OP

GM:目が覚めるとあなたは、川辺に立っていた。
GM:サラサラと流れる血の川は、暗闇に光る白い輝きに辛うじてその色を見せ、周囲には草木一つない、髑髏のような砂利の敷き詰められた場所だった。
GM:あなたの目の前には一人の少女が寝転がっていた。あなたの知る少女によく似た少女だ。
大井双葉:「……?」ぼんやりと目をぱちくりさせている。
大井双葉:「……あ!」
大井双葉:ふわふわした外見の小柄な少女が、慌ててその少女に駆け寄る。
大井双葉:「ヨシカ!ヨシカ!こんなとこで寝てたら風邪ひくよ!」
ヨシカ:「んー……」
大井双葉:「ちゃんとベッドで寝ないと!」少女の体を揺さぶる。
ヨシカ:「あと五分……え、誰」
ヨシカ:双葉の体を抑え、ゆっくりと身を起こす。
大井双葉:「え……」揺さぶっていた手が止まる。
ヨシカ:「……どうしたの?具合悪い?」
ヨシカ:双葉の顔を覗き込む
大井双葉:「双葉じゃなくてヨシカだよ! 問題ありありなのは!」
ヨシカ:「ええ、なにそれ」 ふふ、と笑う
大井双葉:「ここどこだか分からないし、ヨシカは変なところで寝てるし」
大井双葉:「双葉は洗濯物を干していたはずなんだがなー」首を傾げる。
ヨシカ:「へえ、そうなんだ」
ヨシカ:「偉いね、ちゃんと洗濯物干してて」
ヨシカ:「ね、あなたの名前は……ええと、双葉ちゃん?」
大井双葉:「いやー、双葉はイソウローなのでね。それくらいはね」照れたように笑う。
大井双葉:「え。ま、まって、まって。ヨシカ、本当に双葉のこと覚えてない?」
ヨシカ:「覚えてないも何も、初対面だし」
ヨシカ:「でもあなたは私の事を知ってそうだね」
大井双葉:「し、しょた……!」
ヨシカ:「ああ、泣かないで。ほら、よしよし」
ヨシカ:少女はあなたのふわふわの頭をなでる
大井双葉:「双葉がヨシカのこと忘れるわけないじゃん! えー、ショックなんだが」
大井双葉:「おお、やさしいところはヨシカだ」
大井双葉:くすぐったそうに撫でられている。
ヨシカ:「んー……ああ、そうか」
大井双葉:「というか、ヨシカはなにゆえ……?噂に聞くキオクソーシツというやつ……?」
ヨシカ:あなたの頭をなでながら考え込んでいた少女は、思い出したように呟く
ヨシカ:「いや、違う違う」
大井双葉:「それとも、ヨシカによく似た真っ赤な他人の空似だったり……?」
大井双葉:「違う……?」
ヨシカ:「記憶喪失は違うってコト。双葉ちゃん。"喰らい育つ槍"って知ってる?」
大井双葉:不思議そうにキミを見つめている。
大井双葉:「ヨシカが持ってる……」
ヨシカ:「あ、やっぱり」
大井双葉:ぼんやりと呟く。
大井双葉:「やっぱり?」体が傾く勢いで首を傾げる。
ヨシカ:「"喰らい育つ槍"の契約の代償。肉体を幾らでもこっちから引っ張って来れる代わりに」
ヨシカ:「死んだ肉体はこっちに送られる」
ヨシカ:「私は肉体的にはあなたの知るヨシカちゃんと同一人物だよ」
大井双葉:「そっか……」ヨシカの頬を撫でる。
大井双葉:「双葉、ちょっと安心」
大井双葉:「ヨシカがヨシカなことがわかってよかった」
ヨシカ:「うん……?」 自分の事を言っているのか、もう一人の事を言っているのか測りかねている
大井双葉:「キミだよぅ」
ヨシカ:「そっかそっか、まあ安心してくれたなら良かった」
大井双葉:「双葉、難しいことはわからないけど、」
大井双葉:「キミはキオクソーシツとかじゃないんだよね?」
ヨシカ:「ある意味似たようなものかもしれないね」
大井双葉:「おお」
ヨシカ:「ここは冥界、私は死者の記憶の集まった"死の寄る辺(デッドマン)"」
大井双葉:「デッドマン……」
ヨシカ:「集まりすぎてもう拾いきれない記憶もある。そういう意味では記憶喪失だね」
ヨシカ:「じゃあ、双葉ちゃん。行こうか」
ヨシカ:少女が手を差し出す。
大井双葉:「なるほど……」よく分かっていないが頷いている。
大井双葉:「へ。どこへ?」
ヨシカ:「そりゃ、双葉ちゃんの元居た世界に」
大井双葉:「元いた世界……」
ヨシカ:「私と一緒にこの死者の国にずっといてくれるんなら、大歓迎だけど」
ヨシカ:冷たい指が、双葉の頬をそっと撫ぜる
大井双葉:周囲の荒涼とした景色を見渡す。
大井双葉:「ひゃうっ」身震いする。
大井双葉:「ちべたい」
ヨシカ:「血が通ってないからね」 死んだ肉体をレネゲイドで動かしているのだ
大井双葉:「おお。原理」
ヨシカ:「で、どうするの?」 再度手を差し出す
大井双葉:「デッドマ……ヨシ……デシカは双葉を元いた世界に帰してくれるの?」
ヨシカ:「デシカ……ま、まあ良いけど」
大井双葉:「ふふく?」
ヨシカ:「良いってば!……ともかく」
ヨシカ:「双葉ちゃん一人では元居た世界には戻れない」
大井双葉:「なんと」打ち震えている。
大井双葉:「もどるためには?」
ヨシカ:「死者と生者の境はそれほど大きく、渡るには相応の代償を払わなければならない」
大井双葉:「ほむほむ」
ヨシカ:「だから、私が手伝ってあげる」
大井双葉:「ほー」
大井双葉:「デシカ、やっぱり良い人だ!」手を取ってブンブンと振る。
ヨシカ:「えへへ、照れるなあ」
大井双葉:「さすがヨシカと同じ人なだけはありますなぁ」
ヨシカ:「ま、これも"デッドマン"の仕事だからね」
大井双葉:「お仕事たいへんだねぇ」
大井双葉:「双葉はもっぱら無職よ」
ヨシカ:「ああー、居候なんだっけ」 苦笑している
大井双葉:「ヨシカのもとに転がりこんでおります」
ヨシカ:「じゃ、家主に心配かけないように早く帰ろうね」
大井双葉:「転がり落ちているといってもいい」
大井双葉:「そう、それ!」
ヨシカ:「それじゃあ短い間ですが」
大井双葉:「ヨシカはたぶん双葉が帰らないと心配するはず」
大井双葉:「おそらくね」
ヨシカ:「そこは自信もちなよ」
大井双葉:「ふつつかものですが」
ヨシカ:「うーん、マイペースな子だなあ」
大井双葉:「自己肯定感にとぼしい若者なのよ。今時ってカンジ」
ヨシカ:「はいはい、いっぱい褒めてあげるからね」
大井双葉:「よろしくおねがいします、デシカさん」手を取ってペコリと頭を下げる。
ヨシカ:「改めて、少しの間の『死者の旅路』」
ヨシカ:「どうぞ、よろしくお願いします」
DEADMAN'S JOURNEY
DOUBLE CLOSS THE 3RD EDITION
『DEADMAN'S JOURNEY』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉────。

GM:御影

※『ダブルクロス The 3rd Edition』は有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチの著作物です




メイン(今ここ)|雑談


INDEX

オープニングフェイズ

  • OP
  • ミドルフェイズ

  • ミドル1:記憶の門
  • ミドル2:肉の泉
  • ミドル3:門番
  • クライマックスフェイズ

  • クライマックス:旅の終わり
  • エンディングフェイズ

  • ED1:帰還
  • ED2:これからもずっと一緒に
  • ED3:DEADMAN'S JOURNEY



  • PC

      
    コードネーム名前シンドロームDロイス
    OE-28大井(おおい)双葉(ふたば)オルクス触媒(カタリスト)
    “九頭竜”という電磁パルス兵器の生体コアユニットだった少女。穂苅好加と出会い、UGNの活躍によりその役割を脱した。現在は好加と暮らしている


    (illustration:ななめーかー)
    主要エフェクト
    導きの華
    妖精の手
    天使の階梯
    テイクオーバー
    主要アイテム
    メモリー:ペアリング
    HP/24
    行動値/9
    初期侵蝕/40

    コードネーム名前
    デッドマンなし
    喰らい育つ槍(グローランス)”との契約により、死後に冥界の管理者となった”デッドマンズ”の一員。
    穂苅好加が冥界に肉体を置いたまま生き返ってしまった為、肉体にいくつもの別の魂が入っている状態となっている

    (illustration:御影)

    ミドル1:記憶の門

    GM:双葉ちゃんは侵蝕率を上げてください
    大井双葉:40+1d10
    DoubleCross : (40+1D10) → 40+5[5] → 45

    GM
    GM:周囲は闇に包まれ、上空に太陽か月のようなものはあるが、辺りを照らす程ではない。
    GM:不思議な世界だった。
    大井双葉:ぼんやりと空を見上げている。
    大井双葉:「変わった場所だねぇ」
    GM:建物も、人影もなく、時々思い出したように白い輝きが通る。
    GM:ヨシカ────デシカの話によると人魂らしい。
    ヨシカ:「私は慣れてるんだけどね」
    ヨシカ:「双葉ちゃんは大変でしょ」
    ヨシカ:はぐれないように手を繋いでいる。
    大井双葉:「そっか。デシカは住んでるもんねぇ」
    大井双葉:少しでも温かくしてあげようとデシカの手をぎゅっと強く握っている。
    大井双葉:「大変ではないです。不思議なだけー」
    ヨシカ:「そう?こんなに暗いと大変だと思ったけど」
    大井双葉:「デシカがいるからねぇ。歩くのには不便しない」
    ヨシカ:「そっかあ、なんかそういう風に言われると嬉しいね」
    大井双葉:「ふへへ。もっと嬉しがってー」
    ヨシカ:きゅ、と少し強めに手を握り、微笑む
    大井双葉:「デシカに会えるって分かってたらお弁当作ってきたのになぁ」
    ヨシカ:「いやあ、良いよ良いよ、私ご飯食べないし」
    大井双葉:「おー。省燃費?」
    大井双葉:「そこはヨシカとちがうんだねぇ」
    ヨシカ:「ん?なんで……ああ、担い手は"喰らい育つ槍"で肉体を生かしてるんだ」
    ヨシカ:「そりゃあ燃費悪いよねえ」
    大井双葉:「たくさん食べるんだよねぇ、ヨシカ」
    ヨシカ:「人間らしさって言うのかね……あ、見えてきた」
    大井双葉:「しかも幸せそうに食べるから、そりゃあ双葉もご飯を作る腕によりをかけるってもんです」
    大井双葉:「お?」その言葉に遠くを見る。
    GM:うっすらと、20m程の高さに、白い輪郭線が浮かんでいるような気がする
    GM:暗くてよく見えないが……
    大井双葉:「おー……」感心したような声。
    大井双葉:「よく見えん」
    ヨシカ:「あはは、だよね。私たちが向かっているのは『記憶の門』ってところ」
    大井双葉:「記憶の門……」
    ヨシカ:「『向こう』からこっちに来る分には生前の、『こっち』から向こうに行く分にはこっちの記憶を失うようになってるの」
    大井双葉:「こっちの……」
    ヨシカ:「そうそう、まあこっちのっていうか」
    ヨシカ:「全部消えちゃうんだけど……」
    大井双葉:「え。それってつまり」
    大井双葉:「デシカが消えるってこと!?」
    ヨシカ:「この門を通ったらこれまでの記憶を全部忘れるってこと」
    ヨシカ:「わ、私は消えない!」
    ヨシカ:慌てている
    大井双葉:「よかったー」
    大井双葉:胸をなで下ろしている。
    ヨシカ:「ちゃんと前の文章読んだ?」
    大井双葉:「読もう」
    大井双葉:「つまり、双葉の記憶が消えるってこと……?」
    大井双葉:「どっからどこまで……?」難しそうな顔。
    ヨシカ:「そういうこと、ああビックリした」
    ヨシカ:「全部だよ、楽しかったことも辛かったことも」
    ヨシカ:「忘れたい?」
    大井双葉:「だ、だめ!」
    大井双葉:「それ、ヨシカとお花見したり、流れ星を見た思い出も忘れちゃうってことでは!」
    大井双葉:「すごいよくない!」
    ヨシカ:「うん、じゃあ絶対忘れないって意志を強く持ってね」
    ヨシカ:「そのー、私は繊細なRCはそれほど得意じゃないので」
    大井双葉:「ほうほう」
    ヨシカ:「双葉ちゃんの意志の強さ次第なところあるから……」
    大井双葉:「双葉がしっかりしてれば忘れない?」
    ヨシカ:「うん。それくらいには守ってあげる」
    大井双葉:「だったら、大丈夫」手にはまっている指輪を軽く撫でる。
    大井双葉:「双葉はぜったい忘れない!」
    ヨシカ:「よし、じゃあ行こうか────」
    GM:という訳で判定です
    大井双葉:わーい
    大井双葉:わーい?
    GM:判定:意志 難易度13
    GM:頑張ってね
    大井双葉:高いよ、この門!
    GM:ちょうどいいエフェクトがあるじゃないか……
    大井双葉:双葉のこと何だと思ってる?意志の魔神じゃないんだぞ?
    大井双葉:判定するか……
    GM:精神、2だしね
    大井双葉:よわよわメンタル
    大井双葉:じゃあ、〈意志〉で判定しまーす
    GM:しな!
    大井双葉:2dx+1>=13
    DoubleCross : (2DX10+1>=13) → 6[3,6]+1 → 7 → 失敗

    大井双葉:死んだ……
    大井双葉:さらばヨシカ……
    大井双葉:《妖精の手》を使います
    GM:使え―っ
    大井双葉:1dx+11
    DoubleCross : (1DX10+11) → 7[7]+11 → 18

    GM:スゲエ!
    大井双葉:ふっ、楽勝よ
    大井双葉:侵蝕率は45に上がります
    大井双葉:じゃない!49!
    GM
    GM:門を潜ると、あなたの意識が一瞬途切れる。
    大井双葉:「…………」
    GM:ポロポロと、あなたの、楽しかった記憶も、辛かった記憶も零れていく。
    大井双葉:「あ……」
    大井双葉:「私は……」
    大井双葉:何もかもを失い、ぼうっと立ち止まりそうになる。
    大井双葉:不意に、隣を歩く少女の手を握っていることを思い出す。
    大井双葉:冷たいけれど、優しくて柔らかい手だ。
    大井双葉:「やっぱりキミがヨシカで良かった」
    大井双葉:立ち止まりそうになった足を前に進める。
    大井双葉:ゆっくりと門を潜る。
    大井双葉:「双葉は、いつだってヨシカに助けられてばっかりだなぁ」笑みを浮かべて言う。
    ヨシカ:「その様子だと、大丈夫そうだね」 笑みを返す
    大井双葉:「ヨシカが双葉の手を握っててくれたからね」嬉しそうに笑う。
    ヨシカ:「そっか、じゃあこれからも握っててあげる」
    大井双葉:「えへへ。なら、双葉もぜったいヨシカの手を放さないよ」
    ヨシカ:「……にしても疲れたでしょ、ちょっと休んでいこうか」
    大井双葉:「おお」
    大井双葉:「ヨシカはやさしいねぇ」
    ヨシカ:「んー、いやあ」
    ヨシカ:「次はね、結構体力使うやつだから」
    大井双葉:「なんと」打ち震えている。
    大井双葉:「双葉、足の遅さには自信があるが……」
    ヨシカ:「あはは、詳しくは近づいたら説明するから、今は休もうね」
    大井双葉:「ほーい」手を上げて賛成する。
    GM
    GM:ロイスの取得・変更、購入判定が可能です
    大井双葉:お店もあるのか、この世界
    大井双葉:もう一人のヨシカにロイスを取ります
    GM:リクエストすればデシカが懐から取り出してくれます
    大井双葉:すごいぞ、冥界パワー
    大井双葉:ヨシカにロイスを。ポジティブが友情、ネガティブが心配。ポジティブが表です。
    大井双葉:購入は冥界UGNボディアーマーを狙おう
    大井双葉:4dx>=12
    DoubleCross : (4DX10>=12) → 7[2,4,6,7] → 7 → 失敗

    大井双葉:ぜんぜんだめ!
    大井双葉:着の身着のまま
    GM:ちょっとイメージつかないかな……
    大井双葉:イメージの問題だったか
    GM:では次のシーンに行きましょう

    ミドル2:肉の泉

    GM:双葉ちゃんは侵蝕率を上げてください
    大井双葉:49+1d10
    DoubleCross : (49+1D10) → 49+1[1] → 50

    大井双葉:ちょびっと
    GM
    GM:休憩を挟みつつたどり着いた先では、ドロドロとしたピンク色の沼のような道を塞いでいた。
    ヨシカ:「ここを通らなきゃいけないんだよねえ」
    大井双葉:「ほー。なんか気味悪いなー」
    ヨシカ:「ここは肉の泉って言ってね」
    大井双葉:「変な名前~」
    ヨシカ:「安直だよねえ、死んだ人間はここで肉を落として、冥界へと渡り」
    大井双葉:「ほむほむ」
    ヨシカ:「冥界からは、ここで肉を付けて向こうに渡る……」
    大井双葉:「なるほどね……」よく分かっていないが頷いている。
    ヨシカ:「と言ってもイメージだけどね。死んだ人間の実際の肉体は向こうにあるわけだし」
    大井双葉:「イメージが大事なんですな」
    ヨシカ:「そういうこと、将来的にはここで纏った肉の通りに成長するの」
    大井双葉:「ふむむん」
    ヨシカ:「あ、双葉ちゃんは泳いじゃダメね」
    ヨシカ:「別人になっちゃうから」
    大井双葉:「おっとっと」
    大井双葉:「だめじゃん!」覗き込んでいたが、慌てて急停止する。
    ヨシカ:「あはは、体力使うって言うのはね、私が双葉ちゃんを連れて向こうまで一気に行くから」
    ヨシカ:「振り落とされないようにしっかり捕まっててねってこと」
    大井双葉:「それくらいならお安い御用よ」
    大井双葉:「ヨシカに捕まるのは大の得意」
    ヨシカ:「ふふ、じゃあお手並み拝見と行こうかな」
    大井双葉:「おー!まかせときな!」
    GM:判定:肉体 難易度6
    GM:失敗したらダメージです
    大井双葉:ひええ
    大井双葉:双葉、よわよわ肉体なんですが?
    大井双葉:挑戦します
    大井双葉:肉体で判定!
    大井双葉:1dx>=6
    DoubleCross : (1DX10>=6) → 4[4] → 4 → 失敗

    大井双葉:だめやんけ!
    大井双葉:さらばヨシカ……
    GM:サラバ……
    大井双葉:死……
    GM
    GM:だだだだ、と外套の少女が双葉を抱えて走る。
    大井双葉:ぎゅっとヨシカの体に捕まっている。
    GM:ピンク色の肉が少女たちに纏わりつこうと迫りくる
    GM:それを避けるため、更に速度が速くなり、ある地点で
    大井双葉:「おー」捕まりながら下を見ている。
    GM:密着していた双葉の肉体が、少し離れる。
    大井双葉:「あれ?」
    GM:ピンク色の肉が、双葉の体に触れ、纏わりつこうとする
    大井双葉:「あっ、ちょっと」もがいている。
    GM:1d10
    DoubleCross : (1D10) → 4

    GM:肉がじわじわと双葉の体を焼きながらくっつこうとする
    大井双葉:「あたたたた」肉を削られる。
    ヨシカ:「ヤバ……」
    ヨシカ:慌てて双葉を掴みなおして、一気に速度を上げて泉を抜ける
    大井双葉:「わっ。おー、速い」
    ヨシカ:「ご、ごめん。大丈夫?」
    ヨシカ:抜けた先で双葉を地面に下ろして尋ねる
    大井双葉:「双葉としたことがって感じなので……ヨシカのせいではない!」
    大井双葉:すとんと着地する。
    大井双葉:「ちょっとヒリヒリするだけ」
    大井双葉:ピースサインをして健康さをアピールしている。
    ヨシカ:「そう?ちょっと跡残るかもしれないから、しっかり治しちゃおうね」
    大井双葉:「これくらいかすり傷よー。へっちゃらちょい」
    ヨシカ:外套に手を突っ込むと応急手当キットが出てくる
    大井双葉:「おお」感心したように見る。
    GM:回復しな!
    大井双葉:わーい!
    大井双葉:20+1d10
    DoubleCross : (20+1D10) → 20+5[5] → 25

    大井双葉:全快!
    ヨシカ:「良かった、跡とかも残らなそうだね……」
    大井双葉:傷を手当てしてもらい、嬉しそうに笑っている。
    大井双葉:「ヨシカは本当にやさしいねぇ」
    ヨシカ:「ええ?そうかなあ……あ」 空を見上げる
    大井双葉:「お?」つられて空を見る。
    ヨシカ:「ちょっとヤバいかも、先急ごうか」
    大井双葉:「まじでか」
    GM:特に変わった様子は見えない。暗闇のままだ。
    大井双葉:「急ごう、急ごう」慌てて立ち上がる。
    ヨシカ:「じゃ、もう一回捕まって」 双葉の前にしゃがみこむ
    大井双葉:「ほい!」がっしりと捕まる。
    大井双葉:「今度こそぜったい放さないからね!」
    GM
    GM:シーン終了
    GM:ロイスの取得・変更のみ可能
    大井双葉:ロイスは特になし!
    GM:応急手当キットを出したので購入はなしです
    大井双葉:そう来たか……!
    大井双葉:では、購入もなし!
    GM

    ミドル3:門番

    GM:双葉ちゃんは侵蝕率を上げてください
    大井双葉:50+1d10
    DoubleCross : (50+1D10) → 50+9[9] → 59

    大井双葉:いい感じ
    ヨシカ:「あとはこの門を通って、ちょっと長い道を歩けば帰れるんだけど……」
    大井双葉:「もうちょいか」
    ヨシカ:「やっぱりなんかあったみたい……」
    大井双葉:「なんか……」
    GM:門の前では、ヨシカと同じような外套を来た人物たちが、門番をしている
    大井双葉:「人だ」驚いている。
    ヨシカ:「私と同じような"デッドマン"」
    大井双葉:「ほほう」
    ヨシカ:「こんなに集まってるってことは、この先で」
    ヨシカ:「アンデッドジャームでも出たのかな」
    大井双葉:「アンデッドジャーム……ぶっそうな名前だこと」
    ヨシカ:「死んだことを認められなくて、暴走しちゃう人もいるんだよね」
    大井双葉:「あれまあ」
    ヨシカ:「レネゲイドで構成された世界だから、そういう乱れがあるとすぐにジャームになっちゃうの」
    ヨシカ:「ともかく、通れないか確認取ってみるね」
    大井双葉:「なるほどなぁ。色々あるんだねぇ」
    大井双葉:「あ、よろしくおねがいです!」
    GM:ヨシカ門番たちに近づいて何やら話をして……
    大井双葉:「どきどき」少し離れたところから見つめている。
    GM:ちょっと喧嘩っぽい雰囲気になっている
    大井双葉:「おや」
    大井双葉:「だいじょぶかしら」
    ヨシカ:「この子をあんまここに置いておくわけにはいかないでしょ!」
    ヨシカ:「このままじゃ本当に死んじゃうよ!」
    大井双葉:「双葉のために怒ってくれてるのか……」
    GM:「ジャームの前に放り出すのも同じことだろう、ともかくジャームの討伐が済むまでは……」
    ヨシカ:「私が倒すってば!」
    GM:「お前ひとりでは無理だ。仲間が集まるのを待て」
    GM:このような会話がされているようだ
    大井双葉:「………」意を決したように一歩前に踏み出る。
    大井双葉:「待たれい、待たれい」
    ヨシカ:「う、双葉ちゃん……」
    大井双葉:ヨシカの手をきゅっと握る。
    大井双葉:「みんなさん、ヨシカを信じて」
    ヨシカ:「双葉ちゃん……」
    大井双葉:「見て、この双葉を。ここまで遠い道のりを歩いてきて傷一つないでしょ」
    大井双葉:「ヨシカがそばにいて守ってくれたからなのです」
    GM:「むう……」 ちょっと困っている
    大井双葉:「この人は、とても強い人」
    大井双葉:「だから、信じてあげてください」
    大井双葉:「ここから先で何が起きても、双葉は大丈夫」
    大井双葉:「ヨシカが必ず守ってくれます」
    GM:判定:交渉 難易度7
    大井双葉:マイナーで《オリジン:サイバー》を使用して判定します
    大井双葉:5dx+2>=7
    DoubleCross : (5DX10+2>=7) → 9[5,6,6,6,9]+2 → 11 → 成功

    大井双葉:よかったー
    GM:つ、つよい
    大井双葉:「だから、どうかここを通してください」ペコリと頭を下げる。
    GM:「……はあ、異分子をここに定着させるわけにもいかんか」
    大井双葉:[
    GM:「"ヨシカ"、倒す必要はない」
    GM:「逃げに徹し、この娘を送り届けたら討伐隊に合流しろ」
    大井双葉:[
    ヨシカ:頷き、双葉の手を強く握り直す
    大井双葉:「やったね、ヨシカ。ヨシカの気持ちが通じたわけだ」微笑みかける。
    大井双葉:その手を握り返す。
    ヨシカ:「ありがとう、双葉ちゃん」
    ヨシカ:「私から離れないでね」
    大井双葉:「もちろん!」
    GM
    GM:シーン終了
    GM:ロイスの取得・変更、購入判定が可能
    大井双葉:もう一人のヨシカへのロイスのポジティブ感情を「友情」から「すごい友情」に変更します
    大井双葉:購入は冥土の土産のUGNボディアーマー!
    GM:凄い友情w
    大井双葉:5dx+2>=12
    DoubleCross : (5DX10+2>=12) → 10[7,7,9,9,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

    大井双葉:か、買えてしまった
    GM:スゲエ……!
    大井双葉:冥界風の装束に着替えます
    ヨシカ:「危ないからこれ付けててね」
    大井双葉:「おー、それっぽい」

    クライマックス:旅の終わり

    GM:双葉ちゃんは登場侵蝕をお願いします。
    大井双葉:61+1d10
    DoubleCross : (61+1D10) → 61+5[5] → 66

    GM
    GM:周囲は依然暗く、手を繋いだ2人の少女は、長い道を駆けていた。
    大井双葉:息を切らしながら走っている。
    ヨシカ:(二人きりでジャームに遭うのは危険だ、"双葉ちゃんは戦えない"し)
    ヨシカ:(なんとか出会う前に……)
    ヨシカ:「……と、双葉ちゃん大丈夫?」 足を止めて双葉に尋ねる
    大井双葉:「大丈夫。ヨシカが一緒なら怖くないよ!」笑って答える。
    ヨシカ:「いや、体力が……」
    大井双葉:「心配ご無用。ヨシカの足手まといにはならないから」
    ヨシカ:「……そっか、じゃあ急いで……」
    GM:と言ったところで
    大井双葉:「うん!」
    GM:ズシン、と地面が揺れる。
    大井双葉:「わわわ」揺れる。
    ヨシカ:「……近い」
    大井双葉:「まさか例の」
    大井双葉:「どうする、ヨシカ」
    ヨシカ:「先を急ごう。戦闘にならないならその方がいい」
    ヨシカ:そう言って双葉の体を抱き上げる
    ヨシカ:「ちょっとごめんね」
    大井双葉:「わっ、大胆な」
    ヨシカ:「口閉じててね」
    大井双葉:口を閉じたままうんうんと頷く。
    ヨシカ:そういうが否か、先ほど以上のスピードで駆け始める
    GM:そして地面の揺れが遠ざかり
    ヨシカ:「……!」
    GM:ずしん!!
    GM:2人の目の前に、その巨体が落ちてくる。
    大井双葉:「……!」
    GM:ドロドロに溶けたような顔面をこちらに向け、知性を失ったように大きく咆える
    ヨシカ:「ごめん双葉ちゃん……離れてて……!」
    大井双葉:「ヨシカ……!」
    大井双葉:「ヨシカはあれと戦うの……?」
    ヨシカ:「……」
    ヨシカ:「双葉ちゃんが逃げる隙を作る!」
    大井双葉:「1人じゃ戦わせない」そう言ってヨシカの隣に並び立つ。
    大井双葉:「双葉も一緒に戦う」
    ヨシカ:「ふ、双葉ちゃんが逃げるための戦いなんだけど!?」
    大井双葉:「分かってるよ。でも」
    大井双葉:「それじゃだめなの。ヨシカが笑顔でないと」
    大井双葉:「……ヨシカ、これから傷つくつもりでしょ?」きゅっと少女の手を握る。
    ヨシカ:「私は……双葉ちゃんが知ってる"ヨシカ"とは違うよ」
    ヨシカ:「私は、死者の集まり。いくら傷ついても大丈夫、そういう存在なの」
    大井双葉:「双葉が嫌なの」キミの頬にそっと手を添える。
    ヨシカ:「う……」
    大井双葉:「この世界に来てからずっと双葉を助けてくれたヨシカはあなただから」
    大井双葉:「あなたにも笑顔でいてほしい」
    ヨシカ:「……どっちにしろ、長話をしている暇はないみたい」 双葉の手を引く
    GM:その位置に、爪が振り下ろされる
    大井双葉:手を引かれて敵を見据える。
    ヨシカ:「……無理しないでね」
    大井双葉:「ヨシカもね」
    GM
    GM:戦闘を開始します
    大井双葉:わーい
    GM:アンデッドジャーム【3】──5m──ヨシカ【6】双葉【9】
    大井双葉:のんびり屋め
    GM:そして、ラウンド進行に入る前に
    大井双葉:なんだなんだ
    GM:衝動判定!難易度は9
    大井双葉:ぎえーっ
    大井双葉:3dx+1>=9
    DoubleCross : (3DX10+1>=9) → 4[1,3,4]+1 → 5 → 失敗

    GM:おしい
    大井双葉:だめ!失敗!
    大井双葉:66+2d10
    DoubleCross : (66+2D10) → 66+10[2,8] → 76

    大井双葉:暴走します!
    ヨシカ:ヨシカは暴走なし侵蝕100固定です
    大井双葉:つよい
    GM:侵蝕上げたかったら今ジェネシフトしても良いですがどうしますか
    大井双葉:やります!
    大井双葉:ジェネシフトを宣言!
    大井双葉:ダイス4個振る!
    大井双葉:76+4d10
    DoubleCross : (76+4D10) → 76+28[5,3,10,10] → 104

    大井双葉:すごい上がるね?
    GM:めっちゃ上がったw
    GM
    GM:1R:セットアップ
    アンデッドジャーム:ヒュドラの怒り5 R中攻撃力+15、メジャー+3d、暴走
    大井双葉:うわっ、強そう
    大井双葉:双葉はセットアップは何もなしです!
    ヨシカ:ヨシカがあるのでちょっと待ってね……
    大井双葉:どんどんやりな!
    ヨシカ:あ!違う130版だと尾を喰らう蛇が……ない!
    大井双葉:なんと
    大井双葉:NPCだし強くなってもいいのよ?
    ヨシカ:やめとく……w
    大井双葉:やめた
    GM
    GM:その巨体が大きく揺らぎ、いくつもの巨大な腕となっていく
    アンデッドジャーム:「……!!」
    大井双葉:「あわわ……」
    ヨシカ:「く……!」
    GM
    GM:1R:イニシアチブ 行動値9 大井双葉
    GM:の前に
    大井双葉:前に
    アンデッドジャーム:1R:イニシアチブ 加速する刻1 アンデッドジャーム
    大井双葉:なんと
    アンデッドジャーム:がおー
    大井双葉:きゃー
    アンデッドジャーム:マイナーで完全獣化3+破壊の爪2+鷹の翼2を使用します
    大井双葉:飛んでるじゃん!
    アンデッドジャーム:肉体判定のダイス+5、攻撃力+10、ドッジダイス+2.飛行状態
    大井双葉:ひええ
    アンデッドジャーム:メジャーで伸縮腕2+獣の力2+コンセントレイト:キュマイラ3で攻撃します。対象は双葉ちゃん
    大井双葉:こっち来た!
    アンデッドジャーム:ええと……判定が……
    大井双葉:どんなもんだろう
    アンデッドジャーム:12dx7+2 攻撃力+25
    DoubleCross : (12DX7+2) → 10[1,1,2,2,2,3,7,8,9,9,9,9]+10[4,5,6,7,9,9]+10[6,10,10]+3[1,3]+2 → 35

    大井双葉:きゃー!強い!
    大井双葉:暴走中なので双葉はリアクション不可です!
    アンデッドジャーム:あッ獣の力あるから攻撃力+29ね
    アンデッドジャーム:そうだった
    大井双葉:つ、つよい
    ヨシカ:カバーリングはない……
    大井双葉:なかった……
    アンデッドジャーム:4d10+29
    DoubleCross : (4D10+29) → 19[6,3,7,3]+29 → 48

    アンデッドジャーム:とりあえず1回死ねーッ
    大井双葉:そのダメージはさすがに耐えられない!
    大井双葉:戦闘不能!
    大井双葉:アンデッドジャームにロイスを取って即座にタイタス化して昇華!
    大井双葉:戦闘不能を回復します!
    大井双葉:HPは11!
    アンデッドジャーム
    アンデッドジャーム:いくつもの腕が一度に双葉に迫る!
    ヨシカ:「ふ、双葉ちゃん!」
    大井双葉:「わっ……!」
    大井双葉:巨大な腕に押し潰され、倒れる。
    大井双葉:だが、気力だけで必死に傷付いた体を引き起こす。
    大井双葉:「大丈夫……ヨシカと一緒に戦うって決めたから……!」
    ヨシカ:「……ごめん、守れなくて……」
    ヨシカ:「でも、必ず倒す!」
    アンデッドジャーム
    大井双葉:「そう。一緒に倒そう!」
    GM:1R:イニシアチブ:行動値9 大井双葉
    大井双葉:はーい
    大井双葉:マイナーで《オリジン:サイバー》を使用。シーン中、社会判定の達成値が上がります
    大井双葉:メジャーで《導きの華》+《天使の階梯》を使用。
    大井双葉:対象はヨシカ!
    大井双葉:次のメジャーアクションの達成値+16、クリティカル値-1です!
    ヨシカ:ありがとーッ!
    ヨシカ:つ、つよっ
    大井双葉:やっちゃいな!
    GM:演出あればどうぞ~
    大井双葉:侵蝕率は11上がってこれで115に
    大井双葉:ふわふわした外見の少女は祈るように手をかざす。
    大井双葉:すると、温かな光が降り注ぎ、道を照らす。
    ヨシカ:「これって……双葉ちゃんが?」
    大井双葉:「ほんのおすそ分け!」
    ヨシカ:「……ありがとう!」
    大井双葉:「ヨシカに助けてもらって、双葉の心がずっとポカポカだったから」
    大井双葉:「いっちゃえ、ヨシカ!」
    GM
    GM:1R:イニシアチブ 行動値6 ヨシカ
    ヨシカ:まずオートで異世界の因子
    大井双葉:おお
    ヨシカ:……あっやっぱやめとこ!なしなし
    大井双葉:やらんのか
    ヨシカ:マイナーで戦闘移動。ウェポンケースから混沌なる者の槍装備
    ヨシカ:メジャーでコンボ:死者の軍勢(デッドマンズ・パレード)
    大井双葉:コンボ名、格好良いな!
    ヨシカ:原初の赤:巨人の斧+コンセントレイト:ウロボロス
    ヨシカ:8dx6+14 攻撃力+24
    DoubleCross : (8DX6+14) → 10[1,1,2,2,2,3,4,7]+4[4]+14 → 28

    ヨシカ:しょ、しょっぱい
    大井双葉:《妖精の手》を使用!
    ヨシカ:やったー!
    大井双葉:最後の4を10に変更!
    ヨシカ:1dx6+34
    DoubleCross : (1DX6+34) → 4[4]+34 → 38

    大井双葉:いい感じ!
    アンデッドジャーム:暴走リア不
    ヨシカ:4d10+24
    DoubleCross : (4D10+24) → 19[6,1,10,2]+24 → 43

    大井双葉:やるじゃん
    ヨシカ:おおっ、かなり削れた
    アンデッドジャーム
    ヨシカ:「行くよ────」 くるりと身を翻す
    ヨシカ:外套が舞い上がり、その中の暗闇から無数の漆黒の槍が飛び出す
    ヨシカ:「戦場で死した者達の栄光よ、その昏き輝きで、敵を刺し貫け────」
    ヨシカ:「死者の軍勢(デッドマンズ・パレード)!」
    アンデッドジャーム:その肉体を、貫かれ、大きくのけぞる。
    大井双葉:「……ヨシカとは違う戦い方だ」降り注ぐ槍を見ながら呟く。
    ヨシカ:「くっ……やっぱり私だけじゃ……!」
    ヨシカ:「でも……今なら」
    アンデッドジャーム:ここで、逃走することも可能です
    大井双葉:[
    GM:肉体での判定が必要になりますが、双葉ちゃんは現世に帰ることができます
    大井双葉:……ヨシカはどうなる?
    GM:ヨシカは双葉ちゃんを送り届けたら戻ってもう一回討伐に来る
    GM:その様を見届けることは出来ないので、双葉ちゃんにはヨシカがどうなるかはわかりません
    大井双葉:だったら、だめ。最後まで一緒に戦う!
    GM:はーい
    GM
    ヨシカ:「双葉ちゃん、今なら逃げれるかも────!」
    大井双葉:「――!」
    大井双葉:少し躊躇う。
    大井双葉:「……ヨシカ、さっきのもう一回撃てる?」
    ヨシカ:「え?う、うん」
    大井双葉:「双葉もできること全部やるから」
    大井双葉:「一緒にあいつを倒そう」
    大井双葉:「このまま大慌てで逃げて、そのままヨシカとお別れなんてそんなの嫌だ」
    ヨシカ:「……」 確かに、手応えはあった
    ヨシカ:これなら、二人でも倒せるかもしれない
    大井双葉:「だって、せっかく会えたんだもん」
    ヨシカ:「うん……そうだよね!」
    ヨシカ:「私もこのまま分かれるのはイヤ!」
    大井双葉:「うん!あいつ倒して、ゆっくりお話しして、それからだ!」
    GM
    GM:1R:イニシアチブ 行動値3 アンデッドジャーム
    GM:の前に
    ヨシカ:オートで喰らわれし贄!
    大井双葉:強くなるやつ!
    ヨシカ:攻撃力+12
    大井双葉:なら、このイニシアチブで「Dロイス:触媒」の効果を使用!
    GM:な、なに!?
    大井双葉:ヨシカに再行動してもらう!
    ヨシカ:ウオーッ!了解!
    GM:1R:イニシアチブ 触媒→ヨシカ
    大井双葉:やっちゃえ、ヨシカ!
    ヨシカ:本気で行くぞー
    大井双葉:いけー!
    ヨシカ:マイナーでオリジン:ヒューマン5 達成値+5
    大井双葉:レネビやんけ
    ヨシカ:そうなのだ
    大井双葉:知らなかった……
    ヨシカ:メジャーで原初の赤:巨人の斧+コンセントレイト:ウロボロス
    ヨシカ:8dx7+3 攻撃力+36
    DoubleCross : (8DX7+3) → 10[1,2,4,5,6,7,8,9]+10[5,7,8]+10[6,10]+10[8]+1[1]+3 → 44

    ヨシカ:の、伸びた……!
    大井双葉:《妖精の手》を使用!
    大井双葉:最後の1を10に!
    GM:つ、つよい!
    ヨシカ:1dx7+53
    DoubleCross : (1DX7+53) → 2[2]+53 → 55

    ヨシカ:くっ
    大井双葉:高い!
    ヨシカ:6d10+36
    DoubleCross : (6D10+36) → 24[1,2,1,4,7,9]+36 → 60

    大井双葉:すご!
    GM:こ、これは……!
    アンデッドジャーム:戦闘不能……!
    大井双葉:やったー!
    GM:では、支援演出あればどうぞー
    大井双葉:祈るように手をかざす。願う。少女の幸福を。笑顔を。
    大井双葉:温かな光が差し込み、少女の背中を押す!
    ヨシカ:「……これなら……!」
    ヨシカ:自身の中の精神を統一する、ただ一つの目的のために
    ヨシカ:「絶対なる死を齎せ────死者の軍勢(デッドマンズ・パレード)!」
    ヨシカ:手で覆った少女の顔が一瞬だけ、髑髏のように変化し
    ヨシカ:そして何事もなかったかのように、元の少女の顔に戻る
    ヨシカ:先ほどを超える威力の槍が敵を打ち貫いた。
    アンデッドジャーム:「……!」
    アンデッドジャーム:その身を震わせ、霧散していく────。
    大井双葉:「すごい……!」
    ヨシカ:「な、なんとかなった……」 ホッとした表情でその場にしゃがみ込む
    GM:戦闘終了です
    大井双葉:「えへへ。やっぱりヨシカはすごいなぁ」
    大井双葉:やったー!
    GM:それではバックトラックと行きましょうか
    大井双葉:はーい
    GM:今回はEロイスなし
    GM:残ってるロイス分……振りな!
    大井双葉:現在の侵蝕率は123!
    大井双葉:やばい全然ロイス取ってない
    GM:そういえばそうだった
    大井双葉:ジャーム化したらデシカと一緒に暮らします
    GM:NPCも少なかったので虚無のロイス持ってていいですよ
    大井双葉:じゃあ、番人の人たちにこっそりロイス取ろう
    大井双葉:あと、冥界にも
    大井双葉:これで5dは振れる……!
    GM:スゲエ!
    大井双葉:振るぞ!
    大井双葉:123-5d10
    DoubleCross : (123-5D10) → 123-18[2,7,3,2,4] → 105

    大井双葉:…………
    GM:ふ、双葉ちゃん!
    大井双葉:追加振り!
    GM:して!!
    大井双葉:105-5d10
    DoubleCross : (105-5D10) → 105-30[8,6,1,6,9] → 75

    GM:ほっ……
    大井双葉:危うく冥府の住人になるところでした
    GM:コワかった……
    GM:では、おかえりなさーい!
    大井双葉:ただいま、ヨシカ~
    ヨシカ:おかえり~

    ED1:帰還

    ヨシカ:「お疲れ様~」 地面にしゃがみ込みながら声を掛ける
    ヨシカ:「あともうちょっとだから……少し休んでから行こうか」
    大井双葉:「ヨシカもおつかれさま! ヨシカの大活躍のおかげだよ~」
    大井双葉:ふわふわした外見の三つ編みの少女がその言葉を聞いて一緒にしゃがみ込む。
    ヨシカ:「いやあ、双葉ちゃんのおかげだよ」
    大井双葉:「おお、やすむぞ」
    大井双葉:「双葉はちょっと手助けしただけですゆえ」
    ヨシカ:「ん……」 しゃがみ込んだ少女の髪を嬉しそうに撫でる
    大井双葉:「んー、どしたの?」くすぐったそうに笑う。
    ヨシカ:「んー、帰っちゃうんだなと思うと寂しくて」
    大井双葉:「あー、そっか。ずっと一緒にいられるといいんだけどねぇ」
    ヨシカ:「ま、そうはいかないしね」
    大井双葉:「せめて何かできないもんかなー」
    ヨシカ:「ん」 双葉の方を向いて両手を広げる
    大井双葉:「えへへ」嬉しそうに笑う。
    大井双葉:「双葉もね、そうしようとおもってた」
    大井双葉:しゃがんだままずりずりと近寄り、その腕の中に飛び込む。
    ヨシカ:「そうなんだ」 両手を広げたままおかしそうに笑う
    ヨシカ:「……あったかい」
    大井双葉:ぎゅっとヨシカの体を抱きしめる。
    大井双葉:「そうでしょ、そうでしょ」
    ヨシカ:対して、好加の体は冷たい
    大井双葉:「このあったかいのをちょっとでも残していけるといいな」
    大井双葉:気にも留めずに柔らかい体でヨシカを強く抱きしめている。
    ヨシカ:「じゃあ、私も」 優しく抱きしめ返す
    ヨシカ:「この冷たさを、忘れないでほしいな」
    大井双葉:「……うん、忘れないよ」
    大井双葉:「ヨシカと出会ったこと、絶対に」
    ヨシカ:「ふふ、いつか双葉ちゃんが本当にこっちに来た時は、案内してあげるからね」
    大井双葉:「えー、楽しみなような怖いような」
    大井双葉:「……ヨシカはさ、この世界でずっと1人ぼっちなの?」
    ヨシカ:「んー、そうでもないよ」
    大井双葉:「お、そなの?」
    ヨシカ:「ちょっとした仕事でそっちに行くこともあるし」
    大井双葉:「そんなん知らんかった」
    ヨシカ:「言ってないし」
    ヨシカ:「仕事の内容は秘密ね」
    大井双葉:「ひみつ。わかった」唇の前に人差し指を立ててコクコクと頷く。
    ヨシカ:端的に言えば、死神のような仕事だ。
    ヨシカ:そのことを双葉に言うのは憚られた。
    大井双葉:「……そばにいてくれる人は?双葉にとってのヨシカみたいな」
    ヨシカ:「それは……いないかなあ」
    大井双葉:「ヨシカ、放っておくと無茶ばっかりするからなぁ。双葉はしんぱいなのです」
    大井双葉:「心配性~」
    ヨシカ:「あはは」
    大井双葉:「わ、わらいごとじゃないよ」
    大井双葉:「こっちのヨシカは一回人間じゃなくなりかけたんだからねっ」
    ヨシカ:「ふーん……」
    ヨシカ:「まあ、大丈夫大丈夫」 笑って引きはがす
    大井双葉:「ふつうに生きてて人間じゃなくなりかける人がいますかっ。まあ、双葉はもともと人間じゃないから分からんけどもっ」プリプリしている。
    大井双葉:「あっ」引き剝がされる。
    ヨシカ:「さ、そろそろ行こうか」
    大井双葉:「はーい。さみしいなー」
    大井双葉:起き上がるとヨシカの後ろについて、とてとてと歩き出す。
    ヨシカ:「私も~」
    ヨシカ:「でも、すぐにこっちに来ないでね」
    大井双葉:「300ねんくらい先かな~」
    大井双葉:「……ね、ヨシカ。ってことは、レネゲイドビーイングも死んだらこっちの世界に来るってことだよね?」
    ヨシカ:「そうだねえ」
    大井双葉:「そっか。ちょっと待ってね」
    ヨシカ:「どうかしたの?」
    大井双葉:遠くの方に手を伸ばし、イージーエフェクトの《機械の声》を使用します。
    GM:おお、許可します
    大井双葉:廃棄された機械を通し、この世界にいる誰かに双葉からのメッセージを届けます。
    大井双葉:「……ちゃんと届いたか分からないけど、つたえてみた」
    GM:「……何を!?誰に!?」
    ヨシカ:「……何を!?誰に!?」
    大井双葉:「ヨシカは無茶ばっかりする子だから、何かあったら助けてあげてねって」
    ヨシカ:「う、うわ~~~~~」 頭を抱えている
    大井双葉:「双葉のお姉ちゃん? お母さん? みたいな人。一度は双葉を惨殺しようとしたけど、たぶんもう悪いことは考えてないと思うんだ」
    大井双葉:「ヨシカが助けてくれたおかげでね」
    ヨシカ:「うん、うん?」
    ヨシカ:全然頭が追い付いていない
    大井双葉:「ねえ、ヨシカはこの世界でも人助けしてるんでしょ。双葉をこうやって助けてくれたみたいに」
    大井双葉:出口の方に向かって歩きながらくるりと振り返る。
    ヨシカ:「そうでもないけど……」 苦笑しながら見送る
    大井双葉:「えー、じゃあ、双葉が助けられ第一号か?」
    ヨシカ:「暇なときに目についた人だけだよー」
    大井双葉:「すごいじゃん」
    ヨシカ:「そうか……?」
    大井双葉:「ヨシカはやっぱりすごいなぁ」嬉しそうに、にへにへ笑う。
    ヨシカ:「そう言われても困るけど、それで、どうかしたの?」
    大井双葉:「そう、それでね」
    大井双葉:「大好きだよ、ヨシカ」
    大井双葉:「だからヨシカはなるべく笑顔でいてね」
    大井双葉:「最後にもう一回!」ばっと、大きく両腕を広げる。
    ヨシカ:「りょーかいしました」 笑いながらその胸に飛び込む
    大井双葉:ぎゅぎゅっとヨシカの体を抱きしめ、頬をすり合わせる。
    ヨシカ:その感触を確かめるように、暫くされるがままにする
    大井双葉:「すりすり」
    ヨシカ:「ありがとうね、双葉ちゃん。私も大好きだよ」
    大井双葉:「んー、照れますなぁ」頬を赤らめている。
    ヨシカ:「……じゃあ、またいつか」
    ヨシカ:「できればずっと、ずっと遠くの未来で」
    大井双葉:「うん、またね」
    大井双葉:「でも、ヨシカに会えると思ったら死ぬのも怖くないかも」
    ヨシカ:「じゃあね」 優しく少女の体を押す
    ヨシカ:「そういうこと言うのはやめなさい」
    大井双葉:とん、と背中から落ちていく。
    大井双葉:「おっ」
    大井双葉:「またいつか会おうね!」
    ヨシカ:笑顔で手を振り、その姿を見送る
    GM:そうして少女の姿は次第に薄れていき、あなたの意識もゆっくりと消えていく……

    ED2:これからもずっと一緒に

    GM:────!
    GM:────ちゃん!
    大井双葉:「…………?」
    穂苅好加:「双葉ちゃん!」
    大井双葉:眠そうに目をこする。
    大井双葉:「ヨシカ……?」
    GM:晴天の下、2人の少女がそこにいた。
    穂苅好加:「よ、よかったぁ~……」
    大井双葉:「おお」目をぱちくりさせる。
    大井双葉:「本物のヨシカだ」
    穂苅好加:「双葉ちゃん大丈夫?」
    穂苅好加:「……本物?」
    大井双葉:「や、あっちのヨシカも本物だけど」
    大井双葉:「どしたの、ヨシカ。そんなにあわてて」
    穂苅好加:「もう」 安堵したように息を吐き、言葉を続ける
    穂苅好加:「庭に来たら双葉ちゃん、倒れてるから」
    大井双葉:「はっ、そういえば」
    穂苅好加:「心配したんだよ」 そう言って小さなたんこぶのできた頭に触れる
    大井双葉:「双葉、確か洗濯物をほしていて……?」
    大井双葉:「危うくあの世行き……」
    大井双葉:「あいたたた」たんこぶに触れられて悲鳴をあげる。
    穂苅好加:「しゃ、洒落にならないからやめてよ……」
    穂苅好加:「あ、やっぱりまだ痛い?」
    大井双葉:「ご、ごしんぱいをおかけしました」ぺこりと頭を下げる。
    大井双葉:「まあ、つば付けとけば治るっしょ」
    穂苅好加:「眼覚まさないから支部の救急に連れてくって行っちゃったよ」
    穂苅好加:「頭だし、ちゃんと見てもらおうね」
    大井双葉:「あらま」
    大井双葉:「そんなに心配しなくても平気なのにー」
    大井双葉:「だって、向こうでもヨシカが助けてくれたし」
    穂苅好加:「……ん……」
    大井双葉:「ん……?」
    穂苅好加:「……」 ちょっと考える素振り
    穂苅好加:「ああ……」
    大井双葉:「おお……」
    穂苅好加:「それは……運が良かったね……」 微妙な表情で言う
    大井双葉:「……?」首を傾げている。
    大井双葉:「ヨシカ、ヨシカのこと知ってるの?」
    穂苅好加:「知ってるだけだけど」
    大井双葉:「へー、物知りだなぁ」
    穂苅好加:「そうだね……」
    穂苅好加:(自分が2人いるって大分気持ち悪いな……)
    大井双葉:「あまり言わない方がよかったのかな……?」
    穂苅好加:「とりあえず、病院に行こうか」 その言葉はスルーして双葉の手を取る
    大井双葉:「ほい来た」手をつかんで立ち上がる。
    大井双葉:「ねえ、ヨシカ」
    穂苅好加:「ん?」
    大井双葉:ぎゅぎゅっと抱きつく。
    穂苅好加:「ひゃ」
    大井双葉:「おおー、あったかい」
    穂苅好加:「そうかな……」 困ったように笑いつつ
    穂苅好加:「どうしたの?急に」 双葉の頭を撫でつつ聞く
    大井双葉:「…………」不安そうな顔でヨシカを見上げる。
    大井双葉:「なんかよく分からなくなったというか……」
    穂苅好加:「?」
    大井双葉:「ん」そっと顔を寄せ、ヨシカの頬に唇で触れる。
    穂苅好加:「……あの、双葉ちゃん?」 顔を赤くして尋ねる
    大井双葉:柔らかな唇がそっと離れる。
    大井双葉:「こういうことをするのはヨシカにだけだから……」
    穂苅好加:「な、何の話!?」
    大井双葉:「ふ、双葉が将来を誓いあったのは、ヨシカだけだからね!」
    穂苅好加:「言わんとすることは分からないでもないけど」
    穂苅好加:「文脈!」
    穂苅好加:「急にどうしたの」
    大井双葉:「な、なんかもうれつな罪悪感がわいてきてしまって……」
    穂苅好加:困惑している
    穂苅好加:「……ほら、ぎゅー」
    穂苅好加:少女の体を抱きしめる
    大井双葉:「だ、だってほら、ヨシカが心配してくれてる時に、双葉はもう一人のヨシカに会ってただ浮かれてたわけだし……」
    大井双葉:「わーん、もう二度と浮気しないからゆるして……!」抱きしめられる。
    穂苅好加:「しょうがないなあ」 優しく抱きしめ、落ち着くまでゆっくりと髪を梳く様に撫でる
    大井双葉:「んふふ」くすぐったそうに笑う。
    大井双葉:「ヨシカ、あのね」
    穂苅好加:「んー?」 どこか甘い、落ち着いた声
    大井双葉:「ちゅー、しよ?」真剣な顔で言う。
    穂苅好加:「…………」
    大井双葉:「……やめとく?」
    穂苅好加:少女の体を、少しだけ引き離す
    大井双葉:「…………」
    穂苅好加:赤面し、少し咎めるような表情で
    穂苅好加:そのまま、自身の唇を、双葉の唇に近づける
    大井双葉:そっと目をつむり、少しだけ唇を差し出す。
    GM:そうして、ゆっくりと唇が触れる
    大井双葉:「んっ……」唇が触れ合う感触を確かめる。
    穂苅好加:互いのぷっくりと艶のある唇が、柔らかく潰れる。
    大井双葉:甘い吐息が微かに漏れる。
    大井双葉:「あのね、ヨシカ。双葉、思ったんだ。これからもっとヨシカと色々なことをしていかないとダメだなって」
    穂苅好加:そっと唇を離す
    穂苅好加:「……いろいろなこと?」
    大井双葉:「ヨシカと一緒じゃないとできないこと」
    大井双葉:「上手く言えないし、それがこれでいいのかも分かんないんだけど……」
    穂苅好加:そっと双葉の頬を撫でる
    穂苅好加:「ん……じゃあ私もそれに付き合うよ」
    大井双葉:「んっ……」滑らかな肌をした頬が微かに赤く染まる。
    大井双葉:「……こういうこと言ったら、ヨシカは嫌な気持ちになると思うんだけど」
    大井双葉:「双葉は、眠っている間にヨシカによく似たヨシカと会ってさ、普通にその子のことを好きになってしまったし、」
    大井双葉:「もしかしたらあのまま向こういたかもしれない……」
    穂苅好加:「……やめてよ」
    大井双葉:「双葉、おバカだから、全然ちゃんと考えてなかったし、いい人だなっておもったら好きになっちゃうし、それがヨシカに似てたらますますだし……」
    大井双葉:「だ、だから!」
    穂苅好加:「……何?」 少し不機嫌そうな声
    大井双葉:「ヨシカと一緒じゃないとできないことをしたいなって思ったわけです……」
    大井双葉:「双葉はヨシカの双葉だってことを証明したかったので……」
    大井双葉:「誰のものでもない。ヨシカだけのもの」
    穂苅好加:「……」 不機嫌な表情で、もう一度唇を触れさせる
    穂苅好加:「……ちゃんと、証明してね」
    大井双葉:「……んッ」驚いたような吐息が漏れ出る。
    大井双葉:唇が離れると、紅潮した顔を手で覆う。
    大井双葉:「……ま、まって、ヨシカ」
    穂苅好加:「さ、病院行こうか」 笑顔で手を差し出す
    大井双葉:「……へ?」驚いた顔で目をぱちくりさせる。
    穂苅好加:「……?」
    大井双葉:「あ、いや、なんでも……!」
    大井双葉:恥ずかしそうに首を振ってその手を握る。
    穂苅好加:その手を引いて歩き始め
    穂苅好加:「……続きは帰ってきてから?」 いたずら気に振り向く
    大井双葉:「ヨシカのバカ……!」
    大井双葉:「双葉がなー!どんな気持ちでなー!」顔を真っ赤にして怒っている。
    大井双葉:繋いでいる手を強引に引っ張り、ヨシカの体を抱き寄せる。
    大井双葉:「双葉だってやられっぱなしじゃなんだからな?」彼女の整った顔に細い指を這わせる。
    穂苅好加:「わっ」 その場にとどまることも出来るが……そのまま引き寄せられる
    大井双葉:「あまり双葉を怒らせるとだなー」
    大井双葉:「何があるかというとー」
    大井双葉:至近距離でヨシカの顔を見つめている。
    大井双葉:「…………」
    穂苅好加:困ったように笑っている
    大井双葉:「ここから何をすれば……」
    大井双葉:オルクス知能をフル回転させている。
    穂苅好加:「……はいはい、病院行きましょうねー」 呆れている
    大井双葉:「行くか……」
    大井双葉:大人しく少しだけ体を離すと、もう一度彼女の手を握る。
    穂苅好加:その手を握り返す
    大井双葉:「今のうちに言っておくと、双葉は人間の本でべんきょうしているのでそういう知識もちょっとならあります」
    穂苅好加:「なさそうだったけど……」
    大井双葉:「あ、あるの!」
    大井双葉:「だから、その、なんだろ、ヨシカを少しは癒してあげられるのではないかと……」恥ずかしそうにしながら途切れ途切れに言う。
    穂苅好加:「あはは、良いよ。そういうのは」
    穂苅好加:キスなどしておいてなんだが、ただの独占欲の行動だ
    大井双葉:「むー、なんだそりゃ」不満そうにほっぺたを膨らませる。
    穂苅好加:膨らんだほっぺたをつつきながら歩く
    大井双葉:ぷすー、と空気が抜ける。
    大井双葉:「ヨシカ、あのね」
    大井双葉:「ヨシカとまた会えてよかった」
    穂苅好加:「私も、双葉ちゃんが戻ってきてくれて良かったよ」
    大井双葉:「これからもずっと一緒にいようね」満面の笑みを浮かべる。
    大井双葉:優しく手をつなぎながら歩いていく。
    GM:そうして2人の旅が始まる。
    GM:1度死んだ者同士、死人の旅が
    GM:そのたびが、いつまで続くのか、どこにたどり着くのか
    GM:それはまだ、誰も知らない────
    GM:Double Cross The 3rd Edition
    GM:『DEADMAN'S JOURNEY』
    GM:了


    ED3:DEADMAN'S JOURNEY

    PL:マスターシーン。
    大井双葉:暗い世界の片隅。廃棄物の流れ着く先。
    PL:捨てられた無数の機械の下で、虚ろな瞳をした女が俯いていた。
    PL:女は動こうともせず、ただぼんやりと虚空を見つめている。
    九頭竜:「…………」
    PL:その時、不意にバチリと火花が走り、打ち捨てられていたブラウン管テレビに明かりが灯る。
    PL:女は顔を傾けてブラウン管テレビに視線を向ける。
    PL:画面に映っているフワフワした容姿の少女が何事か喋っているようだった。
    PL:女はその言葉を聞いて、微かに笑みを浮かべる。
    九頭竜:「まったく、どこまでも勝手ばかり言う奴だ」
    PL:女は重い体を引き起こして立ち上がる。
    九頭竜:「他人の空似にそこまで気を回して。穂苅好加が嫉妬に駆られても知らぬぞ」
    九頭竜:「……まあ、いい。少しくらいは世間知らずの娘の責任を取ってやるか」
    PL:女はそう言うと、フラつく足取りで廃棄場を後にした。
    PL:マスターシーン終了。
    PL:では、ここからはデシカちゃん……もう一人のヨシカちゃんのエンディングです。
    GM:……!?
    PL:キミが、大井双葉と別れた後の場面になります。
    PL
    PL:――大井双葉を元の世界に送り返したキミは、また1人に戻った。
    PL:別の世界に繋がる門から引き返したキミは、1人で暗い道を歩いている。
    PL:荒涼とした大地には絶えず砂嵐が吹き荒れていた。
    PL:こうした怪気候はこの世界ではよくあることだ。
    ヨシカ:「…………」 特に何を言うでもなく、詰まらなさそうに歩いている
    PL:いくら歩いても周囲の景色は変わる様子がない。もう何時間も歩き続けているかのような錯覚すら覚えるほどだ。
    PL:一際強い砂塵がキミに向けて吹きつける。
    ヨシカ:「……めんどくさいなー」
    PL:その時、一瞬だけ砂嵐が遮られる。
    PL:キミの歩く先には、身に纏った外套でキミを守るようにして1人の少女が立っていた。
    九頭竜:「…………」
    ヨシカ:「…………」
    九頭竜:「なるほど。確かに穂刈好加に瓜二つだな」
    PL:少女は大井双葉とよく似た外見をしているが、怜悧な目付きは別人であることを示している。
    ヨシカ:「そういう貴方は双葉ちゃんにそっくりだけど」
    九頭竜:「ああ。私はあの娘の……姉か母か、そんなようなものだ」
    ヨシカ:「姉と母ではだいぶ違うなあ」 苦笑しつつ
    ヨシカ:「どうしたの?」
    九頭竜:「複雑なのだ。向こうの世界では九頭竜と呼ばれていたが、まあ好きに呼ぶといい。双葉ちゃん、でも構わん」
    九頭竜:「大井双葉に頼まれた。1人だと無茶ばかりする子だから、と」
    ヨシカ:「じゃあくーちゃんで」
    ヨシカ:「ああ、あれ……」
    ヨシカ:「えっマジだったんだ」
    九頭竜:「くーちゃん……」反芻している。
    九頭竜:「貴様は穂刈好加とは別の存在だろうにな」
    ヨシカ:「穂苅好加が死んで、喰らい育つ槍と契約するまでの記憶はあるよ」
    ヨシカ:「もうだいぶ忘れたけど」
    九頭竜:「その後の経験が違うならばまるで別人だと思うがな、私は」
    九頭竜:「貴様には貴様なりの、感じたことと得たものがあるのだろう」
    ヨシカ:「そうだね」
    九頭竜:「ならば、穂刈好加と同一存在として扱うのは失礼だ」
    九頭竜:「貴様のことはなんと呼べばいい。デッドマン……では少し色気がないな」
    ヨシカ:「ヨシカで良いんだけどなあ」 頭を掻いている
    九頭竜:「よーちゃんか」
    ヨシカ:「……おう」 口調の割にお茶目だな、と思う
    九頭竜:「……貴様が先に私をくーちゃんなどと呼んだのだろうが」
    ヨシカ:「別に真似する必要もないと思うけど」 クスクスと笑いつつ
    ヨシカ:「でも、どうするの?この先」
    九頭竜:「さて、どうするかな」
    九頭竜:「こうして会いに来たはいいが、私自身にはさしたる目的があるわけではない」
    九頭竜:「人類を滅亡させるのはもう止めにしたしな」いたずらっぽく笑う。
    ヨシカ:「それやったらもっと底に落とさなきゃいけないからやめてね」
    九頭竜:「こんな場所でできるはずもなかろう」
    ヨシカ:「それならいいけど……」
    九頭竜:「差し当たっては貴様の旅の手助けでもさせてもらうとするか」
    ヨシカ:「ええー……?」
    九頭竜:「何、飽きたら地の底にでも落とせばいい」
    九頭竜:「私もいつ気まぐれを起こして姿を消すか分からんしな」
    ヨシカ:「危ないから気を付けてね……」
    ヨシカ:そう言って歩き始める
    九頭竜:少し離れた場所を歩き出す。
    九頭竜:「む、衛星にアクセスできん。地図が参照できないと移動も不便だな……」
    ヨシカ:「……やっぱ帰ったら?」 危ないし
    九頭竜:「帰りたくなったら勝手に帰るさ。だが、今しばらくは任務に挑んでみるのも面白いと思ってな」
    ヨシカ:「じゃあ、遅れないようにね」 困ったように笑いつつ先を進み続ける
    九頭竜:「ああ。不承不承ながら了承した」
    PL:女はとぼとぼと歩きながら思考を巡らせる。
    PL:――人類滅亡を目的に作られた機械にはあまりにも難しい任務だ。
    PL:――一人の人間の笑顔を守るというのは。
    PL:――だが、飽きるまでは少しだけやってみるとしよう。
    九頭竜:「おい、よーちゃん。歩くのが速いぞ」
    ヨシカ:「そんなに早く歩いてないってば―」
    PL:こうして2人の旅が始まった。
    PL:死んだ者同士の奇妙な旅が。
    PL:その旅はあっという間に終わりを迎えてしまうかもしれない。どこにつながっているのかも分からない。
    PL:それでも、誰かが、その物語をきっと知っていた。
    PL:Double Cross The 3rd Edition
    PL:『DEADMAN'S JOURNEY -REVERSE-』
    PL:了