一日二人転:芝石花/永倉文吾(GM:御影)


※『ダブルクロス The 3rd Edition』は有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です



メイン(今ここ)|雑談

PC/PL

PC1:"アフォーダンス"芝石花(リンク)/自動
PC2:"ペルーの守護者"永倉文吾(リンク)/中村
ゲストPC:"雪華石膏(アラバスタ)"芝晶(リンク)/海野しぃる

関連セッション:『称えよ、その名はウィッチハンター』(リンク)

目次

プリプレイ
OP
第一幕:芝石花(兄)/永倉文吾(ペルー後)
第二幕:芝石花(通常)/永倉文吾(ペルー前)
クライマックス
ED


プリプレイ

GM:それではそろそろ始めていきたいと思います。
芝石花:わーわー
GM:まずはサックリと自己紹介から、イニシアチブ順に
GM:永倉君から行きましょう
GMキャラシ
永倉文吾:はーい
永倉文吾:永倉文吾(ながくらぶんご)です!
永倉文吾:現在約1000万強の借金を抱えた傭兵をやっています。
永倉文吾:ほんの一年前までは明るいバカだったのですが
永倉文吾:借金の糧でペルーに流されてそこでゲリラ戦やら何やら経験してるうちに精神が擦り切れちょっと暗めの性格になってしまいました
GM:辛すぎる……
永倉文吾:性能としてはピュアノイマンのくせにサイレンを持っており
芝石花:無敵
永倉文吾:100%を超えたら勝利の女神+フェイタルヒットを乗せたサイレンをブッパする子になっています
GM:ひえ~~
永倉文吾:芝さんはちょっとハードな事件で知り合ってそれ以来の再開なので楽しみ!
永倉文吾:宜しくおねがいします!
GM:お願いします~、頑張って借金返済してね!
GM:企画中に返せるのか……?
芝石花:がんばろー
GM:それでは次は芝さん!
GMキャラシ
芝石花:はーい
芝石花:芝石花(しば・せっか)。左の肌と髪が光沢を帯びた黒に変化している男です。
芝石花:というのも、左半身の多くが体内で生成した砂鉄で構築されているから。
芝石花:こんなんですが、35歳の穏やかな、というかホケーとした性格。かつては彫刻家を志していた過去があり、今でもきれいなものが大好き。
芝石花:あ、甘いものも好きですよ!
GM:かわいい
芝石花:永倉君とは11地区でお会いしましたが、その時にはすでに
芝石花:ペルー帰還後だったので、アホやってたことは知りません。
芝石花:シンドロームはモルフェウス/ブラックドッグ。自身の砂鉄で銃をつくり、そこに電気を通して磁力を発生させ、威力を高めて撃つという仕組み。
芝石花:範囲攻撃や防御貫通もできます。あとはDロイス「触媒」でお手伝いもできる。
GM:万能か?
芝石花:がんばるよー
GM:たくさん頑張ってください!
GM:といった感じでよろしいでしょうか?
芝石花:はーい
GM:それでは準備がよろしければ初めて行きましょう。
永倉文吾:大丈夫です!
GM:   一日二人転:芝石花/永倉文吾
永倉文吾:宜しくおねがいします!
GM:お願いします~!
GM:遺産回収任務、報酬アリ
GM:芝石花(兄化)・永倉文吾(ペルー後)/芝石花(通常)・永倉文吾(ペルー前)
GM: 
GM: 

OP

GM:"アフォーダンス"芝石花、"ペルーの守護者"永倉文吾。
GM:あなた達は遺産『歪の受け皿』の回収任務に当たっている。
GM:各々調査を続けていたあなた達は、レネゲイド反応があったとの報告を受ける。
GM:契約者の願いを叶える遺産、その反応があるという公園で、あなた達は合流をした。
GM:────
GM:第四地区/住宅街・マルドリ公園/14:00
GM:やや閑散とした住宅街の中にある公園。住宅街にあるそこは、あまり広いわけではない。
GM:ただ土曜の昼間、天気が良いということもあってか、珍しいことにこの公園も多少賑わっている。
芝石花:「わざわざ来てもらってありがとう。君の家、13地区なんだろ」
永倉文吾:「別に」
永倉文吾:「同じ市内だからな。」
永倉文吾:「そのくらいな移動なら大した苦にもならんさ」
芝石花:ランチパック(ジャムが入ってるやつ)を食べている。それとパックの紅茶。
芝石花:「腕の立つバディがいると有難いから僕としてはラッキーなんだけど」
芝石花:「それに君とひさびさに会えてうれしいよ」
永倉文吾:「そいつはどうも」
永倉文吾:(相変わらず甘味が好きなんだな)という目で芝さんの手元を見ている
永倉文吾:「あんたは、相変わらずみたいだな。」
芝石花:「まあ、この年でそう大きく変わることもないしね。けがは幸いないし」
芝石花:「それなりに楽しくやってるよ」
永倉文吾:「それは何よりだ」
永倉文吾:どこから暗さを感じる口調で芝さんに言葉を返す
永倉文吾:こうして他愛の会話をしながらも常に周囲への警戒は怠っていない。
永倉文吾:ペルーで過ごした経験が彼をそうさせるのだろう。
永倉文吾:「話は変わるが」
芝石花:相変わらず油断のない振舞だな、と思い、眺めている。
芝石花:「ん?」
永倉文吾:「芝さんはあれからウィッチハンターの連中とは関わったか?」
芝石花:「ああ、いや。そっちとは会ってないね。軍のほうは」
芝石花:「また違う所属みたいだったけど、ひとりお会いしたよ」
永倉文吾:「そうか。」
芝石花:「いや、ふたりか。」
芝石花:「あの事件の直後、クラブの王様とも謁見させていただいた」薄く笑う。
永倉文吾:「何か、含みのある言い方だな」
永倉文吾:「クラブキングっていうと。」
永倉文吾:「あのホストの爺さんか?」
芝石花:「そうそう。知ってたんだ」
永倉文吾:「友人の知り合いでね。」
芝石花:「一緒に呑んだんだけど、お爺さんだからなのか、仕事柄なのか知らないけど、えらく甘やかすのがうまい人で」
芝石花:「……」友人かあ、と思う。
永倉文吾:「はは、そいつも同じようなこと言ってたよ。」
芝石花:「ああいう人とずっといたら凄いだろうな」
芝石花:「そうとうダメな人間になってしまう気がする……」
永倉文吾:「安心しろよ。」
永倉文吾:「あんたはそれ以上壊れようがないよ。」
芝石花:「……それ、ものすごい評価だな!?」
永倉文吾:「褒めてるんだぜ」
永倉文吾:「ああいう爺さんが誑かせるのはまともなやつだけさ。」
芝石花:「……なら、いいんだけどさ……反論の余地も正直ないし」
芝石花:「でも、僕はけっこう安い男だから」
芝石花:「甘やかされれば全然、誑かされるくらいされると思うな」楽し気に。
永倉文吾:「はっ」
永倉文吾:「それがわかってりゃ大丈夫だよ。」
永倉文吾:「ああいうのにのめり込むのは、自分は大丈夫だって思ってる奴らだ。」
芝石花:「なるほど……」
芝石花:「やっぱり君はやたら聡明だよなあ」感心している。
永倉文吾:「やめろよ。」
永倉文吾:「俺に相手にその爺さんの真似をしようとしても無駄だぜ。」
芝石花:「え……そう見える?」焦りだす。
永倉文吾:「ああ、うまく甘やかされるんだと思った。」
芝石花:「普通に褒めているだけなんだけど……」
芝石花:「ああ、でも」
永倉文吾:「でも?」
芝石花:「そうだな。甘やかされたいんだよ、僕は。だから君みたいな人間を見つけては」
芝石花:「こうやって逃さず、でろでろと」
芝石花:「捕まえているというわけ。かもしれないな」
永倉文吾:「UGNよりヒモでもやってたほうがいいんじゃないか?」
芝石花:「つまらないだろ、それじゃあ」冗談めかす。
芝石花:「まあ、でも引っかかってくれる奇特な人間なんて」
永倉文吾:「へえ。」
永倉文吾:「じゃあ、何が楽しいんだ?あんたは」
芝石花:「そうそういないさ……うん?」
芝石花:「楽しいこと」瞬きを一つ。
永倉文吾:「ヒモよりも、楽しいことがあるんだろ。」
芝石花:「楽しい……か。そう思ってるのかなあ」自分でも困っている風に、視線を外に向ける。
芝石花:のどかな公園の風景。
芝石花:「きれいだとは思うものがあって」
芝石花:「楽しいかはわからないけど、それを見るのが好きなんだよ」
芝石花:そして口を閉ざす。
永倉文吾:「……」
永倉文吾:「綺麗なもの、か。」
永倉文吾:「俺にもあったよ、そう思えたものが。」
芝石花:「今はないのかい」
芝石花:平坦な声。感情ではなくただ風景を映すだけの目でただ見ている。
永倉文吾:「……」
永倉文吾:「どうなんだろうな。」
永倉文吾:もう一度、何かをそう思ってしまうのが怖いのかも知れない。
永倉文吾:綺麗だと思ったものが、美しいと思った人が、また壊れてしまった時
永倉文吾:自分に残っている大切なものが、今度こそ崩れていってしまうのかもしれない。
永倉文吾:自分は、それを畏れているのではないかと、芝さんの静かな瞳に映る自分の姿を見てそう思った。
GM:ペタペタ、と歩く音。ぐすぐすと泣く声が、君たちの耳に届く。
GM:そちらに目をやると、1人の少年が泣きながら、1人の女性がそれをあやしながら入ってくるのが見てとれた。
少年:「おにいちゃん……どこにいるのお……」ぐすぐす、ぼろぼろと大粒の涙をこぼしている。
永倉文吾:嫌な記憶が蘇る
女性:「ああもう、参ったな……」
女性:「遺産が適合したところを見つけたはいいけど、グズって話にならない……」何事か呟いている
永倉文吾:前にあんなふうに泣いてる子供に声を掛けて最終的に底なし沼に落とされたことがある。
GM:声を掛けても良いし、そのまま見送っても良い
GM:どちらにしろ何かしらは起こります。
芝石花:子供には怖がられがちなので無視しようとしていたが、女の声に。
芝石花:「永倉さん」彼にしか聞こえないよう声を潜めて。
永倉文吾:こくり、とその言葉に頷く
永倉文吾:「俺が行く。あんたは支部に連絡をしといてくれ。」
少年:ぐすぐすと涙を拭いながら、公園の中央へと進んでいく。
芝石花:「わかった」端末を取り出す。
芝石花:普通の電話のように、支部へ連絡を。
永倉文吾:すたすたと少年たちの方に歩いていく
永倉文吾:「おい、そこの二人」
少年:「おにいちゃん……?お兄ちゃんじゃないいい……」
女性:「ん?あーはいはいなんでござんしょ……」
永倉文吾:「なんだ、迷子か?」
女性:永倉の顔を見て、ゲーッという顔をした後に
永倉文吾:「そっちの姉ちゃんも、親子や姉弟にしては似てないが」
永倉文吾:ピクルー的な意味で
女性:「そうそう、そんな感じ、お兄ちゃんが迷子になっちゃったみたいでさあ」
永倉文吾:「へえ、そりゃ大変だ。警察にはもう連絡したのか。」
少年:「うう」ぐすぐす、声が少しずつ大きくなっている
女性:「ああ、いや、うん……」
女性:「くっやりづらい!」
永倉文吾:「早めに警察を入れねえとあんたも誘拐犯だと誤解されるぜ。」
永倉文吾:「誤解じゃないってんなら」
永倉文吾:「ここで倒れてろ」
永倉文吾:ワーディング!
女性:「あっ……!」
永倉文吾:少年と女性の挙動を観察します
少年:「!」
少年:ビクッ、と震え、そのままこらえるように口元がきゅっと閉まり
少年:「うええええええん!!!」
GM:周囲の家族連れは、ワーディングで倒れる
少年:「おにいぢゃあああん!」叫びと共に風が吹き荒れる!この少年はオーヴァ―ドだ!
女性:「ま、まあちょうどいい!手駒を増やすチャンス!」
少年:「うええええええん!!!」少年の頭上に光り輝く球状の何かが浮かび上がる。
少年:球状のそれは、周囲にいる人間に棘を伸ばす!
永倉文吾:「……!」
少年:遺産の効果により、この棘に刺された人物は、その後最初に見た人物を"弟"だと思い込むことになります。
少年:カバーリング可能です。
芝石花:では行動放棄カバー(でいいのかな?)
芝石花:兄になりますね
GM:ですです
少年:なので芝さんはお兄ちゃんになってください。
芝石花:はい……なります……。
芝石花:演出します……。
芝石花:連絡を終え、合流しようとしていた。
芝石花:とっさに異常に気付き。
芝石花:青年の肩を押し、前に躍り出る。
芝石花:(こういうときに油断してくれてるなら、少しは)
永倉文吾:「……チッ…!」
永倉文吾:「ナメ、るな…!」
芝石花:(僕にも心開いてくれてるって思ってもいいのかなあ)ぼんやりと。
芝石花:棘に穿たれる。
GM:痛みはないが、何か意識が変わっていく感覚
永倉文吾:芝さんに庇われた瞬間、即座に殺意を込めた声を出し反撃をする。
永倉文吾:少年は狙わず、女性にのみ敵意を向ける
女性:「……永倉文吾、アタシはあんたを知っているぞ……!」
女性:「なにせアタシも大損した一人だ!」
女性:攻撃を受け、吹き飛びながら瓶を投げる
女性:衝撃に割れた瓶から、液体が飛び出し、永倉文吾に一部が付着する。
永倉文吾:「お前もこの街のチンピラか。」
女性:「げっほ、げほ」
永倉文吾:躱しきれない。まだ力を存分活かせるほどレネゲイドが高まっていない。
女性:「まあそんなとこ……おっかない雰囲気になっちゃって……」
女性:「全部は当たらなかったみたいだけど、その薬はアンタを蝕むよ……!」
永倉文吾:「なら、毒が回りきる前に」
永倉文吾:「てめえらを仕留めてやるさ。」
女性:「……!」
永倉文吾:「そのガキはてめにも扱いきれてないんだろ。なら今は2対1対1,俺たちのほうが有利だ。」
少年:泣き続けている
GM:棘に刺された人物達が、立ち上がり、ふらふらと少年に近づいていく。
GM:「ああ、大丈夫かい、泣かないで……」「お兄ちゃんが守ってあげるからね……」
女性:「あいにく足は……早い方なの……さ!」
女性:<瞬間退場Ⅱ>少年と少年に群がる家族が退場。
永倉文吾:「は…?」
永倉文吾:「なんだ、今のは、精神操作か?」
永倉文吾:「あの光の棘を受けた人間を…自分の味方に変える…?」
芝石花:倒れていたところを、身を起こし。
芝石花:視線を上げる。
永倉文吾:(となると、芝さんもまずい…!」
永倉文吾:起き上がった瞬間、後ろに跳躍し距離を取る
芝石花:「ああ、無事だったか」
芝石花:「……そんなに離れないでも」
永倉文吾:その声には、かすかな違和感が、敵意は感じない。
永倉文吾:「…よかった。」
永倉文吾:「あんたはお兄ちゃんになってないんだな」
芝石花:「え?」
永倉文吾:「助かったよ。芝さんまであいつらの味方になってたら……」
芝石花:「……文吾、おまえやっぱり頭を打ったんじゃないのか」
永倉文吾:「…………は?」
芝石花:「おまえまで昏倒されたらさすがに親不孝が過ぎるだろう」
永倉文吾:「待て、文吾ってなんだ。」
永倉文吾:「親不孝ってなんだ。」
永倉文吾:「芝さんと俺はそんな距離感じゃなかっただろ。」
芝石花:「久々に会ったからってつれないな」
永倉文吾:(いや、待て、待て、待て…まさか…)
芝石花:「僕にだって弟を庇うくらいの甲斐性はあるよ?」
芝石花:「まあ、申し訳なくて後ずさるくらいなら」
永倉文吾:(あの光の棘が『弟』だと思わせるのは、あのガキだけじゃないってことか!?)
芝石花:両手を差し出す。
芝石花:「起こして」
永倉文吾:「………」
芝石花:「立ち上がるのが面倒くさい」
永倉文吾:「……」
永倉文吾:少し、目の前が暗くなるのを感じながら
永倉文吾:芝さんに手を差し伸べます
芝石花:掴んでのろのろと立ち上がる。
芝石花:「おお。大きくなったなあ」
芝石花:「でも僕よりはまだ小さい。よかった、よかった」
永倉文吾:「あんたに言われても嬉しくないよ」(162cm)
永倉文吾:(いや、なんだこの会話…!?)
芝石花:「父さんに似たのかな」(184cm)
永倉文吾:言いながら、自分より大きい男を無理やり立ち上がらせようとしたので
永倉文吾:少しバランスが崩れ前方に体が倒れそうに鳴る
永倉文吾:「っと」
芝石花:「ああ、まだ早かったね」支える。
永倉文吾:「……ッ」
芝石花:「うん。小さくていいよ。どっちでもいいけど」
永倉文吾:いろいろ聞きたいことはある、確認したいことはある。
永倉文吾:だが、今は、このことを確認するのが一番大事だと俺は判断する
永倉文吾:「芝さん」
芝石花:「なんだそれ」笑う
芝石花:「兄さんって呼んでくれないの?それとももう、大人だから兄貴とか呼びたいのかな」
永倉文吾:少し頭がクラっとするのを感じて
永倉文吾:「……石花、兄さん…」
永倉文吾:「兄さんは、俺の味方なんだよな?」
芝石花:「バカみたいなことを言う」不思議そうに。
芝石花:「可愛い弟の味方くらいさせてくれよ」
永倉文吾:「なら、いい。」
永倉文吾:「いいか、兄さん。俺たちは敵がいる。」
永倉文吾:「俺たちは、これから二人でそいつらを探して追い詰めなくてはならない。」
永倉文吾:「協力してくれるな。」
芝石花:「ああ、さっきの女性だろ」
芝石花:「たまには文吾にも頼れるところをみせてあげないとな」
芝石花:「いちおう威厳とかがあるから」
永倉文吾:「ああ、頼む。」
永倉文吾:(壊れているとは言ったが……)
永倉文吾:(こんな風に壊れなくてもいいだろ……!)
永倉文吾:内心そう独りごち、早く事態を収拾しなくては決意します。
GM:────
GM:ロイス購入可能です
GM:左上に共有メモあるので自由に使ってね
芝石花:3:弟 ○Pかわいがり/N無関心 かなあ
GM:親戚の子供たちには辟易してるのに……
永倉文吾:芝石花/信頼○/焦燥
芝石花:だってあの子たち鬼滅ごっこの敵役とかさせてくるんだよ
GM:焦燥してる……(それはそう)
GM:購入やらもなければ無いと言ってくださいな~
芝石花:あ、そうだ。ブルゲ狙うだけ狙おうかな
永倉文吾:アルティメイド
永倉文吾:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 2[2,2] → 2

永倉文吾:美しい
芝石花:1DX+2+0@10>=20 調達
DoubleCross : (1R10+2+0[10]>=20) → 4[4]+2 → 6 → 失敗

GM:ダイスの王……
GM:ではよろしければミドルに移行しましょう
芝石花:はーい
GM:────

第一幕

GM:ミドルシーン中は侵蝕率を一律60とし、エフェクトの使用以外で上昇しないこととする。(ジェネシフト等の手順を省くため)
GM:二人転のマニュアルにこれが載ってたので、適応します
GM:ダイスボーナスを1得たまえ
永倉文吾:うっす
永倉文吾:やったぜ
芝石花:やったー
GM:なので登場侵蝕は無し!
GM:ここからはFS判定を最大3R行います。まあいつものです
GM:3R経ってもプライズ入手しきれてなければ、BS付与した状態でクライマックスに移行します
芝石花:まあうちにはピュアノイマンがおりますさかい
永倉文吾:任せろー!
芝石花:なんとかしてくれはります
永倉文吾:何で判定すればいいんだい!
GM:ちょっと待ってね!まずはハプニング!
GM:1d6
DoubleCross : (1D6) → 1

GM:1:支部員など共通の知り合いに出くわす。GM・見学席等に知り合いのPCがいれば出演してもらうとよい
GM:ラウンド中の使用技能を≪意志≫に変更する。
GM:では
GM:使用技能:≪意志≫
GM:難易度:6
GM:最大達成値:9点
GM:目標進行値:4
GM:財産点使用可能。
GM:特殊ルールとして、片方が支援判定を行い、成功した場合、もう片方の達成値を+3し、最大達成値を10とする。使用技能は≪意志≫とする。
GM:こうなります
永倉文吾:意思は任せろー!(8dx+4)
芝石花:たぶん弟が一人でなんとかできるとは思う
GM:支援判定も同じく意志で、
GM:支援はイニシアチブなので芝さんの支援から始めても大丈夫です
芝石花:あ、じゃあ弟の結果見てから支援しようかな
永倉文吾:じゃあお先に判定
永倉文吾:能力訓練:精神を使用
永倉文吾:8dx+4
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 10[1,1,3,5,7,8,9,10]+7[7]+4 → 21

永倉文吾:天才
GM:www
芝石花:天才ですまんな
GM:プライズ1ゲットです
GM:芝さんも成功すれば進行値2となります
芝石花:お、ではやろうっと
芝石花:2DX+1+0@10 意思
DoubleCross : (2R10+1+0[10]) → 9[6,9]+1 → 10

永倉文吾:やったぜ
GM:ダイスの王
芝石花:おやおや、まだ続いていましたか我が王位がよオ~
GM:2/4
GM:少年の名前は御友勇樹。最近、交通事故で兄を喪ったらしい。
GM:一般人の少年だったが、偶然遺産『歪の受け皿』と接触しオーヴァ―ドに覚醒した。
GM:暴走しており、兄に会いたいという思いから、現在もいろんな人物を遺産を用いて"兄"にしている。
GM:ハヌマーンRC型<サイレンの魔女>使用
永倉文吾:重い過去…
GM:────
<GM:第四地区/芝石花宅前/15:00
芝石花:そこそこ高そうなアパート。
永倉文吾:芝さんから離れてちょっと電話をしている
永倉文吾:「もしもし?母さん?」
永倉文吾:「俺だよ。文吾だよ……違う、オレオレ詐欺じゃない。お金の請求なんてしない」
永倉文吾:「今から少し失礼な質問をするけど、怒らないで聞いてくれ。大事なことだから」
永倉文吾:「いや、違う、だから借金の話じゃない……結婚でもない……!俺の話を聞いてくれ」
永倉文吾:「あのさ」
永倉文吾:「俺に、生き別れになった35歳の兄貴とかいないよな。」
永倉文吾:「………………悪かった悪かった!別に父さんと母さんの浮気を疑ってるわけじゃないよ。少しそういう事件に巻き込まれただけ…!」
永倉文吾:「そんなわけがない。って言葉が聞ければ十分だよ。ありがとう。それじゃ。」
芝石花:「ん、どうした、電話?」遠くから声をかける。
永倉文吾:(よし、おそらくこれで芝さんが俺の本当の兄さんであの光の棘がきっかけて今まで隠してきた真実が顕になったという可能性は消えた)
永倉文吾:(やはり俺は何らかの認識障害を起こす遺産ということで間違いない)
永倉文吾:「ああ、ちょっと確認しておきたいことがあってね。」
永倉文吾:「で、ここが芝さん……」
永倉文吾:「………石花兄さんの家だっけ」
芝石花:「おまえは来たことなかったっけ」一階、自室のドアを目指しながら。
芝石花:オートロックではない。
芝石花:「穂波とか冬夏兄さんとかはたまに……晶はよく来るんだけど」永倉さんの知らない親戚の名前を挙げていく。
永倉文吾:「ああ、初めてお邪魔するよ」
永倉文吾:(弟じゃないからな)
芝石花:「まあ、おまえ冒険家になりたいってぜんぜん家に帰ってこないものな」
芝石花:ドアを開ける。自室には鍵をかけていない。
永倉文吾:「ごほっごほっ」
芝石花:「え、埃っぽい?」
永倉文吾:「いや、よくそんな昔のこと覚えてるなって思ってな。」
芝石花:「そりゃあね……というか、僕にしてみるとそこまで昔でもないよ」
芝石花:中は広く綺麗な内装だが、間取りがおかしい部屋だ。
上の部屋ではなく天井と癒着した階段や、開けても壁しかなく意味のないドア、謎の凸型の箇所のある壁。

永倉文吾:「35だもんな、時間の感覚も俺とは違うか」
芝石花:「いや、あれ。あのあたり、おまえは海外にいたんだっけ」
芝石花:「ほら」左手を動かす。
永倉文吾:「……ああ、ちょっと前までね」
芝石花:「体がこうなる前、何年くらいだっけ……入院してただろ」
芝石花:「植物状態だったし、見舞いにくらい来てくれたと思ったんだけどなあ」わざとらしく言う。
永倉文吾:「……」
芝石花:「ま、どうせ来てくれても話せなかったし、暇だったからいいんだけど」
永倉文吾:「すまない。そのあたりのことは、俺もよく覚えてないんだ。」
永倉文吾:芝さんに『弟』と誤認されたまま、過去の話を聞いてしまう
芝石花:(覚えてない?)引っかかる。
永倉文吾:そのことにかすかな罪悪感を覚える
永倉文吾:「多分、兄さんのあんな姿を見たくなかったんだと思う」
永倉文吾:「兄さんだって」
永倉文吾:「俺が他人だったとしたら、俺なんかにあの時の様子を見られたくないだろ。」
芝石花:「いや? 別に」いつも通りの調子で返す。
芝石花:「どうでもいいよ。見られて何か減るでもないし」
永倉文吾:「もうちょっと真面目に考えてくれ」
芝石花:「……うーん、真面目じゃない?」かすかに眉を下げる。
芝石花:「だって、そんなこと真面目に考えてもね」
永倉文吾:「……それもそうか。」
芝石花:「どうだっていいことをどう扱われても、興味がないんだよな……他人に醜いなあとか思われたって、そんなことは僕にはかかわりのないことだし」
芝石花:「それにおまえはたぶん」
芝石花:「僕がどうなったって、そうやって真面目に心配してくれるだろう」
芝石花:「僕がどうでも、君がどうでもね」
永倉文吾:「……買いかぶりすぎだ」
永倉文吾:「俺はいつだって自分のことで精一杯だよ。」
芝石花:「僕だってそうさ」
永倉文吾:「あんたみたいに、何かを美しいと思えるゆとりすら持てやしない。」
芝石花:「……」茫洋と《弟》を見る。
芝石花:「ふ、こういうところばっかりは、誰とも似ることができなかったな。僕は」
芝石花:「美しいと思うのは、心の余地なんかじゃない」
芝石花:「もっと、打ちのめされるような」
芝石花:「抗えないような」
芝石花:「そういうものだよ。どうあったって逃れられないものだ」
芝石花:「……ああ、ごめん。おまえはあまり興味ないよな、こういう話は……」頭をかく。
永倉文吾:「いや」
永倉文吾:「面白い話だと、思ったよ。」
永倉文吾:「だけど。」
永倉文吾:「兄さんは、その美しいと思ったものを、全て護れるわけじゃないだろう。」
永倉文吾:あの事件の時、芝さんはツィマーマンと何か共鳴するものを感じているように思えた
永倉文吾:だが、この人はそれを自覚しながら、ヤツを打ち砕くことに躊躇いを見せなかった。
永倉文吾:「あんたは、その抗えないものと、打ちのめされるようなものに出会った時も」
永倉文吾:「軸をぶらさず、向き合うことができる。」
永倉文吾:「なんで、そんなことが出来るんだ?」
芝石花:「それこそ買いかぶりすぎなんだよ、おまえは」苦笑する。
芝石花:「そうだな。真面目に答えるか。これは真面目になりたい話だし」
芝石花:「おまえに失礼だろうしね」
永倉文吾:「ああ、聞かせて欲しい。」
芝石花:部屋を歩き出す。置かれている剥製に触れる。
芝石花:シャム双生児の小鹿、
芝石花:五本足のウサギ。
芝石花:そういう奇形の剥製ばかりがある。
永倉文吾:「……悪趣味だな」
芝石花:「僕が美しいと思うのは、こういうことで」
芝石花:「こうあることが美しいことだと思う」
芝石花:「だから美しいものが壊れる、なんてことはない」
芝石花:「そんな理屈は前提から間違っている」
永倉文吾:「…兄さんの話は、難しいな」
芝石花:「壊れたものだけが美しいんだよ」
芝石花:「だから、きれいなものを壊すのが怖いわけじゃない」
芝石花:「きれいなものをみたいから」
芝石花:永倉さんの頭を撃つ真似をする。
芝石花:「壊す。そっちのほうが、僕の理屈としては正しい」
芝石花:その目は静かなまま。
永倉文吾:静かにその指先から弾丸が放たれるのを幻視する
芝石花:正しい景色を映したまま。
芝石花:「……せっかく会えたのにな」
永倉文吾:「俺のことも」
永倉文吾:「壊したいと思うのか、兄さんは?」
芝石花:薄く笑う。「そっちのほうがきれいだとは思う」
芝石花:「でも、僕は寂しがりだし、君に心配されたり、甘やかされたり」
芝石花:「そういうほうが大事さ。きれいなものは、仕事柄いくらでも見られる」
芝石花:「君はここにしかいないからね」
永倉文吾:ふっと静かに笑う
永倉文吾:「俺は兄さんのことを壊れてるって思ってたけど」
永倉文吾:「少し違うのかもな。」
永倉文吾:「崩れているんだ。」
芝石花:首をかしげる。「どう違うんだ?」
永倉文吾:「壊れきないまま、ほんの少し、崩れている。」
永倉文吾:「美しいと思うモノと」
永倉文吾:「大切にしたいと思えるモノが、別れてる。」
芝石花:「うん」
永倉文吾:「ジャームってやつは、きっとその境目がないんだ。」
永倉文吾:「一度ぶっ壊れちまったら、自分の価値観だけが全てになる。」
永倉文吾:「けど、兄さんは」
永倉文吾:「自分の価値観以外にもちゃんと物差しを持ってる。」
永倉文吾:「俺には、兄さんの美しいという価値観は理解できないけど。」
永倉文吾:「大事にしたい、と考える方の物差しは少しだけ理解できるよ。」
芝石花:小さく息を呑む。わずかな瞳孔の収縮。
永倉文吾:「俺も、兄さんのことが好きだからね。」
永倉文吾:ほんの少しだけ、先程よりも険の取れた表情で笑う
芝石花:「……おまえは本当に賢い子だね、文吾」目を閉じる。
永倉文吾:「だから、やめろよ。」
芝石花:暗闇。数年間、味わってきた慣れた虚無。
永倉文吾:「賢いなんて柄じゃないんだ。」
芝石花:「いいや。僕よりずっと……」
芝石花:「……ああ」
芝石花:「嬉しいよ」
芝石花:「僕は大事だと思えるものを大事にできるんだと」
芝石花:「そう、そう言ってもらえるのなら…」
芝石花:座り込む。
永倉文吾:「それが出来なくなったら」
永倉文吾:「俺がちゃんと止めてやるよ」
永倉文吾:「そういうのには、慣れてるんだ。」
芝石花:「うん。頼んだよ」
芝石花:「ま、でも君の傷ついてる顔は」
芝石花:「もうしばらくはいいさ」
芝石花:「永倉さん」
永倉文吾:「……」
永倉文吾:「意地が悪いな。」
永倉文吾:「いつから目が醒めてたんだ?」
芝石花:「本当に今さっきさ」
芝石花:「でも、言えば君はもう口を閉じちゃうかなって……」
永倉文吾:「ああ、そうだな。」
永倉文吾:「俺は、あんたの弟じゃない」
芝晶:ガタッ、と扉の向こうで崩れ落ちる音がした。
芝晶:「……ぇ?」 
永倉文吾:「だから、さっきまであんたを騙して……」
芝晶:小さな悲鳴が漏れて聞こえた。
永倉文吾:「やつらか?」
芝石花:「あ、いや」
永倉文吾:音のした方に目を向ける
芝晶:扉はかすかに開いている。
芝石花:「……本当のほうの親戚」
芝晶:「お、お、お、叔父様の弟で、でも弟じゃなくて、距離感が近くて……!?」
芝石花:「晶、晶、落ち着いて」立ち上がり、向かう。
永倉文吾:「そう言えば、親戚がよく来るって言ってたな」
芝石花:「そう、姪の晶」
芝晶:「い、いったいその方は誰なんですか……? 新たなる叔父様? お祖父様の隠し子……?」
芝晶:「あっ」スッと立ち上がる。
芝晶:「晶です」ペコリと頭を下げた。
永倉文吾:「安心しろ。その線はない。さっき俺の親にちゃんと確認した。」
永倉文吾:「永倉文吾だ。」
芝石花:「……そこまでしてたのか……」
芝晶:「良かった……つまり二人はただの深い仲……」
永倉文吾:「良くないし違う。」
芝晶:「深い……仲……」
芝石花:「あれ、友達って言ってくれないのか」
芝晶:「あっ、いえ、その、兄とか弟とか言っていたので……」
永倉文吾:「よくて、仕事仲間だろ。」
芝石花:「えー」不満げ。
永倉文吾:「あー、芝さん、この子にはどこまで事情を話しても?」
芝石花:「ああ、この子もオーヴァードだから」
芝晶:「……あっ」
芝晶:「は~ん、分かりましたよ。ジャームの仕業ですね
芝晶:「ままままったく、びっくりさせて」
永倉文吾:「勘が良くて助かる」
永倉文吾:「ジャーム、というか遺産の仕業らしいがな。」
永倉文吾:「他社の認識を操作し他人を『弟』だと思わせる力を持っているらしい。」
芝晶:(まさか叔父様が男の人のほうが好きだったら今度こそ私の勝ち目が無くなっちゃうじゃないか……!)
永倉文吾:「あんたも気をつけろ。あれに出会って芝さんを最初に見たら」
芝石花:「言葉にされるとなんだか恥ずかしいな……」
永倉文吾:「芝さんのことを叔父じゃなくて弟と認識するようになる」
芝晶:「ふ、ふ~ん……ありがとう、永倉さん」
芝晶:「頼りになるのね。うちの叔父様、(格好いいし強いんだけど)結構抜けてるところがあるから守ってあげてね」
芝晶:(叔父様が弟ってのは……正直ありだな……)
芝晶:何故か嬉しそうな顔をしている。
芝石花:「そこまでではないってば……」げんなり。
芝石花:「でも、晶もいろいろと気を付けてくれよ」
芝石花:「おまえもけっこう、様子のよくわからないところがあるからな……」
永倉文吾:(親戚同士なんだな……)
永倉文吾:と独りごちたところで
永倉文吾:永倉の体がふらりと揺れる
芝晶:「なっ、永倉さん!?」
永倉文吾:「………?」
芝石花:腕を伸ばす。
芝石花:支えられそうなら支えよう
永倉文吾:そっと芝さんの体に抱きかかえられる
芝晶:では1手遅れて腕を伸ばしてから所在なさげに宙をさまよわせます。
芝晶:「だ、大丈夫ですか……?」
永倉文吾:視界が揺れる。体が崩れていくような感覚がある。一人で立つことすら難しい
永倉文吾
>女性:衝撃に割れた瓶から、液体が飛び出し、永倉文吾に一部が付着する。
>女性:「全部は当たらなかったみたいだけど、その薬はアンタを蝕むよ……!」

芝晶:(こ、これは代打で叔父様と任務チャンスか……?)
永倉文吾:「不味い。さっきの毒だ。」
芝晶:「む、無理なさらないで! 医務班を呼びます!」
芝石花:「っ、頼む」
永倉文吾:自分が自分でなくなっていうような、積み上げてきて来たものがなくなっていく感覚がある
芝晶:(……しまった、連絡したら叔父様といちゃつくチャンスが!)
芝石花:支える手に力を籠める。
永倉文吾:「悪いな、芝さん」
芝晶:(ええ~い、でも永倉さんのことはほっとけねえ!)
芝石花:「兄じゃないけど、これくらいはね」
芝晶:「もしもし、こちら雪花石膏(アラバスタ)……」
永倉文吾:芝さんの腕の中で、彼の顔を見上げる
芝晶:UGNとの連絡にかかりきりになる。
芝石花:「僕は君を友人だと思ってるんだ」
芝晶:(叔父様は預けたよ、永倉文吾……!)
永倉文吾:まるで自分が生きることを放棄しきったような弱々しい表情
永倉文吾:「ありがとう。」
永倉文吾:「だが、俺は少し眠る」
芝石花:「どうぞ。枕には硬いけどね」
永倉文吾:「医療班に引き渡されるまでに俺が目覚めなかったら、あんたの姪と奴らを追ってくれ」
芝石花:「任せてくれ。これでも僕はなかなか有能なエージェントだし」
芝石花:「大事なものくらいは守れる男さ。そうだろ」
永倉文吾:「ああ……信頼……して………」
永倉文吾:最後まで言葉を言い切ること無く、言葉が途切れる
永倉文吾:自分を支えようとしていた最後の力が消え、瞼がそっと下がっていく
芝石花:硬く冷たい鉄の腕で脱力した体を支える。
芝石花:「……最後まで聞きたかったんだけど」困ったように笑って。
芝石花:「覚めたらもう一回お願いするかな」
永倉文吾:ぱちくり
永倉文吾:その言葉を聞いた途端いきなり目が開く
永倉文吾:だけど、どこかさっきまでと雰囲気が違う
永倉文吾:別に別人になったり顔が変わったりするわけではない。
永倉文吾:でも、どこか険が取れていると言うか、暗さがなくなっている言うか
永倉文吾:明るくなってるというか
永倉文吾:有り体に言うと、なんか間抜けな雰囲気がある
芝石花:ピクルー的にもなんか違う。
永倉文吾:その目覚めた永倉くんがポケーっと芝さんの顔を見ている
芝石花:「……永倉さん?」
永倉文吾:「うわーーーーーー!!!なんか青面獣楊志みてえなおっさんがいる!こえーーー!!!」
永倉文吾:「楊志はかっけえけどリアルに顔半分が黒い人見るとこええええええええ!!!」
芝石花:「わっ」驚いて離れる!
永倉文吾:次いでシャム双生児の小鹿、五本足のウサギの剥製とか目に映る
芝石花:(おっさんって言われるの地味につらい!)
永倉文吾:「うわあああああああ!?なんだここ!?え?なにこれ!?なにこの化け物の剥製!?」
永倉文吾:「え?俺売られちゃった!?借金の方になんか悪趣味な汚い金持ちに売られちゃった!?やだ、超怖いんですけど!!」
芝石花:(なんかすごい悪口しか言われてない!)
永倉文吾:「おじさん!!許して!俺食べても美味しくないです!お酒とか煙草とか大好きなんでめっちゃ体ボロボロなんです!だから見逃して!お願い!!お金ならいつかでっけえヤマ当てて返すから!!」
永倉文吾:芝さんの前で両手を合わせて瞳をウルウルさせながら命乞いをします
芝石花:「うん、うん、落ち着いて」自分も落ち着いてはいない。
芝晶:(えっ、うそっ、かわいい……)
芝石花:「え、というか永倉さんだよね……?」
芝晶:UGNと連絡をとりながらチラチラ様子を伺う。
芝晶:(ふふ、そのオブジェ、おっかないよな、分かるよ)
永倉文吾:「え、永倉ですけど。永倉文吾ですけど。」
芝石花:「えっと、それは僕が悪趣味なだけだし、僕は人は買わないし、UGNエージェントで……君に悪いことはしない」
芝晶:(あんな可愛い男が居たら叔父様があいつにとられちゃうじゃない……なんとしても治療させなきゃ……!)
永倉文吾:「ホントに?おじさん怖い人じゃない?」
芝石花:「うん、大丈夫です、味方です」
芝石花:「えーっと、晶」
芝晶:「はぁいっ!」
永倉文吾:「やったー!おじさん顔怖いけどいい人なんだね!汚い金持ちから怖いヤクザさんだと思っちゃってごめんね!」
芝石花:「まず支部にこの件も連絡して」
芝晶:「今支部と連絡が付きました! ほらはやく! 駄目ですよ二人きりとか!」
芝石花:「……別に危なくはないよ?でも、まあ連れて行こう」
永倉文吾:「え?二人きりになると俺襲われるの?」
芝石花:(汚い金持ちから怖いヤクザ????)
芝晶:「誂えたように手がかりが流れ込んできてたみたいです! ハリーハリー!」
永倉文吾:と不安げな目で晶ちゃんを見る
芝石花:「しないしない!!!!」
芝晶:「あっ、いえっ、二人きりとかは……いやなんでもないです! わーっ!」
芝石花:「もうみんな落ち着いて!」
芝晶:「ひ~ん!」
芝石花:「というか僕も落ち着きたい!」
芝石花:(助けてくれ……!!!!!)
GM:────
GM:ロイス購入もろもろ可能です
GM:無ければ無しと宣言をね!
芝石花:永倉さん ○P信頼/N心配
晶 〇庇護/辟易

永倉文吾:芝晶/可愛い○/ヤクザの情婦?
芝石花:※この永倉さんへのロイスは、ペルー後に適用
永倉文吾:芝石花(ペルー前永倉視点)/優しい○/顔が怖い
芝石花:購入ブルゲもっかいやっとくか
永倉文吾:アルティメイド服
永倉文吾:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 9[5,6,9] → 9

永倉文吾:ダメダメ!
芝石花:2DX+2+0@10 調達
DoubleCross : (2R10+2+0[10]) → 3[1,3]+2 → 5

芝石花:はい
GM:────

第二幕

GM:使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫
GM:難易度:6
GM:最大達成値:9点
GM:目標進行値:4
GM:残り2!
GM:1d6
DoubleCross : (1D6) → 3

GM:3:状態変化がもう片方に反転、あるいは両者になる。既に両方が陥っているシチュエーションの場合は片方が解決、もう片方が深刻化する
GM:ラウンド中達成値-2
GM:アヤ―ッ!?
芝石花:?僕もペルー行く?
永倉文吾:どういうことなのw
GM:振り直しますか……?
芝石花:そうしようかな?
永倉文吾:任意のやつ選んじゃおう
GM:このままいく場合、芝さんにも精神対抗してもらうことになるかな
GM:ヨシ!
GM:【ハプニングチャート】
1:支部員など共通の知り合いに出くわす。GM・見学席等に知り合いのPCがいれば出演してもらうとよい
ラウンド中の使用技能を≪意志≫に変更する。

2:事態が深刻化する。状態変化の進行・周囲への拡大など
ラウンド中の判定難易度を8に変更する。

3:状態変化がもう片方に反転、あるいは両者になる。既に両方が陥っているシチュエーションの場合は片方が解決、もう片方が深刻化する
ラウンド中達成値-2

4:二人で協力して作業に当たる。
進行判定の前に二人とも難易度5の≪意志≫判定を行い、成功した場合ラウンド中の判定ダイスを+5個する。

5:ちょっとした荒事・戦闘が必要な局面。
ラウンド中の使用技能を≪白兵≫≪射撃≫≪RC≫に変更する。

6:特殊技能の要求。
追っている対象の特性(誘き出す・それが弱点など)、情報提供者の出した条件、偶然遭遇した厄介ごとなど様々な理由で特殊技能が要求される。
使用技能はROCで決定する。任意で独自のものを指定してもよい。

choice[運転:任意,芸術:料理,芸術:歌唱,芸術:演奏,芸術:ダンス,芸術:絵画,芸術:コスプレ,知識:外国語,【肉体】(荷物運び・倒木や岩をどかす等),交渉,調達]

芝石花:ああ、それでもいいですがこいつ 精神対抗しても全然変わらないんですよねw
永倉文吾:4がいいかな。
芝石花:なんかするか
永倉文吾:永倉くんの状況整理を芝さんが手伝ってくれる感じで
芝石花:ガキの頃からずっとこう
芝石花:はーい。
芝石花:お望みなら一緒に馬券くらいは買うよ…
永倉文吾:w
GM:では難易度5<意志>でどうぞ!
GM:せいこうしたらダイスが5個増えます
永倉文吾:7dx+4
DoubleCross : (7R10+4[10]) → 9[1,1,2,2,6,7,9]+4 → 13

永倉文吾:いえい
芝石花:つよ
芝石花:2DX+1+0@10 意思
DoubleCross : (2R10+1+0[10]) → 3[2,3]+1 → 4

芝石花:yowa
芝石花:よわ
GM:アヤヤンヤ
GM:では改めて!
永倉文吾:お可愛いこと
GM:使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫
GM:難易度:6
GM:最大達成値:9点
GM:こちらで!
芝石花:≪情報:UGN≫ で僕は行こうかなー
永倉文吾:いくぞー生き字引、能力訓練:精神使用
永倉文吾:8dx+4
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 10[2,7,8,9,10,10,10,10]+9[2,2,5,9]+4 → 23

永倉文吾:天才じゃったか…
芝石花:2DX+3+0@10 情報(UGN)
DoubleCross : (2R10+3+0[10]) → 5[3,5]+3 → 8

芝石花:うーん
芝石花:永倉さん流石
芝石花:あ、まって
芝石花:コネつかってなかった。つかっていいですか振り足し
芝石花:2DX+3+0@10+8 幹部コネ使用
GM:どうぞ~
芝石花:2DX+3+0@10
DoubleCross : (2R10+3+0[10]) → 8[5,8]+3 → 11

芝石花:で19かな
GM:わおわお
芝石花:よしよし
永倉文吾:やったぜ
GM:3/4
GM:御友勇樹と共にいた女性はFHエージェント"扇動魔女(ウィッチ・アジテー)"
GM:本名は深師治(みしじ)エリス。
GM:非オーヴァ―ドをカスだと見下しており、そんなカスどもを一掃してやりたいと考えている。
GM:最近になって活動が活発化した。オーヴァ―ドに対しては心が広い。
GM:ソラリス支援型。<アクセル><タブレット><多重生成>使用。
GM:4/4
GM:2人の居場所が判明した。"扇動魔女"は一か所に御友勇樹と彼の"兄"を集め、彼らを扇動し、一般人を襲わせようとしているようだ。
GM:クライマックスの場所は、なんかこう、広くてでっかい場所です
芝石花:世界中を兄にするか
芝石花:(競馬場かな?)
永倉文吾:大N市さいたまスーパーアリーナ!
芝石花:埼玉って言ってるw
GM:N市(さいたま)
GM:ではシチュエーションは支部で……
GM:────
GM:第四地区/UGN支部/17:30
GM:永倉文吾の症状についての調査と、敵の情報について知るため
GM:あなた達は支部へと向かった。
GM:芝晶は別口で支援することになったようで、今この場には君たち二人しかいない
永倉文吾:「ふむふむ、ほほー」
永倉文吾:芝さんからの説明を自慢のピュアノイ頭脳で理解していく
芝石花:「変わらず賢くはあるのかな……」
芝石花:妙に疲れている。
永倉文吾:「あー!賢いって言われたー!頭いいって言われるの久しぶりー!」
永倉文吾:「嬉しいなー!えげげ、俺の頭の良さがわかるってことは芝さんもかなり出来る人だね!」
永倉文吾:えへへ
芝石花:「ふ、そうだと嬉しいけどね」
芝石花:「まあ、とにかく一発噛まして来いってことだ」
永倉文吾:「うん、オッケー了解了解。まっかしといて!」
芝石花:「迷わないね」
永倉文吾:「だって俺なんだかんだでめっちゃ強いからね。その代わり力使うとめっちゃ痛いけど」
芝石花:「……痛いんだ?」
芝石花:そうだろうと思っていたが、彼から聞いたことがない。
永倉文吾:「めっちゃ痛いよ。使うたびに「死ぬー!やめてー!」ってなってるもん。」
永倉文吾:「だからねー。ほんとは戦わずに済むのが一番なんだけどね。」
芝石花:「別にいかなくてもいいよ」
芝石花:「君が嫌ならいいし、強制はしない」
永倉文吾:「そうなの?」
永倉文吾:「もしかして芝さんってめっちゃ強い人?」
芝石花:「……んー。」
芝石花:「まあ、そこそこは……でも、そういうことじゃなく」
永倉文吾:「じゃあ、どういうこと?」
永倉文吾:不思議そうに首を傾げる
芝石花:「君は賢く事態をわかってるけど、たぶん先に待つ苦しさとか……そういう想像をしてないように見える」
芝石花:「違ったら申し訳ないが」
永倉文吾:「………」
永倉文吾:「正解!」
芝石花:「元気のいい返事……」
永倉文吾:「だって先のこと考えてもわからないからねー」
芝石花:「ふ……はは!」吹き出す。
永倉文吾:「めっちゃ頭のいい人ならそういうもわかるかもしれないけど俺はそこまで頭良くないしー」
芝石花:「そりゃそうだな。嫌いじゃない、いや、好ましい」
芝石花:「ああ。やっぱり君は賢いよ」
永倉文吾:「でしょ。俺も芝さん好きだよ!最初は怖い人だと思ったけど!」
芝石花:変わらないところが、見えてきている。
芝石花:そう思う。
芝石花:「僕も気に入ったよ、君のこと」
永倉文吾:屈託のない笑顔で笑う。芝さんの知る永倉文吾が一度もしたことのない顔
永倉文吾:「そりゃよかった。一緒に戦う人同士で仲悪かったら最悪だもんねー」
芝石花:「行くのかい?」
永倉文吾:「知ってる?革命の頃のフランス軍とか死者の四人に一人は仲間に撃たれたって言われるぐらい仲悪かったんだぜー怖いよねー」
永倉文吾:「そりゃ行くよ。お金欲しいもん。」
芝石花:「……」
永倉文吾:「それに、UGNは一年後の俺なら大丈夫だって感じで仕事を依頼したんでしょ。」
永倉文吾:「だったら大丈夫だよ。この年になって一年かそこらでそんな経験値が変わるわけないしね!」
芝石花:いうべき言葉を考えて、
芝石花:やめる。
芝石花:「君によく似た人を知っている」
永倉文吾:「え?芝さんは俺が相棒じゃ不安?」
芝石花:「まさか」
芝石花:「むしろ頼る気だぜ、僕は」
永倉文吾:「よかったー。」と心から安堵したような顔を見せる。
永倉文吾:「いや、頼るのは俺も譲る気ないけどね!」
永倉文吾:「あー、話の腰折ってごめん、俺に似た人ってどんな人なの?」
芝石花:「いいね、頼り合戦だ」
芝石花:「……本人に言うと怒られそうだけど」
永倉文吾:「いいよいいよ、本人いないし」
永倉文吾:「陰口はひっそり言ってナンボですよー」
芝石花:「ふふ、じゃあ秘密だ」
永倉文吾:「大丈夫だよ、俺口硬いから」
芝石花:「可愛い人さ。頼れて賢くていつも警戒ばかりして格好いいが」
永倉文吾:楽しそうに笑いながらお口にチャックのポーズをする
永倉文吾:「わお、いきなり惚気けられた」
芝石花:「え?そういうのではないけど……」
芝石花:(惚気……???)
永倉文吾:「だっていきなり可愛いとか言うから…!もしかして俺のこともそういう目で見てる?」
永倉文吾:からかうように笑いながら言う
芝石花:「むかし弟が欲しくてね」
芝石花:「いたらこんな風だったのかと、ま、全然似てないけど思うような」
芝石花:「そう思わせてくれるような子さ」
永倉文吾:君に気を許したのか、単純に話が楽しいのか、短い間に表情がコロコロ変わる
永倉文吾:「へー、芝さんって一人っ子なの?」
芝石花:「ううん。兄と兄と姉」
芝石花:「末っ子だから。下が欲しくて」
芝石花:「その子が危なっかしいと嬉しいんだよ、ちょっとだけ」
永倉文吾:「庇護欲をそそられるってやつだね!」
芝石花:「うーん、そこまで弱くはないと思うけどね」苦笑い。
芝石花:「もっと弱くてもいいのになあとは思うよ」
永倉文吾:「あはは、芝さんもわがままだなー」
永倉文吾:「弟が強くなったら喜んであげればいいのに」
芝石花:「そうだよ、僕はすごくわがままなんだ」
芝石花:「だって強いと一人で生きられてしまうだろ?」
永倉文吾:「うちの近所の子なんてホントたくましくて、俺のことを騙すやらうちの母ちゃんを味方につけるやらで…なにあの子、怖い…
永倉文吾:「そうかもねー。俺は強くねえからわかんないけど。」
芝石花:「僕はその子が気に入ってるから、ほどほどに頼り頼られたいのさ」
芝石花:「だから、君とは、そういう風にやっていけたら嬉しいね」
芝石花:ぺらぺら話し、表情をころころ変える青年を見る。
永倉文吾:「ははーん。」
永倉文吾:「わかった。芝さんって結構寂しがり屋さんでしょ。」
芝石花:「そうだよ」試すように笑う。
芝石花:「回りくどいい方をしてるけど」
芝石花:「結局構われたいんだよ、僕は」
永倉文吾:「あっさり認められた!弱みを握ったと思ったのに!」
永倉文吾:「でも、ま、しょうがないなー。じゃあ俺がその人の代わりにかまってあげるね!」
永倉文吾:「その代わり芝さんも俺を置いてこうとするのなしだよー。今回の仕事は二人でやるんだから」
芝石花:変わらないなあ、と思う。
永倉文吾:「約束破ったら俺も構ってあげる約束なしにするからね!」
芝石花:こういうところばかり変わらず、買われなかったのは、たぶんこの人にはあまり良いことではなかったのかもしれないが。
芝石花:壊されなくてよかったと、心底思う。
芝石花:「ああ。置いていきやしないよ」
芝石花:「だから構ってくれ、永倉さん」
永倉文吾:「いいよー。」
永倉文吾:「でも、アレだぜ。そういうのはちゃんとその俺に似てるっていう人にも言わないとダメだぜ。」
芝石花:「ああ、言うよ。嫌って言ってもね」
永倉文吾:「俺と遊んで満足してその人と遊ばなくなったら多分その人も寂しがるもん」
永倉文吾:「あはは、嫌っていったらやめたほうがいいんじゃない?それともその人素直じゃないの?」
芝石花:「素直じゃないね、わかりやすいけど」
永倉文吾:「わ、なんかめんどくさそうな人。素直になるのが一番楽なのにねー」
芝石花:「本当にね。そういうところが可愛い,っていうとまた変な顔されるかもしれないが」
GM:────
GM:ロイス購入もろもろ可能です。無ければ無いと言ってくだしあ
永倉文吾:アルティメイド
永倉文吾:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[1,6,7] → 7

永倉文吾:ダメすけ!
永倉文吾:ロイスなし、終わり!
GM:あい!
芝石花:2DX+2+0@10 調達
DoubleCross : (2R10+2+0[10]) → 10[9,10]+3[3]+2 → 15

芝石花:buruge
芝石花:惜しいね
永倉文吾:おしい
GM:アヤ―ッ!惜しかった
芝石花:金も足りん
GM:そういうこともある
GM:────

クライマックス

GM:第十一地区/宏井ビル/18:30
GM:いくつもの会社が入った、それなりに大きなビルだ。
GM:このビルに常駐するオーヴァ―ドはいないのか、"扇動魔女"のソラリス能力により
GM:ひそやかに占拠されていることが判明した。
永倉文吾:「うわー」
永倉文吾:「ここにびっしり敵がいるの?怖くない?」
芝石花:「大勢と戦うってのは」
永倉文吾:毒が抜けていないのか、まだ間の抜けた表情をしている。
GM:あなた達の目前には大勢の人間と、奥の方、目の端を涙で濡らしながら眠る少年と、困った様子で少年に肩を貸す女性がいる。
芝石花:「でも、君の能力としては向いてるんだろうな」
芝石花:「ああ、泣き疲れちゃってる」子供を見つける。
永倉文吾:「まあ、そのとおりだけどね。」
深師治エリス:「ゲッ、来ちゃった訳……?」
芝石花:「一応僕もそういうのは得意だし、サポートはするさ」
深師治エリス:「うーん、昔の永倉文吾なら、わざわざ首突っ込んでくるとは思わなかったのにな……」
永倉文吾:「うっせーなー!金がかかってんだよこっちはさー!」
芝石花:「そういうわけ」肩をすくめる。
永倉文吾:「大体一年後の俺に出来ることが一年前の俺に出来ねえわけねえだろこのヤロー!」
永倉文吾:「俺の成長のしなさなめんなよコノヤロー!」
深師治エリス:「……そ、そう」ちょっと引いている
永倉文吾:「ばあちゃんにだって会うたびに文吾は変わらないねえって言われてんだぞコノヤロー!」
芝石花:「それはどうだかな……」苦笑いをしながら、戦闘に移れるようにと視線を動かす。
芝石花:そういうのは、たいてい彼のほうがすることだったのだが。
芝石花:まあ、たまには悪くないだろう。
永倉文吾:「っつーわけで、降参しないならおっぱじめるけど大丈夫?」
深師治エリス:「……アンタらはムカつかないワケ?」
深師治エリス:「非オーヴァ―ドのカス共がオーヴァ―ド狩りとかさあ~~……!」
芝石花:「……ああ」笑う。「そういうことか」
永倉文吾:「え、今、そんなんなってんの、こわ。」
芝石花:「狩られた魔女だったってわけだ」
深師治エリス:「だからアタシはカス共を使ってカスを消す……!」
芝石花:「……ま、あるんだよ」
深師治エリス:「アタシの友達がね、邪魔をするならUGNでも、オーヴァ―ドでもぶっ殺してやるッ!」
永倉文吾:「オーヴァードなんて言って偉そうぶっても普通の人らがいなきゃ生きていけないのにね。」
永倉文吾:「お馬さんに乗ってる人だってほとんど普通の人だし、あの人達がいなくなったら誰が俺に金を運んでくれると思ってるんだ。」
芝石花:「……君らしいな」穏やかに。
芝石花:「復讐が無意味とか、こう、倫理的な説教みたいなのをするのが良いんだろうけど」
芝石花:「なんかしっくりこないんだよな」
永倉文吾:「だって俺は冒険者であって喧嘩屋とかじゃないからねー」にししと笑う
芝石花:「オーヴァードだとかそういう境界は、僕にとってどうでもいいし」
芝石花:「どうでもいいことなんかありふれた話だ」
芝石花:「君を倒してその子を戻す。そういう仕事だ」
芝石花:「恨むなら恨んでくれ」疲れている。
芝石花:まったく、今日は疲れている。
芝石花:あんな話を彼に打ち明けるつもりじゃなかった。
永倉文吾:「いや、ん、そんな疲れた顔しないで。ちょっと罪悪感感じちゃう」
芝石花:こんな姿の彼を見たのは、まあ、そっちはいい。
芝石花:「終わったら呑みにでも行くか」
永倉文吾:「芝さんの奢りね!」
芝石花:「いいよ」
永倉文吾:「決まり!っつーわけで、かかっこいよオラ!もしくは降参しろ!」
深師治エリス:「さっきも言ったでしょ、邪魔するなら────殺す……!」
GM:"殺す"その言葉と同時に、周囲にレネゲイドの圧が放たれる。<ワーディング>
GM:難易度8の衝動判定
GM:≪ワンナイトフィーバー≫ 発動
GM:衝動判定時、通常の侵蝕増加でなく、侵蝕率を100%まで上昇してもよい。拒否可能。
GM:この効果を受けた場合、戦闘終了時に侵蝕率が50%低下する。
芝石花:うけまーす
永倉文吾:受けるぜ!
芝石花:2DX+1+0@10>=8 意思
DoubleCross : (2R10+1+0[10]>=8) → 4[3,4]+1 → 5 → 失敗

芝石花:暴走芝!
永倉文吾:9dx+4>=9
DoubleCross : (9R10+4[10]>=9) → 10[4,4,5,5,6,8,9,10,10]+8[1,8]+4 → 22 → 成功

GM:つえ~~
芝石花:意志ありすぎだろ
永倉文吾:なんかこいつ精神判定めっちゃ回すな
永倉文吾:侵蝕が100に!
芝石花:アッ僕も侵蝕が100に
GM:ウッス
GM:ワーディングに触発されて、御友勇樹も目を覚ます。
GM:戦闘開始です
GM
      一般家族トループ1【5】 一般ヤクザトループ1・2【8】
          |2m          |2m
御友勇樹【6】深師治エリス【4】-6m-芝石花【9】永倉文吾【13】
          |2m          |2m
      一般家族トループ2【5】 一般チンピラトループ【5】

GM:1Rセットアップ、宣言ある人はどうぞ!
永倉文吾:セットアップなし!
芝石花:なしー
GM:はーい、エネミーはあります
深師治エリス:セットアップ:さあ、行ってブチ込んで来て <アクセル>8+<活性の霧>8+<タブレット>6+<多重生成>6
深師治エリス:射程:視界中にいる6体の行動値を+16、攻撃力+24、ドッジ-2dする。
永倉文吾:やべえ
芝石花:つよじゃん
GM:御友勇樹と一般ヤクザトループ1・2、一般チンピラトループ・一般家族トループ1・2に適用
GM
      一般家族トループ1【21】 一般ヤクザトループ1・2【24】
          |2m          |2m
御友勇樹【22】深師治エリス【4】-6m-芝石花【9】永倉文吾【13】
          |2m          |2m
      一般家族トループ2【21】 一般チンピラトループ【21】

GM:PC達より早いので6体にポコポコ殴られるんだな~~~
GM:ではイニシアチブ
GM:エネミーは無し
芝石花:あるよ~
芝石花:《触媒》つかうよ~ 永倉くんにつかいます
永倉文吾:できらあ!
永倉文吾:「うわ!やべえ芝さん!あいつらなんかいきなりパワーアップしやがった!困る!!」
芝石花:「はいはい」
芝石花:左手を開き、閉じる。
深師治エリス:「さあ、カス共!行ってアイツらをぶっ殺してきな!」
芝石花:そのまま永倉さんの肩をぽんと押す。
芝石花:神経を迸るかすかな電撃。それが、あなたを満たす病を活性化させる。
永倉文吾:「ぎゃー!?いきなり盾にされたー!?」
芝石花:「これで一発先に行ける」
深師治エリス:叫び、一般人たちに能力による肉体の活性化を促し────
芝石花:「必要なら庇ってやりたいけどね」知っている彼を思い出して笑う。
芝石花:「ま、いっておいで」
永倉文吾:驚きながら、妙に力が漲ってくるのを感じる
永倉文吾:では永倉くんの行動!マイナーなし、メジャーでサイレンの魔女!
永倉文吾:9dx+4
DoubleCross : (9R10+4[10]) → 10[1,1,2,3,4,6,9,9,10]+7[7]+4 → 21

永倉文吾:こいつマジで回すな!?
GM:スゲエ!
芝石花:どうしたよ
永倉文吾:まあ、でも万一の回避が怖いから〈勝利の女神〉!達成値+24!
永倉文吾:合計45!
芝石花:ふふん
GM:んふふ、大丈夫!全員イベイジョンで回避不可です
永倉文吾:装甲無視、対象は敵全員!
永倉文吾:ではダメージ!
GM:どうぞ~
永倉文吾:〈フェイタルヒット〉!
永倉文吾:5d10+6d10+12
DoubleCross : (5D10+6D10+12) → 21[1,6,3,5,6]+30[3,9,2,2,6,8]+12 → 63

永倉文吾:ちょっと腐った!どうだ!
GM:ウギャーッ!
GM:トループは全滅!
GM:御友君とエリスさんは普通に生き残っています
GM:演出をどうぞ!
永倉文吾:すううううう、と深く呼吸をする
永倉文吾:「ぶっ殺される前に」
永倉文吾:「ぶっころーーーーーーぎゃあああああああいてえええええええ!!!」
芝石花:「うわ」普通におろおろする。
永倉文吾:永倉文吾の首輪は永倉本人の殺意を戒める!永倉文吾が殺意を抱いた瞬間ものすごい力を永倉文吾にかけてくるのだ!
永倉文吾:だが永倉文吾は無駄にレネゲイドコントロールに長けているため、首輪が自罰するために与える力を叫び声を上げることで外の放出することが出来る!
永倉文吾:「だああああああああ!!しぬううううううう!!!」
永倉文吾:つまり!
永倉文吾:永倉文吾の叫びが悲痛であればあるほど永倉文吾が発せられる嵐は激しく敵を切り刻むのだ!
永倉文吾:「だあああああ!!うそうそ!殺さない!ストップストップ!!」
永倉文吾:「ぜええええ、はああああ、ぜええええ、はあああああ」
GM:声にならない叫びと共に、急ごしらえの戦闘員たちはバタバタと倒れていく。
芝石花:おろおろしながら背中を軽くたたいてやる。「お疲れ様……」
永倉文吾:「ありがと。でもまだボスが残ってるからね」
深師治エリス:「ぐっ……うっ……!」耳元を抑えながら、その場でよろめく。ボロボロになりながら、まだ立っている。
御友勇樹:「うわあああああんん!!怖いいいい!!!!痛いよおおお!!」
御友勇樹:「おにいちゃあああん!!」
GM:では改めてイニシアチブ
GM:改めてエンゲージを出しますね
芝石花:たすかり!
永倉文吾:はーい
GM:御友勇樹【22】深師治エリス【4】-6m-芝石花【9】永倉文吾【13】
GM:という訳で、御友勇樹くんが催促になります
GM:最速
芝石花:めちゃくちゃ速い子供いる
永倉文吾:はええ
GM:ではイニシアチブ22 御友勇樹
御友勇樹:マイナー無し
御友勇樹:メジャー:お兄ちゃんはどこ サイレンの魔女8
御友勇樹:射程視界・対象シーン(選択)・攻撃力+24のRC射撃攻撃。装甲無視。コンセントレイト組み合わせ不可。
御友勇樹:オート:<援護の風>8+<ウインドブレス>2
御友勇樹:判定ダイス+8、達成値+6
御友勇樹:13dx+6 攻撃力+24
DoubleCross : (13R10+6[10]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,4,7,7,8,10,10]+9[1,9]+6 → 25

GM:ウワッ回った、リアクションどうぞ
永倉文吾:ドッジ!
永倉文吾:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,5,10,10]+10[6,10]+7[7] → 27

GM:!?
永倉文吾:天才じゃったか…
芝石花:おい!
芝石花:6DX+0+0@10 回避
DoubleCross : (6R10+0+0[10]) → 8[1,1,1,6,7,8] → 8

GM:よろしければダメージ出しますね
芝石花:王位はやるよ
永倉文吾:w
GM:王位継承
GM:3d10+24+24
DoubleCross : (3D10+24+24) → 19[5,8,6]+24+24 → 67

GM:殺意
芝石花:エーン 死ぬ
GM:復活するならロイスを切るのじゃ……!
芝石花:御友君にロイス 〇尽力/億劫で取得
芝石花:そんでタイタスにしましょうかね
芝石花:復活
GM:んでは演出
御友勇樹:「お兄ちゃんだずげでーーー!」
永倉文吾:「やっべ、芝さんあの子俺と同じタイプだ!泣いてから喧嘩が強くなるやつ!」
御友勇樹:涙と叫び声。暴風が吹き荒れ、貴方たちに襲い掛かる。
芝石花:「あー、わかった……厄介な奴だ」
永倉文吾:「……!」
永倉文吾:一瞬、普段の自分では見切れるはずのないレネゲイドの流れが見えた
永倉文吾:暴れ狂うレネゲイドの奔流が相殺され、数瞬先に安全地帯となる場所がわかる。
永倉文吾:迷わずその直感を信じ、荒れ狂う嵐から身を守る!
芝石花:「!」一瞬、戻ったのかと思った。
芝石花:風に裂かれながら、逆再生のように蘇る鉄の肉。生身のほうも傷はあるが、大したケガじゃない。
芝石花:「冴えてるな」
永倉文吾:「なんかね、今日の俺はラッキーデーみたい!宝くじ買っとけばよかった!」
永倉文吾:では僕の手番ですね。
GM:イエス!どうぞ!
永倉文吾:能力訓練:精神を使って、メジャーでサイレンの魔女!
永倉文吾:10dx+4
DoubleCross : (10R10+4[10]) → 10[2,3,4,4,5,6,7,7,9,10]+3[3]+4 → 17

永倉文吾:頑張った!
GM:ぐぐぐっ
永倉文吾:ど、どうだー!
芝石花:がんばれー
GM:ええ、御友君のイベイジョンが12
GM:エリスが9、避けれない!
永倉文吾:よっし、ではこのままダメージ!しょぼいけどね!
永倉文吾:2d10+12
DoubleCross : (2D10+12) → 16[9,7]+12 → 28

永倉文吾:装甲無視!
GM:合計91点……!
永倉文吾:「お、らああ!お返しだ!子供は早く、寝ぎゃああああああ!!!」
GM:そのダメージは2人とも倒れる!
永倉文吾:疲れからか、先程よりも若干出力の落ちたレネゲイドの奔流が二人に襲いかかる!
御友勇樹:「うぎゅっ……!」
御友勇樹:その圧に、少年は声を漏らしその場に倒れ込む
永倉文吾:「はー、はー」
深師治エリス:オート:<蘇生復活> HP1点で復活
永倉文吾:「お兄ちゃんが死んじまったら、そりゃ悲しいよな。」
永倉文吾:「そりゃしょうがねえよ。多少暴走しちまったって、そりゃ仕方ねえよ。」
永倉文吾:「でもさ、その子が暴走するような道を用意するのは、絶対ダメだよ。」
永倉文吾:「人の悲しみをさ、自分の利益に変えようとするのは絶対ダメだって!いや、ダメかどうかはしらんけど俺はムカつく!!」
永倉文吾:「ムカついた!のでぶちかましちゃって芝さん!」
芝石花:「任された」心なしか上機嫌に。
深師治エリス:「……ぐ、ああ……クソ……」一度倒れるも、そのままフラフラと起き上がる。
深師治エリス:「勝手な……事を」
永倉文吾:「勝手はお互い様だろ!」
GM:深師治エリス【4】-6m-芝石花【9】永倉文吾【13】
GM:ではそのままイニシアチブ9
GM:芝さんの手番
芝石花:はーい。
芝石花:御友君は倒れてエリスちゃんだけであってますっけ
GM:あ、です
芝石花:はあい
芝石花:マイナー。【ハンドレッドガンズ】。銃を作成します。
芝石花:コンボ:インスタレーション:立方塑像 【コンセ】【カスタマイズ】【レインフォース】【バリアクラッカー】
芝石花:いちおうバリクラもおまけ。
芝石花:11dx7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[1,4,5,5,5,5,6,6,7,7,9]+10[3,7,7]+10[2,9]+6[6]+6 → 42

芝石花:任されたからな
GM:ひえ~~……
GM:イベイジョン9、ダメージどうぞ
芝石花:5D10+10
DoubleCross : (5D10+10) → 28[7,4,3,8,6]+10 → 38

GM:HPは1、当然耐えられない。倒れます。
芝石花:装甲無視だよー
GM:え~ん皆装甲無視してくる
芝石花:いぇい。
芝石花: 
芝石花:鉄の皮膚が形を変える。腕だったものが、そうではないものへ。
芝石花:鉄がどろどろに崩れたようなそれは、なんの形かすらわからない。
芝石花:中央の銃口以外、形状らしきものを殆ど失った銃。
芝石花:その悪趣味な銃が魔女を名乗る女へ向けられる。
芝石花:「頼られちゃあな」嬉しげに。
芝石花:引鉄を引くだけ。なんの痛みもない。
芝石花:それだけで、美しい景色は。
芝石花:すぐに。
深師治エリス:「────あ」
深師治エリス:それ以上、声を漏らすことなく。
深師治エリス:倒れた。それで、終わり。
GM:────
GM:戦闘終了!
永倉文吾:やったぜ!
芝石花:いぇー
GM:≪ワンナイトフィーバー≫ 発動
GM:衝動判定時、通常の侵蝕増加でなく、侵蝕率を100%まで上昇してもよい。拒否可能。
GM:この効果を受けた場合、戦闘終了時に侵蝕率が50%低下する。
GM:という訳で50さげな!
芝石花:あ、そもそもあげてなかったわ
GM:wwwww、GMも確認を怠ってしまいました……
GM:≪ワンナイトフィーバー≫(後述)によって侵蝕が100以下になった場合省略、配布経験点は一律5点とする
芝石花:+14して-50 すいません!
芝石花:どうもこれ毎度忘れる
永倉文吾:同じく+18で-50、生還!
GM:下げて100以下なら省略わよ~
永倉文吾:おっけー!
GM:経験点は一律5点!
芝石花:パク!
永倉文吾:ごっつぁんです!
GM
自動さん:5点
中村さん:5点
御影:5点
ごちそうさまでした

GM:────

ED

永倉文吾:「とりあえず、これで一先ず俺たちのお仕事は終わりかな?」
永倉文吾:隣に立つ芝さんの顔を見上げながら声をかける
芝石花:「そうだね。あの子たちのことは、これから来る支部の人たちに任せて」
芝石花:「お疲れ様」
永倉文吾:「うん、石花兄ちゃんもお疲れ様!」
芝石花:「……っ?」
永倉文吾:「……?」
芝石花:(さっきそんな呼び方してたっけ……いや、いいけど)
永倉文吾:自分でも今変なことを口にしたのがわかった。
永倉文吾:記憶の混濁が始まっている。多分、
永倉文吾:「あー、これ毒が治りかけてるね。」
永倉文吾:「流石オーヴァード、頑丈にできてるわ」
芝石花:「……ああ、なるほど」
芝石花:「じゃあお別れ、でもないか。なんていえばいいんだろうな」
芝石花:「いい夢を、かな」
永倉文吾:「あはは、なにそれ」
芝石花:「だってお別れじゃないからね」
永倉文吾:「そうだね。すぐ会えるもんね。」
永倉文吾:「あー、でもさ。」
永倉文吾:「一年後の俺、芝さんに嫌われたりしない?」
芝石花:「え?なんで?」
永倉文吾:「もしそうならちょっと戻るの怖いんだけど」
芝石花:「まさか」
芝石花:「一年後の君は、君がどう思ってるのかは知らないが」
芝石花:「変わったところもあるけれど、今の君と同じように、危なっかしくて可愛い人さ」
永倉文吾:「可愛いってのはよくわかんねえけど、嫌われてないなら、よかった。」
永倉文吾:親に怒られなかった子供のように、安心した表情を見せ
永倉文吾:はじめに記憶を失った時のように体が揺れる
芝石花:同様に支える。冷たい腕で。
永倉文吾:「じゃあ、きっと、一年後の俺も芝さんのこと、好きだよ」
永倉文吾:その冷たい腕に体を任せながら静かに呟く
芝石花:目を見張って、それから笑う。
永倉文吾:「だって、俺が一年ぐらいで変わるわけないもん。」
芝石花:「ああ」
永倉文吾:「ばあちゃんにだって…会うたびに…文吾は変わらないねえって、言われてん……だから…」
永倉文吾:力なく微笑みながら
芝石花:「……ああ」
永倉文吾:「それじゃ、おやすみ、芝さん」
永倉文吾:「また、明日」
芝石花:「いい夢を」
芝石花:静かにそう言って、しばらく。
芝石花:また明日なんて言葉、一年後の彼は言ったことがないことを思って。
芝石花:(精神に形がなくてよかった)
芝石花:目を伏せる。
芝石花:(もしあったら、僕は摩耗していく彼の心を美しいと思ったかもしれない)
芝石花:(それが嫌だと思えることは、僕にとって)
芝石花:(本当に大事なことなんだ、そうだろう)
芝石花:そのまま、眠っている青年を受け止めていた。
GM:────
GM:第十一地区地区/UGN支部・医務室/19:00
御友勇樹・深師治エリスの身柄を拘束。十一支部に移送。御友勇樹は遺産『歪の受け皿』の調査の為第四支部へ受け渡された。何はともあれ、任務完了である。
GM:第四地区/UGN支部・医務室/22:30
GM:戦闘終了後、医療・調査設備等の整った第四支部へ貴方たちは移送された。
GM:特に、毒を受けた永倉文吾は、その解析に時間を取られ、ちょうど今、終わったところだ。
芝石花:医務室の外。
芝石花:置かれている椅子で待っていたが、思っていた以上に時間がかかっていたのもある。
芝石花:あるいは単に疲れていたか。
芝石花:浅い眠りにうつらうつらしている。
永倉文吾:「おい、こんなところで寝てると風邪引くぞ」
芝石花:「わ!」慌てて起きる。
芝石花:「寝てない」
芝石花:考えるより先に言う。
永倉文吾:「意識はあった」
芝石花:「寝ていません、真面目に待っていました」
永倉文吾:「なんで敬語なんだよ」
永倉文吾:「あんたいっつもそんな感じで上役に叱られてるのか?」
芝石花:「なんでだろう……」ほっとしたような顔。
芝石花:「いや、そこまでは叱られてないと思う」
芝石花:「たぶん……」自信はない。
永倉文吾:芝さんの知る、どこか影のある表情をする、いつもどおりの永倉だ
芝石花:「大丈夫だったんだよな?」
永倉文吾:「ああ」
芝石花:「よかった」
永倉文吾:「とりあえず、後遺症はないみたいだ。」
永倉文吾:「あとは今後の経過だな。」
永倉文吾:「しかし、あんたも意外と真面目だな。」
芝石花:「ん、なにが」
永倉文吾:「そんなに眠たければ、帰って眠ればいいだろうに」
芝石花:「いや、待ち始めたときは眠くなかったし」寝てないといったことをもう忘れている
芝石花:「心配だったし」
芝石花:「それに」
永倉文吾:芝さんの言葉の続きを待つ
芝石花:「呑みに行こうって言われたしな、君に」
芝石花:覚えてないだろうな、と思う。
永倉文吾:「……それは」
永倉文吾:そっと左手で首元につけられた首輪に触れる
永倉文吾:「俺が、意識がない間に力を使ったことと関係しているのか?」
芝石花:「まあね」
永倉文吾:「俺は、この力をお前らに使ったか?」
芝石花:最初にそれを訊くのか、と。
芝石花:笑いだしたくなる。
芝石花:「まさか」
芝石花:「君はいつも通りよくやってくれてたよ」
永倉文吾:「…?」
永倉文吾:「そうなのか?」
永倉文吾:「じゃあ、あの毒はなんだったんだ。いや、その辺りはあとで報告書を読めばいいか。」
芝石花:「意識が少し過去に戻るような、そういう機能さ」
芝石花:「わざわざ読むほどでもないし、君が不安がるようなことはない」
永倉文吾:「……………」
永倉文吾:「いや、最悪の毒だなそれ。俺にとっては、特に。」
永倉文吾:「アホそのものだぞ。昔の俺は。」
芝石花:「ふふ」
芝石花:「愚かなような、賢いような」
芝石花:「でも今の君より素直だったね」
芝石花:「いろいろ殺し文句ももらったぜ、秘密だけど」
永倉文吾:「アホだからな。あいつは。」
芝石花:「でも君だった」
永倉文吾:「あんたはどうせ甘やかしたんだろう」
芝石花:「どうかな。いつも君に接しているのと、そこまで変わらないはずだけど」
芝石花:「君に甘いなら、きっとそうなんだろうな」
永倉文吾:「……甘いよ。」
永倉文吾:「相手が覚えてないとわかりきってる約束なんて、無視してさっさと帰ればよかったんだ。」
芝石花:「ほら、時々、バカみたいなことを言う」上機嫌に。
芝石花:「僕が行きたいから待ってるんだよ」
芝石花:「僕が君に構われたいから待ってたんだ」
永倉文吾:はあ、と一つため息をつく
永倉文吾:携帯を取り出す、家で自分を待っているだろうセラに連絡を入れる
永倉文吾:『仕事は無事に終わった。ただ、悪い、今日は少し遅くなる』
永倉文吾:「俺は金が無い。」
永倉文吾:「行くならあんたの奢りだぞ。」
芝石花:「おごるよ?」
芝石花:「そういう約束だった」
永倉文吾:「だろうな、俺はそういうやつだ。」
芝石花:「というか、君の家でもいいよ。誰かいるなら申し訳ないし」
永倉文吾:「あんなところでゆっくり呑めるか。」
芝石花:「はは、公園のほうがましだな」
永倉文吾:「そういうことだ。」
芝石花:たぶん誰か、彼が時間を割くべき相手が。
永倉文吾:「いい店を知ってるんだろ。期待してるぜ」
芝石花:いることをなんとなく察して、そう言ったが。
芝石花:「ああ、それなら自信があるな」
芝石花:大事な誰かが彼にいるなら、嬉しいなと思う。
永倉文吾:「なんだよその目は。」
永倉文吾:「今更奢るのが惜しくなった、なんて聞かないぞ。」
芝石花:「いや」
芝石花:その上で。今夜の時間をくれるのは、もっと。
芝石花:そんなさまざまな関係が、彼を繋ぎとめていることが、なによりも。
芝石花:「惜しいな」
芝石花:「約束しなくても呑みに行ってほしい」
芝石花:「僕は君に構われたいし、構いたいんだ」
永倉文吾:「……」
永倉文吾:ピン、と指先で芝さんの額を弾く

(Illustration/自動)
芝石花:「いたっ」
永倉文吾:「そんなんだから、姪っ子に妙な誤解されるんだよ。」
芝石花:「なんかされたっけ……」
永倉文吾:「これだ。」
永倉文吾:「勝手にしろよ。俺も、あんたを振り払うような気は起きないよ。」
芝石花:「……君こそ」
芝石花:「僕みたいなやつに付け入られないほうがいい」歩き出す。
芝石花:知っているいくつかのバーを候補に考える。
永倉文吾:「今更だ」
永倉文吾:そう言って芝さんと並んで歩き出して
永倉文吾:しばらくしてから、歩みを止める
芝石花:「ん?」気づいて止まる。
永倉文吾:「この時分に、このタイミングで言うのは自分で妙だと思うんだが。」
永倉文吾:「言わなきゃ、どうにも座りが悪い気がする。」
芝石花:「聞かせてほしいな」
芝石花:穏やかに。
永倉文吾:「……」
永倉文吾:「おはよう、芝さん。」
芝石花:「……」
芝石花:「ああ」
芝石花:「おはよう。いい夢は見られたかな」
永倉文吾:「夢は、これから見るさ。」
芝石花:「うーん、夢じゃなくてもっと身近にしてほしいね」
芝石花:「もっと君と遊びたいんだから、そう思ってくれないと困る」
永倉文吾:「あんたみたいなやつには、付け入られないほうがいいんじゃなかったのか?」
芝石花:「僕みたいなやつはね。僕はいいんだよ」
芝石花:「いいことにして」
芝石花:調子よく言う。
永倉文吾:「あんた、ヒモだけじゃなくて、詐欺師にも向いてるかもな」
芝石花:愚かな子供のように。
永倉文吾:そう言って、愚かな兄の手を引く弟のように、どこか楽しげに笑う
芝石花:「それは絶対に褒めてないだろ……」
永倉文吾:「褒めてるさ、面の皮の暑さは才能だよ。」
芝石花:「だから褒めてないだろ」
芝石花:「あの時はもうちょっと可愛いことを言ってたのにな…!」
GM:────
GM:依頼の成功報酬100万円が芝石花と永倉文吾の口座に入金されました。
GM:芝石花さんの口座から、永倉文吾の口座に1万5000円が入金されました。
GM:────円を返済に充てます。
GM:現在の借金は────
GM:────
GM:────────
GM:   一日二人転:芝石花/永倉文吾 了
GM:お疲れ様でした~
芝石花:お疲れさまでした!
芝石花:楽しかった~…!!
GM:いや~~素晴らしいものを見せていただきました
永倉文吾:ありがとうございましたー!