝 尊:炸裂音とともに急接近する、四本腕のオーヴァード。
金雀枝 尊:「その気障な面を下げて沈んでいろ。邪魔だ!!」
久澄十蔵:「沈むものか!」
金雀枝 尊:異形の複腕を、膂力に任せて振り下ろす。技術を真上から否定し叩き潰す、純粋な力。そして
久澄十蔵:槍を振るい、迎撃の姿勢。しかし、味方を庇おうとしたために初動が遅れた。
金雀枝 尊:着弾の瞬間に追撃する、爆裂。
久澄十蔵:、ばきん
久澄十蔵:「な……に……ぃ!」
久澄十蔵:その爆裂によって、高重力を宿した槍が、真っ二つにへし折れた。
野津敬一:「はは」「今のはナイスコンビネーションだったんじゃない?」
金雀枝 尊:「オラァッ!!」槍が折れ、がら空きになった胴に、主腕の拳が入り込む。
野津敬一:死に瀕した体を、ギリギリのところ再生させながら、なんでもないように呟く
金雀枝 尊:「勝手に言っていろ」
久澄十蔵:「が……ぁ……おの、れ……」
久澄十蔵:「……後は頼んだぞ、椎木沼……ラルーデ、ファタ、ル……」
久澄十蔵:立て続けのダメージは、たとえ防御に長けていようと耐えられるものではない。
久澄十蔵:立っていたのは、ただの気合いだ。だが、自らの拠り所である槍を折られ、その気力も限界を迎えた。
椎木沼郁:「先……輩……」
椎木沼郁:「こ、のぉ……!」
椎木沼郁:死を共有されてなお、観測はやめない。
椎木沼郁:対消滅の嵐が、『かつての仲間』へと襲いかかる。
澄川 新:「くぅ…ッ!」破壊の嵐が眼前に迫る。
澄川 新:只でさえ出血多量でふらつく体に、意識の大部分を結晶の生成に向けている今。
澄川 新:この大規模攻撃を躱す余裕はなく、耐え凌ぐために身構えることしかできない。
田中誠二郎:「ははは、泣かせちゃったなあ澄川君」
田中誠二郎:腕部の装甲が膨れ上がる。ハヌマーンの鋭敏な感覚が、異界─現実間の干渉を知覚すると同時に拳を叩きつけることを可能とする。
田中誠二郎:──CLASHER X、2人分。爆発を衝撃波が吹き飛ばす。その代償は大きい。
田中誠二郎:「ぐうっ……!どうも女の子が泣いたら、男はもうひたすら謝るしかないらしいぜ」
田中誠二郎:「後で皆で平謝りだ」 装甲の剥がれた腕をひらひらと振る。
澄川 新:「田中さん…!それは大変そうだ…!」
ラルーデファタル:――あなた達が破壊の嵐を凌いだ、その僅かに弛緩した空気。
ラルーデファタル:「――今だ」
ラルーデファタル:田中誠二郎と澄川新の影から、影の獣が這い上がる。
田中誠二郎:「て訳で、頼むぞ澄川君、金雀枝!」
ラルーデファタル:「田中誠二郎、お前は徹底的に潰す」
澄川 新:「あっ、足元…!」
田中誠二郎:その腕で澄川君の服を掴み、大きく放り投げる。装甲が無くても、強化された肉体は変わらない
ラルーデファタル:強化された肉体を影の獣が貪り喰らう。
ラルーデファタル:「この程度では終わらんのだろう」
ラルーデファタル:「さあ、立ち上がってこい。まだ戦いはこれからだ」
田中誠二郎:返事はない。姿も見えない。ただ、道が開くのを待っている。
金雀枝 尊:「全く、無茶ばかりして……腹立たしい」軽く首を鳴らしてから、ゆらりと視線を椎木沼の方に
金雀枝 尊:「恨みどころか面識もないが……澄川に殴らせるよりかは万倍マシだろう」
椎木沼郁:「はあ……はあ……あたしは、託されたんだ……」
椎木沼郁:「先輩に……支部長に……! FHなんかには負けない……!」
金雀枝 尊:「奇遇だな。私も託されたものがある」
椎木沼郁:更に観測を続けようとする。二つの世界を消滅させるその目は、尋常な負担ではないが、それでも。
金雀枝 尊:「澄川新。奴の怒りだ。相手が相手だ。不甲斐ないとは言わんよ」
椎木沼郁:「う、わああああああああ――!」
椎木沼郁:二つの世界の衝突によって生まれる破壊の嵐!
金雀枝 尊:「だが、だ。お前らが奴の側で」一歩づつ。嵐の中を進む。複腕で守るように構えながら。
金雀枝 尊:「さながら、ジャームでも相手にするかのような言動を行えば」意に介していないわけではない。たしかに複腕は傷つき崩れながら
金雀枝 尊:「……澄川も。支部長とやらも傷つく。怒る」
金雀枝 尊:「そして、私は」
金雀枝 尊:半壊した複腕。しかしその距離は既に、拳の間合い
金雀枝 尊:「私は──私が善人と見た者の怒りを守り、代行する」
金雀枝 尊:「不平等な切り札。私の名だよ」「その頭に刻んでおけェッ!」大きく振りかぶり……鉄槌として落とす。
椎木沼郁:「かっ……」呼気を全て吐き出し、倒れ伏す。
椎木沼郁:能力の破壊力こそ強大だが、肉体の頑強さは久澄には遠く及ばない。
椎木沼郁:「ああ……くそ……本当に……」
椎木沼郁:「だるいっす……ね……」
椎木沼郁:意識を失う。
金雀枝 尊:「……腹立たしい。恨み言の一つも言っておけばいいものを」
野津敬一:「助かるよ。」
野津敬一:「二人とも、しっかり息は残るようにしてくれてさ」
野津敬一:(威力も凄いけど、あの大雑把な腕を精密にコントロール出来るっていうのが脅威だな)
金雀枝 尊:「当然だ。殺せば怒るだろう。あれは」
金雀枝 尊:「寝覚めも悪い。やる理由がない」
野津敬一:「君に殺されたなら、怒るより悲しみのほうが先に来そうだけどね」
野津敬一:と言いながら、開いた道の先にいる敵に視線を移す
ラルーデファタル:「それなりに苦労したんだがな、そいつらを捕らえるのには」
ラルーデファタル:「だが、驚きはしない。――ここからは、正真正銘僕自身が相手をしよう」
澄川 新:「——最初からそのつもりです…!」
澄川 新:声が響くが、地上にその姿はなく。
澄川 新:深夜にも関わらず、頭上から赤い光が地面を照らす。
澄川 新:(正真正銘…最後の一発…!)
澄川 新:田中さんに庇われ投げられた勢いを利用、身を捻り空中でラルデーファタルに狙いを定める。
澄川 新:「これが…ボクの持てる最後だ…ッ!」
澄川 新:結晶が完成する前の不安定な状態であえて固定。
澄川 新:暴走したレネゲイドの結晶を撃ち出す、最後の奥の手。
澄川 新:その渾身の一撃はラルデーファタルの足元に着弾し、赤い輝きと共に爆ぜる。
澄川 新:(あとは…頼みました…田中さん)
ラルーデファタル:その爆発に飲まれ。
ラルーデファタル:「尋常な威力ではない……まさかジャームになってでも僕を倒すつもりか……?」
ラルーデファタル:「いや」
ラルーデファタル:煙から姿を現すのは、全身から血を流す天喰大輝の体。
ラルーデファタル:「どうやらもう限界のようだな」
ラルーデファタル:「ああ――心底安心したよ」
ラルーデファタル:「――だが、一番の天敵がまだ残っていたな」
ラルーデファタル:「田中……誠二郎」
田中誠二郎:言葉と同時に咆哮(悲鳴)が轟いた。囲んでいた影が霧散する。
田中誠二郎:攻撃を受けながらため込んでいた力が爆発し、”ラルーデファタル”に衝撃が走る。
田中誠二郎:次いで地面を蹴る音。流れた血液が、彼の通った道を示す。
田中誠二郎:叩きつけた腕をそのまま下に振り下ろし、その姿は既に上空にある。
田中誠二郎:彼に残った武器は、既に足元の棘となった甲殻のみだ。
ラルーデファタル:「お前は――」次ぐ言葉を言い終える暇もなく。
田中誠二郎:言葉よりも、音よりも早く。その足が貫いた。
田中誠二郎:天喰大輝の因子を叩き込み、殻は割れ、花のようにX状の衝撃が二重に広がった。
田中誠二郎:────PANISHER XX(パニッシャー・ダブルクロス)
田中誠二郎:砂埃をあげ、着地する。
田中誠二郎:「────お前を裁くのは、”普通”だ」
田中誠二郎:「ヒーローにもヴィランにもなれない俺が、それを代わりにする」
田中誠二郎:それだけ言って荒く息を吐き、その場に膝をついた。
ラルーデファタル:天喰大輝の肉体は、オーヴァードとして決して頑強な部類ではない。
ラルーデファタル:輪廻の獣の不死性も、同じ輪廻の獣を前にしては意味を為さない。
ラルーデファタル:故に、その衝撃を耐え得る道理はなく、その肉体は地に伏せる。
ラルーデファタル:まるで、倒れ伏した体を、死体を葬るように、白い炎が上がる。
ラルーデファタル:炎が。その肉体を燃やす。
ラルーデファタル:天喰大輝を、炎が燃やす。
野津敬一:「……!田中さん!!」
ラルーデファタル:白い、炎が。
ラルーデファタル:田中誠二郎はその一端を既に見ている。
ラルーデファタル:金雀枝尊はその真髄を目の当たりにしたことがある。
ラルーデファタル:「――田中誠二郎」
金雀枝 尊:「ッ……田中!」
ラルーデファタル:「お前は立つと思っていたよ」
ラルーデファタル:白く、燃える。
ラルーデファタル:「だから、切り札を残していた」
ラルーデファタル:燃える。
ラルーデファタル:燃える。
ラルーデファタル:燃えて、燃えて――燃え尽きる。
ラルーデファタル:自傷衝動――否。今は既にそれは失われた。
ラルーデファタル:ならばこれは殺戮衝動の究極――自殺(スーサイド)。
ラルーデファタル:あらゆるレネゲイドを喰らう輪廻の獣が、煉獄より炎を連れてくる。
野津敬一:(これは…不味い…!あれを喰らったら完全に終わる…!)
ラルーデファタル:「燃え尽きろ――「普通」」
田中誠二郎:「いや……大丈夫だ」 かけられた言葉に、安心させるように言う。
田中誠二郎:天喰大輝の因子は”ラルーデファタル”に叩き込んだ。天喰大輝の輪廻の獣は、対象に転生することから始まる。ならば

田中誠二郎:「天喰くん、”普通”を……俺達の町を、守ってくれ」

-:――ありがとう。
-:――最後に、俺に「普通」を守らせてくれて。
ラルーデファタル:――そして、ラルーデファタルは蘇る。
ラルーデファタル:何も連れず、たった一人で。
ラルーデファタル:「馬鹿……な。死人が、まだ、足掻くのか……!」
野津敬一:「はは、散々苦しめられてきた輪廻の獣に、まさか最後の最後で助けられるとはね。」
田中誠二郎:「もう俺じゃなくても、トドメを刺せるはずだ。あと、頼む」
野津敬一:こくりと頷き、
野津敬一:影の蓮華が咲く
ラルーデファタル:「お前達は……アレフの計画の障害になり得る……!」
ラルーデファタル:「せめて、一人だけでも道連れに……!」
野津敬一:「違うよ。」
野津敬一:「道連れにされるのはお前だ。」
野津敬一:淀みなく、まるでスローモーションとも思えるような、流麗な動きで
野津敬一:刃渡り9cmのナイフを自らの首に突き刺す
野津敬一:「終わらぬ輪廻もここで途切れる。」
野津敬一:「俺の蓮華に囚われた時点で」
ラルーデファタル:「駄目だ……まだ……まだ……終われない……!」
野津敬一:「俺とお前は一蓮托生だ」
ラルーデファタル:「まだ、まだ、続けなくちゃいけない……!」
野津敬一:言葉を言い終えると同時に、ナイフが野津の首筋を切り裂いた
ラルーデファタル:「嫌だ……! まだ、ずっと、また、このまま……!」
野津敬一:影の花弁が散り、ラルーデファタルと野津が鏡合わせのように血を吹き出す
ラルーデファタル:そこから未来(さき)を語ることなく、その言葉は途切れる。
野津敬一:ラルーデファタルの魂を捕らえるようにして
野津敬一:野津の体が地に伏した
天喰大輝:そして、残ったのは、一人の人間の死体一つ。
天喰大輝:心臓が止まり、脈は流れず、呼吸はなく、瞳孔が開いている。
天喰大輝:完全に――死んでいる。

GM:そして、田中誠二郎。選択の時だ。
GM:あなただけが得ている情報を公開することで、クライマックス2を行う権利を得ることができる。
GM:情報を公開しますか?
田中誠二郎:クライマックス2扱いなんだ。当然します。
GM:では、最後の情報収集で田中さんが得ていた情報を公開します。
・天喰を救う方法〈意志〉7
 あなたが輪廻の獣の力を継承したまま、他のX町の住民のように自我を失わなかったのは、事前に天喰大輝との絆を結んでいたからだ。
 別時間軸のラルーデファタルがあなたに「転生」した際、その絆が「転生」してきたラルーデファタルの輪廻の獣から、本来の持ち主である天喰の魂を取り戻し、それがあなたを支配から守った。
 すなわち、あなたの中には別時間軸の天喰大輝の魂がある。異物の存在しない天喰大輝の肉体があれば、魂を返還し、蘇生できるかもしれない。具体的には、ラルーデファタルの本体を倒した後、輪廻の獣をタイタス化し昇華することで、天喰を蘇生させる判定を行うことができるようになる。以後、あなたは輪廻の獣を永久に失う。
 ただし、蘇生されるのは別時間軸、一つ前のループで輪廻の獣を奪われた時点での天喰大輝の魂だ。そのループはあなたが輪廻の獣を継承しなかった時間軸であり、恐らくはオーヴァードに覚醒せずに死んだ時間軸だ。つまり、蘇った天喰大輝はあなたと共に戦った記憶を持っていない。あなたと共に戦った天喰大輝は二度と蘇ることはない。

田中誠二郎:共に戦った天喰大輝は二度と蘇ることはない。だけどたとえ、完全無欠のハッピーエンドとは言えなくても、最善を目指して。

田中誠二郎:膝をついたまま、倒れた少年2人の姿を見る。
田中誠二郎:1人は完全に死んでいるが……
田中誠二郎:「おーい、野津君、大丈夫か」
田中誠二郎:疲労と緊張で震える声で呼びかける。
野津敬一:返事がない。まるで屍のようだ
金雀枝 尊:「起きろ。殴るぞ」
澄川 新:「だ、大丈夫ですか…」体を引き摺るように歩いてくる、
田中誠二郎:「あ、皆集まってきてくれた」 同じく引きずるように傍に寄る。
野津敬一:「いや、マジでちょっと寝かせて」
野津敬一:「あと五分もすれば立てるぐらいには回復すると思うから」
澄川 新:「ならボクも5分だけ…」
野津敬一:息も絶え絶えといった風情で返事をする
澄川 新:限界まで高まったレネゲイドと貧血による眩暈で座り込んでしまう。
田中誠二郎:「じゃあそのまま話だけ聞いてくれ。短期決戦って言ったろ」
金雀枝 尊:「……さて。本丸は叩き潰した、が」複腕が解けるように消える。彼らの方に歩み寄り、どかりと野津らの側に座る。
金雀枝 尊:「あぁ」
田中誠二郎:「まだ残ってる。天喰くんを生き返らせる」
野津敬一:「……そりゃ無茶だよ。」
澄川 新:「いくらオーヴァードでも…死者の蘇生は…」
野津敬一:「いきなりレネゲイドなんで非日常的な力に接したんだ。」
野津敬一:「死も超越できるなんて思って仕方ないと思うけど、実際リザレクトとかあるしね。」
野津敬一:「けど、澄川くんの言う通り、完全な死者の蘇生なんてものはこの力を持ってしても不可能だ。」
金雀枝 尊:「……で、方策は?」
金雀枝 尊:「話だけ聞いてやる」
野津敬一:「レネゲイドビーイングとして再生することはあっても、それも完全に死者を蘇生したわけじゃないしね。」
金雀枝 尊:膝を立てて座りつつ、文庫本を取り出す。
田中誠二郎:「その辺の話は、天喰くんと逃げてる時に教えてもらったよ」 彼自身、死んで蘇る。そういう能力者だ。誰でも生き返られると勘違いしないよう、ある程度の境は教えてもらっている。
野津敬一:寝っ転がりながら聞く話じゃないな、と判断し体を起こす
田中誠二郎:「ただ、天喰くんに関しては、まだちょっとだけ目がある。心肺蘇生とかと同じで、早いに越したことがないけど」
田中誠二郎:「俺が町の連中みたいに輪廻の獣にならなかったのは、俺がオーヴァードになったからじゃない」
田中誠二郎:「天喰くんが助けてくれた。だから俺は、輪廻の獣の力を持ちつつ正気でいられた。"ラルーデファタル"を倒せた」
田中誠二郎:「その天喰くんの魂はまだ生きている。体からも"ラルーデファタル"を追い出した」
野津敬一:「……つまり?」
田中誠二郎:「魂さえ戻れば。転生だ、天喰くんは生き返る」
田中誠二郎:「多分、最後のラルーデファタルみたいに……」 自信なさげ
澄川 新:「そんなことが…可能ですか…」
金雀枝 尊:「……絵空事や妄想を語っている顔ではないな」
野津敬一:「……魂なんて概念じみたものをどうやって戻すんだって話だけど。」
田中誠二郎:「そう、それがわからない。できる、とは思うんだけど」
野津敬一:「実際田中さんたちはそれをやりとりしてるんだ、俺たちにはわからない感覚があるんだろうね。」
田中誠二郎:「だから協力してほしい」
澄川 新:「手伝えることなら…なんでもやりますけど」
澄川 新:「いったい何を…?」
金雀枝 尊:「協力するのはいいが、何をだ」
田中誠二郎:「こう……」 手を動かす
田中誠二郎:「俺が、輪廻の獣を天喰くんに返す」
田中誠二郎:「ええと、アレだ。レネゲイドコントロールってやつか」
田中誠二郎:「俺は素人だから、上手いこと手伝ってほしい」 暴発とか、そういう危険性
野津敬一:「…………」
野津敬一:「確かに、そいつは出来るかもしれない。輪廻の獣っていうのは、宿主と密接な関係にある特性だ。」
野津敬一:「それを戻せば、彼の肉体を再び動かす力になる可能性はある。」
野津敬一:「だけど、さ」
野津敬一:「田中さんがその力を引き継いで、人間を辞めさせられたみたいに。」
野津敬一:「天喰くんも、俺たちの知ってる天喰じゃなくなるかもしれないぜ。」
野津敬一:「それでも、やるの?」
田中誠二郎:「……確かに、俺達の知ってる天喰くんでは無いと思う」
田中誠二郎:「俺達の世界の天喰くんはあの瞬間まで生きていた。だから、俺の中にいたのは、所謂前のループの彼だと思う」
田中誠二郎:「だからつまり、俺達といっしょに戦った天喰くんとは違って……」
田中誠二郎:「でも、だからってそのままにしておくのは違うだろ!」
田中誠二郎:「俺達と行動を共にした天喰くんとは違うかもしれないけど」
田中誠二郎:「でも、助けられるなら助けたい。俺は放っておけない」
野津敬一:その言葉を聞いて、柔らかな笑みを浮かべる
野津敬一:「そんなヒーローみたいなかっこいいこと言われちゃね」
野津敬一:「わかった。協力するよ。俺としても被害者は一人でも少ないほうが嬉しいしね。」
澄川 新:「一緒にいた天喰さんじゃなくても、可能性があるなら」
澄川 新:「ボクも生き返ってほしいとおもいます」
野津敬一:生き返る天喰くんが、俺たちと一緒に戦った彼と違う人格になるのなら
野津敬一:田中さんの行為は彼に感謝されることもない、或いは田中さんが彼を救ったことすら天喰くんは気づかないのかもしれない。
金雀枝 尊:「……こういう話は癪ではあるんだが」
野津敬一:そのことが、田中さんの心に影を落とすかと心配したけど、どうやらそれは杞憂だったみたいだ。
金雀枝 尊:「まぁ、生き返るのなら、それが一番だな」
澄川 新:「そうです、ここまで一緒に来た…えっとその、仲間…ですし」ちょっと照れて。
田中誠二郎:ほっ、と息を吐く。
田中誠二郎:あとは信じるだけだ。仲間を。

GM:シーンカット
GM:ロイス変更あればどうぞ
田中誠二郎:無し!残りはSロの天喰くんとしだにゃんだけ!
澄川 新:こちらはUGNの名称を支部のみんなに変更で、他はなし
野津敬一:特になし!
金雀枝 尊:なし!

クライマックス2:輪廻するスーサイド

GM:全員登場 登場侵蝕は不要です

GM:では、天喰を蘇生させる為の判定をします。
GM:田中さんの中にある輪廻の獣を天喰に返して、天喰を蘇生させるには、まず田中さんが輪廻の獣のDロイスをタイタスにして昇華する必要があります。
GM:そして、田中さんが〈RC〉で難易度20の判定に成功することで天喰は蘇生します。
野津敬一:白兵型やぞ!!

GM:が、ここまで天喰のロイスが残っているので、難易度が5低下。難易度15になります。
澄川 新:RC…!

GM:それでもまだ高い? その為に他の三人に補助判定をしてもらいます。
GM:田中さんが判定を行う前に、澄川くん、野津くん、金雀枝さんには任意の技能で判定をしてもらいます。
GM:その達成値の合計値5ごとに、田中さんの判定に達成値+1のボーナスが入ります。
野津敬一:じゃあ、手伝うかー。
田中誠二郎:てつだってー
澄川 新:やりますか!

野津敬一:情報:UGNで判定します。コネも使う。
GM:まずは野津くん! どうぞ!
野津敬一:こう、田中くんの推測がUGNの持つ知識的にも間違いがないということを保証することで
野津敬一:田中くんに自信を持ってもらうのだ。迷いがなくなればその分精度も上がるはずだからね。
GM:なるほど
野津敬一:8dx+5
DoubleCross : (8DX10+5) → 10[1,1,4,7,7,10,10,10]+10[5,7,10]+3[3]+5 → 28

野津敬一:天才じゃったか……
田中誠二郎:天才……!
GM:回った! これで達成値+5が確定!
澄川 新:マジ…!?
GM:現在合計:28
金雀枝 尊:マジ?
野津敬一:エリートでごめん。
澄川 新:流石だぜ…
GM:スーパーエージェント

金雀枝 尊:情報FHでいこう
GM:二つの組織による裏付け!
GM:金雀枝さんどうぞ!
金雀枝 尊:5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 9[2,7,8,8,9]+2 → 11

GM:これで合計39!
金雀枝 尊:2回転したあいつがおかしいだけだ

澄川 新:ボクは知覚で判定します
GM:澄川くん! どうぞ!
澄川 新:田中さんのレネゲイドを感覚で捕らえて教える感じで
GM:万全のサポートだ
澄川 新:(6+6)dx
DoubleCross : (12DX10) → 10[1,1,1,2,2,2,3,3,6,6,8,10]+5[5] → 15

澄川 新:よし、一個回った
GM:合計54!
GM:これで達成値は+10!
田中誠二郎:皆スゲ~
GM:最強のバックアップ

GM:最後に田中さん、難易度15の〈RC〉判定、ボーナス+10でお願いします。
田中誠二郎:ええと、侵蝕166だから、+4dか。5dx+10!いくぞー
田中誠二郎:5dx+10>=15
DoubleCross : (5DX10+10>=15) → 10[1,3,6,9,10]+3[3]+10 → 23 → 成功

GM:文句なしに成功!
GM:天喰が蘇ります!
GM:ではロールに行きましょう。

GM:あなた達の前に、屍が一つ。
GM:そして、それを蘇らせる手段は、あなたの中にただ一つだけある。
田中誠二郎:そっとその体に手を触れる。冷たい。
田中誠二郎:緊張した様子で息を吐き
田中誠二郎:「……だ、大丈夫だよな!?爆発したりしないよな!?」
田中誠二郎:不安そうな顔をして3人の方を振り向く
野津敬一:「ごめんね。戦い方を見てもらえばわかると思うんだけど。俺はこういう精緻なレネゲイドコントロールは苦手でさ」
野津敬一:「そこら辺のサポートは出来そうにない。」
澄川 新:「レネゲイドの調整はボクの方で指示しますから」
澄川 新:「まずは落ち着いてください、深呼吸」
野津敬一:「お願い。澄川くんのがそういうのは得意そうだからね。」
田中誠二郎:すうー……はあー……
野津敬一:「で、俺から言えることは。」
野津敬一:「田中さんの推測は間違ってないってことだけ。」
金雀枝 尊:「私も生憎、というか体質的にレネゲイドコントロールは不得手だ」
野津敬一:「確実に生き返るとは言えない。だけど、やり方は間違ってない。」
野津敬一:「あとは、田中さんがどれだけ自分と、天喰くんを信じられるかだよ」
金雀枝 尊:「まぁ、お前なら大丈夫だろう」
田中誠二郎:「よ、よし……!」
野津敬一:少しでも田中さんの迷いを減らす。今の自分にはそれぐらいしか出来ない。
野津敬一:あとは、少しでも幸福な未来が来ることを祈るだけだ。
田中誠二郎:そっと触れた手に力を込めていく。慎重に、手繰り寄せるように。
田中誠二郎:自らに与えられた力を、魂を返還していく。
澄川 新:「強すぎても弱すぎてもだめです…もう少しゆっくり、焦らないで」
田中誠二郎:「戻って来い……ていうのもおかしいか」 蘇る彼は、行動を共にした彼ではない
田中誠二郎:「だけど、君を死にっぱなしでおいて行けるほど、俺達は薄情じゃないんだぜ……!」
GM:輪廻の獣。自らの分身を転生させる不滅の獣。
GM:その男の獣は、分身ではなく自らを、自分自身に転生させる。
GM:しかし、既に肉体は死を迎え、異なる時間軸の魂であればそれも不可能。
GM:――強い、絆がなければ。
天喰大輝:蒼白だった肌に生気が戻る。
天喰大輝:僅かに指先が動く。
天喰大輝:触れた手から、鼓動が伝わってくるだろう。
田中誠二郎:「……!」
田中誠二郎:「皆!」 振り向いて、ただその一言だけ
澄川 新:「よかった…上手くいって…」ほっと胸を撫で下ろす
野津敬一:ほっとしたように人懐っこい笑みを浮かべながら、小さくこくりと頷く
金雀枝 尊:「寝坊助め」疲れたような、やれやれといった態度ながら、少しばかり口角が上がっている
天喰大輝:そして、ゆっくりと目蓋が開く。
天喰大輝:目を覚まし、一番最初に飛び込んできたのは、青年の顔。
天喰大輝:蘇生した天喰大輝はこの時間軸の天喰大輝ではない。どれだけの記憶を保持しているのかも分からない。
天喰大輝:そして、天喰が青年を見て、口にしたのは――

GM:では、バックトラックに参りましょう。
田中誠二郎:つ、ついに!
金雀枝 尊:どきどきだぜ
澄川 新:来てしまった
GM:ドキドキのEロイス発表タイム!
野津敬一:一人だけ余裕ですまない…

GM:ラルーデファタル(魂):悪意の伝染、さらなる絶望✕2、不滅の妄執
ラルーデファタル(体):ファイトクラブ、不滅の妄執、無限を継ぐ者
ラルーデファタル(偽物):ファイトクラブ、悪夢の鏡像
椎木沼、久澄:ファイトクラブ✕2、歪んだ囁き✕2
輪廻の獣✕9:ファイトクラブ✕9
第二理論の魔:究極存在

GM:合計……23個!

金雀枝 尊:草
澄川 新:多いわ!
田中誠二郎:やった~
野津敬一:やったぜ
金雀枝 尊:多い……振るけど……
野津敬一:もらいます
田中誠二郎:当然振ります
澄川 新:もちろん振ります!

金雀枝 尊:178-23d10
DoubleCross : (178-23D10) → 178-130[5,7,6,2,9,4,6,10,7,2,2,7,5,5,6,3,6,10,5,3,3,7,10] → 48

野津敬一:164-23d10
DoubleCross : (164-23D10) → 164-134[2,3,4,6,8,2,6,5,7,9,3,8,10,3,7,4,9,6,1,7,8,8,8] → 30

田中誠二郎:166-23d10
DoubleCross : (166-23D10) → 166-113[4,6,8,1,2,3,8,8,5,9,4,3,3,7,8,5,9,2,2,1,6,8,1] → 53

田中誠二郎:ただいま!
澄川 新:214-23d10
DoubleCross : (214-23D10) → 214-126[9,3,4,7,4,9,5,5,7,3,6,7,5,3,8,9,3,6,1,6,2,10,4] → 88

野津敬一:ここは…2倍ぶりやな…!!
金雀枝 尊:2倍ですな……
澄川 新:戻ってこれたー!
野津敬一:30-8d10
DoubleCross : (30-8D10) → 30-47[3,7,6,10,6,6,2,7] → -17

金雀枝 尊:48-6d10
DoubleCross : (48-6D10) → 48-31[5,8,9,1,3,5] → 17

野津敬一:よし、3点
田中誠二郎:等倍で
金雀枝 尊:3点
田中誠二郎:53-2s10
田中誠二郎:53-2d10
DoubleCross : (53-2D10) → 53-9[5,4] → 44

田中誠二郎:3!
澄川 新:通常振りがいいかな
澄川 新:88-5d10
DoubleCross : (88-5D10) → 88-28[2,5,8,9,4] → 60


澄川 新:4点!
GM:全員帰還!
GM:やったー!
澄川 新:よかったー!
野津敬一:3点!
GM:経験点は、まずシナリオは10点! FS判定で+5!
GM:Eロイスが23個に加え、第二理論の魔を除く全てのエネミーが輪廻の獣を所持していたので+14、更に久澄が器物使い、椎木沼が変異種を持っていたので、Dロイス16個!
GM:いつもの5点に経験点分とSロイスがある人は更に5点!
GM:59+経験点分+Sロイス分です

金雀枝 尊:62点! いやおかしいでしょ
野津敬一:やったー!
野津敬一:62点です
田中誠二郎:67点です
澄川 新:63点!すごーい!
GM:C((62+62+67+63)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 84

GM:GMは84点もらいます。そこそこ優秀なテストの点数か?
田中誠二郎:生々しい数字
澄川 新:クラスで15番目ぐらいの点数
GM:みんな経験点いっぱいお食べ!
野津敬一:ありがとう!
田中誠二郎:もぐむしゃ
澄川 新:オイシイ!オイシイ!
金雀枝 尊:もぐもぐ
GM:とりあえずみなさん、生還、本当におめでとうございます!
野津敬一:いえーい
澄川 新:やったー!
田中誠二郎:ナントカ生き残った

エンディング1:切り札は棺の中に

GM:“サルコファガス”セルアジト。
GM:X町での一件を終えて、UGNやストレンジャーズの包囲も突破して、あなたはセルへと帰還した。
“マスターロバリー”:「おーう、金雀枝ァ! どうよ、当然土産はあるんだろうな!」
金雀枝 尊:「あぁ、戻った」
金雀枝 尊:「ほら」疲れた表情でロバリーにあるものを投げ渡す
“マスターロバリー”:「何だよ、ボロボロじゃねえか。お前がそこまで手こずるヤマ……お?」
金雀枝 尊:それは、おそらくなにかの破片。ロバリーをして辛うじて遺産の残骸だとわかるもの
“マスターロバリー”:「……」
“マスターロバリー”:「…………」
“マスターロバリー”:「………………」
“マスターロバリー”:「――ブッ壊れてんじゃねえか!!!」
金雀枝 尊:「例の、世界の理を歪める遺産だったか。実在はしたが、何分常時起動型の遺産でな」
金雀枝 尊:「首魁はそれがある限り不死身どころか、無限に手勢を増やせると来た。なにより」
金雀枝 尊:「アレは、私を怒らせた」
“マスターロバリー”:「はー……マジかー………………」
金雀枝 尊:「むしろ残骸を持ち帰ったことに感謝してほしいくらいだよ」
“マスターロバリー”:「いや……いざとなったらブチ壊せとは言ったけどさあ……」
“マスターロバリー”:「残機無限とかめちゃくちゃ羨ましいじゃねえか!」
“マスターロバリー”:「欲しかったなあ! あたしの遺産~~~~!」
“マスターロバリー”:子供のように地団駄を踏む。
金雀枝 尊:「残機無限は首魁の能力によるものも大きいからな。お前が持っても無駄だろうよ」
金雀枝 尊:「地団駄を踏むなアマ。全く……」
後藤誠:「何騒いでんですかリーダー……って、金雀枝帰ってたのか」
金雀枝 尊:「あぁ。報告書は覚えてたら後で書く」ソファにどっかりと腰掛けて
“マスターロバリー”:「いいところに来たなあ、後藤……」
後藤誠:「いやあ、本当お疲れ様。UGNどころかストレンジャーズも出る騒ぎだった……って……」
後藤誠:「…………金雀枝、遺産は?」
金雀枝 尊:「ん」ロバリーの方を指差して
“マスターロバリー”:遺産の破片を握りつぶす。
後藤誠:「ゲェーッ!」
金雀枝 尊:「騒ぐな腹立たしい。頭に響く」
“マスターロバリー”:「逃げんじゃねえ!」ラリアット!
後藤誠:「グボーッ!」
“マスターロバリー”:「はあ……まあ、好きにやれっつったしな」後藤を踏みつけながら。
金雀枝 尊:「言われたからな」
“マスターロバリー”:「で、その首魁とやらは当然ぶん殴ったんだろうな」
金雀枝 尊:「当然」
“マスターロバリー”:「なら許す!」
金雀枝 尊:「単純な奴」
“マスターロバリー”:「それはそれとしてお前のおやつはもらうからな」
金雀枝 尊:「おい待て」
“マスターロバリー”:「嫌なら力づくで止めてみな。アタシの必中の弓が火を噴くぜ」
金雀枝 尊:「このアマ、ソレも適合してないからただの弓だろうが!」
金雀枝 尊:「はぁ…………」
金雀枝 尊:「背中触らせてやるから、これ以上妙な癇癪を起こさないでくれ」
“マスターロバリー”:「へっへっへっ、話が分かるじゃねえか」
金雀枝 尊:「全く……」足元の後藤を見て
“マスターロバリー”:足元の後藤を蹴飛ばして、あなたに近付く。
“マスターロバリー”:「オラ、上着脱げ。ちゃんと触れねーだろ」
金雀枝 尊:「はいはい」ブレザーを脱いで。後藤をどっかいけとにらみつける
後藤誠:意識を失っている。
金雀枝 尊:「……まぁいいか」
金雀枝 尊:ためいきを1つ。体型の出にくい服装ながら、上着を脱げばワイシャツを大きく押し上げる膨らみが
金雀枝 尊:「……ん」ワイシャツも脱いで、上半身下着姿で背中をロバリーに見せる。
“マスターロバリー”:「こういう時は可愛いよなー、お前」
“マスターロバリー”:そう言って、躊躇なく背中を触る。
金雀枝 尊:肩甲骨のあたりに移植されている、赤黒いヒビの入ったような外観の白い結晶。ソレが彼女の遺産の本体だ
金雀枝 尊:「バカを言うんじゃ……」
金雀枝 尊:「キャッ!」
金雀枝 尊:急に背中を触られて、妙な声が
“マスターロバリー”:「いいか、お前の背中にこいつがある限り、お前はアタシのもんだ」耳元で囁く。
“マスターロバリー”:「全部の遺産はアタシのもんだからな」
金雀枝 尊:「私は遺産じゃないんだが」
“マスターロバリー”:「うるせえ、口答えすんな」
金雀枝 尊:「耳元でしゃべるな、腹立たしい」
“マスターロバリー”:「要するにアレだ、あんまり無茶すんなよ」
金雀枝 尊:「…………そういうところだぞ。クソアマ」
金雀枝 尊:「……はぁ、飽きるまではやってやるよ」未だ横にあるロバリーの頭に手を伸ばし軽く撫でてやる
“マスターロバリー”:「ハ、生意気な奴だ」
金雀枝 尊:「喧しい」
金雀枝 尊:横暴かつ性悪かつ悪趣味。加えて遺産狂い。
金雀枝 尊:だが外道ではない。遺産が関わらなければ、いっそ自分と似た性根すら見えてくる。
金雀枝 尊:命令という言葉を使わず、自分を所有物と言い張りながら無茶をするなという。
金雀枝 尊:些か癪にさわる部分が多いものの、そう不満は……
金雀枝 尊:「──キャッ!」「おいこのアマ、だから触るときは一言……!」

エンディング2:蓮の台に座る者


GM:UGN日本支部、第八ブリーフィングルーム。
GM:X町を襲った未曾有の事件から一夜明け、おおよその後処理が完了し、事後報告も兼ねて、あなたは京堂勅子から呼び出しを受けた。
野津敬一:「どうも、お疲れさまです」
京堂勅子:「野津さん、大変お疲れ様でした」
京堂勅子:「今回の事件、あなたがいなければより多くの被害と損害が出ていたでしょう」
野津敬一:「そんないきなり褒め殺しから入らないでくださいよ」
野津敬一:「それに、街の被害が抑えられたのはあの獣たちのおかげでもある。」
野津敬一:あの時、自分は街を見捨てるつもりであのボタンを押した。被害が最小に抑えられたとしても、それは忘れてはいけないことだ
京堂勅子:「レドリック評議員旗下の査察部の人間だからと言って、無闇に厳しい目でみたりはしません」
京堂勅子:「正しい人員に正しい評価を下すことも査察の一環です」
京堂勅子:「秩序を守る為には非情な決断も必要になる」
野津敬一:「あはは、そりゃどうも」
京堂勅子:「言葉にすると陳腐ですが、その決断ができる人は希少です」
京堂勅子:「あなたにはそれができる。私はそこを高く評価しています」
野津敬一:「出来るだけそんな決断はしたくなかったんですけどねえ。」
野津敬一:「それじゃ、あの『遺産』をぶっ壊しちゃったことについてもお咎めはなしでいいんですかね。」
京堂勅子:「厭いながら決断を下す、というのはより高い評価点ですよ」
京堂勅子:「ええ、あれについては私にも後から情報が入ったのですが」
京堂勅子:「遺産管理局がトップシークレットにする程に手に余っていたもののようですから」
京堂勅子:「むしろ喜んでいましたよ。表面上は難しい顔をされていましたが」
野津敬一:「まあ、結構な厄物でしたからね、あれ」
野津敬一:「壊れて、残念がるようなヤバい人がうちにいなくてよかったですよ」
京堂勅子:「『遺産破壊者』に狙わせるのはどうだ、なんて話も出てたようですからねえ」
野津敬一:「FHにも欲しがる奴らが出てたぐらいですからね。」
野津敬一:「で、町の人達の様子はどうなんです?」
野津敬一:「俺たちもなんだかんだ派手に暴れちゃったから結構な被害は出ちゃったと思うんですけど
京堂勅子:「輪廻の獣は完全に消失。街への被害は当初のカバー通り局所的な地盤沈下と記憶処理しています」
京堂勅子:「魔街指定は解除されました」
京堂勅子:「ただ、あれだけのことがありましたから、X町のレネゲイド濃度は通常よりも高い値で安定してしまっています」
野津敬一:「でしょうねえ。」
野津敬一:「それに、“アルコン”の連中がまた何か仕掛けてこないとも限らない。」
京堂勅子:「今後、新たな覚醒者が生まれる公算は高いでしょうし、そこを狙う他勢力も出るでしょう」
野津敬一:「連中の狙いも手持ちも完全に読めたわけでもありませんしね。」
野津敬一:「支部長も殉職しちゃったわけだし、早めに増援を出したほうがいいんじゃないですか?」
京堂勅子:「既に人員の補充計画は立てています。近いうちに増員される筈ですよ」
野津敬一:「わお、仕事が早い。」
京堂勅子:「ふふ、これでも人材を扱う部署の人間ですから」
野津敬一:「なら、そうですね。」
野津敬一:「X町支部の人たちへの評価も、適切にお願いしますよ。」
野津敬一:「俺はあの町が地獄になってから突っ込んだだけ、だけど。」
野津敬一:「あそこの支部の人たちは町が地獄に変わる一番しんどいところで踏ん張ってくれてた。」
野津敬一:「だから、なんとか最悪の事態に陥る前に事件を収束出来たんですからね。」
京堂勅子:「ええ、それはもちろん」
野津敬一:「それに、死んでしまった人にはもう何もしてあげることは出来ないけど」
野津敬一:「死んだ人の功績を適切に称えることは、残された人の心を、ほんの僅かばかりでも癒やすことに繋がると思います。」
野津敬一:「釈迦に説法だとは思いますが、これは前線でX支部員とともに働いた応援要因としての意見です。」
野津敬一:「どうか、お聞き届けください。」
京堂勅子:「ふふふふ」
京堂勅子:「野津さん、あなたの意見は至極正しい」
京堂勅子:「人を扱う上で一番大切なのは、適切な評価です」
京堂勅子:「その為の目も持っていらっしゃる」
京堂勅子:「如何でしょう。今はまだ早いかもしれませんが、あなたの評価を上に上げておきます」
野津敬一:「早く出世して自殺するような戦い方をしないで済むようになってくれって言われてますからね。」
京堂勅子:「いずれ、然るべき実績を上げられた頃に、私と働いてみる気はありませんか?」
京堂勅子:「本部レドリック派、第四査察部で」
野津敬一:「是非、ご縁があれば」
野津敬一:出世の足がかりを自ら蹴飛ばすような真似はしない。
野津敬一:けれど、今から特定の派閥に近づきすぎることも自分の選択肢に狭めることになりかねない。
野津敬一:だから、その誘いにゆるりと肯定しつつ積極性は見せない言葉で応えた
京堂勅子:「ふふふふ……前向きな検討を期待していますよ」
京堂勅子:見透かしたように言って。
京堂勅子:「それでは、またご縁があれば」

エンディング3:紅く燃ゆる遺志

GM:X町、墓地。
GM:事件から数日後、追われていた事後処理も一段落して、支部機能の立て直しも行い、ようやく墓参りに来る余裕ができた。
澄川 新:「来るのが遅くなってしまってすみません、支部長」
澄川 新:片手にはお供え用の花、もう片手には小箱を抱えている。
久澄十蔵:「……」瞑目し、手を合わせている。
椎木沼郁:「支部長、話について来れなくて困ってたじゃないっすか、だからジャンプ、持ってきてあげたっすよ」
澄川 新:「みんなで毎週分、必ず持ってきますからね」
澄川 新:持ってきた花を飾り、水を入れ替える。
久澄十蔵:「……すみませんでした、支部長。俺はあなたの遺志を守ることができなかった」
久澄十蔵:「澄川が生き残ったのは、澄川自身の強さで、俺達はそれを阻むことしかできなかった」
椎木沼郁:「……本当に、不甲斐ないっすよ」
椎木沼郁:「あたし、あの時新くんがジャームになっちゃったなんて思ってたんすよ」
椎木沼郁:「でも、あたし達の方がジャームに操られてた」
澄川 新:「それは違います、生き残れたのはボクだけの力じゃないです」
澄川 新:「最初の襲撃で逃がしてくた支部長、久澄さん、椎木沼さん」
澄川 新:「町の外から一人だけでも助けに来てくれた野津さん」
澄川 新:「自分の仕事があるのに進んで協力してくれた金雀枝さん」
澄川 新:「何も分からず巻き込まれたのに立ち向かってくれた田中さん」
澄川 新:「自分を犠牲にしてでも、ボクたちに命を賭けてくれた天喰さん」
澄川 新:「みんなのおかげで、今ここに生きていられるんです」
澄川 新:「だから…そんな顔しないでください」
久澄十蔵:「……そうか。いい縁に恵まれたな、澄川」
椎木沼郁:「……はあ、ま! そうっすよね。あたしが湿っぽくなっちゃ、この支部暗い人しかいませんもんね!」
久澄十蔵:「俺は暗くない」
澄川 新:「久澄さんはクールっていうんですよ、たぶん」
椎木沼郁:「アイアンナイト、あんまり推すから読みましたけど、めっちゃ暗いじゃないですか」
椎木沼郁:「……面白かったけど」
久澄十蔵:「ふ」勝ち誇った笑み。
澄川 新:「…ふふっ」良かった、という笑み
椎木沼郁:「……二人して何笑ってるんすか」
澄川 新:「なんでもないです」ちょっと素直になったなと思いつつ。
澄川 新:「じゃあ支部の休憩室にも単行本置いとかないとですね、参考書として」
久澄十蔵:「ああ、増員への布教にも備える必要がある」
椎木沼郁:「えー、嫌っすよあたしなら。転属した支部でアイアンナイト布教されるの」
椎木沼郁:「過激派は十蔵先輩だけなのに誤解されるじゃないっすか……」
椎木沼郁:「というか新しい支部長が漫画嫌いだったりしたらどうするんすか」
澄川 新:「そういえば、新しい支部長どうなるんですかね…
久澄十蔵:「俺は戦闘以外できんし、澄川にもまだ早い。椎木沼は論外だからな。外から招集するのは当然だろう」
椎木沼郁:「はあ!? 論外って何すか! いや、頼まれても絶対だるいからしませんけど」
澄川 新:「久澄さんならいいかな…っておもってましたけど」
澄川 新:「やっぱり事務作業とか会議とか色々ありますもんね、支部長の仕事…」
久澄十蔵:「後処理で支部長の偉大さが身に染みたな……」
澄川 新:「多すぎてぜんぜん終わりが見えなかったです…」
椎木沼郁:「だるかったー……。もう書類はみたくないっすよ」
澄川 新:「人が増えるまでしばらくはみんなで分担になりそうですよ、椎木沼さん」
椎木沼郁:「嫌だーーーーー! 書類の代わりに高校生家族とマグちゃん読んで過ごすーーー!」
澄川 新:「辛い戦いになりますが…頑張りましょう」
久澄十蔵:「そうやってのんびりしている暇はない。書類以外にも、近隣の支部との折衝や、空白期間に狙ってくるFHの処理、やることはまだ大量にある」
椎木沼郁:「新くん代わりにやってくださいよお……しくしく」
久澄十蔵:「甘やかすなよ、澄川」
澄川 新:「ボク一人じゃ無理ですって…支部長の分まで頑張るって決めたじゃないですか」
久澄十蔵:もう一度墓に手を合わせる。
久澄十蔵:「そういうことなので、行ってきます」
久澄十蔵:「あなたの分まで、邪悪を穿ち、この街を守ります」
久澄十蔵:「行くぞ、澄川、椎木沼」
椎木沼郁:「ううう……」
椎木沼郁:涙目になりながら手を合わせる。
澄川 新:「支部長、最後の任務。これからも必ず守りますから」墓に向き直る。
椎木沼郁:「だるいっすけど、本っ当だるいっすけど」
椎木沼郁:「まあ、のんびり見ててくださいよ、支部長」
椎木沼郁:「それなりにやっていきますから」
澄川 新:「そうです、心配しないでくださいね…あ、あとこれ」
澄川 新:抱えていた小箱から、日本酒の4合瓶を取り出して墓に供える。
澄川 新:「これ…お好きな銘柄でしたよね。いつか一緒に…なんて」
澄川 新:「考えてたんですけど、もうちょっと…あと5年ぐらい待っててくださいね」
澄川 新:「それじゃあ…行ってきます」
澄川 新:支部長、あなたが守ってくれたこの命と、この支部は必ず守ります。
澄川 新:――あなたの自慢の息子として、胸を張れるように。

エンディング4:普通を歩む人

GM:X町を襲った災厄が終わり、UGNでの手続きや諸々の忙しさから暫く経ち。
GM:あなたは再び普通の日常に戻っていた。
GM:いつも通りコンビニバイトに行き、仕事をして、いつも通り帰る。
GM:しかし、この日は少しだけいつもとは違うことがあった。
GM:X町内のコーヒーチェーン店。
GM:あなたは偶然、かつての交際相手の深津橋さあやと再会し、お茶でもしながら話そうか、という流れになった。
深津橋さあや:「田中くん、あんまり変わってないわね」
深津橋さあや:距離のある呼び名。昔は下の名前を呼び捨てにしていたのだが。
田中誠二郎:「それっていい意味で言ってる?それとも悪い意味?」 溜息をつきながら二人分の飲み物の乗ったトレーをテーブルの上に置く
深津橋さあや:「別に、変わってないなあって思っただけよ」
田中誠二郎:「さいで……俺も深津橋さんって呼んだ方が良い?」
深津橋さあや:「そういう風に、決断をこっちに預けるところも変わってないわね」
田中誠二郎:「……」 気まずそうにストローに口をつける。
深津橋さあや:「好きに呼んでくれて構わないわ」
田中誠二郎:アイスコーヒー。シロップを入れ忘れたので、慌てて入れる。
田中誠二郎:「じゃあ、さあやで」
深津橋さあや:「田中くんは」強調するように。
田中誠二郎:「まあ、なんだ、元気そうで……え、何」
深津橋さあや:「今何をしてるの? あの頃は就職、苦労してたようだけど」
田中誠二郎:「そのまま、就職失敗。コンビニバイトで食い繋いでるよ」
深津橋さあや:「それは……大変そうね」
深津橋さあや:流石にちょっといたたまれなさそう。
田中誠二郎:「いや、そんな気にするほどでもないって」
田中誠二郎:「ちょっと、まあ……色々あって」
田中誠二郎:「何か新しいことでも始めようかなと思ってたところ」
深津橋さあや:「ふうん、あなたのことだから、その色々もありふれたことなんでしょうけど」
田中誠二郎:「ひでえ」 アイスコーヒーを啜る。
深津橋さあや:「こうやって話してれば分かるわ。やっぱり田中くんは全然変わってない」
田中誠二郎:「さあやの方こそ、どうなんだよ」
深津橋さあや:「普通過ぎてつまらないわ」
田中誠二郎:「良いようにとらえようとしたのに!」
田中誠二郎:「わざわざ付け足してまでディスることないだろ!」
田中誠二郎:はあー、と片ひじをついて頭を支える。
深津橋さあや:「あら、つい。オブラートが剥がれてしまったわ」
田中誠二郎:「頑張って包み込んでくれよ」
深津橋さあや:「私は結構充実してるわよ」
田中誠二郎:「……そか」 ちょっと安心したように声を漏らす。
深津橋さあや:「この前むかつく上司に三行半叩き付けて、臨時休暇ができたから明日から海外旅行」
田中誠二郎:「めちゃくちゃ充実してんなあ」
田中誠二郎:「そっちも変わってないな、いや少しは耐えたのか?」
深津橋さあや:「どうかしらね。前みたいに手が出ることはなくなったけれど」
田中誠二郎:「成長してんじゃん」
田中誠二郎:揶揄うように笑う。
深津橋さあや:「あなたと違ってね」
深津橋さあや:小さく笑みが浮かぶ。
田中誠二郎:「隙あらばディスを捻じ込んでくる辺りは変わってねえ!」
田中誠二郎:「俺だって少しは成長したよ、多分」
田中誠二郎:「道案内できるくらいには」
深津橋さあや:「そう、それはよかったわね」めちゃくちゃ平坦な声。
深津橋さあや:「あいにく、私はこれからこの街から出るから、道案内は必要ないわ」
深津橋さあや:伝票を手に取る。
田中誠二郎:「……海外旅行だっけか」
田中誠二郎:「っておい」 思わず声を掛ける
深津橋さあや:「退職金も出たから、フリーターに奢るくらいで痛む腹はないわよ?」
田中誠二郎:「ぐ……」 言葉に詰まる
田中誠二郎:「いや、でもここは俺に払わせてくれ」
深津橋さあや:「男が奢るって価値観、古いわよ」
田中誠二郎:「古くても良いだろ別に、好きな相手にくらい奢らせてくれ」
深津橋さあや:「……あなた、それも変わってないの?」
田中誠二郎:「つまんないって言って振ったのそっちだろ」
田中誠二郎:「俺はまだ好きだよ……!」 少し顔が赤い
深津橋さあや:「はあ……、ならもう少し高いのを頼めばよかったわ」
深津橋さあや:伝票を置く。
田中誠二郎:「まあ帰ってくる頃にはもうちょい成長したところ見せたいとこだけどな」
田中誠二郎:「頑張れよ……っていうのも変か、楽しんで来いよ」
深津橋さあや:「楽しみにしておくわ。期待はしてないけど」
深津橋さあや:「ええ、あなたに言われなくても」
田中誠二郎:「変わんねえー」 笑いながら手を振って見送る。
GM
GM:カフェを出て、改めてあなたは帰路に就く。
GM:人通りの少ない道を通ることもあるだろう。
田中誠二郎:懐かしい、という程でもないけれど
田中誠二郎:ちょっと前まで流れていた噂や、それについて警告されたこと
田中誠二郎:出会いと、戦いと、別れについて。そんなことを思い出していた。
田中誠二郎:結局、UGNのイリーガルにも登録しなかったし(戦いはやっぱり怖い、嫌だ)
田中誠二郎:一応、フリーのオーヴァ―ド、ということになるだろう。
田中誠二郎:識別用のコードネームも与えられた。
田中誠二郎:「……さて、何からしようかねえ……」
田中誠二郎:呟きながら、人通りの少ない道を歩く。
天喰大輝:「――あの、すみません」
天喰大輝:大学生くらいの青年。最低限セットされた髪に無難な服装。大きな特徴のない青年が、話しかけてきた。
田中誠二郎:振り向いて、その声に答える。
田中誠二郎:「はい、なんでしょう」 携帯を取り出して、笑顔で
天喰大輝:「えっと、この住所ってこの辺りだと思うんですけど……分かります?」
天喰大輝:示されたのは、あなたの家の住所だ。
田中誠二郎:「……ん?」 眉を顰める
田中誠二郎:「いやあ、わかるっていうか……」
田中誠二郎:「ここに、何の用で?」
天喰大輝:「恩人……お世話になった人、がここにいるらしいって聞いて……お礼を言っておこうかと……」
田中誠二郎:「……ははは」 少し笑う
天喰大輝:「……あ、いや、別に犯罪とかそういうことに使うとかじゃないんですよ……?」
田中誠二郎:「律儀だな、君は」
田中誠二郎:「世話になったのは、俺の方だよ」
天喰大輝:「……え」
田中誠二郎:「天喰大輝くん、だよな」
田中誠二郎:「久しぶり、と初めまして、どっちがいい?」
天喰大輝:「もしかして……」
天喰大輝:目を覚ました時の記憶は朧気だ。すぐに気を失って、目覚めたのはUGNの施設内。
天喰大輝:だから、目を覚ました時に見た青年のことはぼんやりとしか覚えていない。
天喰大輝:「あなたが……田中さん」
田中誠二郎:気恥ずかし気に、小さく頷く
田中誠二郎:「どうする?ウチ、寄ってくか?何もないけど……」
天喰大輝:「は、はは……。何だろうな……」
天喰大輝:「話にしか聞いてなかったから、全然実感とかなかったけど……」
天喰大輝:「そうと分かると、何でこんなに嬉しいんだろうな」
天喰大輝:「初めはお礼と、謝罪を言ったら帰るつもりでした」
天喰大輝:「でも、急にあなたと話したいことがたくさんあるような気がしてきた」
天喰大輝:「是非。お邪魔じゃなければ」
田中誠二郎:「了解、道案内できるくらいには善良な人間のつもりさ」
田中誠二郎:そう言って、歩みを進める。
田中誠二郎:彼と初めて出会ってから、そんなに長い時間が経ったわけではない。
田中誠二郎:けれど、色々なことがあって、少しはわかることが増えた。成長したと思う。
田中誠二郎:俺は自分で思ってるより争いが苦手だし、自分で思ってるより優柔不断だし
田中誠二郎:ヒーローにもヴィランにも向いていない、どこまでも普通の人間だってことが
田中誠二郎:でも、その”普通”を守りたい人だっている。それなら、きっと俺は普通のままでいい。
田中誠二郎:やれることを、やれるだけやる。
田中誠二郎:”普遍的善良(ノーマルグッド)”のコードの通りに、皆の普通の範疇で、人を助けたいと思う。
田中誠二郎:少しだけ前向きな気分になって、足を一歩踏み出した。
田中誠二郎:きっと、この先はこれまでよりも明るい未来が待っていると信じて。

PC1:"普遍的善良(ノーマルグッド)"田中(たなか)誠二郎(せいじろう)(リンク)/御影
PC2:"パイロープ"澄川(すみかわ)(あらた(リンク)/月見鳥
PC3:"(はす)(うてな)"野津(のづ)敬一(けいいち)(リンク)/中村
PC4:"不平等な切り札(シルバーバレット)"金雀枝(えにしだ)(みこと)(リンク)/赤いポスト

GM:『輪廻するファタリズム』
GM:全工程終了です! ありがとうございました!
澄川 新:おつかれさまでしたー!
田中誠二郎:お疲れ様でしたー!
野津敬一:お疲れ様でした!有難うございます!!