Murder in the First

※『ダブルクロス The 3rd Edition』は有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です

INDEX

• プリプレイ
• OP:霧の中で
• ミドル1:過去の少女
• ミドル3:ぶっとばす
• クライマックス:安寧なんて
• エンディング:いつかきっと

PC

コードネーム	名前	シンドローム	Dロイス
"ペインバッカ―"	蝶宮(ちょうみや) 白々(しろじろ)	ブラックドッグ/エグザイル	亜純血(デミブリード)
(illustration:御影)	主要エフェクト 異形の刻印 アタックプログラム 雷鳴の申し子 爪剣	主要アイテム スネークブレード	HP/51 行動値/5 初期侵蝕/38

コードネーム	名前	シンドローム	Dロイス
"レッドフード"	紅守(こうがみ) 菜月(なつき)	バロール/キュマイラ	亜純血(デミブリード)
(illustration:ただの メーカー)	主要エフェクト ターゲットロック 攻勢変色 狩りの統率者 コズミックインフレーション	主要アイテム ナイフ デモンズシード 情報収集チーム	HP/28 行動値/6 初期侵蝕/36

プリプレイ

GM：では、これから2人セッションを始めていきたいと思います。
蝶宮白々：うおー
GM：PC①が蝶宮白々、一応PC②が紅守菜月です。
GM：分かり切ってるので自己紹介は割愛！
GM：ハンドアウトはこんな感じ

PC①(蝶宮白々)用ハンドアウト
ロイス: 謎の霧 推奨感情 P:好奇心/N:不安
　キミは、UGN・N市支部に所属するエージェントだ。この日、キミは特別な関係にある紅守菜月という少女とデートの約束をしていた。待ち合わせ場所で彼女と合流し、他愛ない会話をして街へと繰り出す。
　だが、その瞬間、キミたちを深い霧が包み込み、気が付くと真夜中の住宅街に立っていた。狼狽する紅守の様子からすると、どうやらここは彼女の過去を再現した空間のようだ。いったい何が起きているのだろう。

GM：共通ハンドアウトみたいなものですね
蝶宮白々：ほうほう
GM：2人でデートに出かけたところで、謎の霧に包まれて事件に巻き込まれることになります。
GM：蝶宮さんには紅守の過去の出来事に付き合ってもらいます。
蝶宮白々：わくわく
紅守菜月：楽しくデートしようね
GM：では、トレーラーを貼ったら早速セッションに入っていきますよー
蝶宮白々：はーい
GM：トレーラー

それは、追想への侵略。
割り切ったはずの思い、捨て去ったはずの苦しみ。
忘れていたドス黒い痛みがいつの間にか足元を崩していく。
真実を包み込む深い霧、その背後に潜み悪意をばらまくものの正体とは。
今、少女の秘めた過去が暴かれる。
もしも取り返しのつかないあの日をやり直せるのなら。
GM：ダブルクロス The 3rd Edition 『Murder in the First』
ダブルクロスーーそれは裏切りを意味する言葉

GM：というわけで、紅白2人セッション、始めていきます！
GM：よろしくお願いします！
蝶宮白々：お願いします～
紅守菜月：よろしくね


OP:霧の中で

GM：では、まずはオープニングフェイズから。
GM：2人は1ｄ10を振って侵蝕率を上げてください。
紅守菜月：36+1d10
DoubleCross : (36+1D10) → 36+2[2] → 38
蝶宮白々：1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 8[8]+38 → 46
蝶宮白々：オワ―ッ
紅守菜月：一気に上がったね、蝶宮

GM：――N市、繫華街。
GM：モッズコートを着た黒髪の痩せた少女が、どこかソワソワした様子で商業ビルの前に立っている。
GM：少女はビルの窓ガラスに自身の姿を映し、しきりに髪を整えたりしている。
紅守菜月：「変じゃないかな……いや、何が正解なのかも分からないけど……」
紅守菜月：「色々迷ったけど、結局いつもの格好で来ちゃったし……」
蝶宮白々：「バッチリ可愛いよ、菜月ちゃん」　髪を整えるのに夢中になってる少女の後ろから、声
紅守菜月：「へっ！？」慌てて振り向く。
紅守菜月：「い、いつからそこに……」
蝶宮白々：「あはは、ついさっきだよ」　手を振りながら、意地の悪い笑みを浮かべる
紅守菜月：「見られてたのか。恥ずかしい……」顔を赤くしている。
蝶宮白々：「おはよっ、菜月ちゃん」
紅守菜月：「おはよう、蝶宮」
紅守菜月：「じゃない……白々」
紅守菜月：「まだちょっと慣れなくて」照れ臭そうに笑う。
蝶宮白々：「よろしい」「ほら」　仰々しく頷いた後、少女の髪に手をやる。
紅守菜月：「な、何……」戸惑う。
蝶宮白々：「気にしてたから……ん、でも大丈夫そうだね」
蝶宮白々：手を離して、少女のとこに立ち直す
紅守菜月：「……リンスとかトリートメントとかはしてるんだけど……美容院？とかにも行った方がいいのかなって最近思って」
紅守菜月：「まさかボクが髪を気にするようになるなんて思わなかった」
蝶宮白々：「ふふ、気持ちは嬉しいけど、無理はしなくていいからね」
紅守菜月：「無理なんか……って、言いたいところだけど」
紅守菜月：「そこそこ無理しなきゃなんだよな」
紅守菜月：「……でも、白々にはキレイだって思ってもらいたいし」
紅守菜月：「なかなか大変だよ」
蝶宮白々：「んふふ……」　顔を赤くして、照れ隠しのように笑う
蝶宮白々：「じゃあ、最後は化粧品とか、見ていこうか」
蝶宮白々：「流石に最初から荷物増やすのはあれだから、帰りにね」
紅守菜月：「え。いいの。嬉しいな。ボク1人だとどこに行っていいかも分からなくて」
蝶宮白々：「1人の時はお店の人に聞くと良いよ」
蝶宮白々：「じゃ、行こうか」
紅守菜月：「そういうのあんまり得意じゃ……。うー、でも頑張らなきゃか」
紅守菜月：「うん、行こうか」
蝶宮白々：少女の手を取って、微笑みかけながら歩き始める。
紅守菜月：「最初はどこ行くの、白々」
紅守菜月：彼女の手をそっと握り返してはにかみながら言う。
蝶宮白々：「んー、天気もいいし、しばらく歩こっか」
蝶宮白々：「気になるお店あったら入ったりしてみよ」
紅守菜月：「お店……」
紅守菜月：「あ、そうだ。白々って、女の子の服装に好みとかあるの？」
蝶宮白々：「んー？今の菜月ちゃんみたいな服装」
紅守菜月：「ボク、あんまり服も持ってないから白々と出かける用にちゃんとしたのを買おうかなって思ってたんだけど……」それを聞いて言葉が途中で途切れる。
紅守菜月：「……バカ。そういうことじゃない」
蝶宮白々：「あはは、冗談冗談」
紅守菜月：「白々のバカ。なんでそういう……」赤面している。
蝶宮白々：「でも、菜月ちゃんに似合ってればなんでもいいよ」
紅守菜月：「自分に似合うっていまいちよく分からないな」
蝶宮白々：「だよねえ」
蝶宮白々：「フリフリの服とかも可愛いと思うけど」
紅守菜月：「フリフリ……」
蝶宮白々：「菜月ちゃん着てみる？」
紅守菜月：「そういうのが白々の好みなら……」
紅守菜月：少し想像して顔をしかめる。
紅守菜月：「気持ち悪っ」
蝶宮白々：「あはは」
紅守菜月：「だって、ボクだよ。ボク。絶対変」
蝶宮白々：「いやあ、そんなことないと思うよ」「でもそんな反応するんだったらやめた方が良いね」
蝶宮白々：「自分が着てて楽しくないと」
紅守菜月：「そうする。いざ着るとなると難しいな。白々が好きならどんな服でも着れるって思ってたのに」
紅守菜月：「白々は美人だからどんな服でも似合いそうだよね」
蝶宮白々：「え～、そうかな」
紅守菜月：「綺麗なのも格好良いのも似合うよ」
蝶宮白々：「ていうか、美人だから何でも似合う理論だったら」
蝶宮白々：「菜月ちゃんも何でも似合うじゃん」
蝶宮白々：「フリフリ試してみる？」
紅守菜月：「ボクは……別に……」
紅守菜月：「美人でもないし……」
蝶宮白々：「美人だよ～」
紅守菜月：「……着たら可愛いって言ってくれる？」
蝶宮白々：「絶対可愛い」
紅守菜月：「じゃあ、着る……」
紅守菜月：「どうなっても責任取らないからね」
蝶宮白々：「色々買って試してみようか、ウチで」
紅守菜月：「分かった。なら、まずは服屋さん？」
紅守菜月：「あれ、でも試着って確かお店でもできるんじゃなかったっけ？」
蝶宮白々：「出来るけどさ、ほら、化粧道具とかも買ってくしさ」
蝶宮白々：「お化粧も合わせて色々してみよ？」
紅守菜月：「ああ、なるほど。それは色々参考になりそう」
紅守菜月：「あ、というか白々も行きたいところとか、あったら言ってね」
蝶宮白々：「もちろん」
紅守菜月：「ボクの用事にばっかり付き合ってもらうのも申し訳ないし」
蝶宮白々：「ふふ。そんな気にしなくていいのに」
紅守菜月：「白々にだって楽しんで欲しいし」
紅守菜月：「折角の……デートなんだから」
蝶宮白々：「菜月ちゃんと一緒にいるだけで楽しいもん」
蝶宮白々：「なんなら公園のベンチに座ってるだけでもいいよ」
紅守菜月：「……ズルいよ、白々」
紅守菜月：「なんでそんなにボクを喜ばせることばっかり……」
蝶宮白々：「でも今日は服から見ていきましょう」「さ、いこいこ」
GM：キミたちがそうして連れ立って歩いていると。
GM：徐々に霧が立ち込めてくる。
GM：その霧は少しずつ濃くなっていき――。
GM：やがて周囲は完全に霧で包まれる。
GM：少し先も見通せないほどの濃い霧だ。
紅守菜月：「何だ、この霧」
蝶宮白々：「凄い霧だね」
紅守菜月：「白々、そこにいる？」握る手に軽く力をこめる。
蝶宮白々：「いるよ」　握り返し　「……どっかお店に入ろっか」
紅守菜月：「ああ。そうしよう」
蝶宮白々：「せっかくいい天気だったのに、ついてないねえ」
GM：すると、その霧は少しずつ晴れていき――。
GM：昼間の繫華街にいたはずのキミたちは、いつの間にか夜の住宅街に立っていた。
蝶宮白々：「ん、あれ？」
GM：周囲の雑踏もどこかに消えてしまっている。
GM：辺りには人っ子1人いない。
紅守菜月：「何が起きてるんだ」
蝶宮白々：「なんか巻き込まれたかな」　背中に背負ったギターケースを、いつでも開けられるようにする。
紅守菜月：「待て。この景色、どこかで見覚えが」
蝶宮白々：「そうなの？」
GM：キミたちの歩く先には、『紅守』という表札がかかった家があった。
紅守菜月：「え。私の家だ」ポカンとしている。
紅守菜月：「そんなはずないのに」
蝶宮白々：「……んー、参ったね」
紅守菜月：「もしかしてこれはボクの……」
GM：目の前にある家は灯りが消えており、既に家人は寝てしまっているようだ。
蝶宮白々：「ん、菜月ちゃん、手繋ぎなおそっか」
紅守菜月：「ああ……」
紅守菜月：その手は微かに震えている。
蝶宮白々：「大丈夫だからね」
紅守菜月：「平気だよ。もうボクは――」
GM：その時。家の二階の窓が開く。
紅守菜月：「隠れて、白々」
紅守菜月：慌てた様子でキミの手を引っ張る。
蝶宮白々：「はあい」　引っ張られるがままに
紅守菜月：白々の手を引き、物陰に隠れる。
蝶宮白々：物陰に潜み、胸元に少女を引き寄せる
蝶宮白々：「私も一緒だから、大丈夫だからね」
紅守菜月：心なしか顔が青ざめている。
紅守菜月：「うん。ありがとう……」
GM：開いた窓からは、人の気配がして――。

GM：というところで、オープニングは終了です。
GM：シナリオロイスは謎の霧に対して取得してください。
紅守菜月：ボクはポジティブが執着、ネガティブが不快感かな。ネガティブが表。
蝶宮白々：謎の霧　好奇心/不快感〇
GM：はーい
GM：不快感がお揃いだった
GM：では、改めてこのシーンは終了です！
蝶宮白々：デートの邪魔しやがって～
紅守菜月：許せない


ミドル1:過去の少女

GM：では、ここからはミドルフェイズに入っていきます。
GM：2人は1ｄ10を振って侵蝕率を上げてください。
GM：38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+9[9] → 47
蝶宮白々：46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+2[2] → 48
蝶宮白々：おお
紅守菜月：ボクの侵蝕率は47に
紅守菜月：結構近い
GM：では、このシーンはオープニングの続きになります。

GM：――家の二階の窓が開くと、そこから縄梯子が降りてくる。
GM：縄梯子を伝って、中学生くらいの年の少女が家の外へと姿を現した。
GM：その黒い長髪の少女は、少し周囲を気にするようにしてから夜道を歩き出す。
紅守菜月：「……ボクだ」胸元に引き寄せられた姿勢のまま囁く。
蝶宮白々：「……昔の菜月ちゃん？」
蝶宮白々：少女の頭を撫でながら訪ねる
紅守菜月：「昔のボクは、ああやって両親にバレないように家を抜け出して夜の散歩をしてたんだ」
紅守菜月：「ほら、堂々と玄関から出て行ったら見つかるかもしれないだろ。幼いなりの知恵だよ」
蝶宮白々：「そっか……」
蝶宮白々：「それにしても、どうしようね」
紅守菜月：「今の手がかりと言えば……」
紅守菜月：「昔のボクを追いかけるくらいか……」
紅守菜月：「…………」どこか苦しそうな顔をする。
蝶宮白々：「大丈夫？菜月ちゃんはここで休んでる？」
紅守菜月：「それはダメだ」少し大きな声が出る。
紅守菜月：「この日は、確か」
蝶宮白々：「……」　頷きながら聞いている
紅守菜月：「この日、ボクは初めて人を殺した」
蝶宮白々：「後悔してる？」
紅守菜月：「……わからない」
紅守菜月：「でも、たまに考える」
紅守菜月：「この日、あんなことをしていなければボクはもっと普通の生き方をしてたんじゃないかって」
蝶宮白々：「そっか……」
紅守菜月：「普通の女の子みたいに、学校に通ったりオシャレをしたり」
紅守菜月：「そんなのは、もうとっくに割り切ってるつもりだったのに」
紅守菜月：「どうしてこんな時に」苦笑する。
蝶宮白々：「今日はデートだったからね」
蝶宮白々：「きっと普段より考えちゃったんだろう」
蝶宮白々：「それに菜月ちゃん、あんま寝れてないでしょ」　目元に手をやる
紅守菜月：「なんで分かるのさ」くすぐったそうに笑う。
紅守菜月：「……デートの仕方とか、初めてだったから色々調べてたらあんまり寝られなかった」
蝶宮白々：「寝不足だと、悪い考えも浮かんできやすいからねえ」
蝶宮白々：「でも、色々考えてきてくれたのは嬉しいよ。ありがと」
紅守菜月：「……そうだよな。こんなのはただの幻。現実じゃない」
蝶宮白々：「ま、とにかく追っかけてみようか」
紅守菜月：「ま、待って」白々の手を引く。
蝶宮白々：「んー？」
紅守菜月：「さっきも少し話したけど」
紅守菜月：「この日、街外れの方まで歩いて出かけたボクは、そこで暴漢に襲われて」
紅守菜月：「突き付けられたナイフを奪って、返り討ちにする」
紅守菜月：「……それも、ただ返り討ちにするだけじゃなくて」
紅守菜月：「惨殺、というか。それはもう、酷い殺し方をする」
紅守菜月：「あれを追いかけたら間違いなく、その場面を見ることになると思う」
蝶宮白々：「出来ればその前に止めたいけど、うん」
紅守菜月：「……見たらたぶん白々はボクを嫌いになる」
蝶宮白々：「えっなんで？」
蝶宮白々：「別に気にしないよ今更」
紅守菜月：「だって……人殺しだよ？」
蝶宮白々：「それを言ったら、私だって人殺しだよ」
紅守菜月：「白々は誰かを守るためにやってるんだろ！」
蝶宮白々：「暴漢を殺したのだって自分を守るためでしょ？」
紅守菜月：「……違う。初めは身を守るためだったけど」
紅守菜月：「途中からは……」
紅守菜月：――恍惚とした表情でナイフを振り下ろす少女の姿がフラッシュバックする。
蝶宮白々：「ちょっぷ！」　額に手刀を落とす
紅守菜月：「痛っ」
紅守菜月：「何するのさ、白々！」
蝶宮白々：「菜月ちゃんがどういう子かはもうわかってるって」
紅守菜月：「白々……」
蝶宮白々：「思い出したくないことは思い出さなくて良いよ」
紅守菜月：「白々くらいだよ。そんなこと言ってくれるのは」
蝶宮白々：「そんなに思いつめなくてもいい。私もいるんだから」
紅守菜月：「そっか。そうだね」
紅守菜月：そっと手を伸ばして白々の顔に触れる。
紅守菜月：「白々。体はもうすっかりいいの？」
蝶宮白々：「うん。前の方が良かった？」
紅守菜月：「まさか。前のはいつか死ぬんじゃないかと思って気が気じゃないから嫌だったよ」
紅守菜月：冷たい指先で白々の頬を撫でる。
蝶宮白々：「じゃあもう大丈夫だ」
紅守菜月：「よかった。もう完全にいつも通りだね」
蝶宮白々：「菜月ちゃんこそ、もう大丈夫？」
紅守菜月：頬を撫でていた手をゆっくりと下げ、白々の腹部に触れる。
紅守菜月：「白々が思い出させてくれたから。ボクももう大丈夫」
蝶宮白々：「ん。じゃあ、行こうか。2人で」
紅守菜月：細い指が、白々の腹部をゆっくりと撫でる。
紅守菜月：「ねえ、白々」甘えるような声で囁く。
紅守菜月：「殺したくなっちゃった」
蝶宮白々：「帰ったらね」
紅守菜月：「むぅ。こういう時ばっかり真面目なんだから」
蝶宮白々：「こういうのは先に片付けないと後が大変って学習してるのよ」
蝶宮白々：「というか急がないと全部終わった後になっちゃうじゃん」
紅守菜月：「一回くらいならいいじゃん」すねるような口調。
紅守菜月：「終わった後って……ああ。そうか」
紅守菜月：「もし、止めたらさ」
紅守菜月：「ボクの過去は変わるのかな」
蝶宮白々：「どうだろうね」
蝶宮白々：「でも、未来は変わるよ、きっと」
紅守菜月：「未来……？」白々の顔を見上げる。
蝶宮白々：「ここから、実際に菜月ちゃんが殺すのを止めて、過去が変わったとしても、変わらなかったとしても」
蝶宮白々：「それを止めようとした菜月ちゃんにだって、気持ちの変化はあるでしょう。たぶん」
紅守菜月：「そう、か」
紅守菜月：「ボクは……そうだな。今のボクは、目の前で襲われてる女の子がいたら助けるな」
蝶宮白々：「なんだ、そうだね」
蝶宮白々：「昔の菜月ちゃんと今の菜月ちゃん、昔の自分が自分だと思えないなら」
蝶宮白々：「いっそ別人として助けちゃおうよ」
紅守菜月：「別人として……」
紅守菜月：「そっか」
紅守菜月：「私は、誰かに助けて欲しかったのか」
紅守菜月：「ずっと1人で、両親に打ち明けられなくて、話しても誰にも信じてもらえなくて」
紅守菜月：「だから」
紅守菜月：「ボクは、助けたい。あの日のボクを」
蝶宮白々：「ん。そっか」
蝶宮白々：「じゃあ私にも背負わせて？」
紅守菜月：「ボクの方から頼もうと思ってた」
紅守菜月：「お願い、白々。力を貸して」
蝶宮白々：「もちろん」
蝶宮白々：そっと手を取り、両手で優しく握る
紅守菜月：くすぐったそうに微笑む。
蝶宮白々：「助けてあげよう。菜月ちゃんを」
紅守菜月：「白々。キミは本当にすごい」
紅守菜月：「何度助けられたか分からないよ、ボクは」
蝶宮白々：「そうかな。助けに慣れてたら嬉しいけどね」
紅守菜月：「よし、なら急ごうか。今度は迷っていられない」
蝶宮白々：「うん、道をお願い」
紅守菜月：「ああ。場所は分かるから」
紅守菜月：「街外れの高架橋の方……」そう言って歩き出し、少し振り向く。
紅守菜月：「白々。少し意地悪なこと聞いていい？」悪戯っぽく笑って言う。
蝶宮白々：「なぁに？」
紅守菜月：「白々はもしボクの過去が変わったら、ボクと白々が出会ったことも無くなっちゃうとかそういうことは考えなかった？」
蝶宮白々：「考えたよ」
紅守菜月：「なら、どうしてあんなにすんなり」意表を突かれたように、悪戯っぽい笑みが消える。
蝶宮白々：「でも、きっとまた会えるよ」
紅守菜月：「そんなの分からないじゃないか」
蝶宮白々：「そう考えた方がいいじゃない」　けらけらと笑う
紅守菜月：「……ただ楽天的なだけ？何か根拠があるわけじゃなく？」
蝶宮白々：「楽天的なだけ」
蝶宮白々：「がっかりした？」
紅守菜月：「がっかりしたというか」
紅守菜月：「モヤモヤした」
蝶宮白々：「全部消えちゃってもいいと思ってるわけじゃないからね」
紅守菜月：「ふーん。どうだか」
紅守菜月：「ボクは蝶宮ほどお気楽じゃないからな」
蝶宮白々：「じゃあずっとここにいる？」
紅守菜月：「それでもいいよ」
紅守菜月：「白々と離れ離れになるかもしれないなら、それでも別に」
蝶宮白々：「あはは、私は良くないので先に進みまーす」　菜月ちゃんを秘め抱きにして歩き始める
紅守菜月：「なっ、なんでそうなるのさ……！」
紅守菜月：「ボクの話、聞いてたか！？」
蝶宮白々：「私だって別に離れ離れになりたいわけじゃないよ」
紅守菜月：「……だったら信じさせてよ。ボクだって白々と一緒の未来が見たいんだから」そっぽを向きながら言う。
蝶宮白々：「信じさせて酔って、難しいなー」
蝶宮白々：「もうこの話無しね。動けなくなっちゃうから」
紅守菜月：「……うん」
紅守菜月：「いや、待って……」
紅守菜月：「妥協案」抱きついたまま体を預け、そっと目を閉じる。
紅守菜月：お互いの顔が息が触れ合うような距離まで近付く。
蝶宮白々：「ん……」　顔をさらに近づける
紅守菜月：瑞々しい唇が軽く触れる。
紅守菜月：頬がわずかに赤く染まる。
蝶宮白々：唇を離し、頬をくっつける
紅守菜月：「よし。これで大丈夫」
蝶宮白々：「……」
蝶宮白々：「いこっか」
紅守菜月：「今、何か間がなかった？」
蝶宮白々：「いや、私もムラムラしてきた……」
蝶宮白々：「早く終わらせて帰ろう……」
紅守菜月：「いや、白々……？」
紅守菜月：「帰ったらね」
蝶宮白々：「そういうことで」
蝶宮白々：どうにも締まらない
紅守菜月：彼女の手を握り、自分の胸元に導く。柔らかな感触が、その手に伝わる。
紅守菜月：もう片方の手で大振りのナイフを握り、白々の腹部にあてがう。
紅守菜月：「お互いに、早く終わらせる理由ができたね」
蝶宮白々：「ね」　もう一度頬にキスをする
紅守菜月：ナイフを離し、彼女の体を抱き寄せるとこちらからも頬にキスをする。
紅守菜月：「行こうか。今度こそ」
GM：では、キミたちが2人で歩き出したところでこのシーンは終了だ。

GM：紅白タイマンセッション、前回までの三つのあらすじ！
GM：休日にデートをする予定だった蝶宮と紅守は謎の霧に飲み込まれてしまう
GM：その霧の向こう側にあったのは紅守の過去を再現した空間だった
GM：紅守は精神的に動揺したり重い女になったりした
GM：そして！



ミドル2:敵を探せ

GM：次のシーン！
GM：次は情報収集のシーンになります。
GM：PCは二人とも登場だ。
GM：ダイスを振って侵蝕率を上げてください。
紅守菜月：47+1d10
DoubleCross : (47+1D10) → 47+4[4] → 51
蝶宮白々：48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+9[9] → 57
蝶宮白々：オワ―ッ
GM：いい感じだ

GM：――霧の中、キミたちは住宅街を進む。
GM：進むにつれて霧は徐々に深くなってくる。
GM：キミたちはその霧に奇妙な違和感を覚えるだろう。
GM：エグザイルのエネミーエフェクト《堕落の爪》の効果だ。二人は侵蝕率を10上昇させてください。
紅守菜月：51から61に！
蝶宮白々：えーっ
蝶宮白々：57→67
紅守菜月：ヤバイ

紅守菜月：「白々。この霧、何か変だ」顔をしかめて言う。
蝶宮白々：「そうだね……」
紅守菜月：「気を付けた方が……と言っても霧に触れないようにするなんて難しいか」
蝶宮白々：「難しいね」　笑いながら言う
蝶宮白々：「とっとと解決しちゃわないとマズそうだ」
紅守菜月：「ああ。なら、やっぱり一刻も早く脱出するしかないな」
紅守菜月：「レネゲイドの感覚があるってことはエフェクトを使ってる何者かがいるんだろうけど……」
紅守菜月：「探るだけ探ってみる？」
蝶宮白々：「やって無駄ってことはないでしょ」
蝶宮白々：「やろう」
紅守菜月：「それもそうか」小さく頷く。
GM：というわけで、ここからは情報収集の判定をしてもらいます
GM：タイマンセッションなので情報収集項目は一つだけ！
GM：・謎の霧について〈情報:UGN、噂話〉〈知識:レネゲイド〉難易度6
蝶宮白々：ほうほう
蝶宮白々：コネ:UGN幹部使って判定します
GM：蝶宮は紅守にも判定をさせてもいいし、彼女と協力して判定を行ってもいいです
蝶宮白々：あっ協力もできる！
GM：紅守に協力をさせる場合は判定のダイス+2個のボーナスが得られるぞ
蝶宮白々：協力して～
紅守菜月：オーケー。白々のためなら。
GM：失敗した場合はシーンを切ってもう一度になるぞ
蝶宮白々：了解です
GM：では、自由に判定をどうぞ！
蝶宮白々：社会1　コネ(ストーン)1d　DB1d　協力で2d！
蝶宮白々：5dx+2
DoubleCross : (5DX10+2) → 8[1,2,3,7,8]+2 → 10
蝶宮白々：難易度6なので成功！ヨシ！
GM：お見事！
紅守菜月：さすが白々だ。
GM：では、情報を公開しますね！

・謎の霧について
謎の霧はジャーム化したレネゲイドビーイングがソラリスのイージーエフェクト《ケミカルスモッグ》によって発生させているもののようだ。そのジャームはオルクスのエネミーエフェクト《ラビリンス》で閉じ込めた対象の記憶をエグザイルの《メモリーハック》で読み取り、ソラリスのエネミーエフェクト《蝕む声》でその過去を再現している。
過去を見せることで脱出を躊躇った相手に対してエグザイルのエネミーエフェクト《堕落の爪》で徐々に侵蝕率を上げてジャーム化させ、最後には捕食するという性質のものだ。レネゲイドビーイングの本体はその記憶の中の最も強い地点にいると考えられる。

蝶宮白々：トライブリード！
GM：このままこの空間に居続けたらジャーム化し、最後には食われてしまうようです。ピンチ！
蝶宮白々：コワ～
GM：幸せのまま食われてもいいし、脱出してもいいというわけ
蝶宮白々：脱出しますよお
紅守菜月：するに決まってる

紅守菜月：「……白々。何か分かったりした？」周囲を見渡しながら尋ねる。
蝶宮白々：「うん、そうだねえ」　虚空で手を手繰るようにして呟く
紅守菜月：チラリとその手元を見る。
蝶宮白々：「まず、さっきの変な感じはエグザイルの能力かな」
蝶宮白々：「空気に紛れるように、私たちの体内に入り込んで、ジャームにさせようとしている？」
紅守菜月：「エグザイル。この霧自体に肉体の一部を溶け込ませてるって感じかな」
蝶宮白々：「あ、そんな感じかも」
紅守菜月：「ジャームにって……相当マズいだろ、それ」
蝶宮白々：「それで同じようにして菜月ちゃんの記憶を読み取ってるんだと思う」
蝶宮白々：「記憶の再現は……ソラリスとオルクスかな」
紅守菜月：「ボクの記憶を……。最悪だな」
紅守菜月：「確かに、何か空間がねじ曲がってる感じがする……。タイムスリップ、とかではないってことか」
蝶宮白々：「そうだね……それと……」
蝶宮白々：ぺたぺたと壁を触ったりもする
蝶宮白々：「いまいち動機とかが読み取れないな……衝動的なものか」
蝶宮白々：「レネゲイドビーイングの可能性もあるかな」
蝶宮白々：「そこらへんは行ってみないとわからないけど……」
紅守菜月：「衝動に飲み込まれてってこと？ 犯人自体がジャームか」
紅守菜月：「そいつがいるとしたら多分……ボクの記憶の中心点だよな」
蝶宮白々：「そうだね」
蝶宮白々：「そこにいなかったら、総当たりするしかないからいてくれないと困る」
紅守菜月：「それはないんじゃないかな。向こうだってどこかでボクたちに接触はしたいだろうし」
紅守菜月：「うん。なんにせよますます例の現場に向かう理由が増えたな」
蝶宮白々：「逃げ回ってジャームになるのを待ってるかも」
蝶宮白々：「ま、そうだね」
蝶宮白々：「そこが一番印象強いだろうし」
紅守菜月：「あー……その線もなくはないか……」
紅守菜月：「まだジャームになるのは御免だね、ボクは」
蝶宮白々：「私もよ、だから急ごう」
紅守菜月：「ああ。そうだね。例の現場まではもう少しのはずだよ」
紅守菜月：駆け出しながら言う。
紅守菜月：「……そういえば白々は」
紅守菜月：「変えたい過去とかあったりするの？」
蝶宮白々：「たくさんあるよお」　走りながら言う
紅守菜月：「そんなに？」くすりと笑う。
蝶宮白々：「そもそも覚醒した時からがねー」
蝶宮白々：「通学バスの事故だったから、当時の友達もたくさん死んじゃったし」
紅守菜月：「あー、そっか……。軽々しく聞いてごめん」
蝶宮白々：「気にしなくていいよ」
蝶宮白々：「」
紅守菜月：「もし……過去を変えて無かったことにできるなら、したいと思う？」
蝶宮白々：「もうずっと前のことだし」
蝶宮白々：「思うけど、しないよ」
紅守菜月：「思うのに、しないんだ」驚いたような顔をする。
蝶宮白々：「色々あっての今だしね」
紅守菜月：「白々はすごいな」
紅守菜月：「思わないんじゃなくて、思うのにしないっていうの。ボクの考えにはなかった」
蝶宮白々：「だって私たちジャームじゃないし」　軽く笑って言う
蝶宮白々：「理性で動きたいね」
紅守菜月：「それが立派なんだって」
紅守菜月：「大人ーって感じ」
蝶宮白々：「あはは……っと、そろそろかな」　困ったように笑いかけて前を向く
GM：キミたちの向かう先、高架橋のようなものが見えてくる。
紅守菜月：「ああ。そろそろだ」
蝶宮白々：「さて、どうなるかな……！」
紅守菜月：「まずはボクを助けるところから、か」
紅守菜月：「悪いけど、手を借りるよ。白々」
蝶宮白々：「いくらでも使って」
紅守菜月：ゆっくりと頷く。
GM：では、キミたちが高架橋の下へと歩みを進めたところでシーン終了だ。

GM：ロイスの取得や感情変更、購入判定が可能ですよ！
紅守菜月：ロイスはとりあえずいいや
紅守菜月：購入は一応UGNボディアーマーを狙うか
紅守菜月：3dx>=12
DoubleCross : (3DX10>=12) → 10[1,5,10]+4[4] → 14 → 成功
紅守菜月：あ、成功してる！
蝶宮白々：霧のエネミー　〇興味/敵意
GM：お。偉い
蝶宮白々：アームドスーツ買お
紅守菜月：あ。ボクもそっちを狙っておけばよかったか
蝶宮白々：2dx+1>=15
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 7[1,7]+1 → 8 → 失敗
蝶宮白々：ああん
GM：残念！
紅守菜月：白々、一応UGNボディアーマー着とく？
紅守菜月：要らなければボクが装備するけど
蝶宮白々：着ておこうか、庇うから離れないでね
紅守菜月：オーケー。助かるよ
GM：では、二人とも判定が終わったようなので改めてこのシーンは終了です！


ミドル3:ぶっとばす

GM：次のシーン！
GM：次は、紅守の過去の事件に立ち会うシーンになります。
GM：二人とも登場。
GM：ダイスを振って侵蝕率を上げてください。
蝶宮白々：67+1d10
DoubleCross : (67+1D10) → 67+5[5] → 72
紅守菜月：61+1d10
DoubleCross : (61+1D10) → 61+6[6] → 67
GM：がんがん上がる！

GM：――キミたちは街外れの高架橋の下へとやってきた。
GM：霧はいっそう深まっていく。
GM：では、キミたちにはエグザイルのエネミーエフェクト《堕落の爪》の効果で、さらに侵蝕率を10上げてもらいましょう。
紅守菜月：うわー！
紅守菜月：67から77に！
蝶宮白々：82！
GM：徐々に追い詰めておるな
GM：キミたちが高架橋の下にやってくると、そこで人が揉み合っている気配がする。
紅守菜月：「……行こう。白々」震える手でナイフを構える。
蝶宮白々：「うん、行こうか」　スネークブレードを後ろ手に持ち、覗き込む
GM：そこでは、中学生くらいの年の少女がナイフを突きつけられ、男にのしかかられている。
紅守菜月：「あの後、ボクは……ナイフを奪って男を滅多刺しにして……殺す」額には冷や汗が浮かんでいる。
紅守菜月：「無抵抗の男を……何度も何度も……」声が震えている。
蝶宮白々：最後まで聞かずに飛び出す
紅守菜月：「白々……！？」
蝶宮白々：そのまま、男を蹴り飛ばす！
GM：男の体は吹き飛んで倒れる。
蝶宮白々：「人の女に何してくれとんのじゃオラーッ！」　追い打ちでドカドカ蹴っている
GM：組み敷かれていた少女は驚いたような顔でキミを見上げている。
蝶宮白々：完全に直前まで話していた内容を忘れている
GM：男は散々に蹴り回され、慌てて逃げ出そうとする！
蝶宮白々：「2度とするんじゃねえぞ！次あったらこんなもんじゃすまさねえからな！」
蝶宮白々：ビシッと中指を立てて見送る
男：「ひ、ひいぃ！ごめんなさい！ごめんなさい！」男は一目散に逃げ去る！
GM：中学生くらいの年の少女は呆然とその様子を見ていたが、ポツリと呟く。
蝶宮白々：「……はっ」　遅ればせて勢いで飛び出してしまったことに気が付く
少女：「ありがとう……ございました……」
蝶宮白々：「いやその……気にしなくていいよ……」　少女に背を向けたまま頭を抱える
少女：「私。菜月って言います。紅守菜月。お姉さんは……？」髪の長い少女が言う。
蝶宮白々：「名乗るほどのものじゃないよ、あはは……」　言いつつ、周囲に件の敵の姿が無いか探る
少女：「私。夜に出歩くのが習慣になってたんですけど、もう止めることにします」
少女：「何か嫌なことがあったとかじゃないんですけど……寂しかった、のかもしれません」
蝶宮白々：「夜風って気持ちいいよね」
蝶宮白々：「でも、うん、やめた方が良いよ」
少女：「あ。は、はい。なんだか、自由に慣れた気がして」
少女：「ですね。危ないですし」
少女：「私、なるべく明るいところを通って家に帰りますね。あの、お姉さん」
蝶宮白々：「うん、1人だと特にね」
蝶宮白々：「んー？」
少女：「……またどこかで会えますか？」
蝶宮白々：「うん、会えるよ、きっと」
少女：「……！ その時は、よろしくお願いします！」
少女：「では、また。本当にありがとうございました！」
蝶宮白々：「うん、気を付けて帰りなね」　背を向けたまま、手を振る
GM：頭を下げてお礼を言うと、長髪の少女は去っていく。
GM：その時。
GM：霧が意思を持っているかのようにうねり、キミの方に襲いかかる！
蝶宮白々：「やっとお出ましか！」
紅守菜月：同時に、物陰からモッズコート姿の少女が飛び出してナイフでその霧を弾く！
紅守菜月：「……どうやらそうみたいだね」なぜかグシャグシャに泣いている。
蝶宮白々：「ありがと、菜月ちゃん」　菜月ちゃん、の部分は小声で言い、スネークブレードを構える
蝶宮白々：「うええっ！？なんで泣いてんの！？」
蝶宮白々：「大丈夫！？なんかされた！？」
紅守菜月：「だって……白々……」
紅守菜月：「ありがとう……あんな風に……」
紅守菜月：「キミがいてくれて本当によかった」
蝶宮白々：「そ、そう？」
蝶宮白々：「っていうか、ごめんね、勝手に飛び出しちゃって」
紅守菜月：「ううん」
紅守菜月：「例え偽物でもさ、あのボクは救われた」
紅守菜月：「ありがとね」コートの裾で涙をぬぐう。
蝶宮白々：「……」　少女に微笑みかけて
GM：キミたちの目の前で、白い霧は寄り集まって人型を形成していく。
蝶宮白々：「よし、じゃあこの子を止めてハッピーエンドと行こうか」
紅守菜月：「いいね、ハッピーエンド。ボクたちにはお似合いだ」
紅守菜月：ナイフを構え、人型の霧を見据える。
蝶宮白々：「菜月ちゃんがそう言ってくれると嬉しいね」
蝶宮白々：スネークブレードをヒトガタに向けて笑う
GM：シーン終了！

GM：ロイスの取得や感情変更、購入判定ですよ！
蝶宮白々：菜月ちゃん(小)　〇可愛い/罪悪感
紅守菜月：霧ジャームにロイスを。ポジティブ懐旧、ネガティブ殺意。ネガティブが表だ。
紅守菜月：白々……？
蝶宮白々：購入はアームドスーツ！
蝶宮白々：3dx+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 10[1,6,10]+8[8]+1 → 19 → 成功
蝶宮白々：えっ！？
紅守菜月：すごい。成功してる！
蝶宮白々：じゃあアームドスーツに着替えてボデマは菜月ちゃんに返します
紅守菜月：返してもらったので着よう
紅守菜月：ボクはじゃあどうしようかな
紅守菜月：意味ないけど応急手当キットでも狙っておくか
紅守菜月：3dx>=8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 4[1,3,4] → 4 → 失敗
紅守菜月：だめじゃん！
紅守菜月：終わりです
GM：では、改めてシーンは終了ですよ！


クライマックス:安寧なんて

GM：次のシーン！
GM：次はいよいよクライマックスフェイズです！
GM：二人ともダイスを振って侵蝕率を上げ、シーンに登場してください！
紅守菜月：77+1d10
DoubleCross : (77+1D10) → 77+9[9] → 86
紅守菜月：結構上がってきたな
蝶宮白々：82+1d10
DoubleCross : (82+1D10) → 82+9[9] → 91
GM：蝶宮も結構上がってる！

GM：では、高架橋の下。
GM：キミたちの目の前で、白い霧は人型を形成する。
GM：その霧は、人の声のようにも聞こえる不可解な音を発する。
謎の霧：『なぜ抗う』
謎の霧：『ここにいればお前たちは幸せだ』
謎の霧：『過去も未来も思うがまま。永劫の安寧を与えてやる』
蝶宮白々：「やだよそんなの、自分が想像する以上の物は得られないじゃん」
紅守菜月：「同感。デートで何が起きるかワクワクすることだってないんだろ」
蝶宮白々：「そういうことさ」
紅守菜月：「それに、こんな世界になんか頼らなくても……あの娘はもう十分に救ってもらった」
紅守菜月：「それでいい」
謎の霧：『愚かな。抗うならば、お前たちは耐え難い苦痛の中で眠りに落ちることになる』
蝶宮白々：「どうかな、その時はあなたも同じ苦しみを味わうことになる」
蝶宮白々：「私たちに目を付けてしまったからにはね」
蝶宮白々：ニヤリと笑う
紅守菜月：「ボク、ついさっき1人殺しそこねちゃったからさぁ」
紅守菜月：「いい憂さ晴らしだ」ナイフを向ける。
謎の霧：『良かろう。ならば、お前たちは恐怖と絶望の中、私の供物となるのだ』
GM：人型の霧が邪悪な気を孕んで膨れ上がる！
GM：衝動判定だ！〈意志〉で難易度は9！
蝶宮白々：3dx>=9
DoubleCross : (3DX10>=9) → 10[4,9,10]+8[8] → 18 → 成功
GM：すご！？
蝶宮白々：おお、成功した
紅守菜月：4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 9[7,7,8,9] → 9 → 成功
紅守菜月：ボクも成功だ
謎の霧：『堕ちよ。堕ちよ。私の臓腑の中に沈むがいい』
GM：その深い霧が広がると、キミたちの体内の衝動を揺さぶっていく！
蝶宮白々：91+2d10
DoubleCross : (91+2D10) → 91+18[8,10] → 109
蝶宮白々：うわ！？
GM：すごい上がってる！
紅守菜月：86+2d10
DoubleCross : (86+2D10) → 86+13[8,5] → 99
蝶宮白々：「その程度じゃ、堕ちてやれないな」
蝶宮白々：急激な侵蝕負荷に脂汗を浮かせつつ笑う
紅守菜月：「ああ。その程度……ボクの衝動の方がよっぽど強いね」瞳を赤く染めて笑う。
GM：では、ここからはクライマックス戦闘に入っていきます！
GM：エネミーは謎の霧の1体！行動値は9！
GM：エネミーはキミたちから5メートル離れた場所に存在しています！
蝶宮白々：速いな
GM：エネミーを戦闘不能にできれば戦闘は終了だ！
GM：では、ラウンドの進行の開始です！
GM：1ラウンド目。
GM：まずはセットアップから。
GM：セットアップの行動がある人は宣言をお願いします。
蝶宮白々：なし
謎の霧：《活性の霧》を使用。ドッジのダイスを減らし、攻撃力を上げます。
紅守菜月：《ターゲットロック》+《攻性変色》+《狩りの統率者》を使用。対象は謎の霧。
紅守菜月：《ターゲットロック》の攻撃力上昇効果を白々にも適用します。
蝶宮白々：わーい
紅守菜月：シーン中、攻撃力+37だ。
紅守菜月：そして、ボクは暴走。
紅守菜月：侵蝕率は109に。
紅守菜月：人型の霧を見据え、舌なめずりをする。
紅守菜月：「白々。あれには核がある。撃ち抜ければ殺せる」
紅守菜月：「――ボクに合わせて」
蝶宮白々：「わかった、まかせて」
GM：では、セットアップはこれで終了！
GM：ここからはイニシアチブ順に手番を行っていきます！
GM：まずは行動値9の謎の霧から！
謎の霧：マイナーで《猛毒の雫》を使用。攻撃でダメージを与えたら邪道3ランクを与える！
蝶宮白々：うえー
謎の霧：メジャーで《コンセントレイト：ソラリス》+《エクスプロージョン》+《アシッドボール》を使用！
謎の霧：範囲選択で2人に攻撃だ！
謎の霧：命中判定いくぞ！
謎の霧：12dx7+4
DoubleCross : (12DX7+4) → 10[1,1,2,2,2,3,3,3,5,6,8,9]+10[4,10]+6[6]+4 → 30
謎の霧：命名の達成値は30！
蝶宮白々：ガード
紅守菜月：暴走中なのでリアクション不可！
蝶宮白々：じゃあ崩れずの群れでカバー！
蝶宮白々：109→111
紅守菜月：助かる！
謎の霧：では、ダメージいくぞ！
謎の霧：4d10+24
DoubleCross : (4D10+24) → 19[8,9,1,1]+24 → 43
GM：43点！装甲値-5！
蝶宮白々：にゃあ～
GM：さらに1点でもダメージを受けたら邪毒3ランクだ！
蝶宮白々：装甲5、G3だから……
蝶宮白々：70点？
蝶宮白々：生きてるな……HP11です
GM：い、生きてる！？
GM：か、固いな！！？
GM：では、攻撃の演出いきます！
蝶宮白々：ロイス復活だともう少し高くなるから良い感じに減った！
謎の霧：白い霧が、噴出する。
謎の霧：膨大な量の白い霧が、触れるものを朽ちさせながら2人の方へ押し寄せる！
謎の霧：『堕ちよ。朽ちよ。腐り果てよ』
紅守菜月：息を荒げ、白い霧を睨む。避ける気はない。
蝶宮白々：「おっと」　上着を脱ぎ、それを霧に投げつけながら前に出る
GM：白い霧が上着に阻まれ、わずかに勢いを失う。
蝶宮白々：「とおりゃっ」　レネゲイドに対し耐性のある衣服がみるみるうちに溶けていく
GM：触れた途端に上着が朽ち果てて崩壊する。白い霧はそのまま蝶宮へと押し寄せる！
GM：そして、その体を蝕んでいく！
蝶宮白々：しかし、確かに勢いを削がれた霧は、手元で回り続けるスネークブレードによりさらに散らされる！
蝶宮白々：「ぐ……う！」
紅守菜月：彼女がこの程度で倒れないことは知っている。あえて心配はしない。
蝶宮白々：「げっほ、げほ……こんなものかい？」　焼け爛れた喉から血を吐きながら挑発する
謎の霧：『愚かな。そこまで苦しみ、なぜ抗う』
蝶宮白々：「生きてるって感じがするからさ……菜月ちゃん、頼んだぜ」
紅守菜月：「ああ。ボクが先に仕掛ける。その間に息を整えて！」言うが早いか走り出す。
蝶宮白々：スネークブレードを払う
GM：では、白い霧の行動はこれで終了！
GM：次は行動値6の紅守の番！
紅守菜月：マイナーはなし。
紅守菜月：メジャーで《コンセントレイト：バロール》+《瞬速の刃》を使用！
紅守菜月：ナイフで謎の霧に射撃攻撃！
紅守菜月：命中判定いくぞ
紅守菜月：7dx7+1
DoubleCross : (7DX7+1) → 10[6,6,7,8,9,9,10]+10[4,6,7,9,10]+10[1,5,8]+6[6]+1 → 37
紅守菜月：いい感じ
謎の霧：ドッジを宣言！
謎の霧：3dx+2>=37
DoubleCross : (3DX10+2>=37) → 9[4,9,9]+2 → 11 → 失敗
謎の霧：無理！
紅守菜月：ダメージいくぞ
紅守菜月：4d10+39
DoubleCross : (4D10+39) → 31[7,9,7,8]+39 → 70
GM：やたらダイス目が高いな！
紅守菜月：殺意が高まってるのかも
GM：まだ倒れないが、かなり良いダメージを喰らった……！
紅守菜月：じゃあ、演出。
紅守菜月：走り出すと白い霧に向かい、モッズコートを翻しながら跳躍。
紅守菜月：空中で身をよじりながら白銀の刃を一閃する！
紅守菜月：鋭いナイフの一撃で霧が打ち払われる！
謎の霧：霧の中から雄叫びのような音が響く！
紅守菜月：ナイフの軌跡にそって裂けた霧の向こう側に核のようなものが露出する。
蝶宮白々：「流石だね」
紅守菜月：「白々。今だ」
GM：では、紅守の番はこれで終了！
GM：次は行動値3の白々の番！
蝶宮白々：うおー
蝶宮白々：マイナーでスネークブレードの射程を15mにします。判定ダイス-1
蝶宮白々：アタックプログラム+貪欲なる拳+雷鳴の申し子+コンセントレイト:ブラッグドッグ　侵蝕+12
蝶宮白々：メジャーで攻撃！判定するよ
GM：来るがいい！
蝶宮白々：10dx7+10　攻撃力+8+37
DoubleCross : (10DX7+10) → 10[1,1,1,3,4,4,5,7,7,10]+5[1,4,5]+10 → 25
蝶宮白々：うわっしょっぱ
GM：うおお、ドッジ！
謎の霧：3dx+2>=25
DoubleCross : (3DX10+2>=25) → 7[2,2,7]+2 → 9 → 失敗
謎の霧：無理……！
GM：では、ダメージどうぞ！
蝶宮白々：じゃあ行くよ～、喰らったダメージ70も合わせて
GM：既にやばそう
蝶宮白々：3d10+8+37+70
DoubleCross : (3D10+8+37+70) → 24[5,9,10]+8+37+70 → 139
GM：139！！？
蝶宮白々：殺意高
紅守菜月：ボクのバフ37点だから、1人で100点以上出してるじゃん！
GM：そのダメージはどうしようもない！
GM：復活エフェクトもないので霧ジャームは完全に戦闘不能になります！
GM：では、演出どうぞ！
GM：キミの眼前で、白い霧はうごめく。
蝶宮白々：「悪いね」　しゃらりと、刃が伸びる
蝶宮白々：「取らせてもらうよ」
蝶宮白々：伸びた刃が、核を包み込む
蝶宮白々：柄を持った手を引く、刃が核に喰い込み、切り刻んだ
謎の霧：『なぜだ。なぜ救いを拒む。お前たち人間は脆弱だ。いずれ必ず堕落する。その前に私は……！』
蝶宮白々：「お優しいこと」
紅守菜月：「……白々。終わらせてくれ」宙を舞い、彼女の横に着地する。
蝶宮白々：「頼まれたときにだけやってやんな」
蝶宮白々：言葉と同時に描くが弾け飛ぶ
GM：その途端、白い霧が爆発し、霧散する！
GM：うごめいていた霧は大きく震え、徐々に薄れていく。
GM：遠くの方に、元の繫華街の景色が見える。
紅守菜月：「これで、元通りだな」
蝶宮白々：「そうだねえ」
紅守菜月：「せっかくのデートだってのに水を差されちゃったな」
蝶宮白々：「デートの続きは……どっかで一息ついてからにしよっか」
蝶宮白々：疲れた様子でボロボロの上着を着なおす
紅守菜月：「だね。白々もボロボロだし」彼女を見て苦笑する。
紅守菜月：「戻ろうか」そっと手を差し出す。
蝶宮白々：「ん、たまには菜月ちゃんにエスコートしてもらおっか」
紅守菜月：「いいよ。ご案内しましょう、お姫様」
紅守菜月：「ボクたちの世界に」
紅守菜月：笑ってそう言うと、白々の手を引いて歩き出す。
蝶宮白々：「ありがとう王子様」
蝶宮白々：二っと笑って手を引かれながら歩く
GM：深い霧を超え、2人は光の差す方へと歩いていく。
GM：クライマックスフェイズ終了。
GM：さて、バックトラックですが
GM：タイマンセッションだし、前回から間が空きすぎてロイスの状況もうろ覚えだし……
蝶宮白々：ｗｗｗ
GM：あと、どうやっても帰還できると思うので
GM：時短のために今回は省略します！
GM：2人とも帰還おめでとうございます！
紅守菜月：やったー
蝶宮白々：やったー
GM：では、バックトラックはこれで終了です。


エンディング:いつかきっと

GM：ここからはエンディングフェイズに入っていきます。
GM：エンディングは、キミたちが元の街に戻ってデートの続きをするシーンになります。

GM：霧に閉ざされた空間を抜け出したキミたちは元いた繫華街へと戻ってきた。
GM：UGNのセーフハウスで軽い休息をして身支度を整えたキミたちは再び街に繰り出した。
GM：今度こそデートの続きだ。
紅守菜月：「白々。なんというか、今回は本当にありがとうね」
紅守菜月：隣を歩きながらそう言う。
蝶宮白々：「んー？」　すっかり暗くなっちゃったな、と思いつつ、少女の方を向く
紅守菜月：「あの時、白々が飛び出してくれて良かった」
蝶宮白々：「あはは、改めて言われると恥ずかしいけどね」
蝶宮白々：「理性的に、って言った直後だったし」
紅守菜月：「恥ずかしくなんかないだろ。……格好良かったよ」
蝶宮白々：「ありがと」　少女の肩を抱き、引き寄せる
蝶宮白々：少女の頬にキスをする
紅守菜月：「あ。おい……」されるがままに口付けを受け、頬を赤く染める。
紅守菜月：「何だよ……急に……」
蝶宮白々：「可愛いなって」
紅守菜月：「……バカ」
蝶宮白々：「あはは、それよりホラ」
蝶宮白々：「服、見にいこっか」
紅守菜月：「ん……」恥ずかしそうに顔を背けながら頷く。
蝶宮白々：「ほら、こっちこっち」　少女の手を引き、店に連れていく
蝶宮白々：「今日は菜月ちゃんに色々試してもらうからね～」　目が輝いている
紅守菜月：「えっと、何だっけ。フリフリの服着るんだっけ……？」
蝶宮白々：「あはは、フリフリでも良いし、別のでも良いしね」
蝶宮白々：「化粧品とかも見ていこう」
紅守菜月：「あ。じゃあ、白々もちゃんと自分用のもの買いなよ」
蝶宮白々：「もちろん、私も菜月ちゃんに釣り合うように綺麗でいないとね」
蝶宮白々：ふふ、と笑う
紅守菜月：「今のままでも十分綺麗なのに」
蝶宮白々：「ありがと」
蝶宮白々：「じゃ、ほら、とりあえず……」
蝶宮白々：服を物色している
紅守菜月：「うーん。見てもイマイチ分からないな……」
紅守菜月：「あ。ちなみに白々ってああいうの興味あるの？」隣のブライダル店のショーケースを指差す。
蝶宮白々：「ほら、これとか……」　服を取り、ショーケースを見る
紅守菜月：そこには、純白のウエディングドレスが飾られている。
蝶宮白々：「おおー、良いね」
紅守菜月：「いいんだ」
紅守菜月：腕組みをして考えている。
紅守菜月：「うん。確かに白々には似合いそう」
蝶宮白々：「あはは、ありがとう」
蝶宮白々：「将来的には着せてくれる？」
蝶宮白々：少女の顔を覗き込む
紅守菜月：「は。ボクが？」
紅守菜月：「…………」
紅守菜月：「白々がそれで幸せなら、着せてあげる」
蝶宮白々：「えへへ、菜月ちゃんはどう？ウエディングドレス」
紅守菜月：「今の今まで想像したこともなかったからな……」
紅守菜月：「でも、白々と一緒に着るなら悪くないと思う」
紅守菜月：「あれ。これ。えっ……？」混乱し始めている。
蝶宮白々：「一緒に着よっか、結婚式は」
紅守菜月：「ほ、本気で言ってる？」
蝶宮白々：「将来的には、だけど……嫌？」
紅守菜月：「い、嫌じゃないけど……」
紅守菜月：「気が早いというか、そうじゃなくて、ボクたちの将来とか、そういうこと考えてるの？白々？」
蝶宮白々：「……き、気が早いかな、そうだよね……」　顔が赤くなっていく
紅守菜月：「い、いや。嬉しいよ、ボクも」真っ赤になっている。
蝶宮白々：「いや、ただちょっと……そういうのにも、憧れてたというか」
蝶宮白々：「もう、諦めてたから、ちょっと舞い上がっちゃった」
紅守菜月：コートの袖で自分の顔を覆う。
紅守菜月：（ヤバイ。めちゃくちゃ可愛い……）
紅守菜月：「ううん。しよう」
紅守菜月：白々の手をそっと握る。
蝶宮白々：「ん……」　軽く握り返す
紅守菜月：「ボクが幸せにしてあげるから」
紅守菜月：「真っ白なウエディングドレスも白々に着せてあげる」
蝶宮白々：「ありがとう、菜月ちゃん」
蝶宮白々：「私も、くれた幸せは必ず返すから」
紅守菜月：「それは、嬉しいお返しだね」
紅守菜月：「あ。そうか」そう言うと、握ったままの彼女の手を引いて体を抱き寄せる。
蝶宮白々：「ふぇ」
紅守菜月：「……ん」少し背伸びをして、彼女の唇に自らの唇で優しく触れる。
紅守菜月：柔らかい唇の感触を、そこに伝える。
紅守菜月：「さっきの白々、すごく可愛かったから。……ボクもする……した」
蝶宮白々：「ぶは……ありがとう……？」
蝶宮白々：ちょっと混乱している
紅守菜月：「どういたしまして……」
紅守菜月：「ええっと……」
紅守菜月：「今度、ボクの家族に紹介するから……」
蝶宮白々：「ありがと、私も紹介するね……」
紅守菜月：「ああ。楽しみにしてる」
紅守菜月：「それから、えっと何だ……婚約指輪……婚姻届……？」迷走し始めている。
蝶宮白々：「……んふふ、2人で調べよっか」
紅守菜月：「う、うん」
蝶宮白々：「すぐしなきゃいけないってわけでもないからさ、ゆっくりね」
紅守菜月：「そう。そうだよね……！」
紅守菜月：「えっと、白々。絶対に幸せにするから」
紅守菜月：「大好きだよ」
蝶宮白々：「私も、菜月ちゃん」
蝶宮白々：「大好き」
紅守菜月：「…………」顔を真っ赤にしている。
蝶宮白々：「もう、ほら、デートの続きしよ！」
紅守菜月：「あ、ああ！」
蝶宮白々：握った手にそのまま服を握らせる
蝶宮白々：「まずこの服と、それから……」
GM：2人の些細な日常は幸福なゴールへと向けてゆっくりと進んでいく。
GM：シーン終了。

GM：というわけで、1on1セッション、これで全て終了となります！
GM：お疲れ様でした！
蝶宮白々：お疲れ様でした～！
紅守菜月：えっ、結婚……え？ ボクはまだ少し混乱しているんですが
蝶宮白々：なんか……これ以上進展することないやろってところから進展したな……
紅守菜月：白々が可愛すぎたので必ず成し遂げます
蝶宮白々：そのつもりで振った話題なのかと……
紅守菜月：ち、違うよ……！そんなつもりじゃ……！
紅守菜月：ただ単に話題作りくらいのつもりで……
蝶宮白々：そ、そうとは
紅守菜月：だって、ほら、お互い立場も違うし、乗り越えないといけない壁がいくつも……
紅守菜月：でも、白々のためなら何とかするから……
蝶宮白々：時間が解決する問題じゃない……？
蝶宮白々：あ、何とかしようとしてくれてる！
紅守菜月：そりゃあするでしょ……
蝶宮白々：して！
紅守菜月：分かった
蝶宮白々：ともかく、お疲れ様でした～
紅守菜月：白々も、ちゃんと考えてよ
蝶宮白々：何を考えればいいんだろう、結婚……
蝶宮白々：私はそろそろ失礼しますね。ありがとうございました～
紅守菜月：とりあえずボクが定職に就いたら同居……？
GM：はーい、お疲れ様でした！
GM：ゆっくり休んでください！